会津駒ヶ岳
- GPS
- 05:28
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:18
天候 | 快晴 樹林帯の外も中もほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道からシール歩行できるが、林道では一箇所水の流れがあったため雪がなく板を外して数メートル移動した。それ以外は山頂まで雪の上を歩けた。林道は雪崩れている箇所多数。デブリが出ていて歩き難いところもあった。 ・雪質は最近降ったと思われる新雪があり、デコボコの雪を均してくれていて滑りやすかった。新雪は標高の高いところはパウダーとは言わないまでも扱いやすい雪質だったが、低いところではザラメか水気の多いザラメになっていて、少し扱いづらかった。今日の時点ではカチカチの氷はなく、その点はスキーヤーにとっては助けられた。 |
写真
感想
テニスコート脇の駐車場には6時前に到着。自宅のある埼玉県南部からはたっぷり4時間以上かかり、運転だけで既に疲労困憊状態。疲れて食欲はないが食べないと動けないので無理矢理食べ準備して出発。周りにクルマは数台あったが、いずれもひとけはなかったので既に出発した後だったようだ。国道を数分歩いて林道入口に到達。ここからスキー+シールで歩けた。積雪期に会津駒ヶ岳を訪問するのは3回目。いずれも3月下旬で前回は3年前の2015年。この時は林道を雪解け水?がジャージャー流れていて雪が一部途切れていて板を外して歩く必要があった。今回はどうかと思ったが、やはり同じ所が切れていた。仕方ないので板を一度外し数メートル歩いて再度シール歩行再開。3年前と6年前に来ているはずだがどういう訳か記憶が全然ない。林道をどのように詰めたのかも記憶がなく分からないが、比較的最近のトレースは林道沿いではなく、ショートカットしていた。地図を見ても傾斜はきつくないようなのでこのトレースを追ってみる。するとヘアピンカーブのところに出、以前登った斜面のところに出てきた。ドンピシャだ。ここまで雪は早朝で硬かったので、本格的な斜面を登る前にクトーを付ける。ジグザグで標高を稼ぎ尾根に上がる。先行者はここで休憩していた。自分は先に進む。この尾根をしばらく進むと夏道に合流するはずだが、日当たりの良い尾根らしく、地面があちこちで見えている。あと1週間もすればだいぶ見た目が変わりそう。雪が少ないので一部際どい登りをこなしつつ無事夏道に合流。天気快晴で樹林帯につき風もほぼないので、シール登高したらかなり暑く感じた。この先の記憶も全くないが、記憶がない理由が歩いていて段々分かってきた。尾根通しの夏道は傾斜もそれほどきつくなくてスキーにも向いているが、景色があまり変わらず単調なので記憶に残らないのだろう。始めはぶなの疎林で雰囲気が良く、しかも最近降ったと思われる新雪もあった。帰りの時間まで腐らずにいてくれると助かるのだが。傾斜はあまりきつくなくても時折ジグザグで標高を稼ぎ先に進む。広葉樹林帯からいつの間にか常緑の針葉樹林帯に入り、樹木の下は日が当たらないので、ガリガリだったり新雪がパフパフのまま残っていたりしていた。後者であれば滑りはかなり快適そうだ。単調な登りをこなして樹林帯の外に出る。外は風が強く冷たいかと思ったが全然そんなことはなくて、むしろ微風が吹いていて体を冷やしてくれてちょうど良かった。雪質も風に磨かれてカチカチかと思ったが、やはりこのエリアにも新雪があって、風下側であれば新雪が堆積していて下にあるはずのガチガチの氷は見えなかった。樹林帯の外に出るともう大きな登りはなく、緩やかな登りが残っているだけだった。駒の小屋付近を通過し最後の斜面に取り付く。山頂直下の斜面には3月も後半だというのに雪を纏ったモンスターがいた。この時期に巡り会えるとは思わなかった。風が強く吹いた証拠だろうが、今日に限っては全くと言っていいほど吹いていない。モンスターを見つつ最後の登りをこなして無事山頂に到着。山頂の標識は、木製の頭が辛うじて出ているのが見えるだけだった。これだけではどこの山頂かは全く分からないだろう。快晴の山頂からは周囲の山々が全部見えた。燧ヶ岳、至仏山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳等々。至仏山は4月になったらゲートが開く前にまた自転車を漕いで行くだろう。山頂での景色を楽しみつつ休憩をし、滑る準備をする。新雪がありシールに雪が着いてゲタになることを危惧したのだが、行動開始前にたっぷりシールワックスを塗ったのが良かったのか、シールには雪は全くなかった。その代わりスキーの上側には雪が貼り付いていて、登りの途中で何度か剥がしてもまた着いてしまったのは難儀だった。重いので滑り始める前にスクレーパーを使ってこそぎ落とす。10:30頃に下山開始。登りで雪の良いところを探しながら歩いてきたので、なるべく柔らかいところを選んで滑るが、それでもやはりガリガリのところには乗ってしまう。3月後半ともなると致し方ない。駒の小屋付近は帰りは若干登りになるのが、板を履いたままで行動する。小屋を過ぎると後はすっきり下れた。樹林帯に入る前の斜面はなるべく新雪の上を滑る。シュプールもつくし、滑っても快適。ガリガリも先日の安達太良山などと比べれば全く楽ちんだった。快適に滑りながら標高を落とすと続々と後続のスキーヤーが見えた。今日は好天予報なので人出も多いだろう。樹林帯に入るとツリーランよろしく滑って標高を下げる。しかしさすがに標高が下がると徐々に雪が水気を含み重くなってくる。それでも今日はまだ滑れる雪なので良かった。尾根沿いに下り、朝ジグザグで登った斜面まで出、最後林道に至るザラメの斜面を下りスキーはほぼ終了。この後は林道を流すだけだが、この林道が案外厄介だった。斜面が途中途中で雪崩れていて、スキーでの通過が難しい所が多かった。仕方ないので無理矢理斜面を下ったりするが、斜面の雪がなかったらデブリの上を歩くしかなかった。林道の雪は落ち葉や枯れ枝で汚れていて、お世辞にもきれいとは言えない状態だった。そんな林道を下り入口に到達。無事に戻って来ることができた。
会津駒ヶ岳は単純ピストンでもそこそこ山スキーを楽しめるし、他にも滑れるところもあるようだが、自分の場合片道4時間以上のドライブがあるので、やはり3年に1回程度になってしまうのかもしれない。
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