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Yamareco

記録ID: 1484053
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

修行しますか?荒船山

2018年06月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:40
距離
9.9km
上り
691m
下り
686m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:02
休憩
0:33
合計
4:35
8:50
1
9:34
9:34
20
9:54
9:54
22
10:16
10:16
9
10:25
10:26
3
10:29
10:29
23
10:52
10:52
9
11:01
11:06
8
11:14
11:14
24
11:38
11:39
4
11:43
12:06
21
12:27
12:27
17
12:44
12:46
38
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所はありません。
内山峠駐車場(既に満車(・・;))をスタート
2018年06月02日 08:50撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 8:50
内山峠駐車場(既に満車(・・;))をスタート
スタートからいきなりクマに注意。
2018年06月02日 08:48撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 8:48
スタートからいきなりクマに注意。
最初はこんな感じ。いや、かなりこんな感じ。
2018年06月02日 08:51撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 8:51
最初はこんな感じ。いや、かなりこんな感じ。
ここにもクマ注意。クマの顔、コワイ。
2018年06月02日 08:51撮影 by  Canon IXY 190, Canon
1
6/2 8:51
ここにもクマ注意。クマの顔、コワイ。
やっぱりこんな感じ。
2018年06月02日 08:54撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 8:54
やっぱりこんな感じ。
ね、こんな感じ。登ってるのか?
2018年06月02日 09:07撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:07
ね、こんな感じ。登ってるのか?
あら、尾根道だったんだ〜。
2018年06月02日 09:08撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:08
あら、尾根道だったんだ〜。
浅間山方面だけどかくれてます。
2018年06月02日 09:14撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:14
浅間山方面だけどかくれてます。
このあと、「え?もう?」というタイミングで荒船山頂1.7キロの標識が出てきます。山の中ではなかなか進まないのがフツーなんだけど。
2018年06月02日 09:15撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:15
このあと、「え?もう?」というタイミングで荒船山頂1.7キロの標識が出てきます。山の中ではなかなか進まないのがフツーなんだけど。
あいかわらずこんな感じ。
2018年06月02日 09:21撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:21
あいかわらずこんな感じ。
ちよっと登ってるかなぁ。
2018年06月02日 09:32撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:32
ちよっと登ってるかなぁ。
下から上を見ると、、確かに登っている!
2018年06月02日 09:34撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 9:34
下から上を見ると、、確かに登っている!
鋏岩修験道場跡。あら、やっぱり修行の場だったんですね。ちよっと違う「修行」想像してたんですけど。
2018年06月02日 09:33撮影 by  Canon IXY 190, Canon
1
6/2 9:33
鋏岩修験道場跡。あら、やっぱり修行の場だったんですね。ちよっと違う「修行」想像してたんですけど。
とにかく デカイ!
2018年06月02日 09:36撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 9:36
とにかく デカイ!
やっぱりあまり登ってないし。
2018年06月02日 09:42撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:42
やっぱりあまり登ってないし。
あいかわらず尾根を歩いているみたいですけど。
2018年06月02日 09:51撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:51
あいかわらず尾根を歩いているみたいですけど。
一杯水。
2018年06月02日 09:53撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:53
一杯水。
平地を歩いてばかりでは頂上にたどり着けないので、ハシゴ出てきました。
2018年06月02日 09:54撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 9:54
平地を歩いてばかりでは頂上にたどり着けないので、ハシゴ出てきました。
あの剱岳にもこんな場面ありましたね!
2018年06月02日 10:02撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 10:02
あの剱岳にもこんな場面ありましたね!
「マツダランプ」がレトロ感出してます。
2018年06月02日 10:06撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:06
「マツダランプ」がレトロ感出してます。
下から見ると平らに見えるあの部分に着いたみたいです‥
2018年06月02日 10:07撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:07
下から見ると平らに見えるあの部分に着いたみたいです‥
この先、断崖絶壁。「ノゾキ見注意」
2018年06月02日 10:09撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:09
この先、断崖絶壁。「ノゾキ見注意」
このあたりでノゾキ見やめます。
2018年06月02日 10:09撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:09
このあたりでノゾキ見やめます。
平らな台地をさらに進みます。
2018年06月02日 10:13撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:13
平らな台地をさらに進みます。
ツツジも満開。
2018年06月02日 10:14撮影 by  Canon IXY 190, Canon
1
6/2 10:14
ツツジも満開。
平らな台地の端に 艫岩展望台。
2018年06月02日 10:15撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:15
平らな台地の端に 艫岩展望台。
奥の平地は佐久平方面。
2018年06月02日 10:15撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:15
奥の平地は佐久平方面。
浅間山が見えるハズなんだけど。
2018年06月02日 10:16撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:16
浅間山が見えるハズなんだけど。
こっちは妙義山方面。
2018年06月02日 10:16撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:16
こっちは妙義山方面。
方位盤にたくさん山の名前を書いてますけど・・・見えん
2018年06月02日 10:19撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:19
方位盤にたくさん山の名前を書いてますけど・・・見えん
荒船山(経塚山)の山頂へ。
2018年06月02日 10:24撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:24
荒船山(経塚山)の山頂へ。
山頂方面もまっ平。
2018年06月02日 10:28撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:28
山頂方面もまっ平。
途中に、あー何だっけ、花の群生地。
クリンソウだって。
2018年06月02日 10:39撮影 by  DSC-HX400V, SONY
2
6/2 10:39
途中に、あー何だっけ、花の群生地。
クリンソウだって。
山頂のほこら
2018年06月02日 10:57撮影 by  Canon IXY 190, Canon
1
6/2 10:57
山頂のほこら
山頂の標識
2018年06月02日 10:57撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 10:57
山頂の標識
経塚山山頂間近 樹木の隙間から八ヶ岳連峰がチラチラ 葉っぱがジャマ!
2018年06月02日 11:00撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 11:00
経塚山山頂間近 樹木の隙間から八ヶ岳連峰がチラチラ 葉っぱがジャマ!
ご参考(その1)昨秋撮影 経塚山から望む八ヶ岳連峰 落葉の時期にはこう見えます。
2017年11月03日 08:59撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
11/3 8:59
ご参考(その1)昨秋撮影 経塚山から望む八ヶ岳連峰 落葉の時期にはこう見えます。
艫岩に戻ってきました、 今日の見納め! う〜ん!天気は良いのに眺望がきかない(>_<)
2018年06月02日 12:03撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 12:03
艫岩に戻ってきました、 今日の見納め! う〜ん!天気は良いのに眺望がきかない(>_<)
ご参考(その2)昨秋撮影  艫岩から望む浅間山 この眺望を期待したのですが、、(・・;)
2017年11月03日 09:51撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
11/3 9:51
ご参考(その2)昨秋撮影  艫岩から望む浅間山 この眺望を期待したのですが、、(・・;)
ご参考(その3)昨秋撮影  艫岩から望む槍穂高 この時は 運がよかったのでしょうね。
2017年11月03日 09:50撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
11/3 9:50
ご参考(その3)昨秋撮影  艫岩から望む槍穂高 この時は 運がよかったのでしょうね。
メロン平らげて下山中
2018年06月02日 12:24撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 12:24
メロン平らげて下山中
リアルな画像はやめてボカしてますが、ある意味コレが今日のハイライト。
2018年06月02日 13:20撮影 by  Canon IXY 190, Canon
6/2 13:20
リアルな画像はやめてボカしてますが、ある意味コレが今日のハイライト。
内山峠駐車場に戻ってきました。 あれだけ埋まっていた車がほぼカラ状態!! みなさん艫岩で引き返しが多い?
2018年06月02日 13:22撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 13:22
内山峠駐車場に戻ってきました。 あれだけ埋まっていた車がほぼカラ状態!! みなさん艫岩で引き返しが多い?
さ〜 帰りましょう。
2018年06月02日 13:32撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 13:32
さ〜 帰りましょう。
下仁田名物?
 ねぎっこラーメン
 下仁田コロッケ
2018年06月02日 14:16撮影 by  SO-01J, Sony
6/2 14:16
下仁田名物?
 ねぎっこラーメン
 下仁田コロッケ
さようなら! テーブルマウンテン 楽しめましたよ(^^♪
2018年06月02日 13:37撮影 by  Canon IXY 190, Canon
4
6/2 13:37
さようなら! テーブルマウンテン 楽しめましたよ(^^♪

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

よく言われるように「山に登る」というのは実際に登るまえ、計画をするところからすでにはじまっていて、ある意味、これが一番楽しかったりするワケです。アタマの中でシミュレーションするだけですから、どんな急登でもどんなに高い標高でも苦しくも何ともないし、お天気は必ず快晴。見える景色も遠くまでスッキリクッキリ。それだけでもう「登らなくてもいいか。登るのシンドイし。」・・・・なんて思ったりするワケです。あははは。

ところが、この楽しいひとときも最近の師範代には要注意で、このウキウキ感のオブラートに包みこんだ「キケンな」たくらみをあちこちに忍ばせてやってきます。ストック買っただけで「もう次は北アルプスですね。」とか「念のためヘルメット持ってきてくださいね。」と言って日本一のとんがりコーン「槍の穂先」とか、映画にもなった「登れない山・登ってはイケナイ山」剱岳の「ナントカのタテバイ・ヨコバイ」といった超危険地帯に誘い込む・・・・これまでがそんな調子でしたから、今回も「どこか行きましょう」と誘われた時から身構えていました。

今回、選んだのは荒船山・・・・と聞いただけで何だかイヤな予感。
よく聞いてなかったですが「荒船・・・方面」と言ったような・・・・で、クルマを降りたら「妙義山超難関コース登山口」とか・・・「え、ハナシが違うぢゃない」「いやいや、荒船方面と言えば、昔から『妙義・荒船』のセットと決まってます。だから妙義山、来ました」・・・・というようなコトになるとか、

「前回、荒船山に行った時、あの断崖絶壁で腹ばいになって足をおさえてもらいながら下をのぞいている人がいましたよ。ワタシ、何なら足おさえますよ。」って、それは大峰山の修験道の修行で、断崖絶壁から身をのり出し(出させられ)て「かんにんしてくださ〜い。もう自腹の飲み食いを会社の接待費にしませ〜ん。」とか「許してくださ〜い。もうイベントで余った販促物、いただいて帰りませ〜ん。」(すみません、職業がらこういうの気になります・・・・)と懺悔するアレですか?とか、

いつも山行まえに天候やルートなど貴重なアドバイスをもらう大師匠が以前、荒船山に行った時、前を横切る黒い影を見たが、「あれはきっとクマに違いない」・・・・と言っていたとか、

まあ、いろいろアブナいハナシが出てくるワケです。このようなキケンを察知してか、今回、ナベちゃんは「ちょっと用事が・・・」ということで、師範代にゆーみんとワタシの3人で出かけることになりました。

出発前にお天気やら集合時間やらいろいろ打合せをする中で、時間があれば「近くの」(ぢつは近くない)日航ジャンボ機の御巣鷹山へも・・・・と師範代は言っていましたが、そもそも「日航ジャンボ機」の事故は師範代やワタシなどは社会人になってから(感覚的にはほんのちょっとむかし)リアルタイムで起こった出来事。一方、ゆーみんにとっては生まれる前の「歴史上の事件」。なのでそれはもういわば「人の世むなし応仁の乱」と同じ扱いなワケです。

オッサンたちはさらに「3億円事件」だの「東京オリンピック(前のです)」だのが「ワタシの大事件」と盛り上がっている一方で「9.11」とか「地下鉄サリン」が精一杯ですと言うゆーみん。まあ、仕方ないか。親子の年齢差だもんね。

さて、ここまで前置きだけで「ごちそうさん」なフンイキですが、やっと出発。
集合はいつものように新宿駅西口。ゆーみんを乗せると中央フリーウエイは快適なんですが、関越道はどうも相性が悪く、必ず渋滞につかまって、ただいま連敗中。が、今回は連敗脱出を賭けて練馬へGO。

みごと連敗脱出して予定通り9時半頃荒船山登山口駐車場に到着。すでに駐車場はいっぱいでしたが、「県境」を越えて群馬県側にスペース見ぃっけ。さあ、いよいよ登山開始です。が、大師匠が言ってたとおりいきなり「クマ注意」のカンバン。めったに使ったことのない「クマ除け鈴」ですが、まあ、とりあえず用心のためザックに装着・・・・しましたが、コレより何倍も有効なクマ除けが登場します。

登山道は最初からとってもユルユル。をいをい、ホントに登っているのかい?というくらいの道で、少し登ったかと思うと下り。またユルユルと登ったかと思うとまた下り。あれ?これはもう稜線に出て尾根道を歩いているのか?・・・・ああ、そういえば登山口の駐車場が信州と上州の国境。ってことは最初から稜線を歩いてるってことか。

途中、「山頂まで2.2キロ」の標識を通過してからそれほど時間も経っていないのに「山頂まで1.7キロ」標識が。山の中の距離ってたいてい「え〜、まだ〜」がフツーなのに、ホントにホント?と思うくらい快調。お天気もいいし、新緑も目にまぶしくて、谷から稜線に吹き上がってくる風も心地よくて・・・・が、平和な雰囲気が一転、ゆーみんのシャウト!「ギャ〜ッ、ケ、毛虫」・・・・てっきりモスラ(わかりますかね?)でもくっついていたのかと思われるほどでしたが。まあ、命めばえる季節ですからね、仕方ないですよ。こんな時期にこんなところに連れてきた師範代をうらんでください。その後下山まで適当なタイミングでツメの先ほどの青虫が木の枝から糸にぶら下がってきて、ちょうどイイ高さ(顔のあたりです)で風に揺れているもんですから、クマ除け鈴要らず・・・でした。ゆーみん、これがイチバンの恐怖でしたね。

そうこうしているうちに大きな岩に掘った祠が見えてきました。修験道場の跡ということで、師範代から聞いていた断崖絶壁上の恐怖の修験道場とはちょっと違うみたいですが、むかしから修行の場ではあったようですね。

さらに進むと、さすがに登山らしくハシゴやロープやクサリ場やちょっと滑りそうな岩などが出てきましたが、気がつくと広い平らな場所に到着。踏み跡に沿って進んでいくと、「この先断崖絶壁キケン」の看板が出てきました。なるほど少し先から切れ落ちているようです。ふもとから見上げるとテーブル状になったあの台地にたどりついたみたいです。

さらに進むと、廃屋のような小屋(平成25年から改修工事が「ちょっと」中断してるみたいです。)とその先に展望の開けたところが見えてきました。「荒船山艫岩展望台」の標識があり、佐久平方面から浅間山、恐ろしい妙義山まで一望・・・のはずですが、雲がかかって浅間山はほとんど見えません。が、数メートル先は断崖絶壁というのはよくわかります。「君子危うきに近寄らず」=「ゆーみん絶壁に近寄らず」で一歩も動きません。師範代、ワタシに「足おさえてましょうか?」「いやいや、けっこうです。ザンゲすることなんもないし。」ワタシもどうもこういう火曜サスペンス的な場所は落ち着きません。眺めは良く風も心地よくていいんですけどね。

ここにやってきた人の何分の一かはここが頂上と思って帰っちゃうんじゃないでしょうかね。それくらいの場所ですが、ここで帰って「頂上、行ってきました」とヤマレコにアップして「バーカ、そこぢゃねえよ」ってタタかれないように山頂(経塚山)を目指します。さてそこから平らな台地を行けども行けども平、タイラ、平参平(たいらさんぺい。わかりませ〜ん)。途中、赤いクリンソウの群生地を通って、少し登って山頂に到着。山頂には祠と1,432メートルの頂上の標識。眺望ありません。地味な山頂です。これならさっきの展望台で帰っても「まっ、いっか〜」とも思ってしまいますね。

来た道を戻りますが、展望台まで戻ってきて、ここらでひとつ、ワタシのザックを軽くしてください・・・・ってことで、また今日も「いらんもん」もって来てました。今日の「いらんもん」は「めろん」です。前日、スーパーで買ってきました。めったに買わないので、どういうのがいいのかわからず、東南アジアのドリアン売りみたいに中割ってから「買う」「買わん」というワケにもいかないので、適当に選んできましたが、切ってみるとなかなかよろしい。近くでお昼にしていた家族連れが「ああ、メロン、いいにほひ」とおっしゃいます。甘さも上々、あまりにウマかったので、ついつい手が出て、証拠写真を撮る余裕もなく、気がついたらそのご家族にデザートとしておすそ分けするほど残ってません。悪いことしましたね。ゴメンなさいね。にほひだけで。

ザックを軽くしてもらい、下山開始です。佐久市と下仁田町の境=長野県と群馬県の境=日本海側と太平洋側の分水嶺(かな?)を歩いていることになるんでしょうかね。登りがかなりユルユルなものですから下りはなおさら。マユツバもんの「あと何キロ」の標識もさらに距離が短く感じられて1時間ちょっとで登山口駐車場に到着。ゆーみんのおかげでプーさんにも出会わずに済みましたが、断崖絶壁も含め、ゆーみんには忘れられない恐怖の山行になったことでしょう。ぜーんぶ師範代をうらんでください。

駐車場をあとにして、しばらく走ったところで見上げるテーブルマウンテンはとっても立派でした。途中で立ち寄った道の駅でいただいた下仁田ねぎラーメンと下仁田コロッケ、美味しゅうございました。
ハイ、みなさま(読んでいただいたみなさまも)お疲れさまでした。

「荒船山」と聞いて、多くの人が連想するのは「航空母艦のような奇形」とか「クレヨンしんちゃん作者の転落事故」とかが多いと思われますが、私のような高齢者?の何割かは「国会議員 荒船清十郎」の名前を思い出すのではないでしょうか?
この荒船清十郎代議士、運輸大臣(現国土交通大臣)当時、国鉄(現JR)に圧力をかけ、自らの選挙区である深谷駅を急行停車駅にしたあげく「なにが悪いんだ!1つぐらいいいだろう!」の発言が非難され引責辞任となりました。 
一方 国会の要職、汚職事件の裁判員等を歴任して、広い層から信頼と親しみを得ていた代議士でもありました。 破天荒な一面とユーモアを併せ持つ柔軟さが人気の秘密だったのでしょう。
「剛」と「柔」を併せ持つ点において、「荒船代議士」と「荒船山」名前の共通性
のみでなく、本質の共通性が感じられます。
 「剛」 転落死亡事故も発生する目もくらむ強烈な絶壁
     一部にヤセ尾根、岩場、梯子場もある安心、安全だけではない登山コース
 「柔」 会話を楽しみながら、艫岩〜山頂間の台地を闊歩する心地よさ
     絶壁ゆえにさえぎるものがなく目に飛び込んでくるすばらしい眺望
     比較的ラクな行程で、山頂エリアに到達するお得感
 両面を合わせ持っています。 この両局面が荒船山の人気の秘密であり、2百名山たるゆえんなのでしょう。
昨年秋 初めて訪れた荒船山の「剛」「柔」不思議な魅力に惹かれて、季節を変えた再訪がStanton、ゆーみんを誘い叶う事になりました。(^^♪
(コース紹介)
昨秋は荒船不動から星尾峠経由 経塚山への直登コース、今年は内山峠から艫岩経由のメイン?ルート、両コースを一言で比較すると
 荒船不動コース=とにかく一気に登っちゃえ! 登り着いたらそこが経塚山山頂
 内山峠コース =本当にこの道登っているの??〜修験道跡〜岩、クサリ、梯子な
         んでもあり七変化の急登〜山頂台地〜絶壁展望台
 と対照的な様相を見せます。 両コースを周遊できると更に楽しいのでしょうが、
 車道歩きが長〜くなり、やっている人は少ないようです。
 今回私達が辿った内山峠コース、会話あり、観光?スポットあり、緊張あり、感動
 ありの飽きのこない行程は、荒船山の魅力を肌で感じるには絶好のルートかと思い
 ます。

 そして広大な山頂台地、まるで平地で森林浴をしているようなハイキングコースを
 横並びで会話しながら歩く事もできそうです。 山頂台地闊歩の約50分は荒船山の
 思い出を更に鮮明なものにする事間違いナシです。 みなさん艫岩で引き返さない
 でぜひ散策して下さいね。
(艫岩からの眺望)
荒船山のハイライトは、やはり艫岩断崖絶壁からの絶景に間違いありませんね。
私を再訪に駆り立てているのは「またここからの景色を眺めてみたい」その気持ちが
確実にモチベーションになっています。
左手に北八ヶ岳(蓼科山)、右手に浅間山を屏風のように広げた前方スクリーンには
さえぎる物なく北アルプス山々のシルエットが映し出されています。 大キレットを
中間に挟んだ槍穂高連峰、伸びやかな稜線が連なる後立山連峰等々、惜しげもなく
サービスショットを披露してくれています。
今回の山行では残念ながら上空の雲に覆われ、サービスショット絶景を2人に紹介す
る事はできませんでしたが、荒船山は「スクリーンは24時間365日『無料公開中』!
何回でもいらっしゃい」と語っているように感じ、艫岩を後にしました。
(山行グルメ)
またまたStantonは、「おもてなし」のメロンをザックに詰めて山頂に運んでくれました。
昨年の白馬岳山行では「おもてなし」メロンをザックに括りつけたまま暴風雨の中
2900mの山頂制覇〜下山を果たし、そのまま口にする事なく終わった苦い?経験か
ら(*)、今回は「今食べなければ一生メロンは口にできない(*_*)」との焦燥感?
に駆られて、Stantonが切り分けてくれた丸々1個を3人であっと言う間に平らげてし
まいました。(実にオイシイ!) 結局メロンの写真さえ撮っていません!
3人は一時的に野生に返ったのでしょうか、、、?
(*)白馬岳を越えたメロンは、温かく迎えてくれた白馬村宿舎のおばちゃんへプレ
   ゼントとなりました。
下山後の昼食 下仁田と言えば、ねぎ、こんにゃく、コロッケ! 道の駅下仁田では地元ならではのユニークなメニューを取り揃えています。
 ねぎっこラーメン=下仁田ネギがたっぷりの醤油味
 下仁田コロッケ =こんにゃくとネギが練りこんであります。
地産地消(かと)の味 これもいいですね(^^)/
(まとめ)
群馬県と長野県の県境、山深い地域で個性を主張する荒船山、単に山容が変わっているだけでは片づけられない魅力を持ち合わせています。
梅雨入り前 最後の晴天、3人で訪れる事ができた事は、有意義な1日になりました。
実は下山後、隣の上野村から御巣鷹の尾根に立ち寄り、33年前の大事故跡地を巡ってきました。 そのずしりと重い感覚はそっとしまっておきます。
では お疲れさまでした。







   













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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 赤城・榛名・荒船 [日帰り]
荒船山相沢登山口から
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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