キナバル(マレーシア)

- GPS
- 28:05
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 4,871m
- 下り
- 4,888m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:20
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:24
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所ほぼなし よく整備されています。 |
写真
装備
個人装備 |
ペンダントハットにはサンダルがあるので持ち込み不要です。山頂近くでは固定ロープが設置されていますが濡れていて手が冷たくなるので防水のグローブがおすすめです。
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感想
今年も長期休暇を利用してソロ海外登山。マレーシアのキナバル山4095mに登ってきました。休暇決定から準備期間がなかったので国内の旅行会社を利用。イスラム教のラマダン明けで航空券もやや高め。さらに折角なのでヴィアフィラータというクライミングアクティビティも追加し贅沢したけど最高の体験でした♪
出発日の朝、大阪北で震度6弱の地震発生。阪神高速通行止め、電車はストップ。関空出発だったので無理かと一時諦めましたが、予約していた関空行リムジンバスの乗り場に息子に車で送ってもらい、バスは引き返しノンクレーム前提で何とか出発。阪和道は無事通行できたので渋滞もなくスイスイと関空到着。LCCだったけど1時間遅れで無事離陸。仁川経由でコタキナバルへ到着したのでした。当日現地の市内で一泊後、翌朝朝9時に1860m地点の登山口ティンポホゲートへ。ガイドは5人に1名ぐらいと聞いてましたがマンツーマン。ガイドはおじいちゃんで大丈夫かなと思っていたけど話してみると御歳61歳だけどガイド経験は40年、週に2回はキナバルに登ってる猛者でした。山行予定は一泊2日、初日は6kmで3300m地点の山小屋を目指します。そこそこ勾配のあるジャングルの整備された坂道をひたすら登り、眺望はほぼ無しだけど、たまに山頂や下界を望めるポイントあります。1kmごとにシェルターと呼ばれる休憩所があるの皆休憩してます。感触的に参加者は中国・韓国のアジア系が8割、欧米系が2割といったところ、日本人は私以外に見かけたのは2名のみ。途中でポツポツと雨が降り始め、行程の半分ぐらいのとこで本降りに。。シェルターで登山口でもらったランチボックスを食べる。中身はサンドイッチとバナナ、ゆで卵など。天候回復を待てども変わらないので雨具を着込んで出発。やがて1時間ぐらいで雨がやんでできたので雨具を脱いで足を進め登山口から4時間で山小屋に到着。その後まもなく再度大雨になったのでラッキーでした。山小屋はペンダントハットというヴィアフィラータ参加者のみの小さめの宿泊地で今夜の宿泊は私を入れて5名のみ。シンガポールの若手男性2名とカナダとクアラルンプールの男女組。あまり英語は話せない私とも仲良くしてくれました。小屋は二段ベットが4つ入った相部屋。トイレは水洗でシャワーもありました。午後4時頃から翌日のヴィアフィラータの説明でハーネスを付けて固定ケーブルと設置金具に対するカラビナやザイル取り付け方法を英語で教わります。ヴィアフィラータにはショートコースとロングコースがあり、明日のロングコースは私一人だけでまたガイドとマンツーマンであることがこのとき判明。その後は夕食。登頂のみの人がラバンラタという大きな小屋で宿泊しているのでペンダントハットの我々も夕食はラバンラタへ行って摂ります。夕食はビュッフェスタイルでパスタやカレー、チキンを使った現地料理、スープなど充実してます。食堂で登山口で挨拶した日本人2名を発見したのでしばし談笑。日本語での会話に癒される。夜は午後7時に就寝、夜中2時に起床して軽食を摂ってから2時半に出発。山頂までは2km。ナイトハイクだけど道はよく整備されているので問題なし、途中から急こう配の一枚岩の岩肌が出てくるところにはロープがあり、休憩場所も1km毎ぐらいにあります。
途中サヤッサヤッチェックポイントで大休止。ガイド曰くあまり早く登っても、ご来光を待つのに寒いだけだからとグッドアドバイス。その後登山再開、空気がどんどん薄くなる中、ガイドの歩調に合わせられなくなり休憩を願ったりしながらも、2時間半ほどで無事登頂。真っ暗でよくわからんけども山頂のパネルのみ。しかし朝日が登るにつれて周りの様子が分かってくると、日本で写真で見ていた景色が朝焼けに照らされて幻想的な世界に。。見とれてしばらく動けないほど美しい。一枚岩の形状と岩肌が太古に氷河が膨大な時間を費やして削っていったことを想像させます。同室の登山者と登頂を称えあい風景写真を撮りまくっているとガイドがそろそろ出発しようと言ってきた。40分ぐらい下っていくとヴィアフィラータのスタートポイントに到着。ここでは別のガイドに交代。ハーネスを装着して固定ケーブルに沿って崖を600m下ります。世界最高峰のヴィアフィラータというだけあった高度感は半端ないが、不思議と高過ぎるのでかえって怖くはない。足がすくむことなくスイスイ下れる。カメラは落とすと危険とのことで写真はすべてガイドが撮ってくれます。カラビナやロープの取り回しも慣れてくると問題なし。グラグラのつり橋や足場がケーブルのみの橋などを渡って下り終わるとジャングルを少し進み、今度は400mを登る行程に。登りはハードかと思いきや急こう配の坂を脚だけで登れるのであっという間にゴール、通常4〜5時間の行程を2時間で終了。ここでヴィアフィラータのガイドとはお別れ。その後ペンダントハットに戻り、着替えて2回目の軽食を摂る。その後、再度最初のガイドと合流して下山開始。2時間ぐらいで下りれるとのことでやや飛ばし気味で下り出したけど石が濡れていてスリップを連発しややペースダウン。登山口には2時間半ぐらいで到着。その後、登頂証明書とヴィアフィラータの参加証明書をもらって終了。今回、登っている人はガッツリ登山している人というよりは初心者的な人も多く、それほど難しくはない山かなという印象です。日本でいうと富士山と同じく観光で登っている人が多い感じです。でも、日本の山ではまずお目にかかれない景色を味わえる素晴らしい山です。おすすめです。
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