岡山県津山市 声ヶ乢〜広戸仙〜甲山 ヤマシャクヤク&アセビ群生



- GPS
- 04:51
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 785m
- 下り
- 787m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:49
歩行距離9.5km、歩行時間4時間30分、歩行数19,900歩、消費カロリー1,880Kcal
天候 | 曇り一時小雨(山頂稜線は霧) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回歩いた広戸仙半日コースはよく整備されています。第2展望所<写真08>から滝を巡るふるさとコースは、滝周辺などは鎖場の細道で足元に要注意ですが、今回歩いた部分は歩きやすく問題ありませんでした。 正規の登山道ではないのは、水場<写真06>から東の部分で、一部足元に要注意です。 水場<写真06>から東は、登山道ではありません。しかし、今回は踏み固められた細道がさらに東へと延びており、地籍調査用?のピンク色のテープがいくつかありました。 ヤマシャクヤクが生えている谷<写真07>から少し南に下ってみました。谷沿いに南北にヤマシャクヤクが続いていますが、道はなく、石がゴロゴロした歩き難い斜面で他の植物もたくさん生えています。足元に気を付け、我が身や植物たちの安全を確保しましょう。 引き返す途中でもう少し西も探してみましたが、こちらは見当たりませんでした。最後は小石ゴロゴロで少し湿った所を登って水場<写真06>に出ました。 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。 |
その他周辺情報 | ウッドパーク声ヶ乢(こえがたわ)の旬の時季 4月上旬〜中旬 約1,200本の桜 ※ヤマザクラはソメイヨシノが散り始めてから 6月中旬(初夏)約2,000株のアジサイ 11月中旬〜下旬 紅葉 |
ファイル |
(更新時刻:2018/04/16 21:21)
|
写真
水場<写真06>をさらに東方向にトラバースしていくと、ヤマシャクヤクの群生地がありました。まだつぼみでしたが、かなりたくさんの花がGW頃には開花しそうです。引き返しながらカタクリを探しましたが、見つけられませんでした。
さすがアセビのメッカ広戸仙です。稜線上にたくさんのアセビの花が咲いていました。こちら西側の登山道は日当たりがいいためか、傷んだり散ったりしている花も多かったです。標高1040mの岩場展望所は道標はなくなりましたが、踏み跡はあります。ガスって何も見えませんでした。
爪ヶ城跡<写真10>から南東の甲山<写真19>方面に伸びた尾根の先端、標高910m付近に築かれています。全長は200m程で、尾根上に直線的に曲輪(くるわ)を配した連郭式山城で前後二郭で構成されています。主郭は尾根先端部とみられ、ここに案内板が設置されていました。
矢櫃城跡&爪ヶ城跡
手前の尖った矢櫃(やびつ)城跡<写真13>は広戸氏の居城と伝えられ、天文2年(1533年)尼子氏が美作へ侵攻した際に家臣三好安芸守により落城したとされています。その先の尖った爪ヶ城<写真10>は矢櫃城の詰の城と見られています。
ソメイヨシノが散り始めると見頃を迎えることが多いようです。明け方までの風雨のためか、散っている花も多かったのですが、今回の山行中にあちらこちらで見られました。動画も撮りました。
草丈数cmの株が金山林道沿いにいくつかありました。花の形はヤマエンゴサクなどに似ていますが、葉の形が違います。ここから少し南西に進んだランチャー台から麓の那岐池や塩手池などを動画に撮りました。
愛宕神社の鳥居のそばに咲いていました。果実(さや状態)が数珠状にくびれること、葉がかなり細く細かく裂けたような形状であることなどの特徴で、フウロケマンやキケマンなどと区別できます。
金山林道沿いに愛宕神社の木製の鳥居があります。これはその奥にある東屋の辺りから撮ったものです。神社の小さな祠の脇に落差10m程度の愛宕の滝が流れています。写真上部中央に見える祠のところから動画を撮りました。周辺にはミヤマカタバミが群生していますが、今年は花が終わってしまったのか、つぼみが1つ見られただけでした。
桜越しに山形仙
きれいな緑色の葉と白い花びらが印象的な桜です。おそらく、散る間際で花の中心部が赤みを帯びてきた「大島桜」でしょう。数は少なく、2,3本確認できただけですが、大多数を占めるソメイヨシノが終わった中でとても目立ちました。南西に見える山形仙と一緒に動画を撮りました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
昨年の同時期の4月16日に広戸仙に来たときは、まだウッドパーク声ヶ乢(こえがたわ)にはたくさんの桜が咲いていました。しかし、今年はどうも1週間ほど開花時期が前倒しになっており、桜の大半を占めるソメイヨシノはもう散り終えていました。しかし、ソメイヨシノとほぼ同時期に咲く「大島桜」や、もう少し遅く開花し始めるヤマザクラはまだ咲き残っていました。
その一方、県下でも有数の群生地があるアセビは、西側の展望所がいくつかあるほうの登山道は日当たりがいいためか散っている花も多くありましたが、甲山北西尾根の登山道は、群生地を中心にまだたくさん咲いていました。さらに、昨年は見られなかったコバノミツバツツジの花がコース上にまんべんなく見られました。
水場からヤマシャクヤク群生地に向かうと、つぼみによっては白色が見えているものもありました。例年より早く開花しそうです。カタクリは見つからず、ふるさとコースに探しに行きましたが、葉も見つけられず引き返しました。こちらもおそらく、群生地では例年より早く開花するでしょう。
このように、広戸仙は年によって旬の花の開花時期が微妙にずれますが、ほぼ2週間毎に異なる花が次々と開花していくので、行くたびに楽しみです。
また、ヤマガラやウグイスの他、センダイムシクイらしきさえずりがかすかに聞こえました。ヒガラは好奇心が旺盛なのか、この山域ではたびたび近寄って来ます。今回は頭上30cm程までやってきたので、近過ぎて撮れませんでしたが、なぜかうれしくなりました(^^♪
天気が悪かったので、トレーニングと割り切って行きましたが、今回もさまざまな植物や野鳥が見られて楽しく山行を終えられました。
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