記録ID: 1428181
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢
白馬尾根〜蛭ケ岳〜市原新道
2018年04月14日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,246m
天候 | 曇り(稜線風強し、下山後小雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・登山届は神奈川県警オンライン提出 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆伝道〜雷平(早戸大滝ルート前半部) ・径路中に架かっている木橋はだいぶ朽ちてきていて、何やら今年中にまた落ちそうな感じです。 ・この区間の後半部、早戸川の徒渉は2回ほど。 最初の徒渉は左岸から右岸で即席の木橋が架かっていました。 また増水すれば流されるでしょうが。 2回目は木橋もなく足を多少濡らしながらの飛び石徒渉です。 下手に飛び移るより、最初からバシャバシャと濡れて渡った方が得策。 雷平近くでピンクテープが左岸から右岸に渡るように付けられていますが そこは渡らず、左岸の岩壁の先に進めばちょっとした岩場の巻き道もあります。 ・雷平に地名を表す標識はありません。水量比1:1の本谷沢と原小屋沢の二俣左岸のことをいいます。 ・伝道から雷平まで約1時間程度。 ◆雷平〜白馬尾根 ・本谷沢と原小屋沢の中間尾根(実際は本谷沢と中ノ沢の中間尾根)なので またまた飛び石徒渉で対岸に渡ります。 一段上がってやや左手の古い柵ゲートを潜り、小さな沢状地形を登ってから 右手に上がる植林径路を進みます。 標高1230m辺りまで植林帯の中をひたすら登ります。 ・1310m辺りで正面上部に馬酔木の群落帯。右手(西側)の踏み跡を登れば 1380m辺りからいよいよこの尾根の名物、広大な草原状となります。 少し前からこの草原左右に植生保護柵が作られてしまったのはちょっと残念。 柵の間の踏み跡を登っていくと1450m辺りで広葉樹疎林帯(下地はスズタケの 草原状ですが)になり、最後手前で邪魔臭い倒木を潜れば鬼ケ岩ノ頭西側で 登山道と合流します。 ・雷平から約2時間程度。 ◆鬼ケ岩〜蛭ケ岳 ・一般登山道です。鬼の角の形をした鬼ケ岩から西側はちょっとした鎖場がある 下降ですがまぁ問題なし。最低コルから蛭までは緩やかな登り。 ◆蛭ケ岳〜市原新道 ・蛭ケ岳山荘の東裏手から北東方向に伸びる植生保護柵の間を下降。 展望の良い草原状からまた北東方向へやや急な太った斜面を下降します。 1500m辺りで浅い沢状を横断している柵があり、右手(東側)の尾根も気持ち 良さそうな感じで引き込まれそうになりますが、ここは柵よりも左手(西側)が 正解。この沢状は中ノ沢支流の水晶崩レノ沢源頭部なので、もし右手尾根を下ると 中ノ沢に下りてしまいます。 ・1450m辺りで尾根中央が柵に覆われています。柵の左手沿いを進みます。 すぐ再び現れる柵は今度は柵右手沿いに下降。 ・尾根は少し痩せた平坦なセクションとなり、右手に急峻な土崩れを通過すれば 再び植生保護柵が尾根中央を囲っています。この辺りが地形図上の1352mのすぐ 下。 ・ここからが特に迷いやすいセクションとなります。 柵の右側を進み、柵が切れて北東方向に右手を意識しながら下ると、左手に小さな 窪地形、右手奥にはススキと馬酔木帯。 少し下ればこの径路の名物である白い皿が登場。 右手(東方向)に下りて小さな沢の源頭部を対岸に横断し、東から北東に周り 込んだ辺りが標高1250m(地形図にも等高線で形が表れています)。 この下で北東方向の尾根ではなく、右側が深い植林帯の東北東尾根をほぼ柵沿いに 下降します。微妙な違いに注意を要するところです。 ・1000m辺りで右手の柵も終わり、再び左下に白い皿が出てきます。 ここから北北東方面へ薄い踏み跡を急下降(テープ随所にあり)すれば 最後は原小屋沢の名瀑「雷滝」の下で河原に下りられます。 ・雷滝の約30m下流で原小屋沢を右岸から左岸に飛び石徒して適所に付けられた テープや赤ペンキ石を追えば、往路の雷平に戻れます。 あとは往路を間違えずに辿ります。 ・蛭ケ岳〜雷平 迷わなければ2〜2.5時間程度。 |
写真
感想
今日は早戸川の白馬尾根〜蛭ケ岳〜市原新道というVルート王道ともいえるコース。
低気圧が少し遅れたため、南面よりも東面や北面では降雨がやや遅れるであろうと目論んで決行です。
目論み通り、行動中は鬼ケ岩から蛭ケ岳稜線で風に吹かれたものの、下山まで雨もほとんど降らず。
僕の作る地形図は細かい沢線まで必ず入れますが、それは尾根の形を明確にすることと、下山中の尾根の選択中、尾根の方向だけ見るのではなく、水系毎の沢の方向の特性を見抜くことで、正しい尾根の選択が100%近く可能となり道迷いをしないことにあります。
もちろんザックの中にはGPSアプリを起動させてはいますけど、それは主にトラックを取るためだけ。下山後にトラックを見ても、自分たちが地形図とコンパスで歩いた軌跡とまったく同じだったよ、ということにシメシメと思うだけのもの。
GPSアプリだけ頼りにしちゃうと、それはカーナビ登山だし、山の姿を理解できないしね。
伝道沢で原小屋沢を遡ってきたという沢屋さんとお話し。
「どこかで覚えのあるお顔ですねぇ〜」
名前を名乗ると
「やっぱり!『丹沢の谷200』買いました!」
う〜ん、山の中で悪いことはできないな^^
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