ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1451231
全員に公開
山滑走
飯豊山

飯豊山(地獄3丁目の北股岳〜石転沢滑走)

2018年05月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:48
距離
28.9km
登り
2,043m
下り
2,040m

コースタイム

日帰り
山行
7:17
休憩
0:31
合計
7:48
6:03
25
スタート地点
6:28
6:28
11
6:39
6:41
114
8:35
8:36
160
11:16
11:24
20
11:44
11:49
11
12:00
12:14
10
12:24
12:24
67
13:31
13:32
6
13:38
13:38
13
13:51
ゴール地点
天候 雨時々晴れ(稜線は強風)
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
飯豊温泉の梅花皮荘(カイラギソウ)横の無料大駐車場までマイカー。
GoogleMAPで「飯豊温泉」をターゲットにすれば行けます。
この時期はそこから飯豊山荘まで通行止めなのでチャリで温身平までアプローチ。
コース状況/
危険箇所等
◆飯豊温泉〜温身平
・チャリで6kmほど走る。軽いアップダウンがあるものの登り基調。
・飯豊山荘〜温身平の区間はダートとなるためMTB必須。

◆温身平〜滝沢出合
・基本夏道をシートラで歩く。
・夏道が崩落している箇所2か所のトラバースはかなり際どいので慎重に。
・ルートファインディングは当然必要。

◆滝沢出合〜石転沢〜梅花皮小屋
・全行程スキーハイク可能(クトー利用前提)だが上部は45度程度の急斜面なので自信がない場合はアイゼン推奨。
・下部はザラメだが上部は新雪が積もっておりシールが下駄になった。
・時々クラックがあるので落ちないように注意。滑落した際にクラックに落ちないようなルート取りも考えるべき。
・梅花皮小屋はこの日は無人だった。(というか山では誰とも会わなかった)

◆梅花皮小屋〜北股岳往復
・下部は夏道、上部は雪道となる。
・上部はアイゼンを使用した。
・稜線は暴風だったため地獄ゴーグル、アウター、テムレス、ダウン等厳冬期装備とした。

◆梅花皮小屋〜滝沢出合(スキー滑走)
・上部は急斜面だがうっすら新雪が積もっており快適に滑走できた。
・下部は逆に快適ザラメ。これはこれでもちろん楽しい。
・全体を通じてデブリはなく滑りやすいコンディションだった。
今日は悪天覚悟で飯豊山へ。
飯豊温泉の梅花皮荘(カイラギソウ)から石転沢経由で北股岳を目指そう。
2018年05月04日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 6:00
今日は悪天覚悟で飯豊山へ。
飯豊温泉の梅花皮荘(カイラギソウ)から石転沢経由で北股岳を目指そう。
飯豊山荘までの道は通行止めなのでチャリでアプローチ。チャリ力も鍛えられていいね。
2018年05月04日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
5/4 6:00
飯豊山荘までの道は通行止めなのでチャリでアプローチ。チャリ力も鍛えられていいね。
多少アップダウンはあるけど走りやすい林道。
途中で4人のスキーヤーを追い抜いた。
2018年05月04日 06:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 6:05
多少アップダウンはあるけど走りやすい林道。
途中で4人のスキーヤーを追い抜いた。
磐梯朝日国立公園。初めまして。
2018年05月04日 06:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 6:13
磐梯朝日国立公園。初めまして。
飯豊山荘到着。
ダート走ってもうちょい先の温身平までチャリで突っ込む。
2018年05月04日 06:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 6:27
飯豊山荘到着。
ダート走ってもうちょい先の温身平までチャリで突っ込む。
温身平でチャリデポ。
2018年05月04日 06:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 6:41
温身平でチャリデポ。
ここからしばらく(でもなかったけど)スキー担いで歩く。
2018年05月04日 06:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 6:41
ここからしばらく(でもなかったけど)スキー担いで歩く。
雪とブナ林。The.東北って感じですばらしい。
2018年05月04日 06:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
5/4 6:42
雪とブナ林。The.東北って感じですばらしい。
巨大堰堤まで来ました。
2018年05月04日 06:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 6:53
巨大堰堤まで来ました。
階段が設置されているのでこれを登ります。
2018年05月04日 06:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 6:53
階段が設置されているのでこれを登ります。
おっ雪原!と思ったけどまだ雪切れ激しい。
2018年05月04日 07:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 7:02
おっ雪原!と思ったけどまだ雪切れ激しい。
かなり夏道を歩かされます
2018年05月04日 07:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 7:17
かなり夏道を歩かされます
ちょっとやばい崩落地のトラバース。慎重に。
2018年05月04日 07:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 7:23
ちょっとやばい崩落地のトラバース。慎重に。
沢を覗き見るがまだまだ歩ける状態ではなかった
2018年05月04日 07:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
5/4 7:27
沢を覗き見るがまだまだ歩ける状態ではなかった
ようやく雪がつながった。
2018年05月04日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 8:00
ようやく雪がつながった。
さあ楽しいスキーハイク♪
2018年05月04日 08:14撮影 by  SH-01K, SHARP
3
5/4 8:14
さあ楽しいスキーハイク♪
しかし上部はガスガス;;
とうとう雨も降りだして結構寒い。
2018年05月04日 08:34撮影 by  SH-01K, SHARP
3
5/4 8:34
しかし上部はガスガス;;
とうとう雨も降りだして結構寒い。
ガスの中に突っ込んだ。
この辺りから雨が雪に変わってシールが下駄に;;
2018年05月04日 09:41撮影 by  SH-01K, SHARP
2
5/4 9:41
ガスの中に突っ込んだ。
この辺りから雨が雪に変わってシールが下駄に;;
おっ晴れた!
2018年05月04日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
5/4 10:25
おっ晴れた!
ようやく下の方まで見通すことができた
2018年05月04日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7
5/4 10:25
ようやく下の方まで見通すことができた
結構な急斜面だがスキー&クトーで頑張る!
2018年05月04日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
5/4 10:25
結構な急斜面だがスキー&クトーで頑張る!
太陽がまぶしい。
この時だけだったけど(笑)
2018年05月04日 10:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 10:26
太陽がまぶしい。
この時だけだったけど(笑)
貴重な晴れ間は結局この一瞬だけだった。
2018年05月04日 10:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
5/4 10:49
貴重な晴れ間は結局この一瞬だけだった。
稜線に登り詰めたら予定通り爆風が吹き付けていた。
5月なのにエビのしっぽまで出来てるし。
2018年05月04日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
6
5/4 11:03
稜線に登り詰めたら予定通り爆風が吹き付けていた。
5月なのにエビのしっぽまで出来てるし。
一旦スキー担いで夏道を歩く。
2018年05月04日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 11:03
一旦スキー担いで夏道を歩く。
南側の斜面は一切雪なし。
2018年05月04日 11:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 11:11
南側の斜面は一切雪なし。
梅花皮小屋に到着
2018年05月04日 11:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 11:14
梅花皮小屋に到着
きれいな小屋だが誰もいない。
ここでスキーをデポして北股岳のピークを踏んで来よう。
2018年05月04日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 11:16
きれいな小屋だが誰もいない。
ここでスキーをデポして北股岳のピークを踏んで来よう。
さあ北股岳へ。
うっすら新雪が積もった夏道をたどる。
2018年05月04日 11:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 11:27
さあ北股岳へ。
うっすら新雪が積もった夏道をたどる。
山頂が見えてきた。
2018年05月04日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 11:47
山頂が見えてきた。
北股岳登頂!
今日は完全厳冬期装備です。
2018年05月04日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
13
5/4 11:49
北股岳登頂!
今日は完全厳冬期装備です。
梅花皮小屋に戻って軽くエネルギー補給
2018年05月04日 12:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 12:02
梅花皮小屋に戻って軽くエネルギー補給
さあ行こうか、相棒
2018年05月04日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 12:10
さあ行こうか、相棒
頼りにしてるよ!
2018年05月04日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
5/4 12:12
頼りにしてるよ!
上部はカチカチの上にうっすら新雪。
スキーならガンガンいける。
2018年05月04日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 12:17
上部はカチカチの上にうっすら新雪。
スキーならガンガンいける。
たまにクラックもあるので注意しながら滑ろう
2018年05月04日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 12:21
たまにクラックもあるので注意しながら滑ろう
下部はデブリもなくて快適ザラメ滑走。
2018年05月04日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 12:21
下部はデブリもなくて快適ザラメ滑走。
あっという間に終点。
登り3時間くらいかかったのに下りは15分くらいか。
2018年05月04日 12:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
5/4 12:28
あっという間に終点。
登り3時間くらいかかったのに下りは15分くらいか。
嫌らしい夏道トラバースをこなす
2018年05月04日 12:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5/4 12:45
嫌らしい夏道トラバースをこなす
カタクリ発見
2018年05月04日 12:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
5/4 12:55
カタクリ発見
日に照らされるブナ林
2018年05月04日 13:29撮影 by  SH-01K, SHARP
5
5/4 13:29
日に照らされるブナ林
チャリデポ地点まで戻ってきた
2018年05月04日 13:31撮影 by  SH-01K, SHARP
1
5/4 13:31
チャリデポ地点まで戻ってきた
20分ほどでゲートまで到着。
お疲れさまでした!
2018年05月04日 13:50撮影 by  SH-01K, SHARP
2
5/4 13:50
20分ほどでゲートまで到着。
お疲れさまでした!
下山後は酒田まで移動して酒田ラーメンをいただいた。
2018年05月04日 17:10撮影 by  SH-01K, SHARP
4
5/4 17:10
下山後は酒田まで移動して酒田ラーメンをいただいた。

感想

待ちに待ったゴールデンウィーク後半!
白山や北アルプスはいつでも行けるので東北でも・・・と思ったが北へ行けば行くほど天気は悪そう。
どうせ悪天覚悟で行くなら行ったことがない飯豊山でも行ってみようか。
スキー向きのルートは・・・やっぱり石転沢かな。
ほとんど思いつきに近いが決めたら即実行!
前日のうちに新潟まで移動して当日少し遅めの6時出発とした。

車で梅花皮荘に到着するとちょうど4人のスキーヤーが歩いて出発したところだった。
こんな天気でも飯豊を目指すスキーヤーはいるんですね・・・他人のことは言えないけど。
梅花皮荘から飯豊山荘まではこの時期通行止めなので自分はチャリでアプローチする。
途中で先ほどの4人PTをパスさせてもらい温身平まで、自分のチャリ力でも30分で到着した。
チャリデポしたら板を担いで歩いていく。
雪は少なくてほぼ夏道を辿る感じ・・・どこまで行けばスキーで歩けるのか。

結局1時間ほど歩いた滝沢出合あたりでようやくスキーが履けるようになった。
そこからはひたすら谷を詰めていく。
毛勝谷や先週登った白山の地獄谷のような感じで最初緩やか、最後急斜面というパターンだ。
途中雨がザーザー降ってきたのでアウターをカッパ代わりにして濡れないように対応する。
稜線に出たら暴風が約束されているのであらかじめ地獄装備に換装。
地獄ゴーグルにダウン、防寒テムレス、バラクラバ、アウター等・・・久しぶりだ。
途中から雨が雪に変わってザラメの上に新雪が積もっていく。
シールは当然濡れているので猛烈な下駄になった。
何度か雪を除いたが堂々巡り。
最後はあきらめて重い足を持ち上げながら何とか稜線まで登り上げた。

とりあえず梅花皮小屋でスキーをデポして北股岳まで往復してこよう。
ピーク踏まないとYSHR先生に文句言われそうだし。
稜線は予想通りガスガスで暴風が吹き荒れていたが厳冬期に比べれば気温が高い分マシ。
そうだな、地獄3丁目あたりかな。
けど地獄ゴーグルやダウンがないと厳しいと思った。

無事北股岳のピークを踏んだら梅花皮小屋まで戻っていよいよスキー滑走開始!
視界は悪いが滑れないほどではない。
谷へ降りたら風もなくなりちょいパウダーが心地よくターンさせてくれる。
標高が下がると雨に変わったがザラメはザラメで楽しい。
小屋から20分ほどで滝沢出合まで滑ってしまった。楽しい時間はあっという間だ。

あとはだるいが夏道を辿って温身平まで。
チャリに跨ると梅花皮荘まであっという間だった。
結局誰にも会わない貸切飯豊山となった。
そういえば4人のスキーヤーはどうしたんだろう・・・

厳冬期の地獄訓練のおかげで悪天ながら貸切飯豊山デビューを飾ることができてよかった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1323人

コメント

雪とブナ林
後出しジャンケンですがGWは東北行かれると思ってました。
初めての所のようですが積雪状況とかアクセスとか綿密に下調べしてるんですか?いつも感心します。

雪とブナ林良いですね〜!今時期そのコラボを1番見たいのですが新緑してる場所は雪無いし、雪ある場所は新緑まだだし。

今度東北行ったら酒田ラーメン絶対食べたい!今回−4℃コーラ無しですか(笑)。
2018/5/4 22:50
Re: 雪とブナ林
kabukiyaさん、おはようございます。
そうなんです、この時期の東北特有のブナの新緑と雪のコラボを見てしまうとゴールデンウィークはこれしかないって感じになります。
今回は天気がちょっと残念ですが…
ルートは登山道というよりもアプローチを念入りに調べます。
白山でいうところの白峰ゲートや市ノ瀬ゲートがどんな感じかとか、除雪の状況とか。この区間を間違えるとコースタイムが大幅に狂いますからね。
ちなみにこの時期は-4℃コーラないんですよ…その代わりアツアツの酒田ラーメンは最高です。
次回東北に来られたら是非!
2018/5/5 5:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら