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Yamareco

記録ID: 1405456
全員に公開
ハイキング
中国

岡山市&倉敷市境 稲荷山〜タコラ山〜熊山〜蟻蜂山 梅&桜

2018年03月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:41
距離
12.9km
登り
580m
下り
576m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
0:37
合計
5:37
8:15
26
郷内川河川敷
8:41
8:44
16
彦崎貝塚
9:00
9:00
11
立石への取り付き口(石仏群南側)
9:11
9:25
9
立石(船着岩)
9:34
9:34
24
稲荷山頂上
9:58
10:05
13
水道設備への道路入口(飛行機雲撮影地点)
10:18
10:20
44
秋葉大権現
11:04
11:04
12
タコラ山登山口
11:16
11:19
41
タコラ山頂上
12:00
12:07
43
熊山頂上
12:50
12:51
40
蟻峰山頂上
13:31
13:31
21
蟻峰山下山口(緑萼梅撮影地点)
13:52
郷内川河川敷
岡山市&倉敷市境の旬の動植物、石仏や神社を観賞するコース
歩行距離13km、歩行時間5時間、歩行数22,800歩、消費カロリー2,200Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR植松駅の西近くの郷内(ごうない)川の河川敷に駐車しました。
JR植松駅および彦崎駅から徒歩圏なので、電車でのアプローチもしやすいです。
コース状況/
危険箇所等
 道が整備されていないところも木の間をぬって歩けます。どこも道に見えてかえって間違った方向に進みやすいかもしれません。タコラ山<写真32>から蟻峰山<写真38>までの縦走路は、南北の下山道のほうがはっきりしておりつられてしまうことがあります。岡山&倉敷市境尾根から外れないよう要注意です。何度か外れてしまいましたが、我々のようなうっかりさんによる踏み跡?があり、すぐに軌道修正できました。

 稲荷山西尾根稲荷祠<写真20>より西は、参道以外に道はなく、南下すると水道施設に向かうアスファルト道に合流します。この舗装道路の入口は扉と鉄条網で封鎖されており、脇を通って外に出ると、「構内立ち入り禁止」の貼り紙がありました。地元の方は道がないとおっしゃっていましたが、参道はきれいに整備されていたので、水道施設内のみ立ち入り禁止でお稲荷様へのお参りは許されているのかもしれません。
 岡山市灘崎町では「稲荷山」というと蟻峰山<写真38>をさすようです。立石<写真14〜17>があるほうの稲荷山は、「ホンモノの稲荷山」だそうです。道などをお聞きするときは誤解されないように気を付けましょう(^_-)-☆ 

 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。
その他周辺情報  植松駅から東に2駅目の備前片岡駅より徒歩7分に岡山市サウスヴィレッジがあります。農産物の直売、ランチバイキング、1月1日から6月上旬までのいちご狩りなどを楽しむことができます。
ファイル
01郷内川河川敷より
     桜「加茂の曙」?
JR植松駅の西近くにある郷内(ごうない)川の河川敷に自動車を停めると、敷地に小さな桜の木(「加茂の曙」?)が1本あり、早咲きにしては珍しいフリフリのかわいらしい花が咲き始めていました。その隣のほぼ同じ大きさの1本は、ピンク色のつぼみがふくらみ、今にも咲きそうでした。
01郷内川河川敷より
     桜「加茂の曙」?
JR植松駅の西近くにある郷内(ごうない)川の河川敷に自動車を停めると、敷地に小さな桜の木(「加茂の曙」?)が1本あり、早咲きにしては珍しいフリフリのかわいらしい花が咲き始めていました。その隣のほぼ同じ大きさの1本は、ピンク色のつぼみがふくらみ、今にも咲きそうでした。
02郷内川河川敷より
     暖地サクランボ
さらに、河川敷には暖地サクランボの花が散る手前でした。まだ小さな木ですが、GW頃にはサクランボの実がなるかもしれません。
02郷内川河川敷より
     暖地サクランボ
さらに、河川敷には暖地サクランボの花が散る手前でした。まだ小さな木ですが、GW頃にはサクランボの実がなるかもしれません。
03郷内川河川敷より
暖地サクランボ越しに大辻山
河川敷より西北西を望むと、標高73.4mの三角点がある大辻山が見えました。
03郷内川河川敷より
暖地サクランボ越しに大辻山
河川敷より西北西を望むと、標高73.4mの三角点がある大辻山が見えました。
04郷内川河川敷より
      コガモの群れ
郷内川を見ると、コガモの群れがいました。このさらに東にはオオバンやヒドリガモも遊泳していました。
04郷内川河川敷より
      コガモの群れ
郷内川を見ると、コガモの群れがいました。このさらに東にはオオバンやヒドリガモも遊泳していました。
05郷内川河川敷より
      コガモ♂♀
コガモのつがいでしょうか。そろそろ繁殖期も終わりでしょうが、仲睦まじく泳いでいました。カモはオスのほうが派手な目立つ色をしています。動画も撮りました。
05郷内川河川敷より
      コガモ♂♀
コガモのつがいでしょうか。そろそろ繁殖期も終わりでしょうが、仲睦まじく泳いでいました。カモはオスのほうが派手な目立つ色をしています。動画も撮りました。
06灘崎名産「茄子と瓢箪」
稲荷山<写真18>の北の麓(JR植松駅近く)にナスとヒョウタンのオブジェがありました。共に灘崎町のシンボルのようです。
06灘崎名産「茄子と瓢箪」
稲荷山<写真18>の北の麓(JR植松駅近く)にナスとヒョウタンのオブジェがありました。共に灘崎町のシンボルのようです。
07彦崎33観音24番
       十一面観音
灘崎町には彦崎33観音があり、ミニ西国三十三所巡りができます。小さなお堂(喜多向地蔵堂)に暖簾がかけてあり、その中を覗いてみると、十一面観音を祀ってありました。
07彦崎33観音24番
       十一面観音
灘崎町には彦崎33観音があり、ミニ西国三十三所巡りができます。小さなお堂(喜多向地蔵堂)に暖簾がかけてあり、その中を覗いてみると、十一面観音を祀ってありました。
08ラッパズイセン
文字通り、内側の副花冠がラッパのように突き出ています。ニホンズイセンよりも開花時期が遅く、品種もたくさんあります。
08ラッパズイセン
文字通り、内側の副花冠がラッパのように突き出ています。ニホンズイセンよりも開花時期が遅く、品種もたくさんあります。
09淡いピンク色の梅
この1本だけでしたが、大木なので見応えがありました。メジロがいましたが、逃げられてしまいました。
09淡いピンク色の梅
この1本だけでしたが、大木なので見応えがありました。メジロがいましたが、逃げられてしまいました。
10彦崎貝塚
国指定史跡で岡山県下でも最大級規模の彦崎貝塚からは、縄文時代前期〜後期の縄文土器をはじめ、36種の貝類、石器、装身具、人骨、獣骨など多数発見されました。側にあったソシンロウバイの大木は、さすがに傷んだ花ばかりでした。
10彦崎貝塚
国指定史跡で岡山県下でも最大級規模の彦崎貝塚からは、縄文時代前期〜後期の縄文土器をはじめ、36種の貝類、石器、装身具、人骨、獣骨など多数発見されました。側にあったソシンロウバイの大木は、さすがに傷んだ花ばかりでした。
11ハナニラ
春に開花します。葉や球根を傷つけると、その名の通り、ネギやニラのようなにおいがします。写真を撮っていると、たまたま集まっておられた近所の方々に声をかけられ、稲荷山<写真18>への道について情報をいただきました。
11ハナニラ
春に開花します。葉や球根を傷つけると、その名の通り、ネギやニラのようなにおいがします。写真を撮っていると、たまたま集まっておられた近所の方々に声をかけられ、稲荷山<写真18>への道について情報をいただきました。
12文久元年石仏
文久元年(1861年)に造られた石仏です。この地域には彦崎33観音以外にも石仏が多数ありそうです。ちょうどここから地元では立石と呼ばれる巨岩(正式名称は船着岩)<写真14〜17>がよく見えるのですが、写真を撮り忘れてしまいました。
12文久元年石仏
文久元年(1861年)に造られた石仏です。この地域には彦崎33観音以外にも石仏が多数ありそうです。ちょうどここから地元では立石と呼ばれる巨岩(正式名称は船着岩)<写真14〜17>がよく見えるのですが、写真を撮り忘れてしまいました。
13立石(船着岩)取り付き
  南のサザンカ&石仏群
稲荷山<写真18>の麓の馬場集落からしばらく舗装道を登っていくと、石仏群があり、サザンカが咲いていました。このすぐ南から稲荷山頂上に向けて登りました。よくよく見ると、昔の登山口には黄色いビニール紐があり、倒れかけた木々の間に踏み跡が続いていました。
13立石(船着岩)取り付き
  南のサザンカ&石仏群
稲荷山<写真18>の麓の馬場集落からしばらく舗装道を登っていくと、石仏群があり、サザンカが咲いていました。このすぐ南から稲荷山頂上に向けて登りました。よくよく見ると、昔の登山口には黄色いビニール紐があり、倒れかけた木々の間に踏み跡が続いていました。
14立石(船着岩)根元より
標高100m付近まで登ってきた時に、突然巨岩が目の前に出てきました。迷うことなくこの立石(船着岩)に着きました。40年前には登山道があり、側には旗が立っていたそうですが、現在は年配の方が登られることがある程度だそうです。見上げて動画も撮りました。
14立石(船着岩)根元より
標高100m付近まで登ってきた時に、突然巨岩が目の前に出てきました。迷うことなくこの立石(船着岩)に着きました。40年前には登山道があり、側には旗が立っていたそうですが、現在は年配の方が登られることがある程度だそうです。見上げて動画も撮りました。
15立石(船着岩)上部より
高さ7〜8mほどありそうな巨岩です。裏に回ってこの頂上に登ることにしました。ツツジの細枝をかき分けると、道がありました。
15立石(船着岩)上部より
高さ7〜8mほどありそうな巨岩です。裏に回ってこの頂上に登ることにしました。ツツジの細枝をかき分けると、道がありました。
16立石(船着岩)てっぺん
立石のてっぺんに立つとパノラマ展望が広がります。下りるほうが難しそうだったので、連れは途中までで我慢しました。
16立石(船着岩)てっぺん
立石のてっぺんに立つとパノラマ展望が広がります。下りるほうが難しそうだったので、連れは途中までで我慢しました。
17立石(船着岩)てっぺん
 よりタコラ山から蟻峰山
この後に縦走する予定のタコラ山<写真32,33>から蟻蜂山(ぎほうざん)<写真38>が見えました。動画も撮りました。
17立石(船着岩)てっぺん
 よりタコラ山から蟻峰山
この後に縦走する予定のタコラ山<写真32,33>から蟻蜂山(ぎほうざん)<写真38>が見えました。動画も撮りました。
18稲荷山頂上三角点
標高153.6mの稲荷山頂上三角点です。展望は効きません。この東西南北に踏み跡があるように見えました。南麓には昔、採石場があったそうです。ちょうど真南のアスファルト道沿いに鳥居と土道があるので、そこへ下りられるのかもしれません。
18稲荷山頂上三角点
標高153.6mの稲荷山頂上三角点です。展望は効きません。この東西南北に踏み跡があるように見えました。南麓には昔、採石場があったそうです。ちょうど真南のアスファルト道沿いに鳥居と土道があるので、そこへ下りられるのかもしれません。
19ヒサカキ
葉の付け根から5mm前後の丸い壺形の花を下向きにびっしりと咲かせ、梅の花に似たいい香りを放っています。この香りを嗅ぐと、山にも春が来たと実感します。
19ヒサカキ
葉の付け根から5mm前後の丸い壺形の花を下向きにびっしりと咲かせ、梅の花に似たいい香りを放っています。この香りを嗅ぐと、山にも春が来たと実感します。
20稲荷山西尾根稲荷祠
稲荷山の西尾根を下山する途中でお稲荷様の祠が出てきました。右側の燈籠には「吉岡山」と彫られているように見えました。ここからは、次第に道が広くなり歩きやすくなりました。アスファルト道に出ると、水道タンクのある施設は塀で囲まれ、門扉には構内立ち入り禁止の貼り紙がありました。
20稲荷山西尾根稲荷祠
稲荷山の西尾根を下山する途中でお稲荷様の祠が出てきました。右側の燈籠には「吉岡山」と彫られているように見えました。ここからは、次第に道が広くなり歩きやすくなりました。アスファルト道に出ると、水道タンクのある施設は塀で囲まれ、門扉には構内立ち入り禁止の貼り紙がありました。
21蟻峰山北西尾根&飛行機雲
アスファルト道を南に下りてゲート脇を通り抜け、蟻蜂山(ぎほうざん)の北西尾根を望むと、綺麗な飛行機雲が見えました。
21蟻峰山北西尾根&飛行機雲
アスファルト道を南に下りてゲート脇を通り抜け、蟻蜂山(ぎほうざん)の北西尾根を望むと、綺麗な飛行機雲が見えました。
22飛行機&飛行機雲
飛行機が飛行機雲を作って(トレースして)いくのがはっきりと見えました。なぜか頭の中では荒井由実さんの同名曲が流れていました。動画も撮りました。ここからタコラ山<写真32>の登山口までアスファルト道です。
22飛行機&飛行機雲
飛行機が飛行機雲を作って(トレースして)いくのがはっきりと見えました。なぜか頭の中では荒井由実さんの同名曲が流れていました。動画も撮りました。ここからタコラ山<写真32>の登山口までアスファルト道です。
23彦崎33観音29番馬頭観音
馬場池の畔にありました。馬頭観音とは観音菩薩の変化身で、観音のなかでも珍しく釣り目で怒ったような形相です。お堂はなく、周辺に小さな石仏が並んでいました。
23彦崎33観音29番馬頭観音
馬場池の畔にありました。馬頭観音とは観音菩薩の変化身で、観音のなかでも珍しく釣り目で怒ったような形相です。お堂はなく、周辺に小さな石仏が並んでいました。
24秋葉大権現
秋葉権現は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神です。急なコンクリートの階段を上った所に祀られていました。ちなみに、稲荷山<写真18>の北東にある「レックタウン灘崎」は秋葉山に造成された団地です。秋葉権現様は団地造成でここにお引越し?
24秋葉大権現
秋葉権現は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神です。急なコンクリートの階段を上った所に祀られていました。ちなみに、稲荷山<写真18>の北東にある「レックタウン灘崎」は秋葉山に造成された団地です。秋葉権現様は団地造成でここにお引越し?
25秋葉大権現より
  稲荷山&立石(船着岩)
鳥居の側からは、先程登ってきた稲荷山<写真18>と立石(右端)<写真14〜17>が見えました。
25秋葉大権現より
  稲荷山&立石(船着岩)
鳥居の側からは、先程登ってきた稲荷山<写真18>と立石(右端)<写真14〜17>が見えました。
26秋葉大権現より
  立石(船着岩)ズーム
立石をズームしてみました。実際に間近で見るのと随分、印象が異なります。
26秋葉大権現より
  立石(船着岩)ズーム
立石をズームしてみました。実際に間近で見るのと随分、印象が異なります。
27淡いピンク色の梅満開
アスファルト道沿いはあまり展望が効きません。ここはちょうど開けており、満開の梅越しに北方面が少し見えました。
27淡いピンク色の梅満開
アスファルト道沿いはあまり展望が効きません。ここはちょうど開けており、満開の梅越しに北方面が少し見えました。
28灘崎名物竹林ロード
灘崎町には竹林が多いです。展望は効きませんが、風情のある道が続きます。竹の葉が日の光を透かして明るい黄緑色に見えます。
28灘崎名物竹林ロード
灘崎町には竹林が多いです。展望は効きませんが、風情のある道が続きます。竹の葉が日の光を透かして明るい黄緑色に見えます。
29白梅満開!
1本だけですが、横に広がった枝ぶりが見事です。近くに淡いピンク色のもあり、こちらは散り始めでした。
1
29白梅満開!
1本だけですが、横に広がった枝ぶりが見事です。近くに淡いピンク色のもあり、こちらは散り始めでした。
30テングチョウ
下唇ひげ(パルピ)という部分が天狗の鼻のように見えるのが名前の由来です。早春によく見かける蝶で今回も何度か見ましたが、写真が撮れたのはこれだけでした。
30テングチョウ
下唇ひげ(パルピ)という部分が天狗の鼻のように見えるのが名前の由来です。早春によく見かける蝶で今回も何度か見ましたが、写真が撮れたのはこれだけでした。
31彦崎33観音2番聖観音
大谷下池の畔のお堂をのぞくと、聖観音(しょうかんのん)が祀られていました。観音様の基本形ともいうべき存在で、単に観音といえばこの菩薩を指します。
31彦崎33観音2番聖観音
大谷下池の畔のお堂をのぞくと、聖観音(しょうかんのん)が祀られていました。観音様の基本形ともいうべき存在で、単に観音といえばこの菩薩を指します。
32タコラ山頂上三角点
標高215.3mの三角点(点名:権現峠)です。周辺には40〜80cmのササが茂っています。
32タコラ山頂上三角点
標高215.3mの三角点(点名:権現峠)です。周辺には40〜80cmのササが茂っています。
33タコラ山頂上より
   北北東から東方面景観
三角点のすぐ北側だけ開けており、標高236m峰から延びる南南東尾根が見えました。
1
33タコラ山頂上より
   北北東から東方面景観
三角点のすぐ北側だけ開けており、標高236m峰から延びる南南東尾根が見えました。
34熊山頂上
所々、アベマキなどのブナ科の大木が見られる竹林や雑木林を抜けると、熊山頂上のお堂が見えました。
34熊山頂上
所々、アベマキなどのブナ科の大木が見られる竹林や雑木林を抜けると、熊山頂上のお堂が見えました。
35熊山大権現
お堂の中には熊山大権現が祀られていました。神仏習合の神で、牛馬の病気除けにご利益があるとされます。
35熊山大権現
お堂の中には熊山大権現が祀られていました。神仏習合の神で、牛馬の病気除けにご利益があるとされます。
36彦崎33観音1番如意輪観音
お堂のすぐ西には如意輪観音が祀られていました。こちらはお堂がありません。以前は道が荒れており、地元の方も探すのに苦労されたようです。
36彦崎33観音1番如意輪観音
お堂のすぐ西には如意輪観音が祀られていました。こちらはお堂がありません。以前は道が荒れており、地元の方も探すのに苦労されたようです。
37タヌキのため糞
長さ2〜4cm、太さ2cm前後の糞が大量にありました。タヌキはみんなで同じ場所に糞をする習性があります。登山道のど真ん中に2,3か所ありました。
1
37タヌキのため糞
長さ2〜4cm、太さ2cm前後の糞が大量にありました。タヌキはみんなで同じ場所に糞をする習性があります。登山道のど真ん中に2,3か所ありました。
38蟻峰山頂上三角点
標高231.8mの蟻峰山頂上三角点(点名:林村)です。昔は飛行塔があり、現在北東に見えているのは航空アンテナだそうです。ちなみに、岡山市灘崎町では稲荷山といえばこの蟻峰山を指し、立石(船着岩)<写真14〜17>があるほうは「ホンモノの稲荷山」と言われます。こっちはニセモノか〜い( *´艸`) 
38蟻峰山頂上三角点
標高231.8mの蟻峰山頂上三角点(点名:林村)です。昔は飛行塔があり、現在北東に見えているのは航空アンテナだそうです。ちなみに、岡山市灘崎町では稲荷山といえばこの蟻峰山を指し、立石(船着岩)<写真14〜17>があるほうは「ホンモノの稲荷山」と言われます。こっちはニセモノか〜い( *´艸`) 
39標高150m巨岩
広い土道をどんどん下っていると、この周辺にだけ岩がいくつか埋まっていました。背丈を超える高さでしたが、登っても景色は見えそうにありませんでした。
39標高150m巨岩
広い土道をどんどん下っていると、この周辺にだけ岩がいくつか埋まっていました。背丈を超える高さでしたが、登っても景色は見えそうにありませんでした。
40緑萼梅
木の間をぬうように下り竹林を抜けると、短いササで覆われた空き地の端に1本だけありました。黄緑色のガクに白い花びらがきれいな品種で、ちょうど満開でした。大木なので見応えがあります。ここから土道があり、すぐにアスファルト道に出ました。
40緑萼梅
木の間をぬうように下り竹林を抜けると、短いササで覆われた空き地の端に1本だけありました。黄緑色のガクに白い花びらがきれいな品種で、ちょうど満開でした。大木なので見応えがあります。ここから土道があり、すぐにアスファルト道に出ました。
41菜の花
畑の一角に植えてありました。春の代表的な黄色い花です。
41菜の花
畑の一角に植えてありました。春の代表的な黄色い花です。
42白菜の花
同じ畑の端の方に種採り用の白菜が数株残してありました。アブラナ科なので、菜の花によく似た黄色い花が咲いていました。
42白菜の花
同じ畑の端の方に種採り用の白菜が数株残してありました。アブラナ科なので、菜の花によく似た黄色い花が咲いていました。
43荒神社本殿&拝殿
応永年間(1394〜1428年)に周辺を埋め立てて開墾した際、発見された石の祠に荒神宮と彫られていたので、社殿を建立し氏神としたと言われています。鳥居には文久二年(1862年)の文字がありました。石碑は地神碑だと思いきや、「八百萬神」の文字が!神仏が多い地域だとは感じていましたが、ここまでとは恐れ入りました。連れは、ありとあらゆる神様がおられるので、山行中に何があっても必ず救いの神が現れ、ヤブコギせずにすんだのだと言いながら爆笑していました。
43荒神社本殿&拝殿
応永年間(1394〜1428年)に周辺を埋め立てて開墾した際、発見された石の祠に荒神宮と彫られていたので、社殿を建立し氏神としたと言われています。鳥居には文久二年(1862年)の文字がありました。石碑は地神碑だと思いきや、「八百萬神」の文字が!神仏が多い地域だとは感じていましたが、ここまでとは恐れ入りました。連れは、ありとあらゆる神様がおられるので、山行中に何があっても必ず救いの神が現れ、ヤブコギせずにすんだのだと言いながら爆笑していました。
44植松港跡ピンク色八重の梅
明治初期までここに植松港があったようです。小さな祠は海上の安全祈願のためだったのでしょうか。淡いピンク色の八重咲きの梅は満開、隣の桜はまだ咲いていませんでした。
44植松港跡ピンク色八重の梅
明治初期までここに植松港があったようです。小さな祠は海上の安全祈願のためだったのでしょうか。淡いピンク色の八重咲きの梅は満開、隣の桜はまだ咲いていませんでした。
45ツバキ
祠の裏ではツバキが咲いていました。4分咲きくらいでしょうか。自動車を停めた河川敷でオオイヌノフグリが群生しているのを動画に撮りました。
45ツバキ
祠の裏ではツバキが咲いていました。4分咲きくらいでしょうか。自動車を停めた河川敷でオオイヌノフグリが群生しているのを動画に撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

”ホンモノの稲荷山”
 本日は岡山市と倉敷市の境にある低山4座を縦走しました。最初に訪問したのは稲荷山。登山口に近づいた時に地元の方に声をかけていただいたので、稲荷山の状況をお尋ねしてみました。
 最初は「稲荷山ですよね、道ありますよ。」ところが、立石に登りたいと告げたとたん、なぜか皆さん大慌て。「た、立石?あっちじゃないですよね。」と指差されたのは蟻峰山!「こっち?立石があるほう?ホンモノの稲荷山?ええっ!」まさかまさかのニセモノ発覚にこちらのほうがええっ!でした。”ニセモノがあんのかーい”と心の中でツッコみながら、さらにお話を伺いました。
 岡山市灘崎町では、蟻峰山が稲荷山と呼ばれており、北西麓の「日本第一熊野神社」からよく登られているため、登山と聞くとてっきりそちらのほうだろうと思われたらしいのです。一方、立石には年配の方は登られているらしいが自分たちは知らないとのことでした。この言葉に連れは40年前にあったという登山口から登れると確信したそうです。
 ついでに祠から西へ下山する道は封鎖されているか確認してみました。こちらは「もう道がない…」と言われました。元々、ヤブコギ覚悟で来ていたので、予定通り行ってみることにしました。明確な山道はありませんが、適当に進んでいくと、立石<写真14〜17>や稲荷山頂上<写真18>に難なく到着しました。下山したアスファルト道は確かに封鎖でしたが、脇を通り抜けられました。

”自由に歩ける縦走コース”
 タコラ山、熊山、蟻蜂山の縦走コースは低山ながらアップダウンの連続なので、予想以上に負荷がかかりました。また、ひたすら岡山市と倉敷市の境となる稜線上を歩いたのですが、所々地形が読みにくい場所(分岐)があり、GPSや地形図等を使ってルートファインディングを正確にする必要がありました。宝探し感覚で楽しいアドベンチャーな山行ができました。南北に明確な下山道があったり、それ以外でも木の間を適当に歩けたりするので、さまざまなコースがとれそうです。開拓精神をかき立てられるかもしれません。
 展望が効かないので、特に冬場は同じような茶色い景色ばかりで退屈しますが、これからツツジ(おそらく、県南に多いコバノミツバツツジ)が色を添えてくれるでしょう。

”神仏だらけの不思議な地域”
 今回は彦崎33観音のうち、道沿いに見られるところだけお参りしました。アスファルト道が多いのですが、寄り道すると気分転換になり、かえって疲労を感じずにすむかもしれません。それ以外にも小さな石仏やお堂がいくつか見られました。
 神様も多いようで、稲荷山のお稲荷様をはじめ、秋葉権現様、熊山権現様、今回は立ち寄りませんでしたが蟻峰山北西麓の登山口がある熊野神社の熊野権現様と、徒歩圏内にいろいろおられます。地図には載っていない氏神様の神社も多いようです。
 多い多いと思いながら歩いていましたが、最後に出ました、荒神社の「八百萬神」碑!2週連続でヤブコギしたくなかった連れは、最初から神仏にすがる気満々だったのですが、これを見て楽しい山行になったわけだと納得していました。ちょっと笑い過ぎでしたが(^^♪

”春の動植物がいっぱい”
 駐車地に選んだ河川敷では、まさかまさかの早咲きの桜の花。足元にはホトケノザやオオイヌノフグリ。アスファルト道ではたまに満開の梅の花、民家の庭にはハナニラやスイセン、ツバキ、咲き始めのハクモクレン。山ではヒサカキがいい香りを放ち、コバノミツバツツジらしきつぼみ。春らしい花があちらこちらで見られました。
 一方、鳥たちはそろそろ繁殖期に入るものが多いようです。たいてい2羽ずつだったので、つがいでしょう。メジロ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、ヤマガラ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、カワラヒワと、ことごとく逃げられました。写真が撮れたのは、そろそろ繁殖期が終わるコガモだけでしたが、十分楽しませてもらいました。親切な地元の方々をはじめ、生き物のみなさん、ありがとう(^^♪またコースを変えてお邪魔します。



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