黒部横断スキー
- GPS
- 32:00
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 2,937m
- 下り
- 3,376m
コースタイム
日向山ゲート(6:00)−扇沢(7:25)−針ノ木峠(11:25-45)−黒部ダム(13:
30)−黒部川徒渉−ヌクイ谷出合泊(14:15)
4/1
発(6:35)−刈安峠(8:20)−中ノ谷経由−ザラ峠(10:30)−獅子岳肩(12:
10-12:20)−ザラ峠からの沢合流点(13:00)−泥鰌池対岸(14:00)−立山駅
(18:05)
天候 | 晴、高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:富山地鉄立山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年より小雪で、下部のデブリがやっかい |
写真
感想
単独での黒部横断のスキーと、獅子岳西面の滑走を目的として、山へ入った。
【3月31日】
夜行バスで信濃大町着、そのままタクシーで日向山ゲートまで。ゲートにはスキーの横断パーティー1(みさごさんとamatchさん)、爺ヶ岳に向かうツボパーティー1。スキーを背負って歩き出す。路面に雪はない。
扇沢から針ノ木雪渓へのシール登行を開始するが、ここでも水流が見える。堰堤の通過は問題ない。蓮華大沢からは大きなデブリが出ており、その上は比較的綺麗な雪面が続く。デブリはソフト。針ノ木峠は無風快晴、大展望。富士山も見えた。針ノ木谷上部はメローな面ツルのザラメで非常に快適だが、すぐ谷が狭まり水流が出現、スキーを脱いで歩く。蓮華岳からの本流を併せると谷は広がる。デブリが多い。徒渉は5回くらい、夏道が整備されて赤布が助かる。木の橋も渡った。
黒部川の水量は想定内で、徒渉は膝上だった。明日の西面ドロップを考えて、時間は早いが対岸でツェルト泊。後からみさごさんたちが追いついてきた。
【4月1日】
ゆっくり出発。ヌクイ谷の南向き林間斜面のデブリがすごい。刈安峠に登り、シールを外して中ノ谷へトラバースする。雪崩地形を何回も横断し、雪が安定しなければかなりいやらしいだろう。中ノ谷上部はおだやかな地形で山旅の趣である。ザラ峠からアイゼンに履き替え、獅子岳へ向かう。夏道のハシゴ部分の雪壁を慎重に越える。獅子岳山頂南の肩で、地形と雪を確認、西面へドロップする。傾斜は40度を越えるくらいで、雪はだいたいザラメ(クラストあるいはモナカ)からソフトなデブリ、あまり快適とは言えない。下部で傾斜と雪が緩み、デブリからも解放され、今回一番のクルージングを満喫する。しかし、すぐに堰堤が始まる。下りるに従い、デブリが大きく、黒くなる。おまけにストップスノー。何回もスキーを脱ぎ、こぎ続け、ルーファイミスもあり、最後はスキーを担いでヘトヘトで立山駅に到着。大幅に時間オーバーだった。なんとか日のうちに帰京できた。
南岸低気圧の通過(3月21日には東京で降雪)以降、高温が連続して低標高のスキーは終わった。今回のラインでは1500mより下はデブリでギタギタ、南面はもっと上からダメで、時期的には少し遅かった。
みさごさんたちとは抜きつ抜かれつで、要所で一緒、お世話になりました。また、めっこの会の方々とニアミス、すれ違ったようですね。他にもスキーのシュプールを見ました。比較的最近、複数パーティーが横断したようです。
コメント
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林道奥の堰堤に自転車をデポしたいのですが、ゲートがあるなどで車で入れないような林道でしょうか。よろしくお願いします。
立山駅のすぐ先にゲートがあり、そこは車が停められるようです。
ゲートの先の林道は、雪があるときは自転車は使えず、無くなる春はデブリで自転車は有効でない気がします。
スキーですか?無雪期は分かりません。
情報ありがとうございます。他の情報も合わせると、車で自転車をデポしに行くことはできない。この時期、自転車は、林道上部はデブリなどで有効でないが、未舗装ながら走れる区間もあるということのようですね。
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