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記録ID: 1420325
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

裏妙義・丁須の頭 妙義山系虎の穴エピソード3

2018年04月04日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.9km
登り
719m
下り
714m

コースタイム

日帰り
山行
4:50
休憩
0:50
合計
5:40
8:25
35
スタート地点
9:00
9:00
30
9:30
9:35
40
10:15
10:20
60
11:20
12:00
65
13:05
13:05
60
14:05
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
前泊した桜咲く妙義神社前
2018年04月04日 06:56撮影 by  iPhone 6, Apple
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前泊した桜咲く妙義神社前
あさお吊り橋からスタート
2018年04月04日 08:24撮影 by  iPhone 6, Apple
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あさお吊り橋からスタート
ちょっと水量が少ない麻苧の滝(第一不動の滝)
2018年04月04日 08:37撮影 by  iPhone 6, Apple
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ちょっと水量が少ない麻苧の滝(第一不動の滝)
いきなりトラバースの鎖場
2018年04月04日 08:39撮影 by  iPhone 6, Apple
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いきなりトラバースの鎖場
眼下に碓氷峠鉄道文化むら
2018年04月04日 09:01撮影 by  iPhone 6, Apple
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眼下に碓氷峠鉄道文化むら
高崎方面は霞んでいる
2018年04月04日 09:10撮影 by  iPhone 6, Apple
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高崎方面は霞んでいる
石碑が立つ産泰山山頂
2018年04月04日 09:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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石碑が立つ産泰山山頂
一瞬富士と見紛う浅間山
2018年04月04日 10:10撮影 by  iPhone 6, Apple
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一瞬富士と見紛う浅間山
奥に丁須の頭が見える御岳山頂
2018年04月04日 10:16撮影 by  iPhone 6, Apple
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奥に丁須の頭が見える御岳山頂
去年縦走した表妙義もクッキリ
2018年04月04日 10:17撮影 by  iPhone 6, Apple
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去年縦走した表妙義もクッキリ
高度感のある鎖場
2018年04月04日 10:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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高度感のある鎖場
細尾根の鎖場
2018年04月04日 10:35撮影 by  iPhone 6, Apple
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細尾根の鎖場
目の前に丁須の頭が現れる
2018年04月04日 11:12撮影 by  iPhone 6, Apple
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目の前に丁須の頭が現れる
丁須の頭の上からの眺め
2018年04月04日 11:20撮影 by  iPhone 6, Apple
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丁須の頭の上からの眺め
今日登ってきた御岳コース
2018年04月04日 11:27撮影 by  iPhone 6, Apple
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今日登ってきた御岳コース
丁須の頭越しの表妙義
2018年04月04日 11:35撮影 by  iPhone 6, Apple
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丁須の頭越しの表妙義
頭の上で寝転がってみる
2018年04月04日 11:36撮影 by  iPhone 6, Apple
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頭の上で寝転がってみる
下りてきて振り返る
2018年04月04日 11:47撮影 by  iPhone 6, Apple
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下りてきて振り返る
横から丁須の頭全体
2018年04月04日 11:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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横から丁須の頭全体
よく登りました
2018年04月04日 11:59撮影 by  iPhone 6, Apple
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よく登りました
長い鎖場から鍵沢コースを下り始める
2018年04月04日 12:04撮影 by  iPhone 6, Apple
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長い鎖場から鍵沢コースを下り始める
修行場跡?立派な石垣
2018年04月04日 12:56撮影 by  iPhone 6, Apple
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修行場跡?立派な石垣
水が綺麗な第二不動の滝
2018年04月04日 13:08撮影 by  iPhone 6, Apple
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水が綺麗な第二不動の滝
麓が近づくにつれツツジが咲く
2018年04月04日 13:38撮影 by  iPhone 6, Apple
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麓が近づくにつれツツジが咲く
最後の最後でこんな崖を下る
2018年04月04日 13:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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最後の最後でこんな崖を下る
桜咲くあさお吊り橋にゴール
2018年04月04日 14:01撮影 by  iPhone 6, Apple
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桜咲くあさお吊り橋にゴール
勧められた中華食堂で〆
2018年04月04日 14:08撮影 by  iPhone 6, Apple
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勧められた中華食堂で〆
撮影機器:

感想

桜の時期になると妙義山系に登る。いつの間にやら出来た恒例も今年で3年目。初年は相馬岳、去年は表妙義縦走。その時にはとてもハードな挑戦でした。私にとって妙義山系は虎の穴。夏の高山に向けて、ここで登山技術を磨くのです。今年は裏妙義の丁須の頭へ。いつも前泊でお世話になっている妙義神社前の東雲館でアドバイスを受けて挑戦してきました。

朝、ご主人に登山口のあるあさお吊り橋まで車で送ってもらう。本当にありがたい。
まずは吊り橋を渡り、一般の散策路になっている自然公園内を進む。季節柄なのか水量が少ない麻苧の滝の先に登山届箱があり、そこから本格的な山道となる。いきなり急登、そして早くも鎖場が登場。最初だからといって決して生易しくはないのが妙義流。何ともいやらしいトラバースの鎖場をこなして行く。
急登はさらに続き、一気に高度が上がっていく。しばらくすると、木々の間から横川駅の辺りが眼下に見えてくる。碓氷峠鉄道文化むらの電車車両がプラレールのよう。鼻曲りのザンゲ岩で休憩の二人組を追い抜く。そこからはアップダウン繰り返しながら徐々に高度が上がる道に変わってくる。途中開けた所で東側の高崎方面が望めるが、春霞でよく見えない。黙々と歩き、石碑が立つ産泰山山頂に到着。着く頃には思いのほか気温が高いせいもあるのか、汗ばむ位に身体が温まってくる。
ここからはアップダウンの落差が激しくなってる。濡れたルンゼ(岩溝)を登ったり、岩の細尾根を鎖で登ったり、長めの鎖で降ったり、妙義らしさが段々と出てきて楽しくなってくる。(だが、一つ一つ慎重さは忘れずに)途中で綺麗に浅間山が望め、遥拝所のような石祠がある。
コース名でもある御岳を過ぎると、目標の金槌形の丁須の頭がハッキリと見え始め、尾根伝いの道はますますテクニカルになってくる。連続する鎖場をこなし、リッジ状の岩場を越え、妙義らしさ全開の高度感がある道を上り降り進む。
そして、とうとう丁須の頭の台座に到着。脇で休憩する登山者を横目に、ザックを下ろして早速勢いで頭に挑戦する。頭自体は5メートルほどの岩場だが、鎖が垂れている更に下は切れ落ち、比高は10メートル以上にはなっていて、過去死亡事故が起きているのも納得。とりあえず下から観察して登るイメージをつくる。宿のご主人のアドバイスでは、特に鎖の左側にホールドする箇所があるので、それを上手く利用するとのこと。確かに上の方はそれで行けそうだが、それよりもまず取り付きが頭を悩ませる。鎖の右下から巻くような形で始まるので、鎖を掴み一歩目踏み上げた後、二歩目を上げるタイミングでどうしても身体が左に振られる感じになる。もしそこでバランスを崩し、その勢いに負けて手から鎖がすり抜けたりすると崖下に真っ逆様である。しばし手と足の位置と順番を模索しながら、不安を少しでも和らげる為にせっかく持ってきたヘルメットを着用する。
気合いを入れて取り付く。鎖を掴み、一歩、反対の手を岩の窪みに入れ、二歩、身体が振られるが、しっかり両手がホールドされてるのでバランスが取れている。鎖をたぐり、三歩、しっかりした足場を確保出来、行けると確信。後はアドバイス通り登っていく。
丁須の頭登頂。風はないが狭い足場がスリリングで少し足がすくむ。されど、達成感と360度パノラマの景色に気分が高揚する。頭の上で20分ほど写真を撮ったり、補給食を食べたり、寝そべったりする。ソロだと頭にいる自分を引きの写真を撮れないのが少し残念。
下りも慎重に。登る時の逆回転のイメージで足場も上手く確保出来、問題なく無事台座まで下りる。緊張の時間が終了。
下山は鍵沢コースへ。いきなり長い鎖から始まり、谷筋を一気に下る形で鎖場が続く。落ち葉も吹き溜まって積もっているので、浮き石を踏まないよう注意深く下る。修行場跡らしき石垣がある辺りから沢が流れ始め、それに沿って進む。沢の水は透き通って冷たい。宿での話だと今時期は大丈夫だが、夏場はこの辺りヤマビルでいっぱいらしい。
小さな第二不動の滝の前を横切って沢の左側に道が続く。沢から離れた山道になり歩き易くなる。麓が近づくにつれ綺麗に咲いたツツジが見られる。スタートの吊り橋も見え、緊張感が薄らぎ始めた頃、最後の最後まで妙義は気が抜けない事を改めて実感することに。緩やかな山道が途中で止まり、突然岩と土の崖のような斜面を下ることを強制させられる。ロープ、鎖、ハシゴもあるがとにかく滑りやすくて厄介。何とか気持ちを切り替えて下りきる。まもなく朝スタートした吊り橋にゴール。
横川駅への途中、宿のご主人のオススメの中華食堂へ。山登りの後に美味しいラーメンは最高。

丁須の頭の鎖は短いながらも妙義山系でも難しい部類。今年の挑戦も無事に終えたことに感謝です。きっとまた素晴らしい経験値を得られたことでしょう。来年は妙義山系最高峰の谷急山を含めた裏妙義縦走になりそうかな。

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