気合の下山〜乗鞍岳〜またしても前十字


- GPS
- 07:50
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,095m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:45
天候 | 判っちゃいたけど、悪かったねぇ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル(雨具兼)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ブーツ
ヘルメット
ゴーグル
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ラジオ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
保険証
携帯
サングラス
非常食
行動食
保温ボトル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
SJCAM4000:通称パチプロ
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感想
昨年5月に右前十字靭帯断裂をし、治療、リハビリ、トレーニングと積み重ねること11ヶ月。
ほぼ復活して、来月にはリベンジ立山の予定でした。
その為に、暫く履いていなかったザラメ用の細板に慣れておくことと、立山で数日ステイ中に予想される荒天日への対応トレーニングに昨日の乗鞍は好都合の条件でした。
車中泊から起きると想定より穏やかな天候で、積雪は10〜15cm程かな。
降雪はチラチラ舞う程度で、風は数メートル程度。
しかし、それは麓でのこと、森林限界より上は結構なものだろう、と。
遠望はまったく無いですねぇ。
登り始めに確認できた他の登山者は、一番前にスプリットのノースジャケットの単独の方、次にディアミール乗せた細板とスノーシューのペアの方、speedfit84、アルマダ、バルトロウーマン(?)の北陸からの御三人でした。
その後、北陸の御三方とは折り返しまで、ご同行させていただきました。
で、登りはね、特筆無いのですよ。
肩の口のトイレで大休止後、肩の小屋まで登って折り返そうとしたけど、トイレを出て数十mで断念。
完全ホワイトアウトで、GPSで登れたとしても、滑走が危険。
まず間違いなく三半規管がヤラれてコケまくり、下山困難になりそうでしたのでトイレまで戻ってトランジット。
滑走開始後すぐは目標物が見えない状況だったので案の定、斜めスライドコケ。
「やっぱ、上まで行かなくて正解だったなぁ、状況判断トレーニングはクリアか?」などと、この時は調子こいていましたねぇ。
雪の状況はまぁまぁ悪くて、新雪とは言え非常に重く、春の雪に苦戦。
先月は登ったルートをPTしたので今回は少し外したルートを模索しようと、スキーヤーズレフトに進路を取るも、斜度緩く板走らずで、仕方なく前回同様のルートに戻しました。
で、ツアーコース終点のチョイ斜度ありのバーン。
「ここなら板進むっしょ」とヒョイっとドロップ、先ず左ターン。
おっもーい。
ブルドーザーの気分です。
細板なので、かなりの後荷重で右ターンへ繋ぐ…と、そこでコトは起きました。
「パンッ」と左膝で何かが弾けて、その瞬間左方向へダイブ。
初めての経験だったら、何が起きたか判らなかったでしょうねぇ…。
でも悲しいかな、経験済みの私は全てを瞬間的に理解できちゃったワケで。
前十字靭帯逝ったな…と。
雪の中から脚を抱え上げるように脱出、立ち上がってみると、まぁまぁ立てる。
左に荷重掛けると、落とし穴を踏んだかのごとく転倒。
…間違いない、前十字。
膝の両サイドを手で圧迫しても痛くないし、真っ直ぐ荷重で切れたから側副は大丈夫っぽい。
とりあえず、まぁまぁ斜面の中腹にいるので、なだらかな所まで移動しなきゃ、と半転げながら移動。
「アイツ何やってんだ?」みたいな周囲の視線が気になる…。
何気ない振りしているものの、流石に異常行動の連続なので、近くに見えたテレマーカーさんに気遣われた。
ありがたい気持ち反面、情けなく悔しい思いもあり、「靭帯切れましたが、大丈夫です。慣れていますので…」とワケの判らん返答をしてましたね。
この方はその後も、「荷物持とうか?」と声を掛けてくださって、お気持ちが本当にありがたく、感謝しています。
素っ気無い返答をしてしまったなぁ、と反省していますが、精神的に限界ギリギリの状態だったのでご容赦ください。
しかし、靭帯断裂慣れってヤだねぇ〜。
まぁ、前十字靭帯断裂ってのは、膝くずれに気をつければ自力歩行できることは判っていたから焦っていませんでしたね。
で、「さて、帰るか…。」と。
シートラに変えて歩行下山です。
時刻はまだ昼前、体力、食料、水分、全て十分。
最悪の場合、周囲に人は一杯、携帯も満充電で三本アンテナ。
意識はハッキリ、自力歩行可能。
オレはヤマ屋の端くれ、ヤマとは下山すること!
一たびヤマに入ったならば自力下山必至!
いやぁ、アドレナリン出まくりで助かりましたわ。
メンタル負けてたら、下山困難だったかも…。
途中、5回位膝崩れでコケたけど。
人のいるエリアを下山しなけりゃならなかったから、ゲレンデ下山のルート選べず第3駐車場に下山するハメになって、余分な舗装路歩行がしんどかったけど。
でも学ぶこともあって、前十字断裂していると、踵キックステップは不可能で(脛の骨が前にずれるので膝崩れします)急斜面は後ろ向いてつま先でのキックステップでクライムダウンで下降すれば良いこと。
下手に休憩を挟むと、次の動き出しが凄くしんどいので、ゆっくりと休憩不要のペースで体を動かし続けること。
私のおかしな行動に異変を気付いて(助けが要るか?)と気を送って来る人は、装備、身のこなしなどから、一見してベテランと判る人であって、流石だな、と。
さてさて。
そんな気付きや学び皆さんは経験しなくて良いと思いますが…。
結局三時間ほど掛けて、何とか下山。
で、そこで待っていたのは、オレの愛車エクストレイル「MT車」。
第二ラウンド、「クラッチとの闘い」のゴングが今高らかに鳴り響く…。
総括
まぁ、下山しましたが。
無事下山ではありませんでしたね。
難に遭った事は間違いなく事実で、それは遭難と呼ぶワケで。
遭難=救助要請ではないですし、意識ハッキリ、自力歩行可能であったから、救助要請しませんでしたが、状況次第では素直に助けを求める必要があったかもしれません。
まぁ、「助けて」って言うのは何時でも簡単に確実に言える状況でしたから、自分で歩ける間は頑張るか、と言った安心感の上でのトライアルだったのかな、と。(JROの会員でもありますよ)
今回の私の判断、行動は皆さんの参考になる事例では無いと思います。
私のヤマに対する考え、価値観、社会に於ける自身の責任の取り方、家族への想い、そして私の持っている山屋の衿持、それらを全て含め判断、行動した結果です。
まぁ、「ランドレってヤツは高い所に行きたがる煙の仲間なんだなぁ」と生暖かく、笑って頂ければ良いネタになったな、と。
最後になりますが、今後暫くはお休みです。
止めるつもりはありませんよ。
帰ってきます。(ちょっと自信ないけど…。)
今まで、私の馬鹿げた行動に拍手を下さったり、アドバイスやコメントを下さった方々、ありがとうございました。
お一方それぞれに今までの御礼を述べたいのですが、みだりに、個人IDをここに記載するのは如何な物かと思いますので、その方々には判る書き方をさせていただきます。
岐阜のM先生、尊敬する心の師です。いつもありがとうございます。
この所、山スキーカテで邁進を続ける「H」メットの山スキー先輩、私から見てそこそこ年上なのですが、未だ成長、躍進が素晴らしく、多くの良い刺激を頂きました。ありがとうございます。
お子さんとヤマを楽しまれている京都のMさん、お酒好きの大阪のMさん、いつかまた伊吹山で再会したいですね!ありがとうございました。
パワフル奥様と旦那様、ピンクメットのあの方、黒七姐さん、美濃、揖斐の山で待ってて下さい。ありがとうございました。
カイル君のおとうさん、無線好きのあの方、立山でお会いしたまっちゃんさん、ヤマネチ!なあの方、比叡の若い力さん、大学勤めのテレマーカーさん、野伏ダイレクトをダイレクトな青年さん、高校山岳部の先生、遭難経験の先輩、岐阜が誇る世界No1サミッターHさん、眼鏡を掛けた猫さん、いつも拍手を頂き、ありがとうございました。
他にもいつも私のレコを見ていただき、拍手をしてくださる皆々様、ヤマレコに限らず、山で出会った全ての人、ショップの方々、メーカーさん、大垣の二人、ありがとうございました。
最近ゴーグルの横にカメラをつけたアグレッシブな山スキーヤーなあの方、目指す方向が似ていて、良い刺激でした、ありがとうございました。
前十字断裂先輩のTさん、オレも後を続くぜ!で宜しくお願いします。ありがとうございました。
的場さんをはじめ、ヤマレコ運営の皆さん、レコ仲間との出会いと交流の場をありがとうございました。
しばらくレコアゲは出来なくなりますが、何某かの動きは継続していくつもりですので、皆様今後とも宜しくお願いいたします。
land-raider
いつもレコ上でお世話になっております。
また靭帯断裂ですか・・・
大変ですね。
度々ニアミスするばかりで、今度はどこでお会いできるかな〜といつも思っていましたが、しばらくはお預けですね。
でもまた、必ず戻ってくるとおっしゃっているので、いつまでもお待ちしています!
リハビリに励んでくださいね〜。
ktn92さん
コメントありがとうございます。
実は、バディの息子Qも受験が延長になってますので、親子揃って一年浪人ですわ…。
ところでktn92さんの山行はどんどnハード化してますね、先週はアクセスランキング4位ですね。
山スキー界では北陸の御大とお仲間さん猛者達が素晴らしい活躍をされていますが、なかなか、中部もM先生やktn92さんを始め素晴らしい雄が大躍進ですし、皆さんの挑戦を見ていると圧倒されつつも刺激を受け、自分も挑戦の想いを忘れてはイカンなと。
では、しばらくは別の方向性での挑戦を続けます。
挑戦する気持ちだけはktn92さんに負けないように頑張ります。
待っていてください。
身体の故障が続き気持ちが沈むのはお察しします。自分もここ数年、日ごろのトレーニングを怠っていたため明らかに登坂能力も落ち、事故・故障が増え・山行スピードが低下の一途です。ロング山行に自信がなくなっています。10数年前の比較で体脂肪率は11%から20%以上になってしまいました。やはりコンディション作りが大切だと再認識し、体力作り・モチアップを一からやり直すと誓ったばかりです。またどこかで山スキーでしかできない気合の入った山行ができるようにお互い頑張りましょう。
お声掛けありがとうございます。
まさかの二年連続靭帯断裂でした。
確かに残念な状況ですが、大丈夫です、酷くヘコんではいません。
後から感想を読み返せばセンチメンタルな印象を受ける文章だなぁ、と我ながら…ちょっと恥ずかしいかな、と。
実際は、まぁまぁモチは高めです。
この先の一年でやらねばならぬ事、やればできる事がハッキリしているので、それに向けて努力を重ねるのみです。
このようにポジティブになれたのは、ヤマレコユーザーさん達との交流が支えになったからです。
それで「皆さんのお陰で自分は前に進む力を持てました。」と感謝の想いが文章になりました。
また、もう一つ大きな心の支えになっているのが、先生が10年ほど前に残された記録です。
先生の当時の御歳と今の私の年齢が近いこともあって、拝見していると親近感を感じるというか、「ヨシ!オレもやるぞ!」という気持ちになります。
私も、周りから「懲りないおじさんだねぇ…」と言われています。
いつまでもチャレンジを忘れない少年の想いを持ち続けたいと思っています。
山スキーでしか出来ない山行…
ひとつ、ビジョンがおぼろげに見え掛けています。
しっかり脚を治して、自分のスタイルとして、そのビジョンを具現化しようと思います。
目標に向けて頑張ります。
ありがとうございました。
◎ 折角白い現場へ行けたのに残念な結果と成りましたね、、、。 ;;>,<;; 私も同じ場所でゴロゴロ〜、、、私は転倒の達人なので怪我は無かったですが、、、;;^,^;;
◎ 私は前十字靱帯断裂は経験が無いので分かりませんが、しっかりと完治する事を祈ってます。 人間はちゃんと身体が動かないと何も楽しむ事が出来ませんね、、。 私は花粉症&風邪でダウン中、、、。
◎ 起きた結果をしっかりと見て、良く成る方向へ前進有るのみでしょうか。 私は普通の人間で山スキーも普通でシンプルに板で登って滑り降りて十分楽しいと感じてるレベルです。 ランドレさんは探究心旺盛で経験者見たいですし精神&技術力が私より優れてるみたいなので早く完全復活する事だと信じてます!
◎ 早く完治&復活して懇切丁寧で勉強に成るレコを待ってます! 大変でしょうが、頑張って下さい! お疲れ様でした! m(_ _)m
mypaceさん今晩は、コメントありがとうございます。
情けないかな、またやっちゃいました。
フツーにターンしたつもりだったんですがねぇ…後荷重が強すぎたのかなぁ?
山回りに移った直後に「ブンッ」って衝撃が左膝に…残念!
まぁ、帰ってこれたから良かったものの、山域、時期など状況によっては遭難事案でしたから自重しないとね、と。(厳冬期に揖斐のマイナー山だったら…ゾッとします
とは言っても、まだまだやりたい事が一杯あるので挑戦は続きます。
おとなしくはなりませんよ。
すぐに帰ってきます!
まずはゆっくり治療に専念して下さい。
自分も完治と言えない状態で明日は我が身と考え慎重に山を楽しみます。
焦らずリハビリに励みまた山へ戻って下さい。
tennkaさんコメントありがとうございます。
まさかの二回目です
前回は運よく靭帯再建せず保存療法で再生しましたが、今回はどうなることやら…。
不安もありますが、最近のtennkaさんの活躍ぶりを拝見し、手術をしてもリハビリを頑張れば復帰できるんだ、と勇気を頂いています。
頑張って治します。
ありがとうございました。
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