蕎麦粒山（静岡県）

2018年04月04日(水) [日帰り]

• GPS: 03:51
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,174m
• 下り: 1,172m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:29
• 休憩: 0:21
• 合計: 3:50

距離 11.7km 登り 921m 下り 922m

8:50 大札山森林公園
9:15 9:22 大札山
9:56 大札山北尾根登山口
9:59 蕎麦粒山・大札山鞍部
10:07 10:10 蕎麦粒山南尾根登山口
11:09 11:20 蕎麦粒山
11:38 山犬段
12:14 蕎麦粒山南尾根登山口
12:21 蕎麦粒山・大札山鞍部
12:40 大札山森林公園

写真

林道南明石林線もようやく冬季通行止めが解除され、大札山の近くまで行けるようになりました。

大札山肩登山口の駐車場に到着

ここからの展望もすばらしい。

春になると見かけるお花のつぼみ。何なのかさっぱりわからない植物オンチ。

林道蕎麦粒線はまだ通行止め。

とてもよく整備された開放感のある登山道。でも、意外と傾斜があってナメてると痛い目に遭いますよ（ナメてた本人が言うんだから間違いない）

山で見るこういう木はすべてブナだと思っていたが、けっこういろんな種類の木が生えてるんだな。

肩コース分岐に差し掛かったので右から山頂に進みます。

整備してくれてどうもありがとう。

展望地だとっ？そりゃ寄らなきゃ。

…展望地はいづこ。

ということで大札山に登頂いたしました。展望地なんか行かなくても、山頂からの展望でじゅうぶんだよ。

二等三角点「大札山」。

遠くの中央に見えるドッシリしたピークが大無間山、左に見える雪の付いたピークが聖岳と上河内岳。それにしても天気が良くて展望も最高なんだな。

山頂からちょっと北に進んだところにも展望地があって、さらにすばらしい風景が見られます。

黒法師岳はどっから見てもすぐわかる。

北尾根を歩いて林道まで下りていきます。

なかなか急な下りで油断するとコケそう。

起伏に飛んだ登山道だし展望も良くて楽しいなと。

立派な山容の蕎麦粒山。

このまま尾根を直進するとキケンらしいので、素直に曲がります。

ということで、林道まで下りてきました。

高塚山とか、高塚山とか、高塚山とか、そっち方面（テキトー）

こっから林道蕎麦粒線に突入であります。

この辺の林道は展望が良いので歩いていて気持ちいいんだな。

車では走りたくない林道蕎麦粒線ではあるが、歩く分には快適そのもの。

少し歩くと左手に蕎麦粒山南尾根登山口。

尾根までせっせと登る。

尾根に取り付きました。

岩場なんかもあって、起伏に富んだ楽しい登山道。

階段に使われている丸太などもけっこうボロボロ。山犬段まで車で行ける現在、この登山道を歩いて蕎麦粒山に登る人はだいぶ少なくなってしまったのでしょうね。

かなり手強い急斜面もあったりして、なかなか油断できません。

今日歩いたコースは、どこもかしこも展望が良くて最高です。

前方に蕎麦粒山のピークが見えてまいりました。

すごい崩壊地。

こんな崩壊地の斜面にバリケードを作らされる作業員もタイヘンだろうな。

山頂の少し手前で二人連れの登山者に出会う。予想通り、大札山の駐車場に先に停まっていた車の方たちでした。

蕎麦粒山に登頂いたしました。

三等三角点「川東」。

天候に恵まれていい山歩きになったんだな。

よい子の糖分補給。

山頂でご一緒したお二人は食事の支度を始めたので、お昼を持っていない自分は挨拶してお先に下山。

距離的には大回りになりますが、歩きやすさを優先して山犬段経由で林道を歩いて帰ります。

とっても歩きやすい、蕎麦粒山〜山犬段をつなぐ登山道。

蕎麦粒山から山犬段への下り道は展望が良いのだ。

黒法師岳＆バラ谷の頭。

大無間山。

山犬段に到着。

こんにちは。

林道を歩いて帰る。

ゴールまで遠いな。

向こうに見えるピョコンピョコンて感じのピークが大札山。

あっ、ベルギーワッフルっ！

一度でいいからモノラックに乗ってみたいな。

こんな斜面にまあよくぞ大量のベルギーワッフルを作ったもんだ。

ガードレールがスゴイことになっとるよ。

お仕事ご苦労様であります。

いつも車で通るとボゴン！てなる場所。

すげぇベルギーワッフル。

水場があったので、アホみたいにガブ飲みする。

治山作業のワイヤーがスゴイことになっとる。

小鳥箱があったので入って休憩しようと思ったが、穴の直径が5cmぐらいで少しキツかったのでヤメておく。

あ、小屋だ。

ごめんくださ〜い。

気温も上がって汗ダーダー。

てことで、無事ゴールであります。

いい顔しとるね。

おなか空いたのでサッサと帰るよ。

感想

bk138

山犬段にアクセスするときに
いつも横を通過するだけの大札山、
今日は登ってみることにしました。

出発が遅くなってしまったので、
最短ルートで登ることのできる
肩登山口から出発しましたが、
さすがにそれだけでは物足りないので、
蕎麦粒山まで足を伸ばしてみることに。

短いルートながら大札山登山だけでも
じゅうぶんに楽しかったのですが、
蕎麦粒山への登山道も予想以上に楽しく、
眺めの良い林道歩きも含めて
充実した山歩きとなりました。

いままで、山犬段からしか
登ったことがなかった蕎麦粒山。

山犬段から登り始めるとすぐ着いてしまい、
自分の中では「他の山に向かう通過点」という
位置付けでしかなかった蕎麦粒山でしたが、
こうして、大札山から尾根を伝って到着した蕎麦粒山の山頂は、
単なる通過点で済ませてしまうのは惜しい、
すばらしい山なんだなと再認識させられました。

車を使おうが、ロープウェイに乗ろうが、
山頂に立ちさえすれば、どんな手段を使っても
登頂は登頂に変わりありません。

しかし、山頂に立つこと以上に、
そこまでに至るプロセスというのが
登山という行為において重要であり、
だからこそ、どこを歩いて山頂に向かおうかな、
どんな装備を用意して行こうかな、
そんな風にあれこれ計画を練るのも、
登山と同じぐらい楽しい時間なのです。

ここしばらく、ピークハントに精を出して
「山頂に到達するまでのプロセス」を
ないがしろにしていた自分自身を反省する、
とても貴重な蕎麦粒山への道のりでありました。





おわり