シシゴヤノ頭

2018年03月24日(土) [日帰り]

• GPS: 09:23
• 距離: 10.6km
• 登り: 883m
• 下り: 882m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:07
• 休憩: 1:17
• 合計: 9:24

7:13 スタート地点
7:30 7:31 水場／高波吾策像
8:28 8:28 蓬新道登山口（林道終点）
12:28 13:43 シシゴヤノ頭
15:41 15:41 蓬新道登山口（林道終点）
16:22 16:23 水場／高波吾策像
16:37 ゴール地点

天候

晴れ→薄雲

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＜前夜泊＞
ゆざわ健康ランド
http://nishikigoi-land.com/トップページ/ゆざわ健康ランド/

茂倉新道登山口冬期駐車場。

コース状況／危険箇所等

今回のルートは大きく3分割できる。

＜登山口から蓬新道歩いてコマノカミ沢まで＞
序盤の蓬新道は、既に雪量少なく汚れてしまっている。夏道が見えているところもあるが、比較的なだらかで歩きやすい。林道を抜けた後は谷底まで日が射して暖かい。蓬新道から尾根の取付き場所（970m付近）が少しわかりにくい。雪に埋もれている枝沢（コマノカミ沢）を越えて左岸に沿って登る（GPSログ参照）。

＜コマノカミ沢左岸の尾根を稜線まで＞
潜るときはワカンやスノーシューを使うと快適に登れる場合もあるけど、斜度があるので可能ならツボ足またはアイゼンで。復路ではワカンで降りてみたけど、ワカンでの降下には辛い斜度。リッジ状になっている所や休憩ポイントも豊富にあるので、ラッセル訓練にもいいかもしれない。

＜稜線上をシシゴヤノ頭まで＞
雪庇のある雪稜歩きが楽しめる。風が強い時は厳しい稜線。反対のコマノカミノ頭ほど高度感は無いが、山頂直下の急斜面では踏み抜きに注意。

その他周辺情報

＜下山後温泉＞
五十沢温泉（いかざわおんせん）
http://www.ikazawaonsen.com/hotsprings.html
今回は宿泊したけど日帰り入浴も可能（700円）。湯量が豊富でカランのお湯も温泉。風呂自体も大きい。温泉の香りがするし温泉気分を満喫できる。

＜食事＞
みんなの社員食堂 - 魚沼の里
http://www.uonuma-no-sato.jp/facility/syokudo
翌日、八海醸造を見学した際に利用。八海醸造の社員食堂だけど外部の人間も利用可能。ヘルシーでとても美味しかった。営業時間(11:00〜15:00)に注意。

写真

3/24 7:07

登山開始
アスファルトが凍っていて歩きにくい

3/24 7:47

序盤の林道。落ち葉が溜まっている

3/24 8:29

林を抜けた後も、尾根に取り付くまではなだらかな道が続く。うーん。青空は見えたけど、雪面がボコボコだ

3/24 8:52

尾根の取付き付近で、雪質が良くなる！
取付きはわかりにくい。写真中央右の細くなった箇所を越えてから枝沢を左岸に沿って登る

3/24 8:50

超久しぶりの一眼レフが楽しくて、今回はルート以外の写真も撮りまくる

3/24 9:06

そこそこ急傾斜なのでツボ足で行くか迷うところ。ここからアイゼンに切り替える

3/24 9:07

新品グリベル。先週買ったばかり✨

3/24 9:10

癒されるなぁ

3/24 9:20

尾根では先行者のトレースに沿って登るが、踏み跡は少なく気持ち良い。今日は我々を含めて3組

3/24 9:39

谷底から徐々に景色が広がっていくのが見える

3/24 10:06

今回はステップが切り易かったけど、それなりに傾斜はある

3/24 11:37

稜線に上がる最後の雪壁。ここでワカンとストックをデポした

3/24 11:10

森林限界を超えてようやく稜線が見えてきた

3/24 11:37

稜線に上がった後、今回行ったシシゴヤノ頭とは反対の景色。ノートレースでしたが駐車場から抜きつ抜かれつしたお二人が進んでいた。素晴らしい展望コース

3/24 11:44

我々もシシゴヤノ頭への稜線歩きをスタート

3/24 11:46

アイゼン団子には苦労させられたけど、風が緩くとても歩きやすい

3/24 13:36

シシゴヤノ頭に到着。ここからは謙信ゆかりの道が続く。今日はここまで

3/24 13:37

今回はエマージェンシードームの試し張りも目的。内部はポカポカ。底割れ式なので、靴を履きながら入る（被る）ザックを抱き枕にして、うたた寝🍄

3/24 13:37

こちらも目的の一つ。三脚（中型カーボン）を使っての撮影。安定して良い感じ

3/24 13:55

帰路。山頂直下。腰までの踏み抜きにハマったので、ちょっと怖かった

3/24 14:10

今年は雪は少ないとはいえ、これで標高1400m以下。すごいなぁ

3/24 14:10

だいぶ薄くなった雪庇。雲も出てきた帰ろう

3/24 14:35

急に増えた雲が蓬峠の稜線に影を付けていた。トリミングで

3/25 6:41

下山後、南魚沼まで北上して泊まった五十沢温泉（いかざわおんせん）。良い温泉

3/25 11:24

翌日は近くの八海醸造を見学（無料ツアーあり）。雪室はお洒落な建物

3/25 12:39

八海醸造の社員食堂で昼食。誰でも利用出来るとのことで、大賑わいでした

3/25 11:59

とても美味しい。営業時間が限られているけど、機会があったらまた利用したい

撮影機器：

D850 ボディ ニコン

iPhone 8 Plus 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

GPS・地図(1) ファーストエイド・ツェルト・リペア類(1) 着替え・予備グローブ(1) ダウン・目出し帽(1) 保存食・行動食・水(1) サングラス・ゴーグル(1) 日焼け止め(1) ヘッデン(1) アイゼン(1) グローブ(1) ビニール袋(1) ストック・ピッケル(1)

共同装備

ワカン(1) エマージェンシードーム (1)

備考

・三脚（T-2204X+G20X）。次は夜景・夕景を撮りたい。
・エマージェンシードーム。設営や解体は楽。底割れ式で休憩時に靴を脱ぐ必要がないのも便利。

感想

t-kinjou

2年ぶりのシシゴヤノ頭。ここは関越トンネル新潟県の出口、土樽PAの近くに登山口がある冬期ルート。奥まった静かな雰囲気が好きで同じ稜線のコマノカミノ頭も含めると3回目の訪問となる。
今回は雪山用に新調した「エマージェンシードーム」の試し張りと、一眼レフ用の三脚やワカンを担いだ状態での雪山登山の感覚を掴むことも目的。なので、カメラは普段使っているミラーレスの小さいやつではなく、久々の一眼レフ。午前中は晴天予報だし、記録用ではない1枚が撮れることを願いながらスローな雪歩きを楽しんだ。

ここの尾根は結構な急傾斜。息を整えながら振り返ると、谷を挟んで連なる谷川連峰も大きくなっていくような錯覚を覚える。純白の谷川岳や白壁のように広がる蓬峠の迫力だろうか。この時、唯一の見える人工物は関越道と土樽パーキング。ここまで自然に囲まれると、豆粒ほどの自動車でも見えるとちょっと安心する。

森林限界を超えた後は白と青い空が広がる澄んだ景色が広がる。コマノカミノ頭も狙えるコンディションではあったけど、久々の雪稜ということもありシシゴヤノ頭を目指す。前回は痛いほどの強風だった稜線は、心地良い微風のご褒美ルートだった。雪庇に注意しながら歩く。360度の展望が楽しめるコマノカミノ頭では、エマージェンシードームを立てて昼食＆お昼寝付きで1時間以上過ごした。

下山後は六日町まで北上、五十沢温泉（いかざわおんせん）に泊まる。日帰り温泉もやっている湯量の豊富な源泉掛け流し温泉。入浴後は、たっぷり温泉の香りがしてしまう^^。今後も周辺登山の帰りに是非立ち寄りたいと思う。