夫神岳・女神岳〜青木村から別所温泉

2018年04月13日(金) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 18.5km
• 登り: 1,046m
• 下り: 1,028m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 1:15
• 合計: 6:40

8:33 青木バスターミナル
9:09 9:09 夫神山登山口（青木村側）
10:17 10:39 夫神山
11:43 11:43 森林公園駐車場
12:31 12:32 夫婦道祖神
12:42 12:42 女神岳登山口
13:08 13:21 女神岳
13:43 13:43 女神岳登山口
14:23 14:27 北向観音
14:33 15:08 大湯
15:13 別所温泉駅

○コース参考
・青木村役場　トレッキング
http://www.vill.aoki.nagano.jp/assoc/aruku/trek.html
上田側の公式なコースマップは見つけられなかった...

※記録は1泊2日ですが、山は1日目のみで、十分に日帰り可能なコースなので日程は「日帰り」としています。

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

町田新宿　小田急　370
新宿東京上田　JR総武線・北陸新幹線　6,700(往復)　新幹線はくたか　3,320
上田駅青木バスターミナル　千曲バス　300　※IC不可


起点：青木バスターミナル
終点：別所温泉駅

別所温泉上田　上田電鉄別所線　590　※IC不可

上田城千本桜祭り

上田大宮新宿　JR北陸新幹線・湘南新宿ライン　新幹線あさま　3,110
新宿相模大野町田　小田急　370　特急ふじさん　410

コース状況／危険箇所等

○夫神岳
・青木バスターミナルから夫神岳の登山口までは案内はない。集落の道は入り組んでいるけど「まるベリーオートキャンプ場」と「農家レストラン」の案内に従って進むといい。左記の2つは同じ場所で、たどり着くとすぐ近くに登山口がある。
・登山口にはそこそこ広い駐車場がある。
・登山口からは、道は明瞭で要所に道標もあり、難しい所はない。
・山頂には下る方向の案内がない。東と南に稜線が延びていて、どちらも明瞭な道がある。南を行ったが、結局東からの道と一緒になり、東からの方が早かったみたい。
・下りの途中で「岳の幟」の下山コースが分岐する。林道に出るまでは道標があり,若干急ではあるものの、難しくはなかった。林道に出ると何も案内はない。
○女神岳
・夫神岳を下りて林道に出てから、女神岳の登山口に着くまでは、長い林道歩き。夫神岳の辺りは未舗装だけど、森林公園近くからはずっと舗装路。道は分岐が多いので、歩くコースは事前に調べておいた方がいい。
・女神岳は、とにかく急坂。でも道は明瞭。
・頂綾に出ると祠がある。頂綾の北の端に広場があり、三角点がある。頂綾の南の端には、何もなかった。

その他周辺情報

○温泉　別所温泉　大湯　150
　共同浴場。石鹸・シャンプーはないので持参するか、現地で購入する。

写真

4/13 6:16

東京駅から、新幹線はくたか。

4/13 7:55

上田駅は2年ぶり。

4/13 7:55

駅前でゆるキャラがお出迎え...じゃなくて県警のキャンペーンみたい。
真田幸丸、ゆきたん、長野県警のライポ。
こっち向いてくれてありがとう。

4/13 8:28

上田駅からバスで30分足らず。
終点の青木バスターミナル。
奥に見えているのが目指す夫神岳。

4/13 8:42

夫神岳と夫神の町。

4/13 8:46

子檀嶺（こまゆみ）岳。
2年前に歩いた。

4/13 8:48

右端が子檀嶺岳。
真ん中から十観山、御鷹山、二ツ石峰。

4/13 8:51

集落の道は入り組んでいるけど、この案内に従うといい。

4/13 9:07

道が未舗装に変わって、農家レストランとオートキャンプ場。
このすぐ近くに登山口がある。

4/13 9:07

登山口には駐車場とトイレ。

4/13 9:09

夫神山の登山口。

4/13 9:14

道は幅広で傾斜も緩く、歩き易い。

4/13 9:21

中腹はカラマツ林。
ずいぶんキレイに手入れされた森。

4/13 9:23

花は菫がようやく咲き始めたくらい。

4/13 9:25

林の境界。

4/13 9:31

蕗の花も目立つ。

4/13 9:38

月波（つくば）の泉。

4/13 9:39

月波の泉のすぐ近くに、くらおかみ大明神の祠。
雨と水を司る一対の神「たかおかみ」と「くらおかみ」。
山頂に「たかおかみ」で、ここに「くらおかみ」が祀られている。
夫神岳の名前の由来、かな。

4/13 9:41

ポツポツとアズマイチゲ。
もうすぐ開きそう。

4/13 9:52

山頂まであと600m。
ここからが急登だった...

4/13 10:04

中間にベンチがあって、子檀嶺岳の眺め。

4/13 10:15

さらに登って山頂の直前で展望。

4/13 10:17

そして、夫神岳の山頂。

4/13 10:18

山頂には二等三角点。

4/13 10:18

2つの祠がある山頂。

4/13 10:19

そして、山頂からはなかなかの絶景。

4/13 10:20

飯綱山と黒姫山かな？

4/13 10:20

あのとんがりは...高妻山かな？

4/13 10:20

根子岳と四阿山。

4/13 10:34

下に青木バスターミナルが見える。

4/13 10:36

ちょっと雲を被っているけど、真っ白な北アルプス。

4/13 10:37

特に見事なのがこの辺り。

4/13 10:37

爺ヶ岳。

4/13 10:37

針ノ木岳、蓮華岳。

4/13 10:37

隣りの子檀嶺岳。

4/13 10:39

山頂には下山方向の案内がない。
左と右、東と南に稜線が延びていて、どちらにも明瞭な踏跡。
とりあえず南側の稜線を行って見る。

4/13 10:56

広い未舗装の道に出て、四阿のある広場で東の稜線からの道と合流した。

4/13 10:57

四阿の前から、塩田平が見える。
けど手前の木が延び過ぎてる...

4/13 11:01

途中で道が二つに分かれる。
岳の幟コースを行く。
「岳の幟」は別所温泉の雨乞いのお祭り。

4/13 11:03

道標は壊れているけど道は明瞭。

4/13 11:16

未舗装の道に出たら、あとはひたすら林道歩き。

4/13 11:24

小さな桜は、丁字桜。
桜の原種の一つ。

4/13 11:33

岩の層が縦になってる。

4/13 11:36

ニッコウネコノメソウ。

4/13 11:40

フキ溜まり。

4/13 11:41

江戸時代、寛政の頃の馬頭観音。
昔から歩かれていた所なのか。

4/13 11:44

森林公園の駐車場を過ぎると、まつたけ資料館。
見るより食べたい。

4/13 11:45

森林公園からの眺め。

4/13 11:49

森林公園からの夫神岳。

4/13 11:50

何やら眺めの良さそうな所に四阿。
寄ってみると...

4/13 11:52

根子岳と四阿山が見える。
でもちょっと景色が遠いかな〜

4/13 11:52

咲き始めたミツバツツジ。

4/13 12:01

いい雰囲気なので、三嶋神社に寄り道。

4/13 12:02

鳥居を潜ると...あれ？社は？

4/13 12:03

もう少し奥だった。

4/13 12:03

三嶋神社。
さらに奥に行くと風穴があるらしいけど、行かなかった。

4/13 12:11

つくしの行列。

4/13 12:16

ようやく見えてきた。
美しい姿の女神岳。

4/13 12:23

森林公園の案内がある交差点に出てくる。
黒ずんだアカゲラがいる。

4/13 12:24

桜満開の野倉の集落。

4/13 12:25

上方に見えるのは、美ヶ原。

4/13 12:26

桜と女神岳。

4/13 12:28

真っ赤に塗られた赤地藏さん。
木造の雨乞い地藏。

4/13 12:31

野倉の夫婦道祖神。
建立の年代とか由緒は不明だそう。

4/13 12:32

野倉の眺め。
山の名前は分からないけど、キレイな形のお山。

4/13 12:37

道の途中に古そうな石仏。
女神岳も古くからの信仰の山みたい。

4/13 12:42

女神岳の登山口。

4/13 12:46

この鳥居までは平坦だけど...

4/13 12:48

鳥居から先は、もの凄い急登...
標高差200m強を直線的に登る。

4/13 13:00

転がっている石は、人工的に加工された石のように見える。
昔は麓から石段が続いていたのだろうか。

4/13 13:06

やっぱり上の方には石段が残っている。

4/13 13:08

登りきると、石碑と祠。
30分はかからなかったけど、キツかった〜

4/13 13:13

眺めは樹林越し。
子檀嶺岳と、すぐ下に別所温泉が見える。

4/13 13:14

頂稜を南に行ってみると、ここで行き止まり。
向こうは崖なのだろう。

4/13 13:19

今度は頂稜を北の端まで行ってみると...
石垣の跡。
昔は社があったのか。

4/13 13:19

そこには広場になっていて、休憩するならここが良かった。
荷物は祠の近くに置いてきてしまった...

4/13 13:20

広場に三等三角点。

4/13 13:20

塩田平が見えるけど、やっぱり樹林越し。

4/13 13:26

祠に戻って、下りもやっぱり急斜面...

4/13 13:41

下りは15分ほどで下りてこられた。

4/13 13:47

ヤマザクラ。

4/13 13:49

ヤマブキ。

4/13 13:51

女神岳の麓から、夫神岳。

4/13 13:53

野倉の眺め。
穏やかでいい景色。

4/13 13:55

桜が満開。

4/13 13:57

森林公園からの分岐に戻ってきて、今度は直進。

4/13 14:03

道々に桜があって、春は舗装路歩きも苦にならない。

4/13 14:06

車道をショートカットする遊歩道がある。

4/13 14:13

小さな八重の桜。

4/13 14:13

原種のエドヒガン、かな？

4/13 14:16

桜いっぱいの温泉街に下りてきた。

4/13 14:20

北向観音の参道へ。

4/13 14:21

ちょうど満開、といった感じ。

4/13 14:23

北向観音。

4/13 14:24

北向観音の愛染カツラ。

4/13 14:26

境内からもいい眺め。

4/13 14:27

北向観音の手水は温泉。
源泉掛け流しの手水。

4/13 14:31

温泉旅館が並ぶ道を抜けて...

4/13 15:03

大湯で温泉。
共同浴場で150円。
とてもいい湯だった〜

4/13 15:04

中に休憩する場所はないので、外でコーラ休憩。

4/13 15:13

大湯から5分も歩けば、別所温泉駅。
歩くコースとしては、ここで一旦締めておいて、再び温泉街に戻る。

4/13 15:19

将軍塚。

4/13 15:26

本日のお宿、斉藤旅館。

4/13 15:32

お着きのお菓子は、真田幸村。

4/13 16:10

宿でもういちど温泉に入り...
浴衣姿に下駄履いて、温泉街へ。

4/13 16:17

夕暮れの商店街。

4/13 16:18

4/13 16:24

4/13 16:25

本当は、おやつを買うために出てきたのだけど...
温泉街をひと巡りする間に、閉まってしまった...

4/13 16:39

なんとか1件だけ開いている店を見つけて、戦利品。

4/13 18:01

御宿の夕食。
肉に刺身に焼き魚に天ぷらに、なかなか豪華。

4/13 18:08

そして、手打のそばも。

4/14 8:52

翌朝。
別所温泉と夫神岳。

4/14 9:01

別所温泉駅。
上田電鉄のワンマン列車。

4/14 9:04

車内は桜がいっぱい。

4/14 9:14

車窓から、独鈷山。
次に来る時はあの山かな〜

4/14 9:43

上田電鉄の上田駅。

4/14 9:54

駅から出たら、千曲川へ。
上田電鉄の鉄橋。

4/14 10:00

川沿いを行けば、いい眺め。
塩田平を囲む山々。

4/14 10:01

頭が覗いている、子檀嶺岳。

4/14 10:05

右が夫神岳。
分かりにくいけど左の方に女神岳。

4/14 10:16

上田城跡の千本桜祭りへ。
ここは尼ヶ淵。

4/14 10:22

眞田神社にあるでっかい兜。

4/14 10:23

真田石。

4/14 10:23

お堀の桜はすっかり終わっている...

4/14 10:25

ゆきまるとぱぱまる。

4/14 10:28

やっぱり花より団子で...
美味だれ焼き鳥。

4/14 10:36

乱切りそば。

4/14 10:48

うなぎの焼きおにぎり。

4/14 10:58

ゆるキャラのステージに...

4/14 11:13

ローカルヒーローのショーを半分だけ見物。

4/14 11:14

六文戦士ウェイダー！
けっこう人気みたい。

4/14 11:18

二の丸堀もすっかり緑。

4/14 11:38

なんとも凄い門構えの高校。
ここは上田藩主居館跡。

4/14 11:45

駅前の幸村さん。
大河ドラマの頃は人だかりだったけど、今は寂しげ。

4/14 12:17

上田駅。
夕方から雨予報なのでとっとと帰ることにする。

4/14 12:38

帰りの新幹線は、あさま。

4/14 12:41

電車のおやつは...
桜の形のりんご最中と、真田石。

4/14 14:36

小田急の御殿場行きの特急。
「あさぎり」から名前が変わって「ふじさん」になった...
ちょっと残念。

撮影機器：

PENTAX K-3 II ボディ ペンタックス

装備

MYアイテム

WashiTabi

重量：-kg

感想

WashiTabi

土日は天気が悪そうな予報。でも金曜日は晴れ。
仕事はちょうど一段落したところだし、いい機会なので金曜日に休みを取ってお山へ。
行き先は、長野県は青木村と上田市に跨がる夫神岳。
この山だけだと少し短いので、別所温泉に近い女神岳も合わせて歩いた。
平日なので日帰りで帰っても帰宅のラッシュに重なってしまうし、せっかく下山場所は温泉地なのだから、そのまま1泊することにした。

で、夫神岳。
歩く人は少ない山だけど、道は明瞭で歩きやすい。
序盤は大きなジグザグで緩い傾斜だけど、あと600mの道標からは急登。
そして、山頂からの眺めがいい。
天気が良くて、北アルプスの白い峰々も見えた。
夫神岳を下りてから女神岳の登山口まで、林道歩き1時間半がキツいところ。
女神岳の麓にある野倉では、ちょうど桜が満開で、山裾の穏やかな風景が印象的。

で、女神岳。
登山口から平坦な道が少し。鳥居を潜ると、後はとにかく急登。
標高差200m強をまっすぐに登る。
道々に妙に角張った石が散見されたので、昔は麓から石段が続いていたのかもしれない。
30分足らずで登れるけど、キツかった。
登りきると祠があり、頂綾は南北に細長い。
北の端まで行ってみたところに広場があって、三角点があった。
でも展望は樹林越し。

というわけで、夫神岳と女神岳。
どっしりとして穏やかな夫神岳、小柄だけど厳つい女神岳、といったところ。
もともと歩く人は少ない山ではあるけど、平日だからか、誰にも会わなかった。
意外と高所ではあるので、山中の花はまだこれから、といった感じ。
でも麓では桜がちょうど満開。

別所温泉は、とても安い共同浴場が何軒かあり、いい湯が湧いている証。
下山後、宿に入る前に共同浴場の大湯へ。
やっぱりとてもいいお湯。
宿に入った後、おやつを探しに浴衣姿で温泉街をぶらついたけど、土産物屋はどこも16時までらしく、ほとんど閉まっていた...

2日目は上田城跡の千本桜祭りを少しだけ見物。
ここでも桜はすっかり終わっていたけど、花より団子。
物産展でおいしいものをいくつか食べれば、それで満足。

上田の周辺は、歴史に温泉にまだまだ面白そうな山がいっぱいあるので、またいずれ来たいところ。

○すべての写真(Googleフォト)
https://photos.app.goo.gl/OEMLKpFYtdagkvpK2

○関連
・2016年4月　子檀嶺岳と別所温泉　https://yamare.co/842121