黒髪山にハート岩出現

2018年03月18日(日) [日帰り]

• GPS: 04:52
• 距離: 7.9km
• 登り: 851m
• 下り: 839m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:52
• 合計: 4:52

距離 7.9km 登り 851m 下り 850m

8:50 スタート地点
9:46 9:47 青牧峠
10:20 10:23 青螺山
10:42 青牧峠
11:22 見返峠
11:42 12:28 黒髪山
12:30 有田、龍門ダム分岐
12:40 12:42 西光密寺
12:58 見返峠
13:42 ゴール地点

久々の黒髪トレ。先月からの肩痛がまだ良くならないので今日は下り安全のコース取りをした。青螺から一旦青牧峠に戻ったり、黒髪山から階段を避け西行密寺を経て見返り峠経由で下山したり。距離は少し長いが勾配が緩やかで体調の悪いときはお勧めルート。詳しくは黒髪山HPを。（有田観光協会ありたさんぽで検索）

天候

曇り、無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

佐世保より国見トンネル経由で龍門ダム駐車場まで50分。この他の登山口は最短ルートの乳待坊、周回できる宮野、有田ダム等有り。詳しくは「有田観光協会」のHP「ありたさんぽ」から詳しく見ることが出来ます。（平成30年より紹介スタート）

コース状況／危険箇所等

同上HP「ありたさんぽ」に紹介された内容では「黒髪連山は最高峰の青螺山で620mですが、登山道は急峻で、標高350m辺りは岩壁が取り巻いています。 佐世保市の若い登山者ブループは2015年に「最強の低山」と賛辞を贈ってくれたほどです。 各登山ルートごとにレスキューポイントを設定しています。有事の際は、この番号をお知らせください。」と説明されています。

写真

今日の黒髪連山、曇天です。

雲は厚いが見晴らし良く、右端は虚空蔵山、遠くに薄く多良山系。

九州西回り型植物のアオモジが見頃。

龍門ダムの湖面は今日も優しい。そして三つ岩が今日も元気。

今日も賑わってます。福岡・北九州ナンバーの車がほとんど。

肩痛がまだ直らないので今日は下りが安全なコースをたどろう。まず青牧峠から青螺を目指し。

左から来ました。刺だらけ、カラスザンショウの幹に看板。

ハモグリバエ幼虫の食痕が鮮やか。

このルートも巨岩満載。

先日、NHKで聞いた話。鹿児島に多い「伊集院」の名前の元になった木「イスノキ」イスノキがイジュウインに変化するには相当なまらないと。（笑）

この喰痕はアサギマダラの幼虫。葉はキジョラン。

この山中はウラジロガシ（裏白樫）が多く、落ち葉が白く目立つ。

左手牧山からの道に合流。

今日は先日の強風で至るところ倒木が多い。この木も以前に倒れたのだろうが、その後も上に向けて成長を続けていて凄い。

この木は途中が欠け落ちて。

サガンウエイ（砂岩道）？と思ったら凝灰岩。

龍門山の家の管理人Y氏の丁寧で力作の看板多し。

青牧峠前後の登山道は快適。

青螺とバイバス路（トラバース）の分岐。

古伊万里の名前の元となった有田焼を出荷した伊万里港が眼下に。ということで青螺山到着。画像無し（スミマセン）。

肩痛の為、青螺御前の下りを避け、青牧峠まで戻って安全なバイパス路で見返り峠まで。有名な途中の看板。製作主のY氏曰く、「深い意味は無い」とのこと。皆さんの想像に任せる？（笑）

ここにも大木がドーン。キノコが付いているので少し前から枯れていたのだろう。

本日のテラス（日向坂）からの風景。三つ岩迫力有り。

見返峠。

横にも折れた木が。ヤブニッケイでした。

ハート岩見参！見えませんか？

上手！

天童岩（黒髪山）への階段は渋滞。

天童岩、人面に見えませんか？

たもとにアオモジ。

山頂到着、混んでました。

やはり体調を考慮し西行密寺から回って帰ろう。

西行密寺着。

知る人ぞ知る「薩摩塔」

これはハイノキ大好き昆虫「ニセシラホシカミキリ」の喰痕。

渓流がきもちいい。

ヤブニッケイの倒木を「黒髪山を守る会」の方々がチェーンソーで処理。中心部は成長と共に腐るようだ。あちこちで見かける。

原風景。

ここにも大木がドーン。直径60cmは越えるタブノキ。

今日も無事帰り着きました。

本日の行程グラフ。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図 常備薬 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

MISB

曇天だったが無風で気温も山頂で12度と快適な登山日和。長袖にベストを1枚羽織り、寒く無く、汗も少なく、虫もいなくてとても楽。標高が低いこの山は3月が最も快適に歩けるのかもしれない。ただ一つ残念なのは花が無いということだけ。従って普段観察しないところにも目が行く。
土日開いていた龍門山の家が4月から閉鎖されることになった。（夏場のキャンプ場はこれまで通り）管理人のY氏によれば継続が困難とのこと。登山者のためにこれまで長い間、民間人だけで運営されてきたことがむしろ珍しいケースなのかもしれない。ご苦労様でした。
Y氏制作の黒髪山HPがこの3月から開設されました。有田観光協会「ありたさんぽ」で検索して下さい。代表的な9コースが絵付きで紹介されています。

コメント

sheva

ありがとうございました
エムアイさん、先日は過去レコへのコメントありがとうございました
黒髪山系、感想で紹介されてたホームページ見ても地元に愛された
岩山である事が伝わってきますね。隣の作礼山もですが、整備される方が個性的で
やはり5月辺りのクロカミランの季節が、一番混むんじゃないか？と思われますが
自分も虫がいないこの時期が、一番活動的になっちゃったりもします

この前、伊万里に行ったとき登る山の候補だったんですけど、黒髪山
ちょっと回るにはボリュームがあるかな？と敬遠してしまいました
雨じゃなかったら、腰岳だけでも遊びに行きたかったんですけどね
黒髪山にハート岩があるとは初めて知りました。天草の竜ヶ岳にもあったんじゃないかな
伊集院の由来は初めて聞きました。てっきり名家の由来か何かと・・・

MISB

Re: ありがとうございました
shevaさんこんばんは。コメントありがとうございました。
黒髪山はトレーニングの場として利用することが多いのですが、それでも希少種の多い花の季節は格別です。
クロカミランは5月末頃から時期になりますが週末は大混雑です。但しクロカミランを守る会の方々が今年から山戻しを止めると宣言されていますので、知らずに来ると空振りの可能性がありますね。植えても植えても盗掘されてしまうようです。
黒髪山のHPも早速ご覧頂きましてありがとうございました。制作者もきっと喜ばれると思います。
雲ノ平の件も返信いただいていたのですね、今知りました。古い記録なのでてっきりshavaさんの目には触れていないだろうと思っていました。shevaさんの行程とは比較できないけど同じ路を同時期に歩いていた者として感激しました。「青春の源流」も文庫本が出ていますのでお勧めです。

ainoura

龍門山の家
閉鎖されるんですか
残念です(´・ω・`)
管理人さんとは何度かお話したことがありました

ハート岩は見返り峠のすぐ近くですよね
このまえ黒髪に登った時、ハートの形とは気づかず(汗)
ネットで黒曜石とかあったので、「この石ガラスっぽいな」と思ってました

MISB

Re: 龍門山の家
ainouraさんこんばんは。コメントありがとうございました。
＞閉鎖されるんですか
そうなんです、これまで土日と祝日に開館して、交代でどなたかが待機されていましたが（例：佐世保山岳会など）、4月以降それが無くなるとのことです。山の家そのものは有田町の持ち物なので夏場のキャンプなどの利用は続けられるそうですが、登山者に対する応対は無くなるようですね。残念です。

ハート岩は私が勝手に言っているだけですが、良かったら広めて下さい。（笑）
仰るように黒い部分は黒曜石に近い成分だと思います。黒髪山側は（青螺山に対して）sio2（二酸化ケイ素）の濃度が高い流紋岩で出来ていますから、ガラスに近い成分を含む岩山ですね。ひょっとしたらどこかに水晶などが有ったりして。
有田が磁器の世界的産地になったのも納得です。