北極圏の島旅(その1)北緯78度でオーロラ、犬ぞりなどで目いっぱい遊ぶ
- GPS
- 36:11
- 距離
- 75.9km
- 登り
- 193m
- 下り
- 239m
コースタイム
- 山行
- 1:46
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 2:41
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 6:52
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:41
天候 | 滞在中の前半、午前中は曇り気味だが、午後はほぼ晴れ! 後半は午前中から晴れ! 気温は、一日中氷点下。運のよいことに極端に寒い(例えば−30℃)の日はなく、最低気温もせいぜい−10数℃、昼間はマイナス一桁くらいまで上昇することもありました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
全旅程(参考) 2/28:関西空港→(飛行機)→ソウル→(飛行機)→アムステルダム →(飛行機)→オスロ(泊) 3/1〜3/4:オスロ(市内観光)→(飛行機)→スピッツベルゲン島(4連泊) 3/5:スピッツベルゲン島→(飛行機)→トロムソ(泊) 3/6:トロムソ観光→沿岸急行船に乗船(泊) 3/7:→(沿岸急行船)→ロフォーテン諸島スヴァルヴァ(泊) 3/8:スヴァルヴァ観光→(バス)→ナルビク(泊) 3/9:ナルビク→(オーフォート鉄道)→(泊) 3/10:ストックホルム(市内観光)→(飛行機)→ワルシャワ(市内観光) →(飛行機)→アムステルダム→(飛行機)→(泊) 3/11:→ソウル→(飛行機)→関西空港 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・北緯78度のスピッツベルゲン島では数日前に雨が降ったとかで(異常気象だぁ)、路面が凍ってツルンツルンのアイスバーン状態。道には砂利が巻かれているので何とか滑らずに歩けたが、雪や氷の上を歩きなれていないメンバーは、恐る恐る歩くためかなり歩行速度が遅くなった。 ・ノルウェーでは、道路を横断する際には、ほぼ全部の車が止まってくれる(^^♪ |
写真
感想
2年前に間宮海峡横断した時のガイドのAさんの企画したツアーで、北極圏の島旅をしてきました。まずはその1として、スヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島のレコを書きました。
スカンジナビア半島のずっと北の北極海のスヴァールバル諸島にスピッツベルゲン島があります。北極点から約1000km、ノルウェーの北部からも約1000kmです。人が居住する最北の町がスピッツベルゲン島のロングイヤービーエンで、北緯78度に位置します。街はフィヨルド内の谷間にあり、人口は約3000人。街自体(ホッキョクグマ注意の看板の範囲内)は徒歩圏内の広さ。
スヴァールバル諸島は国としてはノルウェーに属しますが、スヴァールバル条約によりノルウェーの法律は適用されず、全ての加盟国は等しくこの島で経済活動を行う権利があるとされています。現在このスヴァールバル条約に加盟しているのは日本やロシアを含めた40カ国以上だけど、実際に条約を履行しているのはノルウェーとロシアだけのような感じ。なので、ノルウェーから飛行機に乗る際には、パスポートコントロールを通る必要があります。もちろんノルウェーへ戻るときも同様。
諸島全体が一年を通じて寒冷な北極圏にあるため、極地科学の研究拠点・対象であるともに、世界の農作物種の保存を目的としたスヴァールバル世界種子貯蔵庫が空港の近くにあります。が、近年の温暖化のため、現在改良工事中らしい。
スヴァールバル諸島はバイキングによってその存在が知られていました。かつてはロシア人労働者の働く炭鉱で栄えてましたが、ほとんど廃鉱になっています。近年は、北極圏観光で欧米からも注目されるようになってきており、夏場には日本からもクルーズツアー(かなりお高い)がいくつも出ています。ホテルもいろいろなレベルがあります。コスパの良いホテルは、炭鉱労働者の宿舎を改良した自炊可能な共同キッチン付き。レストランの数が少ないので、それと物価が半端なく高いので(大抵のもんは日本の3倍くらいはするような気がする)、スーパーの袋(有料)に食材を入れて歩いている人が多かったです。支払いはほぼどこでもカードOK。両替せずにすみました。ちなみに滞在中、日本人には出会いませんでした。
私が訪問した3月上旬のこの時期は、極夜(太陽が全く昇らない)が終わり、白夜にはまだというトワイライトシーズン。冬場ならではの氷河洞窟ハイキングや犬ぞりツアーのアクティビティが充実しています。スノーモービルやスキーなどのツアーにも沢山の人が参加しており、スノーモービルがガンガン走ってました。で、氷河をめぐるクルーズ船は例年は4月からですが、今年は3月から可能かも?との情報を得ていましたが、海の状態が良くないのでやっぱりまだ無理でした。ちとばかり残念。とはいえ、凍結した道の上を歩きまわり、犬ぞりに乗ったり、野良トナカイに出会ったり、廃鉱跡を巡ったり、ピンクに染まる氷河の山を眺めたりで楽しかったです♪ 本物のホッキョクグマさんに出会えなかったのが唯一(?)の心残り。
で、北緯78度といえば、緯度60度〜70度とされるオーロラベルトよりもかなり北。いわゆるオーロラ鑑賞ツアーの行先(今回の経由地のトロムソなど)と比べるとオーロラの出現確率はちょっと低め。そのため、オーロラはそんなに期待してなかったのですが、な、なんと運よく素敵なオーロラに出会うことができました!これだけでも十分満足(^^♪ 秘境・辺境好きとしては楽しい旅でした!
ちなみにこの続きは
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1405112.html
コメント
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hamahakoさん、ステキな世界ですね〜
見たこともない風景と景色も食べ物、飲み物も何もかもがワンダフル
行ってみたい、遊んでみたい、体験したーいことがいっぱい
楽しいお話聞かせてくださいね
ueharuさん、お久しぶりです。
ラッキーなことにオーロラ見ることができました
帰国していきなり5日連続で働くと、体がしんどい
まだまだ続きがありますので、ぼちぼちとレコアップしていきます。
しばらく投稿も無くどこでマグマを溜めていらっしゃるかと思ったら、
やってくださいますね。見事なオーロラ、ありがとうございます。
すばらしい。
satousan、ご無沙汰です。
昨年、同時期にグリーンランドに行く予定だったのですが、
退院直後のためキャンセルしていました。
なので、今回こそは!と張り切って出かけてよかったです
まさかこんなに(計3回も)オーロラを見れるとは
山登りはほとんどしていないのですが、凍った道をいろいろ歩き回りました
その疲れが今頃になって 年のせいか?
ご無沙汰してます。
どこの「山岳リゾートへ?」と思ったら、凄いところに行かれてたのですね
うらやましい
キレイ
素敵
美味しそう
色々な思いを巡らせながらレコ楽しませてもらいました。
個人的には、犬ぞり、やってみたいです。
って、もちろん乗る方ですが 笑
お久しぶりです。
北陸でご活躍の様子、時々レコ拝見させていただいてます。
山だけでなく辺鄙なところが好きなもんで、冬の北極圏を満喫してきました
久しぶりに海外に行ったので、また海外に行きたい病が出てきそう。
それとともに金欠病も 北欧は高い
で、犬ぞりに乗るんなら、グリーンランドがいいらしいっす
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