記録ID: 149711
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
両神山八丁尾根(東岳引返)【危険箇所まとめあり】
2011年11月12日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 476m
- 下り
- 476m
コースタイム
8:05登山口→50(50)→8:55八丁峠→80(50)→10:15西岳→120(50)→12:15東岳(37分休憩)→119(40)→14:51西岳→89(40)→16:10八丁峠→65(40)→17:15登山口
所要時間:9時間(コースタイム4時間30分、うち休憩時間1時間半程)
八丁峠から登山口への下り途中で日没を迎えた。最後はライト使用。
見ての通り、コースタイムは全く参考にならない。
それにしても、初の日没によるヘッドライト使用となってしまった…。
所要時間:9時間(コースタイム4時間30分、うち休憩時間1時間半程)
八丁峠から登山口への下り途中で日没を迎えた。最後はライト使用。
見ての通り、コースタイムは全く参考にならない。
それにしても、初の日没によるヘッドライト使用となってしまった…。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R299から志賀坂トンネル手前を左折、20分程林道を走ればトンネル手前に10台程の駐車場あり。トンネルを超えて少し下ると、上落合橋にも登山口あり。 【コンビニ】 とにかくコンビニが遠い。下手をすれば24時間営業のコンビニは、登山口から1時間近くかかる。西武秩父駅周辺などで、必要物資は購入のこと。 【林道】 12日早朝、他の方が「どかさなければいけない程の落石があった」と仰っていた。日中は、落石防止工事が行われており、午前9時〜午後4時まで、林道を通行止めにしている時間帯がある。登山前に要確認。 【首都圏からのアクセス】 皆野寄居有料道路を使用すれば、花園ICから来るのが楽。雁坂ルート、正丸ルートもあるが、時間的には花園からが他のルートの2/3くらいではないだろうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】 八丁尾根全体が危険な登山道であるが、あえて危険な個所を列挙すれば、以下の4箇所。 ※八丁峠から両神山に向かって「前」「後」と使ってます。 1.東岳直前の鎖連発 個人的には最難所。上りも危ないが、何しろ下りが厳しかった。木の看板が崖の方に向いている箇所から、一気に5・6本の鎖場を登っていく。一本一本の技術より、緊張の糸を途切れさせないことが重要。 2.行蔵峠(西岳手前ピーク)手前の鎖場下部 八丁峠から行くと、最初の難所。壁のような岩場が聳え立つ。同行の2人は、ここを最も危険と挙げた。日陰のため、ぬかるみも残り易い。他のところと違い、滑落=死というような場所ではないだろうが、滑落危険性だけなら最難関だろう。 なお、この鎖場には巻き道がある。岩に向かって左側に、木々の幹をつかみながら安全に登れるところがあるが、もちろん正規の登山道ではないし、結構荒れてきている。なるべくなら利用しない方がいいだろう。(と言いつつ、自分は往復とも巻き道を利用しました…どうしても危なくて…) 3.祠(西岳〜東岳の中間)手前の垂直鎖場 足場はしっかりしているが、帰りに祠で休憩すると、いきなり垂直の鎖場を下ることになる。もちろん適度な休憩は取るべきだが、祠で休憩を取った場合、十分に筋肉を温め直してから下らなければ、事故に繋がるだろう。 4.祠(西岳〜東岳の中間)直後のナイフリッジ 平衡感覚がある人は、鎖を頼らずナイフリッジの上を歩いてしまえばいい。自分は鎖を利用、斜めになっている岩場を腕力のみを頼りに横切った。最悪、ナイフリッジの上を座りながらにじっていけば、安全に通行できるのではないだろうか? もちろんこの4ヶ所以外にも危ないところはあり、八丁峠近くの高度感がある鎖場、西岳直後の一枚岩、などなど、鎖場の本数は数十本に及ぶ。 重要なものは、鎖場の技術だけではなく、何よりも上半身の力を含めた体力!腕力に頼るやり方でも、下半身をしっかり安定させて鎖場を乗り切るにしても、とにかく持久力が物をいう尾根。 【温泉】 秩父のスパ&リゾート施設 星音の湯 http://www.beyer.jp/seine/ 料金に比して、施設が非常にいい!湯質は微妙だが、ゆっくりできるという点で、秩父屈指の日帰り温泉ではないだろうか。今後ここしか使わなさそう(笑) |
写真
感想
アドレナリン出っ放しの登山だった。
昨年11月6日に、今回も同行したtakamiと八丁尾根に挑戦したが、西岳までのあまりのきつさに驚いて、前回は西岳で引返した。
今年は、この八丁尾根をクリアするために、筋トレを中心として上半身を作り、覚悟して臨んだ。絶対に、せめて東岳までは行くという覚悟で登山に。
コースタイムを大幅にオーバーしているが、去年に比べれば相当技術的に上達したと思う。前回西岳から下山する際、少し鎖の下りテクニックを身につけたお陰で、今回は技術的にはそこまで大失態は犯さなかった。
…と言いたいところだが、東岳直下の鎖場で、最後2本目で危うく滑落しかけた。左足がかっちりはまっていなくて、「まぁ何とか大丈夫かな」と一瞬油断したら、左足が外れて、あわや大惨事といったところ。腕力に余裕が無かったら、そのまま踊り場まで堕ちたかもしれない。右足が奇跡的にすぐに引っかかったのも大きかったけど。
帰ってきたら、岩にひっかけてズボンを破った左足に切り傷、その他手や腕などにかなりの数のすり傷、と、文字通り満身創痍の登山でした。
が、大学終盤を飾るにふさわしい最高の登山だった。
一生忘れない。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4392人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する