白馬岳
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年最後の北アルプスを何処に行くかで
前日までさんざん悩み、結局息子の希望で白馬に行く事に決定。
一抹の不安は有ったものの、天気も良さそうなので1泊山行へ。
毎日の深夜残業で体調は良く無かったけど、1時間ほど仮眠をして
深夜2時に自宅を出発。
早朝、猿倉の駐車場に着いたものの1台も車が無い!!
入山規制か??とも思ったが、
雪渓もほとんど無くなり、山小屋も閉まったこの時期に
わざわざくる登山者も無いかと納得。
息子と二人で「白馬を独占だ!!」と気合いを入れて出発。
11月にしては思いのほか寒くなく、むしろ暑いくらいで
冬用のオーバーズボンしか持って来なかった事を後悔しつつ
白馬尻小屋に到着。
むろん、そこまで一人にも出会わずちょっと淋しくなってきた。
雪渓を期待して上を目指すも、ほとんど雪渓は融けて無くなり
残っていても大きなクレバスが所々に有り
とても歩けそうにない状態…
仕方なく山側のガレ場を行くも
非常にザレた状態で、もがきながら上を目指す。
落石も至る所で起こり
ちょっと不安がわき起こってきた。
引き返すタイミングを考え始め、休憩。
息子に「行く?帰る?」と聞いてみたら
迷わず「行く!」と
こいつ強いなと感心。
気合いを入れて再出発。
しばらくすると
雪渓終わりの最後の最後100mくらいに
未だ歩けそうな雪渓が残っていた!
息子と喜んでアイゼンを装着!
待ちに待った雪渓歩きを開始したものの
いつ崩れてもおかしく無い雰囲気に
ちょっとビビリながら上を目指す。
するとそこに大きなクレバスが
行く手を阻む形で横一文字に登場。
飛び越える?
無理!無理!
ロープ持ってきてないし!
明日の下山でもっと広がってたらどうする?
結局、ここで引き返す事に決める。
内心ほっとしていた部分もあり納得の撤退。
下山は落石に注意しながら
ザレ場をもがきながら下る。
未だ時間あるしどうする?
と息子に聞いたら、どこかでテント泊したいと
言うので、白馬尻小屋に泊まる事にした。
12:30に小屋到着、テントを張って
白馬を見上げながら昼食、酒
前日迄の疲労と、落石の恐怖から開放され
しかも季節外れの温かさに気が緩んだのか
そのまま昼寝をしてしまった。
随分寝ていたらしく、気づいたらもう17:30!!
薄暗く、気温も下がり、風も強くなっていた。
ストーブもコッヘルもザックも脱いだ服も
何から何までテントの外に出しっ放しだったので
慌ててテントに放り込み直ぐに寝る準備。
結局その夜は、沢の音と強風で
一時間おきに起きてしまう、つらい夜だった。
帰宅後、子どものスパッツが無くなっている事に気づいた。
きっとテントにしまい忘れて風に飛ばされたのだと思う。
油断は禁物だと自らを戒める山行になった。
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