お花は端境期でも素晴らしい大峰山(弥山、八経ヶ岳)
- GPS
- 06:17
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,134m
コースタイム
天候 | 気持ちの良い晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。道はすべてとてもよく整備されています。 |
その他周辺情報 | 登山後は洞川温泉で宿泊しました。修験の行者さんたちの登山基地として、また歴史あるたたずまいの街並みはぜひ訪れる価値があると思います。 |
写真
感想
梅雨入り前ラストチャンスのからっとした晴天に恵まれ素晴らしい山行になりました。紀伊半島ど真ん中の奥深い山々に分け入っていくと自分が自然の一部に溶け込んでいく感覚を得られます。
残念ながらシャクナゲやヤマアジサイはほぼ終わり、シロヤシオも落花盛んで間もなく終わりでしょう。オオヤマレンゲの開花が待たれますが、まだまだ蕾は固いままでした。
しかし、この山域の他にはない特徴は、千年を超える修験の歴史を生きたものとして感じることができる点です。ごく当たり前に白装束の行者さんに出会いますし、法螺貝を吹かれる姿も見ることができました。(写真を撮るのは控えましたが…)
他にも山岳信仰の山は多々ありますがここは別格です。女人禁制なので相方は行けませんが山上ヶ岳にも是非登ってみたくなりました。
下山後は洞川温泉に泊まりましたが、ここもまた素晴らしいところです。行者さんたちが泊まる特徴的な宿が連なる温泉街は昭和の姿をそのまま残しています。当然山岳基地としての位置づけもあり、マッターホルンふもとのツェルマットのように、温泉街を多くの登山者が行きかいます。
翌朝は早くに目が覚めたので山上ヶ岳への登山口まで行ってみました。標高が高いため薄着では震えるような寒さでしたが、相方と一緒に女人結界門に近づいたその時のことです。なんと突然ファンヒーターから吹き出すような温かい風が吹いてきたのです。もちろん結界を超えて入ろうとしたわけではありませんが、お山から警告を受けたような気がして、この理解できない現象には驚かされました。
決して霊感が強いとかいうことはありませんし、こういった体験を過去にしたこともありませんが、この山域には長い間守られてきた聖域ならではの何らかの霊力が働いていることを否定できません。
ストイックに山頂を目指す登山、観光的要素の強い登山、百名山を登っているといろいろなタイプの山に出会いますが、55座目の大峰山は忘れられない山となりました。
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