梅雨入り前に!笊ヶ岳


- GPS
- 08:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 3,002m
- 下り
- 3,002m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料(頑張って五台ぐらい) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<ランカン尾根> 取り付きが分りにくい人が多いようです。 自分は老平Pから林道を少し上がり、ランカン尾根まで適当に尾根を登りました。硯の里キャンプ場から続く尾根をそのまま登る感じ。 途中伐採された木々の倒木地帯を通り、多少の藪を掻き分けて進む感じ。 広い尾根ですが東側が切れているのでそちら寄りに進むと進路は分かりやすいかもしれません。踏み跡なのか獣道なのかわからない程度ですがなんとなく道っぽいところはあります。 ランカン尾根に合流してからは細い尾根は一本道なので分かりやすいと思います。 広くなったところから細くなるところ等でちょっとでもトラバース気味に進むとルート外して尾根のトップまで強引に登り返す事になります。 慎重に歩けば踏み跡らしきもの、忘れた頃にマーク等が現れます。 1828Pには静大WVの看板。 小笊山頂付近は少し藪がありますが木が刈られている感じがありました。 小笊から笊の山頂までは道があります。 登りで使う分にはルーファイはそれ程難しくは無いと思いますが、とにかく急で、アップダウンを繰り返します。 手足を使うようなところも多いです。 ログが飛んじゃってるとこがあったので手書きで書き直しましたがGPSのログでは累積標高↑3100m↓3080mぐらいでした。 <笊ヶ岳〜布引山〜広河原〜登山口> 6年か7年ぶりでしたが道は以前よりも良くなっているように感じました。 登山道は明瞭ですがとにかく急で長いです。 笊〜布引山一旦下って登り返し。 この区間は傾斜は穏やかですが長い登山道を歩いて来た後にはきつく感じます。 布引山から眺望のあるガレ場を最後に山の神まではひたすら樹林帯の下り。 急です。 山ノ神から広河原は九十九折の道一気に標高を下げます。 広河原で渡渉がありますがこの日の水量では飛び石で問題ないかと思いました。 足を冷やしたかったのであえて裸足になりましたが・・・。 登山口までは傾斜のほぼ無い平坦な沢の脇の登山道を進みます。 シャワーゾーン、梯子、吊橋と変化もあるので意外と退屈しないと思います。 廃屋を過ぎ手彫りのトンネルを通過して長い林道を歩けば老平です。 |
その他周辺情報 | ヴィラ雨畑(温泉550円) 食事等も可。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
虫除け
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
|
---|---|
備考 | 水1.5L スポーツドリンク1L ゼリー飲料×3 |
感想
陽が長いこの時期にロングルートを歩きたい。
とはいえこのところそれ程歩いてないので思っているルートを歩けるかどうか心配。
そこで自分の現在値を測る為に選んだのが笊ヶ岳。
以前も足の怪我が治ったときに力量を測ろうと登りに行った山です。
おそらく数日後には入梅してしまうのでその前に。
深夜、老平の駐車場に到着。
軽く仮眠を取り、うっすらと明るくなり始めた4時過ぎに起きて支度を始めようとすると一台車がやってきました。
その方も今日は笊ヶ岳を登るそうです。
軽くご挨拶を交わし、出発。
登りはランカン尾根から。
林道を歩いて取り付くのが面倒なので林道間はショートカットし、硯の里キャンプ場の裏手から尾根に取りつき、ランカン尾根に合流するルートを取りました。
はっきりとしたルートはあるようなないような感じなので地形図を見ながら歩けそうなところを進みます。林業の倒木地帯を抜け、軽い藪を掻き分けて尾根を進みます。
尾根が細いところは分かりやすいですが広くなると踏み跡もマークも殆ど無いので慎重に。
1300mを越えた辺りでランカン尾根に合流しました。
今日は水とスポーツドリンクで2,5Lとゼリーなどで計3L程持ってきていますが水場がないのであまりガブガブ飲みすぎない様に気をつけながらも定期的に水分補給しながら進みます。
ランカン尾根はとにかく急登の連続。
痩せ尾根は他に通りようが無いのでルートは分かりやすいですが、尾根が広くなったところから細くなって行くところ、岩などを巻きながら登るところなどはちょっと油断するとすぐに道を外します。急登を嫌ってトラバース気味に進もうとするとだいたい尾根から離れて行くので強引に尾根のトップまで登り返す。
踏み跡やテープやマークは忘れた頃にチョロっと出てくる程度です。
1828Pで一息。
その後もアップダウンを繰り返し時に手足を遣いながら登らないとならないような急な尾根を進んで行きます。
樹林帯は新緑がとても綺麗ですがとにかくきついですね。
癒しは白いイワカガミと崩落地から少しだけ遠望が利くことぐらいでしょうか。
2400mぐらいのところでようやく小笊の姿が。
クライマックスが近付いてきました。
小笊の登りは石楠花なども現れ、藪が濃くなるかと思いきや、意外と刈られているところもあって登りやすかったです。小笊の山頂で一息ついていると人の声が聞こえて来ました。一本道なのですれ違うかと思いきや、自分が変な道に入り込んでしまったので声だけ聞こえてすれ違うことは無く、最後の登りを登って笊ヶ岳山頂へ。
一般ルートから登っていた朝駐車場でお会いした方がちょうど下山開始するところで少し会話を交わしました。ロングルートお疲れ様。下山もお気をつけて。
ようやく山頂。
午後から雲が増えてくる予報でしたが何とか晴れている間に着けたので景色を堪能。
南アルプス南部の山々、北岳から安部奥の山まで一望。
以前登頂した時は見ることができなかった小笊越の富士山も見られました。
おにぎり、果物等を食べ、コーヒーで一息ついたら下山開始。
下山は一般ルートで下りますので道の心配はありません。
が、まずいきなりやってくるのが一旦下って布引山までの登り返し。
疲れた身体にはこのちょっとがきつく感じます。
布引山の山頂辺りからは雲が増えてきて、眺望のあるガレでは南アルプスの山々は雲の中に隠れてしまいました。
この先はひたすら長くて急な樹林帯の下り。
いつまでたっても終わらないような感覚。
途中登山道脇にザックがデポしてあって??と思ったけど大丈夫かな?
そこからだと登っても下っても2〜3時間以上はかかるからちょっと気になりました。
忘れ去られたインクライン跡を過ぎ、山ノ神を通過。
九十九折のトラバースでぐんぐん標高を下げて広河原に到着。
明るい時間に戻れる事を確信したので河原ですこしのんびりと休憩。
水が冷たぁ〜い。
持ってきた水も残り僅かなのでここで水分を補給して体力回復。
あとは比較的平坦な登山道と林道歩きです。
沢沿いの登山道は平坦で歩きやすいですが、橋や梯子、吊橋など変化もあって飽きません。上から水が落ちてくるシャワーゾーンもあったり。
廃屋を過ぎ、手彫りのトンネルを通過すると間もなくこの長くキツイ登山も終了。
駐車場には朝お会いした方が帰るところでしたので再度ご挨拶。
お疲れ様でした。
いや〜歩いた歩いた。
ロングルートが歩けるぐらいの体力は充分かな。
そういえばこの日は10年目の結婚記念日でした。
急いで帰らなきゃ!
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