男ヨウゾメが気になって(平山城址公園・東京薬科大学)

2018年04月10日(火) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

自宅からの周遊ですので公共交通機関の利用はありません

写真

今日は男ヨウゾメが気になって先ずは平山城址公園東園へ向かいます　途中つつじが満開で目を引いてました

今何処でも咲き始めているイロハモミジの花

シロヤマブキ(白山吹i)　シロヤマブキには4弁花と5弁花があります

ハナミズキ(花水木)の花も一斉に咲き始めています

あっ！　咲いてた　前回は硬く小さな蕾だったのに今日来て良かったです

男ヨウゾメって変わった名前です　以前日記で紹介しましたが私は「男嫁蔵」って一体何なんだと憶えていました

ガマズミ類をさす木曽・下伊那地方の方言が「ヨウゾメ」で他の果実は生食できるがこの果実は苦くて食べられないので「男」をつけたらしい

この花は他では見られないふっくら感があり何とも好きな花です

見方によっては皆でこちらを見ている顔の様にも見えます　そして男は用済みとでも言っていそうです

ジュウニヒトエ(十二単)　薄紫色をしています　白色がメジャーです

アカネスミレ(茜菫)　 スミレの花の中で最も濃い色だそうですがアメリカスミレサイシンなどは含まれないのでしょうか

東園想い出の回廊ではタツナミソウが蕾を膨らめせ始めていますがチゴユリ(稚児百合)は既に咲き始めています

マルバアオダモ(丸葉青梻)　どうして丸葉というのか　別名のホソバアオダモの方が正しそう...

東園を縦断するヤマツツジの小径はその名の通り山躑躅が多いです

そんな中で一人頑張っているのがニワトコ(接骨木)　枝、幹、葉の 煎液を骨折や打撲の治療に用いたことからこの名が...

拡大して見ないと全く分からないこの花の構造

ハナイカダ(花筏)を最後に東京薬科大学構内へ進みます

先ず直行したのはオサバグサ(筬葉草) 高山でしか見られないこの花を簡単に見れてしまうので薬科大に感謝です

葉の形が櫛の歯のようになっていて機織りの筬(おさ)に似ているところからこの名が付いたらしい...

ついでに満開になったフジモドキ(藤擬き)

ミスミソウやキクザキイチゲが咲いていた場所に登場したのはサワハコベ(沢繁縷)

ニリンソウ(二輪草)は今一番多い花かも知れません

ヒカゲツツジ(日影躑躅)を見る為に山梨県の坪山へ行ったことがありますがここにも咲いています

ヒカゲツツジは直ぐ花びらの端が茶色く枯れた様になるのでこの状態でお目にかかれるとはラッキーです

これは葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来するキュウリグサ(胡瓜草)　とにかく小さな花です

シロスミレ(白菫)　スミレは立坪菫以外を基本的に撮影していますが同定が難しいです　これは多分OKかな...

ヤマブキソウ(山吹草)　山吹より少し遅れて開花し始めます　こちらは花弁が4枚なので5枚の山吹との違いは明確です

薬科大ではシャガ(射干)の開花だけは他と比べて遅めかも知れません

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)　燕が飛んでいる様な姿に見えるでしょうか

ラミアストルム・ガレオブドロン　何か私には憶えられない長い名前ですがオドリコソウ属と言われれば納得です

ボタン(牡丹)　日本をはじめとしたアジア地域では古くから「花の王様」と呼ばれて親しまれてきたらしい

クサノオウ(草の黄)　こちらは草の王とも呼ばれていて大きな花を咲かせます

シロバナサギゴケ(白花鷺苔) 別名サギシバ

バイカイカリソウ(梅花錨草)　字のごとくなのですが普通のイカリソウと比べると大変小さな花です

スグリモドキ(酸塊擬)　スグリモドキで検索すると私のヤマレコがヒットするくらいですから希少な花です

サイフリボク(采振り木)　戦場で大将が指揮するときに用いた采配に似ていることからこの名が...

薬科大の学食でのランチはチャンポンうどん ￥410です　初登場でしょうか

ハナミズキが満開です

咲き立てかも知れません　花びらの端が直ぐ黒ずんでくるのですがこれは綺麗です

ウコンザクラ(鬱金桜)　薬科大では八重紅枝垂れ桜が主流ですが珍しいものとしてこの桜があります

一般的な薄いピンク色の桜とは全く色が異なりますがこれはこれで綺麗です

アケビ(木通)　の大きな雌花と肩身の狭い雄花

こちらはミツバアケビ(三つ葉木通)

たにし池に面した八重紅枝垂れ桜はもう葉が多くなって来ました

チューリップは薬草の仲間だそうです

カラタチ(枸橘)を見ると歌を口ずさんでしまいます

二輪草が咲き乱れるています

シロバナゴヨウアケビ(白花五葉木通)　アケビとミツバアケビの自然交雑種で葉が5枚ある五葉木通の白花版だそうです

クマガイソウ(熊谷草)　先週の南高尾では蕾も出ていなかったのでまさかと考えていたらそのまさかでした

ヨウラクユリ(瓔珞百合)　遠くからでも人目を引く植物です　ヨウラク(瓔珞)とは釣り鐘形をした仏具の飾りのことです

バイモの仲間らしいのですが随分大きな花です

これは白花カタクリでしょうか　キバナカタクリはもうすっかり終わりこんなものが咲いていました

イカリソウ(錨草)は結構長い期間咲いていて楽しませてくれます

ミツガシワ(三槲) 奥の池に咲きました　白い小さな花が 下からだんだん上へと 咲き上がっていくそうです

オニタビラコ(鬼田平子) 道端によく自生する雑草です　自宅の庭にも勝手に咲いています

薬科大を後に平山城址公園西園にやって来ました　ヤマブキ、ヤマブキソウに続きこれはヤエヤマブキ(八重山吹)

モッコウバラ(木香薔薇)も開花です　何か花が一斉に咲き始めた気がしています

ヤグルマソウ(矢車草)がもう咲いています

オダマキ(苧環)まで咲き花の多い散策でした

(番外編：浅川河原)
浅川にオニグルミの花が咲きました　天辺の赤いのが雌花　垂れ下がっているのが雄花です

(番外編：小宮公園)
前回のレコに追加でアップしましたが小宮公園名物の絶滅危惧種ワダソウ(和田草)です　今年はもう赤い葯の残っている花が少なくなっています

(番外編：小宮公園)
ウマノアシガタ(馬の足形) 葉の形が馬の足形に似ていると言うのだが...

(番外編：六本木)
檜町公園から東京ミッドタウン　何故田舎者の私がこんな場所に？　六本木にセカンドハウスを購入した米国の知人のパーティーに招かれました

(番外編：六本木)
パークマンション檜町公園　とにかくマンションのレセプションに驚き　受付嬢が名前を確認後各戸専用のエレベータに案内してくれました　一体私の家が何十軒買えるの...

感想

ランツベルク

自宅近くの都立平山城址公園の男ヨウゾメの開花が気になって何時もの東京薬科大学と合わせて散策をしました。

狙い通り男ヨウゾメは開花しており正解でした。しかし、暖かさのせいか色々な花が一斉に咲き始めています。満足は満足なのですがもう少し順番にゆっくり咲いて欲しいと思うのは贅沢な悩みでしょうか。

Landsberg