世附散策〜椿丸・織戸峠・世附の大棚〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 810m
- 下り
- 577m
コースタイム
07:20 浅瀬橋
09:00 椿丸 09:30
10:00 織戸峠
11:20 菰釣橋
12:00 世附の大棚
15:00 浅瀬ゲート
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
07:00まで世附大橋〜浅瀬ゲート車両通行止。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大又沢林道〜織戸峠/ 支尾根が多く、踏み跡と獣道が判別し難いルートです。 世附の大棚/ 滝の周囲の岩はとても滑りやすいので注意が必要です。 FIXロープありますが苔に埋もれていました。 |
写真
感想
好天に誘われて世附を散策。
「世附の大棚」を目的にこの日は尾根伝いで、できれば丹沢の紅葉も楽しみながら、帰路は大好きな沢伝いに戻ってこようとルートを組む。
椿丸に続く稜線までの尾根は珍しく柊の群生に出会った。
白い可憐な花をつけ、濃い緑の葉がそれを際立たせていた。キツい急登が続くが、フカフカの落ち葉床やら鹿の寝床やらで飽きることなく高度を稼ぐ。
「尾根池」、苔が繁殖して緑色だった。木漏れ日が差し込み水の優しさが漂う。
廻りをぐるっとひとまわりして先を辿る。防火帯の真ん中を歩きながら高い樹々に囲まれてひたすら登る。
「椿丸」は東側が開けた、気持の良いピークだった。
残念ながら山は雲がかかっていたが、しばらく眺めていたら雲の切れ目から檜洞丸が顔をのぞかせてくれた。ススキの薮を濃いで西へ向かう。
織戸峠から稜線歩きに別れを告げ、いよいよ大棚目指して沢を下降した。
世附の沢はホントに美しい。
水音に降り返ると岩の間に大きな岩魚が二匹、頭を突っ込んでいた。
そっと手を入れてみたらその下にも一匹。いちばん大きなイワナは27cmくらいはあっただろうか。写真におさめていたら、そのうちの一匹が下流へ泳いで行った。
あとを追うように下降を再開した。
奥深い本流から外れた支流、渓流をなさる釣師さんたちもはいらないであろうこの沢では、魚影がたくさん見られた。
下るにつれて倒木、流木が多くなる。乗り越えるジャングルにちょっと手間取り見上げると林道が見えた。上がれそうな適当なところから林道へ上がり、そのまま下ることにする。
ツノの立派な牡鹿やジモグリやヤマガカシの赤ちゃんや、種々の木の実、花などに立ち止まりながら林道分岐へ、そこからまた林道に入り大棚を目指す。
「世附の大棚」。
鬼石沢F1とはまた一味違う凄い迫力だった。離れていても飛沫でみるみるうちに濡れてゆく。剥き出しの岩はヌメリが酷い。
ザックをデポし、ビレイ用にカラビナとスリングなどを持って近づいてみた。乾くことはないお助けロープ、テンションかけて確認しながらお世話になって滝へ近づいた。
上部のお助けは見事に苔に埋もれていた。何度も確認しておそるおそるのぼってゆく。もう、全身ビッショリである。
いちばん近づけるところまで近づいてビレイして眺めた。周囲の音はかき消された。
もう一度ロープのお世話になりながらゆっくりと岩を下りた。
馴染みのない世附山域、まずは林道を把握することに目的をうつし、帰路は林道をあるくとこにした。
ニシタン自然教室からの情報通り、今年の丹沢の紅葉はイマイチらしい。
自然の理ごと、またいつか見事な紅葉の丹沢を楽しめば良い。
沢登りがオフシーズンとなるこの冬は、世附を少しずつ散策してゆきたいな。
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