記録ID: 1449492
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
涸沢BC 前穂北尾根、北穂東稜、ジャン越え
2018年04月28日(土) 〜
2018年05月01日(火)
GINZA_Nagano
その他1人
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
8:00
60分
沢渡大橋
9:00
9:00
360分
上高地
15:00
涸沢BC
2日目
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
4:40
80分
涸沢BC
6:00
6:00
120分
5−6のコル
8:00
8:00
90分
三峰取りつき
9:30
9:30
60分
前穂山頂
10:30
10:30
120分
吊尾根最低コル 懸垂開始
12:30
涸沢BC
3日目
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
6:00
60分
涸沢BC
7:00
7:00
120分
北穂東稜取りつき
9:00
9:00
240分
北穂小屋
13:00
奥穂小屋 幕営
4日目
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:30
4:30
60分
奥穂小屋 幕営
5:30
5:30
150分
奥穂山頂
8:00
8:00
150分
ジャンダルム
10:30
10:30
30分
天狗のコル
11:00
11:30
90分
岳沢ヒュッテ
13:00
上高地BT
前穂北尾根は、4時出発が寝坊してあせる。コルを上がりきるまでが一番きつい。4峰の登りで残置ハーケンを見る。25年前の2月連休の下山で夜中懸垂したのはこのあたりだったか? 懸垂の途中で私がヘッドランプを落として。落ちるライトを下で見ていた仲間は気が気でなかったろうに、と今は思う。 4-3峰間下降でちょっと迷い、奥又白側を巻いてしまった。後続は稜線通しですんなり。 3峰は雪もなくアイゼンを外したいくらい。先行1Pいるが、1P目右ルートから越させてもらう。2Pチムニーは私がいくが、なんなく過ぎる。やはり残置が多く、カムで十分。
吊尾根はアイゼン要らず。とはいえ奥穂は遠く大きく、上り返しが面倒くさい。雪渓で下りちゃおうか、と話すと最低コルに残置スリングがあった。出だしが急なので懸垂にしたら、いつまでも急で。25mづつブッシュを拾いながら3回懸垂、しまいには捨て縄がなくなって、45Mスタカットに切り替える。まぁ雪も腐れてきてるので、滑ることはないのだが。疲れた。
昼にはBCに着き、一杯のあと昼寝までする。ザイルもシュラフも乾く。翌日も行程が更に短く、かつ明後日ザイテンを上り返すのが面倒なので、明日撤収して北穂東稜をメインザックで越えて奥穂幕営にすることとした。
北穂東稜は、撤収もあるので日の出後出発でゆっくり。東面なので早々に雪が緩む。上部雪のナイフリッジで念のためにロープを出し、ついでに岩も超えて1pでロープをたたむ。懸垂も不要。北穂小屋でコーヒーまで飲み、奥穂へ。 滝谷が見えるが、トレースは見当たらない。涸沢槍前後飛騨側の巻きは凍結残るが、上ではアイゼンを脱ぐ。 奥穂小屋ではビール1缶で17時の天気予報更新まで粘る。
ジャン越えの朝。3時に起きると月明りで涸沢・屏風岩が浮き出ている。奥穂からジャンには登りのトレースが残る。馬の背が一番細い。雪がまだ堅いうちでよかった。ロバは岐阜側を巻くが、凍結の下降・トラバースで2P延ばす。バイルがあれば楽勝なのに、ピッケル一本にしたものだから緊張。思い付きでイボツキハーケンにスリングを巻いて代替としたら、結構刺さって安心した。ジャンはアイゼンを脱いでピストン。幕地跡がコブの頭前後と天狗コルの計3か所。結構泊まれるものだ。
天狗コルからは30分でヒュッテ着。ビール1缶入れて、観光地の上高地に下りる。
吊尾根はアイゼン要らず。とはいえ奥穂は遠く大きく、上り返しが面倒くさい。雪渓で下りちゃおうか、と話すと最低コルに残置スリングがあった。出だしが急なので懸垂にしたら、いつまでも急で。25mづつブッシュを拾いながら3回懸垂、しまいには捨て縄がなくなって、45Mスタカットに切り替える。まぁ雪も腐れてきてるので、滑ることはないのだが。疲れた。
昼にはBCに着き、一杯のあと昼寝までする。ザイルもシュラフも乾く。翌日も行程が更に短く、かつ明後日ザイテンを上り返すのが面倒なので、明日撤収して北穂東稜をメインザックで越えて奥穂幕営にすることとした。
北穂東稜は、撤収もあるので日の出後出発でゆっくり。東面なので早々に雪が緩む。上部雪のナイフリッジで念のためにロープを出し、ついでに岩も超えて1pでロープをたたむ。懸垂も不要。北穂小屋でコーヒーまで飲み、奥穂へ。 滝谷が見えるが、トレースは見当たらない。涸沢槍前後飛騨側の巻きは凍結残るが、上ではアイゼンを脱ぐ。 奥穂小屋ではビール1缶で17時の天気予報更新まで粘る。
ジャン越えの朝。3時に起きると月明りで涸沢・屏風岩が浮き出ている。奥穂からジャンには登りのトレースが残る。馬の背が一番細い。雪がまだ堅いうちでよかった。ロバは岐阜側を巻くが、凍結の下降・トラバースで2P延ばす。バイルがあれば楽勝なのに、ピッケル一本にしたものだから緊張。思い付きでイボツキハーケンにスリングを巻いて代替としたら、結構刺さって安心した。ジャンはアイゼンを脱いでピストン。幕地跡がコブの頭前後と天狗コルの計3か所。結構泊まれるものだ。
天狗コルからは30分でヒュッテ着。ビール1缶入れて、観光地の上高地に下りる。
天候 | 毎日快晴&夜は満月 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
主稜線飛騨側は午前中凍結あり。涸沢側は6時には日当たりで雪が緩む 本谷橋、岳沢ヒュッテ以下はアイゼン不要 |
その他周辺情報 | 沢渡大橋駐車場横の日帰り温泉720円(駐車割引あり) |
写真
装備
共同装備 |
ガスカートリッジ中1のみ消費(水が小屋でもらえた)
|
---|---|
備考 | バイルはあった方が楽(イボつきハーケンで代用した)。明け方・登りは凍結してるので、オーバー手袋・雨具無しでいったが。昼・下山には雪が腐って濡れる。テムレスは有効。雨具下を履きつつ、暑くない着方は一考。 |
感想
節電のため、GPSトラックは最終日のみ。小屋で水をもらえたとはいえ、2人3泊でガス缶中1が余った!
バイルはあった方が楽。ハーケンよりカムが有効。北西面は午前中凍結している
ジャンもロープがあると安心。主稜線は雪が無く、アイゼンをつけたり外したり。
毎晩快晴ほぼ満月で。月明かりの涸沢は屏風がよく見えて幻想的。
吊尾根で奥穂ののぼり返しがめんどくさくなり。最低コルから下降したが、懸垂の残置にスリングを3本消費してしまう。
その上翌日ものぼり返しが面倒なので。北穂ピストンはやめて撤収フル装備で北穂東稜を越え奥穂幕営とした。
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