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Yamareco

記録ID: 1410984
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県笠岡市 御嶽山 三石山ルート〜土生ルート 春の風物詩

2018年03月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:05
距離
7.0km
登り
500m
下り
497m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:33
休憩
0:27
合計
4:00
8:50
11
大島海の見える家駐車場
9:01
9:05
16
天王宮(素戔嗚神社)
9:21
9:21
15
御嶽山三石山ルート登山口
9:36
9:37
12
展望岩
9:49
9:49
6
三石山ルート&三石西国三十三所分岐
9:55
10:05
13
三石岩
10:18
10:18
10
三石山ルート&三石西国三十三所分岐(2回目)
10:28
10:29
22
大岩&&三石西国三十三所18番
10:51
10:56
16
幻虹台
11:12
11:13
19
11:32
11:32
23
石鎚神社境内入口(ツバキ撮影地点)
11:55
12:00
22
切子下池
12:22
12:22
7
御嶽山正頭ルート合流点
12:29
12:29
15
正頭乢
12:44
12:44
6
正頭の五輪石塔
12:50
大島海の見える家駐車場
臨海の風景や旬の動植物、石仏や神社を観賞するコース
歩行距離7km、歩行時間3時間30分、歩行数13,200歩、消費カロリー1,530Kcal
天候 晴れ&PM2.5多し
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
正頭(しょうとう)漁港にある「大島海の見える家」の横の駐車場<写真01>に車を停めました。釣り人もよく利用する駐車場で、黒鯛(チヌ)、メバル、カサゴ 、アジ などがこの周辺で釣れます。
コース状況/
危険箇所等
 三石西国三十三所13番石仏<写真27>の岩にキイロスズメバチの巣が残っていました。12月〜4月は働き蜂がほぼいないので安全でしょう。

 御嶽山(みたけさん)の三石山ルートは整備されていますが、登山口からしばらくは柑橘畑脇の細い踏み跡などで、地形図にはない分岐もあります。
 途中で登山道から逸れて西に延びる三石西国三十三所ルートに入り、三石岩がある三石展望地<写真21〜25>に立ち寄りました。分岐は6番石仏の辺りで、すぐ西側の木の枝に黄色いビニールテープがありますが、気づかずしばらくうろうろ探しました。

 土生(はぶ)ルートは、入口から2m辺りに小さなプレートがあります。県道406号線まで北上するのが正規ルートですが、ショートカットしようと切子下池<写真47,48>に向かいました。
 案内板では切子下池<写真47,48>の南の切子上池からさらに南下する道があるはずでしたが、わからなかったので西南西に延びる土道に入りました。途中で道がなくなりましたが、竹林や樹林帯を適当に歩いて正頭(しょうとう)ルート(地形図の破線の道)に合流できました。
 正頭ルート東端の正頭乢では、北上して切子下池<写真47,48>に向かうはずの道はやはり確認できませんでした。そこから南下して駐車場<写真01>に向かいました。

 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。
その他周辺情報  「道の駅笠岡ベイファーム」の第2臨時駐車場近くで、菜の花が1haほど咲いていましたが、13時半頃には満車で入れませんでした。今年はかなり遅れたようですが、次の週末には、さらに5haほど咲いているシーンが見られるかもしれません。
 4月〜10月の土曜・日曜・祝日は笠岡駅から道の駅「道の駅笠岡ベイファーム」まで“笠岡いいとこめぐりバス”が運行します。世界で一つしかないカブトガニをテーマとしたカブトガニ博物館(運がよければ近くで野生のカブトガニも見られるかも)など、笠岡ならではの観光スポットやグルメ(笠岡ラーメンなど)を楽しむことができます。 
ファイル
01大島海の見える家駐車場
        より御嶽山
正頭(しょうとう)港にある施設です。背後(北)に見えるのが御嶽山(みたけさん)です。山行後にはもっと霞んでいました。午後からさらにPM2.5が多くなる予報だったので、先に写真を撮っておいてよかったです。
01大島海の見える家駐車場
        より御嶽山
正頭(しょうとう)港にある施設です。背後(北)に見えるのが御嶽山(みたけさん)です。山行後にはもっと霞んでいました。午後からさらにPM2.5が多くなる予報だったので、先に写真を撮っておいてよかったです。
02正頭港より青佐山
駐車場からいったん海側に出て、東方面を望むと、青佐(おおさ)山が見えました。山城跡があり、登山道が整備されています。実は、先月11日に登りました。
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02正頭港より青佐山
駐車場からいったん海側に出て、東方面を望むと、青佐(おおさ)山が見えました。山城跡があり、登山道が整備されています。実は、先月11日に登りました。
03大島天王宮(素戔嗚神社)
        鳥居&石段
出発点(駐車場)からすぐ近くに天王宮があります。地元では素戔嗚(すさのお)神社ではなく、天王宮の名で通っているようです。
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03大島天王宮(素戔嗚神社)
        鳥居&石段
出発点(駐車場)からすぐ近くに天王宮があります。地元では素戔嗚(すさのお)神社ではなく、天王宮の名で通っているようです。
04大島天王宮(素戔嗚神社)
     玉乗り子連れ狛犬
天王宮の境内には親子の狛犬がいました。安政3年(1856年)の作のようです。子連れ獅子は、中国で好んで用いられるらしく、たまに見かけます。また、玉乗りタイプは広島に多いそうで、広島県に西接する笠岡らしいデザインです。しかし、両方セットになった玉乗り子連れは初めて見ました。
04大島天王宮(素戔嗚神社)
     玉乗り子連れ狛犬
天王宮の境内には親子の狛犬がいました。安政3年(1856年)の作のようです。子連れ獅子は、中国で好んで用いられるらしく、たまに見かけます。また、玉乗りタイプは広島に多いそうで、広島県に西接する笠岡らしいデザインです。しかし、両方セットになった玉乗り子連れは初めて見ました。
05大島天王宮(素戔嗚神社)
  拝殿&本殿越しに御嶽山
元亀(げんき)3年(1572年)に広島県福山市鞆(とも)の浦にある祇園宮から素盞鳴命(すさのおのみこと)を勧請しました。本殿の手前に咲き始めたソメイヨシノの花、背後に御嶽山(みたけさん)<写真36>が見えます。
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05大島天王宮(素戔嗚神社)
  拝殿&本殿越しに御嶽山
元亀(げんき)3年(1572年)に広島県福山市鞆(とも)の浦にある祇園宮から素盞鳴命(すさのおのみこと)を勧請しました。本殿の手前に咲き始めたソメイヨシノの花、背後に御嶽山(みたけさん)<写真36>が見えます。
06大島天王宮(素戔嗚神社)
      ソメイヨシノ
ようやくソメイヨシノ(桜)が咲き始めました。例年なら3分咲きくらいだそうです。今年は開花が遅れましたが、これから気温が高く晴天が続くので、週末には見頃を迎えそうです。
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06大島天王宮(素戔嗚神社)
      ソメイヨシノ
ようやくソメイヨシノ(桜)が咲き始めました。例年なら3分咲きくらいだそうです。今年は開花が遅れましたが、これから気温が高く晴天が続くので、週末には見頃を迎えそうです。
07ハナモモ
ハナモモは桜の前後に咲き、1ヶ月ほど花を観賞することができます。花と同時に黄緑色のきれいな葉が出ます。あまり大きな木ではありませんが、満開で見応えがありました。
07ハナモモ
ハナモモは桜の前後に咲き、1ヶ月ほど花を観賞することができます。花と同時に黄緑色のきれいな葉が出ます。あまり大きな木ではありませんが、満開で見応えがありました。
08ユスラウメ
桜桃と書いてユスラウメといいます。桜が咲き始めるころに梅に似た5弁の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい実がつきます。びっしりと花をつけていました。
08ユスラウメ
桜桃と書いてユスラウメといいます。桜が咲き始めるころに梅に似た5弁の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい実がつきます。びっしりと花をつけていました。
09スモモ満開
遠目には桜のように見えました。彼岸桜にしては遅いと思いながら、地元の方にご挨拶すると、アンズだと言われました。確かに、幹は桜とは違いましたが、アンズではなくスモモのようです。
09スモモ満開
遠目には桜のように見えました。彼岸桜にしては遅いと思いながら、地元の方にご挨拶すると、アンズだと言われました。確かに、幹は桜とは違いましたが、アンズではなくスモモのようです。
10スモモの花
“スモモも桃も桃のうち”という早口言葉がありますが、花の付き方は桃ではなく桜に似て花柄が長いです。萼が黄緑色の品種が多いようですが、西洋スモモにはこの木のように萼や花柄が赤いのもあるようです。剪定などの手入れをしないので、実はほとんどならないとのことでした。おかげで花多すぎ(^_^)
10スモモの花
“スモモも桃も桃のうち”という早口言葉がありますが、花の付き方は桃ではなく桜に似て花柄が長いです。萼が黄緑色の品種が多いようですが、西洋スモモにはこの木のように萼や花柄が赤いのもあるようです。剪定などの手入れをしないので、実はほとんどならないとのことでした。おかげで花多すぎ(^_^)
11ムスカリ
丸い壺形の小花がブドウの房のように密集して咲く様子に愛嬌があります。寒さに強く球根でどんどん増えます。所々で群生が見られました。
11ムスカリ
丸い壺形の小花がブドウの房のように密集して咲く様子に愛嬌があります。寒さに強く球根でどんどん増えます。所々で群生が見られました。
12ホトケノザじゅうたん
畑のような斜面に赤紫色が広がっていました。まるでホトケノザじゅうたんのようです。動画も撮りました。ちなみに、春の七草のホトケノザはコオニタビラコのことです。
12ホトケノザじゅうたん
畑のような斜面に赤紫色が広がっていました。まるでホトケノザじゅうたんのようです。動画も撮りました。ちなみに、春の七草のホトケノザはコオニタビラコのことです。
13レンギョウ
レンギョウは春を待っていたかのように黄色い花を咲かせる姿から「希望」「期待」などポジティブな花言葉がたくさん付けられています。小さな木ですが見頃でした。近くにモズのオスがいましたが、動画を撮り始めたら逃げてしまいました。
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13レンギョウ
レンギョウは春を待っていたかのように黄色い花を咲かせる姿から「希望」「期待」などポジティブな花言葉がたくさん付けられています。小さな木ですが見頃でした。近くにモズのオスがいましたが、動画を撮り始めたら逃げてしまいました。
14キブサスイセン
キブサスイセン ( 黄房水仙 ) は、フランス、スペイン原産の水仙で、大正時代に日本に渡来してきたといわれています。ニホンズイセンを黄色くした感じです。
14キブサスイセン
キブサスイセン ( 黄房水仙 ) は、フランス、スペイン原産の水仙で、大正時代に日本に渡来してきたといわれています。ニホンズイセンを黄色くした感じです。
15フユシラズ(冬知らず)
旧大島村四国八十八か所36番青龍寺の小さな祠の前に植えてありました。一重咲きのキンセンカで、暖地では冬でもよく咲くため、「冬知らず」の名で苗が出回っています。暑さにも強く、うちの花壇では5月初め頃まで咲いています。
15フユシラズ(冬知らず)
旧大島村四国八十八か所36番青龍寺の小さな祠の前に植えてありました。一重咲きのキンセンカで、暖地では冬でもよく咲くため、「冬知らず」の名で苗が出回っています。暑さにも強く、うちの花壇では5月初め頃まで咲いています。
16御嶽山三石山ルート登山口
三石山ルートに入るには、この古タイヤが目印となります。案内板はかなり色あせていました。ここから柑橘畑の横を歩きます。美人と評判のカカシさんは、髪がずり落ちてマフラーのようになっていました。
16御嶽山三石山ルート登山口
三石山ルートに入るには、この古タイヤが目印となります。案内板はかなり色あせていました。ここから柑橘畑の横を歩きます。美人と評判のカカシさんは、髪がずり落ちてマフラーのようになっていました。
17八重咲きの梅
実のなる「実梅」ではなく、花を愛でる「花梅」なのでしょう。満開でした。少し西に進むと、丸々と太ったタヌキが目の前を横切りました。
17八重咲きの梅
実のなる「実梅」ではなく、花を愛でる「花梅」なのでしょう。満開でした。少し西に進むと、丸々と太ったタヌキが目の前を横切りました。
18展望岩より竜王山
土道に入ると、三石西国三十三所の石仏がたまに見られます。この周辺にだけ岩が埋まっており、上に立つと神島(こうのしま)にある竜王山が見えました。先に登山道から逸れて三石西国三十三所ルートをピストンしたかったのですが、6番石仏のすぐ側にある分岐に気づかず、しばらく探しました。
18展望岩より竜王山
土道に入ると、三石西国三十三所の石仏がたまに見られます。この周辺にだけ岩が埋まっており、上に立つと神島(こうのしま)にある竜王山が見えました。先に登山道から逸れて三石西国三十三所ルートをピストンしたかったのですが、6番石仏のすぐ側にある分岐に気づかず、しばらく探しました。
19三石西国三十三所
      8番長谷寺
十一面観世音菩薩が祀られているのでしょうか。石仏には珍しく彩色が施されていました。
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19三石西国三十三所
      8番長谷寺
十一面観世音菩薩が祀られているのでしょうか。石仏には珍しく彩色が施されていました。
20地蔵菩薩坐像
小さい石仏ですが、珍しい台座の上に鎮座しており、存在感がありました。この一帯が三石展望地のようです。
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20地蔵菩薩坐像
小さい石仏ですが、珍しい台座の上に鎮座しており、存在感がありました。この一帯が三石展望地のようです。
21茶店跡&三石岩
手前の2m四方程の平たい岩は茶店跡です。ここでドリンクを飲みました。その向こうに三石岩が見えています。
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21茶店跡&三石岩
手前の2m四方程の平たい岩は茶店跡です。ここでドリンクを飲みました。その向こうに三石岩が見えています。
22三石岩西側面
三石岩の西側の岩の上から見たところです。西側から見ると、随分と印象が異なります。岩肌を動画に撮りました。
22三石岩西側面
三石岩の西側の岩の上から見たところです。西側から見ると、随分と印象が異なります。岩肌を動画に撮りました。
23三石岩てっぺん
三石岩のてっぺんに立ち、瀬戸内海の展望を楽しみました。PM2.5の影響で澄んだ景観は見られませんでしたが、動画には神島(こうのしま)から高島が映っています。
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23三石岩てっぺん
三石岩のてっぺんに立ち、瀬戸内海の展望を楽しみました。PM2.5の影響で澄んだ景観は見られませんでしたが、動画には神島(こうのしま)から高島が映っています。
24三石西国三十三所
       22番総持寺
三石西国三十三所ルートの終点です。千手観世音菩薩が祀られています。この石仏も彩色が施されていました。少し引き返し、23番勝尾寺は周辺の岩などを含めて動画だけ撮りました。
24三石西国三十三所
       22番総持寺
三石西国三十三所ルートの終点です。千手観世音菩薩が祀られています。この石仏も彩色が施されていました。少し引き返し、23番勝尾寺は周辺の岩などを含めて動画だけ撮りました。
25三石西国三十三所
       12番正法寺
登山道「三石山ルート」に戻りました。千手観世音菩薩となぜか天狗様が祀られていました。
25三石西国三十三所
       12番正法寺
登山道「三石山ルート」に戻りました。千手観世音菩薩となぜか天狗様が祀られていました。
26三石西国三十三所
       13番石山寺
如意輪観世音菩薩が祀られていました。その上のキイロスズメバチの巣の方が気になったので動画も撮りました。50×30×30cm程の立派な巣ですが、もう空っぽです。キイロスズメバチは気が強く、連れは別の山で新女王蜂が誕生してのんびりしているはずの働き蜂に叱られたことがあります。この時季でよかったです。
26三石西国三十三所
       13番石山寺
如意輪観世音菩薩が祀られていました。その上のキイロスズメバチの巣の方が気になったので動画も撮りました。50×30×30cm程の立派な巣ですが、もう空っぽです。キイロスズメバチは気が強く、連れは別の山で新女王蜂が誕生してのんびりしているはずの働き蜂に叱られたことがあります。この時季でよかったです。
27三石西国三十三所
     17番六波羅蜜寺
十一面観世音菩薩が祀られています。背後にある巨岩が磐座(いわくら)のように見えました。
27三石西国三十三所
     17番六波羅蜜寺
十一面観世音菩薩が祀られています。背後にある巨岩が磐座(いわくら)のように見えました。
28大岩&三石西国三十三所
        18番頂法寺
手前には大岩と呼ばれる巨岩があり、その向こうには如意輪観世音菩薩が祀られています。大岩には、「三石山観世音菩薩安置」「昭和拾一年八月」などと彫られていました。
28大岩&三石西国三十三所
        18番頂法寺
手前には大岩と呼ばれる巨岩があり、その向こうには如意輪観世音菩薩が祀られています。大岩には、「三石山観世音菩薩安置」「昭和拾一年八月」などと彫られていました。
29樹皮をかじり取られた桜
おそらく鹿がかじったのでしょうが、なぜこの桜だけがこんな目に…(*_*;
29樹皮をかじり取られた桜
おそらく鹿がかじったのでしょうが、なぜこの桜だけがこんな目に…(*_*;
30幻虹台&竜王山
高さ80cm程のササの間の道から出ると、東屋で休憩中の方と目が合って驚かせてしまいました。そのまま幻虹台まで上って振り返って見たところです。幻虹台は神島(竜王山など)や笠岡諸島が弓形をして、あたかも虹の様に見えることからその名が付けられたと言われています。
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30幻虹台&竜王山
高さ80cm程のササの間の道から出ると、東屋で休憩中の方と目が合って驚かせてしまいました。そのまま幻虹台まで上って振り返って見たところです。幻虹台は神島(竜王山など)や笠岡諸島が弓形をして、あたかも虹の様に見えることからその名が付けられたと言われています。
31カブトガニ繁殖地&竜王山
    &高畑山&栂の丸山
神島水道地域はカブトガニ繁殖地で国の天然記念物に指定されています。その背後に神島(こうのしま)の山々が見えます。実は、右奥には道の駅「笠岡ベイファーム」周辺に菜の花畑が広がっているはずだったのですが、PM2.5の影響で霞んでいました。下山後に立ち寄ったら今年はまだ花が少なく、しかも混雑で駐車場に入れませんでした。1週間程早かったのかもしれません。
31カブトガニ繁殖地&竜王山
    &高畑山&栂の丸山
神島水道地域はカブトガニ繁殖地で国の天然記念物に指定されています。その背後に神島(こうのしま)の山々が見えます。実は、右奥には道の駅「笠岡ベイファーム」周辺に菜の花畑が広がっているはずだったのですが、PM2.5の影響で霞んでいました。下山後に立ち寄ったら今年はまだ花が少なく、しかも混雑で駐車場に入れませんでした。1週間程早かったのかもしれません。
32タチツボスミレ
日本のスミレの中でもよく知られており普通に見られるスミレです。よく似た花がたくさんありますが、全体的に淡い紫色で葉がハート形などの特徴から判断しました。スミレは種類が多く難しいです。
32タチツボスミレ
日本のスミレの中でもよく知られており普通に見られるスミレです。よく似た花がたくさんありますが、全体的に淡い紫色で葉がハート形などの特徴から判断しました。スミレは種類が多く難しいです。
33竜王神社(量剛寺跡)
平安時代、叡山座主第三世円仁上人(慈覚大師)が唐から帰朝の途中に、この山頂に寺を建立し、御嶽山量剛寺と称したといわれています。現在は祈雨神社の境内地となっているそうです。おそらく、祈雨神社とは、竜王神社のことでしょう。右手前には御嶽山三十三観音霊場10番三室戸寺の石仏が見えています。
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33竜王神社(量剛寺跡)
平安時代、叡山座主第三世円仁上人(慈覚大師)が唐から帰朝の途中に、この山頂に寺を建立し、御嶽山量剛寺と称したといわれています。現在は祈雨神社の境内地となっているそうです。おそらく、祈雨神社とは、竜王神社のことでしょう。右手前には御嶽山三十三観音霊場10番三室戸寺の石仏が見えています。
34御嶽山・四尋山登山案内図
御嶽山展望台にこの案内図があります。最初は土生(はぶ)ルートで下山し、乗時(のりとき)バス停を経て大工ノ浜に下りようと思っていました。しかし、土生(はぶ)ルートの途中から切子下池<写真47、48>を経てスタート地点の大島海の見える家駐車場<写真01>まで南下することにしました。
34御嶽山・四尋山登山案内図
御嶽山展望台にこの案内図があります。最初は土生(はぶ)ルートで下山し、乗時(のりとき)バス停を経て大工ノ浜に下りようと思っていました。しかし、土生(はぶ)ルートの途中から切子下池<写真47、48>を経てスタート地点の大島海の見える家駐車場<写真01>まで南下することにしました。
35ヒサカキ雄花
雄花は雌花に比べてやや大きく白色で、花はふっくらとしています。昆虫が少ない早春にハエ類が好む発酵した匂いを出して虫を惹き寄せるとされています。連れは梅の花に似たいい香りで、花が傷んでくると猫のにおいがする(猫ちゃんに失礼!)と言うのですが…
35ヒサカキ雄花
雄花は雌花に比べてやや大きく白色で、花はふっくらとしています。昆虫が少ない早春にハエ類が好む発酵した匂いを出して虫を惹き寄せるとされています。連れは梅の花に似たいい香りで、花が傷んでくると猫のにおいがする(猫ちゃんに失礼!)と言うのですが…
36御嶽山頂上三角点
標高319.8mの頂上三角点(点名:大島)です。ここから地形図にはない土生(はぶ)ルートを進むことにしました。
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36御嶽山頂上三角点
標高319.8mの頂上三角点(点名:大島)です。ここから地形図にはない土生(はぶ)ルートを進むことにしました。
37御嶽山三十三観音霊場
8番長谷寺&番外札所法起院
御嶽山頂上近くにあります。十一面観世音菩薩と徳道上人像が祀られています。前回(2017年10月23日)はこの北はヤブに見えましたが、今回は観音道ルートのきれいな道が続いていました。引き返し、御嶽山頂上から土生(はぶ)ルートで下山します。
37御嶽山三十三観音霊場
8番長谷寺&番外札所法起院
御嶽山頂上近くにあります。十一面観世音菩薩と徳道上人像が祀られています。前回(2017年10月23日)はこの北はヤブに見えましたが、今回は観音道ルートのきれいな道が続いていました。引き返し、御嶽山頂上から土生(はぶ)ルートで下山します。
38水取口
この周辺のみ水が流れており、黒いパイプがあります。ここから水を引いているようです。ベンチもありました。
38水取口
この周辺のみ水が流れており、黒いパイプがあります。ここから水を引いているようです。ベンチもありました。
39ツバキ「想いの儘」
不意に周辺が明るくなり、ツバキ数種類が咲いていました。どうやら、この辺りから石鎚神社の境内のようです。「想いの儘(おもいのまま)」は、1本で赤みを帯びたピンク、淡いピンク、白地に淡いピンクの絞りなど様々に咲き分ける品種です。
39ツバキ「想いの儘」
不意に周辺が明るくなり、ツバキ数種類が咲いていました。どうやら、この辺りから石鎚神社の境内のようです。「想いの儘(おもいのまま)」は、1本で赤みを帯びたピンク、淡いピンク、白地に淡いピンクの絞りなど様々に咲き分ける品種です。
40ツバキ「南蛮紅」
大小の真っ赤な花びらが重なり合う獅子咲きで豪華に見えます。
40ツバキ「南蛮紅」
大小の真っ赤な花びらが重なり合う獅子咲きで豪華に見えます。
41ツバキ「胡蝶侘助」
淡いピンク色に白い斑が入る小輪でかわいらしい花です。
41ツバキ「胡蝶侘助」
淡いピンク色に白い斑が入る小輪でかわいらしい花です。
42カエルの置物
小さな池の縁にありました。“蛙の子は蛙”(よりかわいい⁉)…備前焼でしょうか、その愛くるしさに思わず写真を撮ってしまいました。
42カエルの置物
小さな池の縁にありました。“蛙の子は蛙”(よりかわいい⁉)…備前焼でしょうか、その愛くるしさに思わず写真を撮ってしまいました。
43石鎚神社手水舎
竜の口から流れ出た水は樋を伝ってバケツへ…境内は広く立派なのですが、社殿などは小さく簡素で、由緒など詳細はネットで調べてもわかりませんでした。再建困難で公園化されたのでしょうか。謎の神社です。
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43石鎚神社手水舎
竜の口から流れ出た水は樋を伝ってバケツへ…境内は広く立派なのですが、社殿などは小さく簡素で、由緒など詳細はネットで調べてもわかりませんでした。再建困難で公園化されたのでしょうか。謎の神社です。
44梅満開
あまり大きな木ではありませんが、満開でした。側の桜はまだでした。
44梅満開
あまり大きな木ではありませんが、満開でした。側の桜はまだでした。
45石鎚神社参道
コンクリートの参道の途中で振り返ってみました。境内がとても広く、長い神社でした。サザンカやサツキ?が並んでおり、四季折々花が楽しめそうです。ここから土生(はぶ)集落までの道はとても整備され歩きやすいです。
45石鎚神社参道
コンクリートの参道の途中で振り返ってみました。境内がとても広く、長い神社でした。サザンカやサツキ?が並んでおり、四季折々花が楽しめそうです。ここから土生(はぶ)集落までの道はとても整備され歩きやすいです。
46房咲きのスイセン
ニホンズイセンによく似ていますが、副花冠がもっと淡い黄色でした。
46房咲きのスイセン
ニホンズイセンによく似ていますが、副花冠がもっと淡い黄色でした。
47切子下池ホシハジロ♀
この1羽だけでした。越冬のため日本にやってくる渡り鳥で、そろそろヨーロッパに帰るはずなのですが、何かあったのでしょうか。動画も撮りました。
47切子下池ホシハジロ♀
この1羽だけでした。越冬のため日本にやってくる渡り鳥で、そろそろヨーロッパに帰るはずなのですが、何かあったのでしょうか。動画も撮りました。
48切子下池&鉢山
切子下池越しに標高242.5mの鉢山(はちやま)が右の方に見えました。
48切子下池&鉢山
切子下池越しに標高242.5mの鉢山(はちやま)が右の方に見えました。
49コバノミツバツツジ
途中で道がなくなり、木を掴んで登ると正頭(しょうとう)ルートの合流点に咲いていました。ほぼ満開でした。
49コバノミツバツツジ
途中で道がなくなり、木を掴んで登ると正頭(しょうとう)ルートの合流点に咲いていました。ほぼ満開でした。
50ハナニラ
葉や球根を傷つけると、その名の通り、ネギやニラのようなにおいがします。淡い水色が多いのですが、これはほぼ真っ白でした。
50ハナニラ
葉や球根を傷つけると、その名の通り、ネギやニラのようなにおいがします。淡い水色が多いのですが、これはほぼ真っ白でした。
51枝垂れ梅&ヒヨドリ
ヒヨドリは満開の枝垂れ梅の蜜を吸い過ぎ、顔中花粉だらけで真っ黄色でした。くまモンのような赤いほっぺまで一部黄色くなっています。動画も撮りました。
51枝垂れ梅&ヒヨドリ
ヒヨドリは満開の枝垂れ梅の蜜を吸い過ぎ、顔中花粉だらけで真っ黄色でした。くまモンのような赤いほっぺまで一部黄色くなっています。動画も撮りました。
52正頭の五輪石塔
笠岡市の重要文化財で、室町時代初期から中期頃のものといわれています。高さは1.6mと1.7mで市内最大級です。
52正頭の五輪石塔
笠岡市の重要文化財で、室町時代初期から中期頃のものといわれています。高さは1.6mと1.7mで市内最大級です。
53オキザリス・ペスカプラエ
オオキバナカタバミともいいます。南アフリカ原産で日本のカタバミよりも大きく、花の直径は3〜4cmあります。
53オキザリス・ペスカプラエ
オオキバナカタバミともいいます。南アフリカ原産で日本のカタバミよりも大きく、花の直径は3〜4cmあります。
54ユキヤナギ
たいていは枝垂れた枝に真っ白な花がびっしりついているのですが、これは枝を短く切られて花束のようになっていました。
54ユキヤナギ
たいていは枝垂れた枝に真っ白な花がびっしりついているのですが、これは枝を短く切られて花束のようになっていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 今回、最初に立ち寄った天王宮(素戔嗚神社)ではソメイヨシノがようやく開花しました。例年なら3分咲きくらいで今年は遅れているとのことでしたが、御嶽(みたけ)山麓の正頭(しょうとう)集落では、桜のみならず、ハナモモやスモモ、ユスラウメや八重咲きの梅、広い範囲にまるでじゅうたんのように広がるホトケノザなど、春の花をたくさん見ることができました。当然、これらの花の蜜を目当てに鳥たちも集まってきます。おかげで山行序盤はなかなか歩が進みませんでした。
 また、下山途中に立ち寄った石鎚神社<写真43>境内は、開花中のツバキや梅以外にも桜、サツキ?、ソテツなど樹木だらけの日当たりのよい公園のようで心地いい場所でした。
 
 今回は御嶽山(みたけさん)を南から“く”の字に登っていく「三石(みついし)山ルート」にチャレンジしました。事前の情報が乏しく道標もほとんどありませんので、この細い踏み跡でいいのかと思うこともありましたが、無事に展望スポットである幻虹台<写真31>にたどり着きました。
 一方、「三石(みついし)山ルート」から逸れて西に延びる「三石西国三十三所」ルートは入口がわかりにくく、しばらく周辺をさまよいましたが、メインスポットの三石岩<写真22〜24>に到着することができました。神島(こうのしま)や笠岡諸島等を望むことができる休憩兼展望岩でもありました。
 この日はPM2.5が多く、晴れの日にもかかわらず、御嶽山南一帯に広がる瀬戸内海の風景をほとんど望むことができませんでした。少し残念でしたが、周囲が開けている岩の上というロケーションだけでも十分楽しめました。

 人体に悪影響を及ぼすPM2.5は、予防しようにも粒子があまりにも小さすぎてマスクも意味をなしません。開き直るわけではありませんが、PM2.5が多いこの時季も気にせず積極的に山行を続けていくつもりです。来週は花見も楽しめるコースにしたいと思います。



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