京都一周トレイル(6)北山西部 -夜泣峠・盗人谷・京見峠-

2011年10月10日(月) [日帰り]

• GPS: 06:15
• 距離: 13.3km
• 登り: 800m
• 下り: 818m

コースタイム

叡電二ノ瀬駅08:15頃〜夜泣峠〜(旧コース)〜山幸橋〜小峠〜氷室神社(ランチ休憩)〜氷室口
〜京見峠〜14:30頃鷹ヶ峰源光庵前バス停

天候

風弱く、晴れ時々うす曇り。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

大阪市内〜出町柳　:　京阪電車　→ http://keihan.co.jp/traffic/
出町柳〜二ノ瀬　　:　叡山電車 → http://eizandensha.co.jp/
鷹ヶ峰源光庵前〜四条大宮　:　
京都市バスの洛ナビ　http://www.city.kyoto.jp/kotsu/rakunavi/index.html
大宮〜大阪市内　　:　阪急電鉄 → http://rail.hankyu.co.jp/

コース状況／危険箇所等

トレイルの山道部分は、倒木も整理され、概ね歩き易いハイキング道で
すが、大文字山〜比叡山辺りや高雄〜清滝〜落合橋辺りの人気コースに
比べると、歩く人が少なく、道がやや荒れている感は否めません。
氷室集落のトレイル道標<64>から、京見峠付近のトレイル道標<68>
までは舗装路(通過車両有り)歩きです。
夜泣峠から山幸橋までの旧コースの後半は、一般道路(雲ヶ畑街道)歩き
です。
マツタケの収穫時期(毎年9/25〜11/10)は、京見峠〜上ノ水峠の区間
(トレイル道標:68〜76)は通行禁止です。

写真

10/10 7:41

出町柳で叡電に乗り換えます。運良く、パノラマ車両に。

10/10 8:11

二ノ瀬駅は、緑豊かな山麓に在り、とてもいい感じ♪

10/10 8:14

駅からの眺めも良く、散策への期待が膨らみます。

10/10 8:23

橋を渡って、鞍馬街道のバス停に来ました。後ろの山麓には、駅に停車中の電車が見えます。

10/10 8:27

先程のバス停から、街道を貴船方面へ少し歩いたところに、今日の起点、トレイル道標<46>があります。

10/10 8:26

歩き始めのトレイル道標を見つけさえすれば、大抵は地図を見なくても進めますが・・・この後、ミスをしてしまいます。

10/10 8:37

叡電の踏切を渡った辺りから山道が始まります。

10/10 8:42

歩く障害になるような倒木はすっきりと整理されていました。

10/10 9:05

夜泣峠に来ました。後ろの小さな祠がお地蔵さんのあった場所でしょうか。

10/10 9:02

地図での確認を怠ったため、トレイル道標が旧コースのものであるとは分からずに進んでしまう羽目に・・・

10/10 9:15

とは言え、旧コースも前半の山道は、なかなか風情がありました。冷気漂う山間に、やわらかい木漏れ日が心地良かったです。

10/10 9:28

植生は北山杉が大半でした。気持ちの良い散策道です。

10/10 9:37

途中から、簡易林道を進みます。倒木もかなり目立ちましたが、きれいに整理され、歩く障害にはなりません。

10/10 9:47

一般道路(雲ヶ畑街道)に合流します。ここでようやくコース間違いに気付きました。この後、山幸橋まで舗装路歩きで少しがっかりでした。

10/10 10:20

やっとこ、山幸橋に来ました。コース間違いでテンション下がりましたが・・

10/10 10:26

山幸橋を渡り、少し歩くと盗人谷への入り口があります。トレイル道標は<56>です。

10/10 10:24

気を取り直して、コースに復帰します。

10/10 10:42

盗人谷「一の橋」です。観光名所近くの人気トレイルと違い、出会う人もなく、静寂そのものでした。

10/10 10:52

盗人谷の道は、渓流に沿って続き、とても静かな散策が楽しめます。

10/10 11:03

盗人谷「二の橋」です。

10/10 11:06

同じく「三の橋」に来ました。この辺りから空が広くなって来ました。明るい散策道が続きます。

10/10 11:29

「小峠」にやって来ました。見事な杉木立でした。

10/10 11:36

峠から少し下ると、氷室の集落に出ます。南と西に向って開けた明るい耕作地です。

10/10 11:39

刈り取られたばかりの田んぼが広がり、典型的な秋の里山風景が郷愁を誘います。

10/10 11:41

農村暮らしの経験はありませんが、なぜか懐かしさを覚え、暫し立ち尽くします。

10/10 11:49

少し歩くと氷室神社に。境内の小さな広場でランチ休憩としました。

10/10 12:43

のどかな山間風景が続きます。トレランの方に人気があるコースのようです。京見峠へは右の舗装林道を行きます。

10/10 13:05

峠道をやや下り、氷室口に来ました。写真奥から歩いて来ました。

10/10 13:13

京見峠の手前で。マツタケの収穫期間(毎年9/25〜11/10)は、トレイル道標<68>から<76>の区間は通行禁止になります。

10/10 13:10

迂回路は「長坂越え」と「千束」経由で上ノ水峠へ。

10/10 13:16

名物ぜんざいを楽しみにして立ち寄ったお店は休業で、残念!

10/10 13:30

京見峠から少し下ると、分岐があります。右が「長坂越え」ですが、今日は眺望の良さそうな左を行ってみました。

10/10 13:35

今日の散策では、唯一の眺望ポイントだったようです。左方の仰木峠からせり上がって、二つの「こぶ」が水井山と横高山、「回峰行道」の稜線を経て比叡山頂。

10/10 13:34

比叡山の山上施設もはっきりと見えました。下の方には、京都市内の町並み。

10/10 14:22

まだ時間も早かったので、源光庵に立ち寄りました。

10/10 14:25

いつもながら、受け入れざるを得ない？美しさですネ（笑）

この日、歩いた区間は、トレイル地図では「北山西部」に収載されています。

撮影機器：

EX-H10 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

HP pst2600 HP

感想

pokopen

秋に入ってから半月余り、これまでのところ季節の歩みは順調で、先の一ヶ月
予報でも、ほぼ平年並みの気温推移で秋が深まって行くようです。近郊低山の
黄葉〜紅葉を来月に控え、紅葉狩りのプランをあれこれ思い巡らしながらのそ
ぞろ歩きがこの上なく楽しい時節になって来ました(^^。
この日は、2月以来サボっている京都一周トレイルの散策を再開すべく、叡電
二ノ瀬駅へ向いました。

丸太造りの待合室がある二ノ瀬駅から鞍馬方面を眺めると、貴船川の両側から
山すそが緩やかに落ち込んで、とてもいい雰囲気を醸しています。
夜泣峠までの道はやや急登でしたが、倒木も整理され、歩き易い散策道でした。
峠では、トレイル地図でルート確認を怠ったため、本来の向山コースへ行かず、
旧コースへ進んでしまいました（泣）あらかじめ地図を見て、旧コースの存在
を頭に入れておけば防げる凡ミスです。旧コースの前半は、歩き易くていい雰
囲気の山道でしたが、コースの後半は舗装路(雲ヶ畑街道)歩きが続き、せっか
くのテンションも下がり気味でした。

山幸橋からは気を取り直して、盗人谷を登り小峠へ向います。谷の下部では、
まだ太陽が低かったせいもあって、やや陰鬱な印象を受けましたが、峠が近く
なるに従い木漏れ日も降り注ぎ、いい風情の散策を楽しめました。それに小峠
周辺の杉木立もなかなか見事でした。
峠を降りて氷室集落まで来ると、山あいに開けた小さな盆地に耕作地が広がり、
刈り取りの済んだ田んぼを眺めていると、何んとも言えず強い郷愁に駆られま
す。農村暮らしの経験は全く無いのに・・日本の原風景なのかも・・やはり、
年を取ったということかな（笑）

氷室神社境内の小さな広場でランチ休憩を済ませ、京見峠へ向います。神社周
辺ものどかな田園風景が続きます。この辺りではトレラン風の方を何人か見か
けました。人気コースなのかも知れません。
氷室口を過ぎ京見峠まで来ましたが、当てにしていたお茶屋さんは休みでした。
峠からの下山には、当初、長坂越えを降りるつもりでしたが、また歩き直しに
来ることを決めていたので、この日は比叡方面の眺望が効きそうな舗装路を選
びました。

夜泣峠での凡ミスで歩けなかったトレイル「向山コース」と旧街道「長坂越え」
はできるだけ早い機会に、今度は鷹ヶ峰からの逆コースで、歩きに来ようと決
めて源光庵を後にしました。

この日の歩数は、21,400。もうこの時期、暑さによる消耗は少ないので、あま
り疲労感も無く、心地良い散策を満喫出来ました。

コメント

kobeblanc

京都一周トレイルお疲れ様です
pokopenさん　こんばんは。

のんびりな感じがいいです。
pokopenさんらしさがにじみでていますね。

私もたまにはこんな山旅がしてみたいと思いました。

盗人谷の名前にひかれます。

pokopen

里山歩き
kobeblancさん、こんばんは。

のんびりな里山歩きは、厳冬期になっても楽しめるのがいいところですね。
京都北山は、林道が発達しているので、今のうちに主要路を歩いて 、
土地勘を作りたいと思ってます 。

盗人谷は、静かな散策を楽しめるなかなかいい場所でしたよ 。
今度は逆コースで歩いてみようと思ってます。

アマさん

夜泣峠・盗人谷・京見峠、お疲れさまでした。
おはようございます

去年、京都一周トレイルを歩いたのを思い出しました
私が歩いた時期は夏だったんですが・・
このコースは秋に歩くのが良さそうです

唯一の眺望ポインント、京見峠付近から見る京都市内もGood！ですね。
氷室の集落、里山風景は本当に郷愁を感じさせます。

マツタケの収穫時期が過ぎてから行くのも良いかも

pokopen

一年がかり。
amakawayaさん、こんにちは。

一周トレイルを歩き始めたのは厳冬の１月でしたが、暑さが苦手なので、
夏場は中断していました。一年がかりの散策になってしまいました。
確かに、京都近郊の低山は、紅葉が色づき始める頃から晩秋〜初冬の
小春日和の頃が一番歩き易そうですね 。
ひと通り歩き終われば、トレイル周辺の林道や山道 と
組み合わせたコースを作ってみようと思ってます 。