谷川岳 残雪期の西黒尾根を登り天神平へ

2018年04月03日(火) [日帰り]

• GPS: 05:30
• 距離: 8.8km
• 登り: 1,459m
• 下り: 809m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:16
• 合計: 5:31

8:48 土合駅
8:54 8:55 白毛門登山口駐車場
9:05 9:07 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
9:12 9:14 西黒尾根登山口
11:22 11:22 ラクダの背(ラクダのコブ)
11:28 11:28 ラクダのコル
12:27 12:28 ザンゲ岩
12:47 12:49 谷川岳（トマノ耳）
13:04 13:10 谷川岳
13:21 13:22 谷川岳（トマノ耳）
13:24 13:24 谷川岳・肩の小屋
13:29 13:30 天神ザンゲ岩
13:39 13:39 天狗の留まり場
13:51 13:51 熊穴沢避難小屋
14:05 14:05 天神平・天神峠分岐点
14:19 天神平

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き
大宮　6時34分発　とき301号　新潟行
高崎　7時12分発　水上行
水上　8時24分発　長岡行　土合　8時33分着

帰り
天神平からロープウェイ利用
土合　15時34分発　水上行

コース状況／危険箇所等

残雪状況は多いところで股まで踏み抜きます。ここ数日の温かさ（暑さ）で雪はだいぶ緩くなっています。歩いていてもいろんなところにクラックがありました。スノーブリッジのように隠れたクラックもありますので足元には注意が必要です。
今年の残雪期は短そうですね。

その他周辺情報

ベースプラザの駐車場のフロアに更衣室やロッカーがあります。便利ですね。

写真

4/3 8:35

本日は谷川岳目指し土合駅までやってきました。普通は水上からバスのようですが節約と土合駅に興味があるっていうことで。

4/3 8:35

名物の長ーい階段を上るところからスタートです。462段あるとのこと。

4/3 8:39

途中ベンチがあります。もっと手前にもあったほうがいいと思うよ。

4/3 8:47

地下から抜け出していざ出発です。

4/3 9:03

帰りはあれに乗ります。行きは一生懸命登るのだ。

4/3 9:07

指導センターを抜け

4/3 9:11

程なく登山口に到着します。

4/3 9:14

尾根に乗るまでは踏み跡を追う作業になりました。これが結構わかりにくかった。必ずしも踏み跡を追う必要もないがあればトレースしたくなるもの。

4/3 9:18

早めに装備しちゃおう。ピッケルは1月に無くしちゃったから安いやつ買いました。今日は頑張ってもらう見込みです。

4/3 10:02

尾根に乗り進んでいくとなんか穴が開いている。

4/3 10:03

踏み跡のある場所でも際どいな、避けて通ろう。

4/3 10:10

天神平駅だ、あそこが今日の終着点になります。

4/3 10:31

しばらくは穏やかな尾根です。たまにクラックがあること以外は。

4/3 10:47

次第に高度が上がってきます。振り返ると絶景。

4/3 10:53

そしてだんだん急傾斜になっていく。

4/3 10:58

鎖が出ているのはありがたい。本数数え忘れたんで全部の鎖が出ていたかどうかよくわかりません。。。

4/3 11:02

おお、絶景かな白毛門。

4/3 11:02

トマノ耳オキノ耳も見えてきた。

4/3 11:03

視界が開けてきましたよ。

4/3 11:04

たまに雪崩れていました。自分の場所がそうならない保証もないし何となく気を付けていないと。

4/3 11:07

このリボンを乗り越えていくわけですが自分的にはここからが難所でした、だからこれが難所のサイン。

4/3 11:12

ま、鎖が出ているんですけどね。やっぱ少し怖いよね。

4/3 11:14

ここ、いやだったなぁ。下に鎖が出ていますが下に降りられなかったんであの鎖は触れませんでした。稜線を巻かずに押し通す。怖っ。

4/3 11:14

ここ右側の雪のステップに乗らざる負えないんですがこの時間になると雪が大分緩くてステップが崩れそう。崩れたら危ないんで慎重に通りました。

4/3 11:17

ラクダのコブ超えたかな？

4/3 11:21

うおお、振り返るとご褒美がすごい！！

4/3 11:25

今度はザンゲ岩目指して急斜面に入っていきます。

4/3 11:27

斜面には基本的に踏み跡があるからそのステップを拝借するんですけど雪が腐っていてステップも壊れやすいし時折クラックが入っていたりですごく気をつかう。

4/3 11:35

ホントは写真を撮っている余裕なんかなくて。ノールックでシャッターを切る。こえええ。

4/3 11:45

ゆっくり時間をかけて登る。雪面にピッケルを刺し体重を分散させつつステップに荷重を移す。これの繰り返し。

4/3 11:46

周りには誰もいないし単独行だからミスっても誰にも気づいてもらえない。そのことがより集中力を高める。つい独り言を叫ぶ「もっと安全なルートはねーのかなー、、、ここが一番安全か、、」

4/3 12:05

うわー、雪庇がすごいな。武尊山ではほとんどなくなっていたがこちらは結構残っているな。

4/3 12:09

あれは、ザンゲ岩？？

4/3 12:14

油断していると地面がポッカリ口を開けている。君子危うきに近寄らず。

4/3 12:16

厳冬期だったらもっとすごい風景なのでしょう。でも今日でも十分怖かったから真冬は天神平からでいいや、と思った。

4/3 12:18

近づきたくないけど通らなきゃいけない場所もある。

4/3 12:20

もうひと頑張りだ。予定の時間よりだいぶ遅れてしまったが問題ない範囲。

4/3 12:28

天神平からのルート上は人がたくさんいます。

4/3 12:30

天空への回廊、

4/3 12:40

見覚えのある風景！

4/3 12:46

雪が大分なくなっている。

4/3 12:47

万太郎山のほう、キレイすぎ。

4/3 12:48

トマノ耳到着。予定より15分ほどの遅れ。
まあ、想定の範囲内。

4/3 12:49

あっちも行こう。

4/3 12:53

振り返る、雪結構消えてるな。
今月はこの後寒くなってまた暑くなるらしい。残雪期は短そうだ。

4/3 13:01

オキノ耳到着。

4/3 13:01

なんとも言えない美しさだ。

4/3 13:02

サンキュー新しい相棒。今日はこれ無しでは怖くて登れなかったと思う。

4/3 13:02

先の稜線。前回来たときは一ノ倉岳の手前まで行ったけど今日はここまでにします。ゴハン食べよう。

4/3 13:07

あれは、、あこがれの山、マッターホルンこと大源太山かな。

4/3 13:08

帰ろう

4/3 13:10

うーんキレイだなぁ。

4/3 13:16

雪庇の様子。

4/3 13:22

肩の小屋と後ろの風景。絵になるなぁ。

4/3 13:27

さて、天神平に向けずんずん降りますよ。

4/3 13:35

一気に高度を下げる。夏だと大変そうだが雪があると早い。

4/3 13:38

帰り道の全体像が見えているので気持ちが楽である。

4/3 13:50

避難小屋はしっかり埋まっている。

4/3 13:56

ロープがあるとこ。

4/3 14:10

帰ってきましたよー。

4/3 14:25

あとはロープウェーで降ります。モンベル割引は往復だけなんだって、残念。。。

4/3 15:19

土合駅に戻ってきました。
今日も無事でした、ありがとうございます。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ピッケル

感想

Alkaline

目標にしていた残雪期の西黒尾根にチャレンジしてきました。
結果としてスゴイ危ないと思うようなことにはなりませんでしたが雪崩れのリスクや滑落の可能性を考えると人が少ない平日に単独で行うことではないかな、とも思いました。
実際危ないと思わなくても怖いとは思ったしこういうの挑戦するときはもっとリスクマネジメントについて考えなきゃいけないかな。今回は自分でできることはある程度実践したつもりではいました。寒さに弱いので寒くないこの時期を選び、風のない日を選び装備も余計なものは持たずできるだけ軽くしたり。今回のマネジメントは「落ちないように」です。当たり前ですし一番重要ですけど。
あとは「もし、落ちたら」の管理も少しは考えないといけませんね。

コメント

ぷるめい

西黒尾根・・・怖そう（＠＠）
Alkalineさん
こんにちは。
雪のあるうちにもう一回くらい西黒尾根から登ってみたいとレコを探して、たどり着いたらAlkalineさんでした。
十分、君子危うきに近寄っていて、読んでる立場では楽しいレコでした
でも、西黒尾根、怖そうになっていて、もうこの週末は無理かなぁ・・・
ちょっと怖いくらいは楽しくて、凄く怖いは楽しくなさそうです

Alkaline

Re: 西黒尾根・・・怖そう（＠＠）
mapleさん、こんにちは。
西黒尾根に行くにあたり私もたくさんのレコを参考にさせていただいて、もちろんmapleさんのレコもお見掛けして参考にさせていただきました。厳冬期に行くのはすごいなぁと思いましたよ。
もし、週末に行かれるのであれば雪崩とかには十分注意です。
私が行った時は「夏かよ」ってくらい暑くて終始長袖Tシャツとミレーのインナーのみで行動していて防風防寒着の類はザックの肥やしでした。。。それと比べると明日とか明後日は気温が下がるようですが今月に入ってからの気温はちょっと異常ですよね。
ラクダのコブの付近では鎖が出ているのでまだ楽だったんだと思いますが雪が腐っていることに悩まされちょっと不安でした。コルを過ぎたあたりからクラックを避けたくても隣り合わせで歩くしかないと思う場所がありこれをスリルとするのか不安材料とするのか、、、自分としては余計なスリルだったかなぁ、という感じです。
総じて楽しい山行でしたがリスク管理について考えさせられる一面もあった訳です。
あらためて見てみるとmapleさんも公共交通機関組でしたね。山行先とかすごく参考になります、今更ですけどフォローしちゃいますね！