ヒライデ沢から袈裟丸山

天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。沢は初心者向けだが、装備はしっかりと。 下山も距離があるので、それなりに時間はかかります。 |
その他周辺情報 | 水沼温泉センターで一浴しました。JAF会員証で100円引きの500円。 |
写真
感想
足尾の山は、日光と赤城や武尊に囲まれて、いささかパッとしない地域である。
だが、関東の中では未だに秘境ともいえる地域で、若い頃からあこがれがあった。
日光白根山から錫ヶ岳、皇海山、袈裟丸山と続く両毛国境を、テントで行くことなんぞを夢見ていたこともあったのだ。
だが、湘南からは遠く、皇海山だけは昔ツアーで行ったものの、袈裟丸山さえ行ったことがなかった。
その袈裟丸山にヒライデ沢という優しい沢コースがあることをウォーターウォーキングで知り、ちょっと変わった登路として行ってみることにした。
土曜日、ジムニーを走らせ前泊地となるサンレイク草木へ。一人でも泊めてくれるのがありがたい。
銘酒赤城山を飲み過ぎたが、翌日5時半には起き、6時出発。折場登山口に6時40分についた。
もう5台ほどの車があるが、人はいない。沢は静かなようだ。
実際稜線に着くまで誰とも会わなかったが、2組ほど先に出発していたらしい。
支度をして出発。折場橋から堰堤を4つ越え沢を行く。
情報どおり滝はどれも優しく、問題はない。あえて流心をいったり壁をへつってみたりして楽しみながら行く。
滝は難しくはないが、どの滝も結構釜が深い。
釜に入ると場所によっては腰から腹くらいあるので、夏向きだ。
振り返ると頂上に一本松が生えているような岩峰がある。ハタ坊を思わせ面白い。
花といえばヤマツツジがいくつかある程度。だが帰り道ではこのヤマツツジだらけになるのだが。
核心部を抜けるとゴーロになって面白みが薄れる。さらに登ると両側から笹藪が覆ってくる。
稜線が近いので、気をつけてみると右手に行けそうな踏み跡がある。
これをたどって、少し藪こぎをして200メートルほど登ると登山道に出た。地形図上の小さなコルのところだ。
ちょっと休憩して靴を履き替え袈裟丸山へ向かう。これがかなりの急登で、足下はスニーカーで軽いのに結構疲れる。ロープが張ってあるところもある。
だが、まわりはシロヤシオの最盛期ですばらしい。新緑も美しく気分がよい。聞こえるのはハルゼミの大合唱。
山頂は小広く一等三角点がある。5人ほどが休憩している。あまり眺めはよくない。
帰りは登山道を行くが、満開のシロヤシオを愛でながら進む。
アカヤシオは残り花が一つだけ。シャクナゲは少しある程度であった。
下山も結構上り下りがあるし、距離もあって楽ではない。
小丸山からの袈裟丸連峰や、皇海山や日光白根山の眺めを楽しみ、賽の河原の独特な雰囲気を感じながら下山する。
ヤマツツジの赤がバックの緑や空の青に映えていて楽しませてくれた。
途中の開けた場所から見る袈裟丸山はいかにも遠いけれど、なかなか立派な形であった。
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