面影山・大路山・今木山 鳥取市内 低山巡り

2018年03月24日(土) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 10.0km
• 登り: 390m
• 下り: 369m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:40
• 休憩: 1:14
• 合計: 5:54

距離 10.0km 登り 404m 下り 402m

10:47 スタート地点：面影神社
10:59 11:03 面影山
11:22 11:24 上山神社
11:45 11:46 長慶庵（登り口）
11:54 11:57 慈雲山・七人籠
12:05 12:06 立岩大権現
12:17 12:21 雲山八幡宮（下山地点）
12:41 大路山登り口
13:00 13:15 大路山
13:27 中大路公民館前(下山地点)
13:55 面影神社
14:48 今木神社参道入口（登り口）
14:53 15:03 今木山
15:11 今木山東側下山地点
15:42 国府町町屋（登り口・駐輪地点）
15:55 16:29 甑山
16:41 ゴール地点：国府町町屋

13:55〜14:48 および15:21〜15:39 は自転車で移動のためGPSの記録を停止しています。

天候

晴／曇

アクセス

利用交通機関：

自転車

市内の自宅からほど近い場所なので、自転車で移動しました。

コース状況／危険箇所等

山によりまちまちですが、いずれにしても危険な場所はありません。

その他周辺情報

面影山のあたりは鳥取駅からは少し離れていますが、旧国道沿いなのでスーパーマーケットや食事のできる店もあります。

写真

3/24 10:46

【面影山篇】
一回りして戻ってくることも考えて、面影神社からあるきはじめることにしました。

3/24 10:46

自宅から乗ってきた自転車は、標識の柱に括り付けておきました。車の停められる駐車場はありません。

3/24 10:46

「面影出あい道」として遊歩道が整備されています。

3/24 10:50

階段を上がってすぐ、多聞杉（たもんすぎ）という樹齢300年の杉の巨木があります。鳥取県の銘木100選だそうです。

3/24 10:52

小さなスミレの花がさいていました。春ですねぇ。

3/24 10:53

照葉樹の森です。昨日飲んだ酒が汗になって出ていく…。デトックス、デトックス。

3/24 10:58

山頂の東屋が見えてきました。

3/24 10:59

わがせこが　おもかげやまの　さかゐまに　われのみこひて　見ぬはわたしも（大伴坂上郎女）

3/24 11:01

真ん中下から上がってきました。これから右方向へ進みます。

3/24 11:02

扇ノ山方向を望みます。雪がある高いところはもうしばらくは歩けそうにないな。

3/24 11:05

敢えて遠回りになる桜谷方面へ下りてみます。

3/24 11:06

八百比丘尼伝説がここにあったとは知りませんでした。比丘尼は伝説にしても古墳があったことは確かなようですね。

3/24 11:13

古墳から現代の墓へ下りてきました。

3/24 11:22

上山（かみやま）神社で今日のハイキングの安全を祈願しました。

3/24 11:25

面影山を振り返ります。

3/24 11:28

面影山の東から反時計回りに歩きます。

3/24 11:45

【慈雲山篇】
大杙共同作業所（公民館）向かいから山へ入ります。「面影山文学散歩道」と名付けられているようです。

3/24 11:48

歩きやすく整備されています。

3/24 11:54

三角点のある頂に着きました。
四等三角点「 雲山」
　緯度: 35:28:50.9674
　経度: 134:14:36.2487
　標高: 62.64

3/24 12:01

道のあちこちに歌碑・句碑が立てられています。

3/24 12:03

立岩参道方面へ

3/24 12:06

立岩大権現が祀られています。周りは広場になっていて休憩できます。

3/24 12:17

雲山八幡宮の社に下りてきました。

3/24 12:21

階段を下りて鳥居から県道323号線（旧国道29号線）へ出ます。

3/24 12:32

最近鳥取市にもセブンイレブンができました。ここでお茶とおやつを購入

3/24 12:40

【大路山篇】
橋の向こうに見えるのが大路山、畑や田んぼの中にぽつんとそびえている山です。国土地理院の地図には、山頂までの道は記されていないのですが…

3/24 12:41

登り口は墓地の横の階段です。急な坂が続きます。

3/24 12:47

さっき登った慈雲山です。左奥には鳥取城址・久松山が見えます。

3/24 12:53

国土地理院の地図に載っている道の終点以降にも道が続いています。

3/24 12:57

北側ピークは木が切られて開けています。

3/24 12:57

南側ピークに向けて稜線を歩きます。ここが標高100mとは思えないですね。

3/24 13:00

南峰の三角点へ到着しました。
三等三角点「大平」
　緯度: 35:28:11.6399
　経度: 134:14:18.0964
　標高: 105

3/24 13:01

灌木が切り払われていて眺めが良いです。
こちは氷ノ山方向です。

3/24 13:02

木が切り払われていますが、植樹も行われています。

3/24 13:06

さっきコンビニで買ったお茶と和菓子で一休み。

3/24 13:16

上がってきた道以外に下りられる道がないか探していたら南の稜線方向が歩けそうでした。

3/24 13:19

やった、当たり。道がありました。落ち葉が多いので滑らないように気を付けて歩きます。

3/24 13:23

墓地へ下りてきました。

3/24 13:27

家のあるところまで下りてきて振り返るとこんな感じ。

3/24 13:30

春ですねぇ。フキノトウが咲いています。

3/24 13:30

あちこちに椿が咲いています。

3/24 13:33

自転車を置いた場所まで歩きます。道の傍らにお地蔵さんが祀られていました。

3/24 14:10

今日の昼食はこのすぐ近くの中華料理店南海飯店の中華ランチ￥680をいただきました。コストパフォーマンスいいなぁ。

3/24 14:34

【今木山篇】
自転車で次の目的地へ向かいます。自転車に乗っている間はGPSを停止しています。向こうの山は扇ノ山です

3/24 14:48

地図には登り口の記載がないので、山の方に向かう道を探しました。この道が山の方へ向かっているようです。

3/24 14:51

今木神社のはずですが、「今衣神社」となってます。由来が良くわかりません。

3/24 14:52

古代文字の書かれた石がありました。

3/24 14:56

社の周りには道は見つけられませんでした。しかたがないので、刻石の後ろの斜面を斜めに上がっていくことにしました。

3/24 15:00

やはり道はありませんが、この季節なので草が少なく歩きやすいです。

3/24 15:03

山頂に到着
三等三角点「今木山」
　緯度: 35:28:01.8859
　経度: 134:16:25.2993
　標高: 88.85

3/24 15:06

尾根が歩けそうなので尾根を伝って下りていくことにしました。

3/24 15:11

下山しました。

3/24 15:13

ここの桜は満開です。

3/24 15:13

スイセンがたくさん咲いています。癒されるなぁ。

3/24 15:14

田んぼの畔に菜の花、これぞ日本の農村の風景ですね。

3/24 15:34

【甑山篇】
ついでなので、今木山のすぐ近くの甑（こしき）山へ登ってみることにしました。ここは鷺の営巣地になっています。

3/24 15:42

正面は急斜面で上るのは困難です。左に回って、裏側（北側）から上るルートがあります。

3/24 15:44

中国自然歩道の一部になっています。先日歩いた宇部神社から稲葉山のルートもこのコースの一部です。

3/24 15:45

さすが中国自然歩道、良い道が付いています。

3/24 15:48

右へ行くと甑山です。

3/24 15:54

丸太階段が整備されています。

3/24 15:55

頂上の展望台に到着！

3/24 15:56

展望台からは、今日歩いた面影山、大路山が良く見えます。右が面影山、左が大路山です。

3/24 16:06

折角道具を持ってきたので、ここでコーヒータイムとしました。

3/24 16:28

袋川と鳥取市街が見えます。あの中に帰っていくのだ…。

撮影機器：

iPhone SE Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル Tシャツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 一人用ドリップコーヒー クリープスティック 行動食(飴) 予備食(カロリーメイト他) 飲料(お茶600ｍL 水900mL) ガスカートリッジ バーナー コッヘル 箸 カップ iPhone(GPS カメラ) iPad mini バッテリー 携帯電話 時計 ラジオ 手拭い ティッシュペーパー

備考

カメラを忘れたのでiPhoneでの撮影になってしまった。

感想

Katsuhara

　春になった。終業式も終わって春休み、いよいよ山歩きが再開できる季節になった。とはいっても、遠くの山を見るとまだ雪がある。そこで、冬のうちにやろうと思っていた、近所の低山歩きをおこなうことにした。
　鳥取市内には平地の中に小さな山（というか丘）がいくつかあり、国土地理院の地図に山の名が記されているものもある。我が家から自転車で簡単に行ける場所なので、暑くならないうちに是非上って（歩いて）みたいと思っていた。この日、良い天気になったのでその計画を実行することにした。どんなところなのかは写真とGPSログをご覧いただきたい。この欄には訪れた5つの山について簡単に感想を記しておく。

【面影山】
「面影出あい道」として整備されている。ちょっとした散歩に良いコースだ。山頂の休憩所（東屋）もきれいに整備されているし、要所には標識も立っている。地元の人の憩いの山という感じ。

【慈雲山】
国土地理院の地図には山の名が記されていないが、面影山に引けを取らない憩いの山だ。「面影山文学散歩道」と銘打たれていて、道のあちこちに計30本近くの歌碑・句碑が立てられている。その実は古墳の山のようで、近くに住んでいながら全く知らなかったことばかりで多くの発見があった。

【大路山】
今回のハイキングで一番気に入ったのがこの大路山だ。国土地理院の地図には山頂まで通じる道の途中までしか記されていないがちゃんと山頂まで道はあり、整備されている。岩場こそ無いものの、登山、稜線歩き、頂上での展望、三角点、様々な植物といった、登山の楽しさがこの100mほどの山に凝縮されている。時間が無いけど山の雰囲気を味わいたいときにはちょうど良い山だと思った。

【今木山】
国府町方向に少し行くと、ここにも小さな独立峰がある。この今木山も国土地理院の地図には道が記されていない。そして実際に山頂へ上る道はない。けれども今木神社まで上がれば山の中腹になるので、ケモノ道を探して尾根を登って行けば山頂の三角点にたどり着くことができる。

【甑山】
ここも国土地理院の地図には山の名が記されてない。けれど、地元の人には良く知られた山のようだ。私の母も、この山がかつて戦があった山で、太平洋戦争の時には陸軍の演習（訓練）場になっていた山だと教えてくれた。今では鷺の群れる山なのだが、ここにも歴史が息づいている。山頂展望所からの眺めも心が癒された。

　この歳になって、ほんの近所にありながらまだまだ知らなかったところをたくさん知ることができた。今回これらの山を実際に歩いてみたことで、これから市内で車を走らせながら目に入るこれらの山々をこれまでと違う目で見ることができるだろう。もっと足元にしっかり目を向けたいな、とあらためて思った。