大熊谷本流 標高650mまで

- GPS
- 10:26
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 842m
- 下り
- 827m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:26
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
トイレットペーパー
メガネの紐
長袖ラッシュ
ズボン
チョッキ
合羽上
合羽下
ヘルメット
ハーネス
沢靴
スパッツ
靴下
指先なし手袋
SUNTO
40lザック
笛
ナイフ
地形図
飴・羊羹
コップ
ハーケン落ちんようにするやつ
コンパス
デジカメ
たわし
ハンマー
ハーケン
カム・ナッツ類
下降器
ロープスリング数本
テープスリング数本
カラビナ数個
安全環付カラビナ2個
ポイズンリムーバー
絆創膏
三角巾
|
---|---|
共同装備 |
リングボルト
ジャンピング
キリ
1〜2人用ツェルト
8mm30m×2
|
感想
tatsuyayさんと沢登りに行くのは久々。23時に自宅に迎えに来てもろて、近畿道→南阪奈→R166と辿り、飯高の波瀬という道の駅っぽいところの駐車場にテントを張って寝た。寝たのは一時半か二時頃やったかな。
大熊谷林道をパンクしないか心配しながら走り、アスファルト舗装が切れたとこで、もう進めなくなったので、そこをスタート地点とした。前はもう少し奥まで車で入れた気がせんでもないがnot sure.
ボコボコの林道を歩いていく。地形図にも出ている、林道が九十九折になってるとこから谷底に降りた。林道からも見えていたが水の透明度は抜群。ディスるなと言われても、現住所の西宮のチベット近くの谷の水はとても飲む気にはなれないものだが、ココの水ならゴクゴク飲める。
本流中の巨岩に蜂の巣があり、デカい蜂が出入りしとるので、左岸側の山抜け箇所から標高を上げて蜂の巣を巻く。巻いてる途中で警戒中の蜂が至近距離を飛んでいく。黒くて長い蜂。スズメバチやなかった。アシナガバチの仲間かな。
蜂の巣を巻き終え、再び谷底に降りる。ゴーロっぽい谷。両岸は険しくないので、巻こうと思えば巻けるし、ノービレイで直登できるところは、そうする。水流直登ばかりで足が冷えたせいかtatsuyayさんが「脚攣った」と。小さい川原まで歩いて、腰を下ろし、コムレケアを渡す。その後は攣る気配はなくなったとのこと。思えば、この頃は平和やったな。
tatsuyayさんは時々ノートにメモをとってる。俺も数年前迄は、やっていたが、最近はやってない。彼の記録が楽しみやわ。
標高400mを過ぎたあたりやったか、いきなりゴルジュが始まる。懸垂下降で使ったロープは回収せず残しておいて、淵を首まで浸かってヘツり、1m未満の落ち込みを越えて、滝壺に。よく抉られた凄いゴルジュ地形。水量がもっと少なければ突っ張り気味にメインストリームを登れるかも?!
滝水流から数m下流の右岸壁を登ろうとトライした。もう少しでバンドまで上がれそうだが、ガバがイマイチ。ガバ追加のためハーケンを数カ所うってみるが、岩が脆くて石切職人になってしまう。諦めて、懸垂下降のロープを登り返し、なるべく水流近くの右岸バンドを斜上する。
巻の途中で轟音とともにデカイ滝が見えてくる。tatsuyayさんとともに興奮する。なんで今まで、ここを遡行してなかったのか。水量多めと思われる今日ココに来れたのもラッキー。
懸垂下降で滝下に降りれるけど、また登り返しが必要となる可能性が高く、その登り返しも大変になりそうやったので、そのまま右岸を、なるべく水流から離れないように斜上。ロープを使わず降りれるザレのルンゼを降り、ようやく沢床に立つ。ゴルジュ入口から数えると3〜4つ目の10m以上の滝の下やったか。
地形図から、ここは滝がありそうやなと思ってはいたが、ここまで高さのある滝が、こんなに数多くあるとはとても予想できなかった。
その後も、右岸を時々ビレイも交えながら斜上。時間が押してくる。確か、11:15〜11:30頃、tatsuyayさんと進退を相談する。いこかもどろかってやつ。ピストンで戻ることも含めていくつかのルートを検討するが、結局、予定通りに遡行し、下山は崩れ俣谷を下降せずに林道で降りようということに。これなら車に着く時間は遅くなるがリスク少なく降りれるだろうと。
で、ゴルジュ地形が少し落ち着いてきたので、直登して滝をこなし、またひとつ右岸から巻き、その次の滝を左岸から巻くが、あまり滝から離れないように水流から5m下流側の左岸壁をビレイしてもろて登る。下から見るとモンキークライムで登れそうやったが、数m上がるとかなり悪く、ハンマー投げを決めて、なんとか沢のボラーらしく登れたっと思ったら、幅3mほどの立派な杣道に出て、そこに、いきなり、オッチャンが立っていた。びっくりしたー、と思わず心の中の声がそのまま出てしまうと、オッチャンも「こっちもビックリしたわ!」と。結局、名前も聞かなかったので、以後オッチャンと称する。
ビレイ解除や、フォローのビレイの段取りやらヤルことよぉけあるし、そもそも渾身のワシャワシャ登りで疲れ果ててるところに、オッチャンが色々と話しかけてくるもんやから、相撲取りの試合直後のインタビューみたいに受け答えしながら、呼子をつこて、フォローをビレイ。オッチャン、俺のビレイ動作を値踏みしているようや。まぁ、なんでもいいけど、オッチャンはトレッキングシューズ。沢登りではない。大台町に住んでるという、このオッチャンによると、とりま俺の巻いてた、この滝は、もう少し下流から簡単に巻けると。インタビューの結果は
・杣道は、ココからスグで切れておる。
・ここから上流は連バク帯になってて、3つずつの滝がセットになってる。同じような景色が続く。
・花を見に来た。
・すぐに林業小屋跡がある。
・杣道を下流側に降りると、道は、左岸側を辿り、最後は三滝谷出合に降りる。
・杣道は途中、何箇所も崩れている。
・杣道から降りるなら、ついてきてくれてもいい。
・最近は単独なので、攻める沢登りは出来てない。
・銚子川岩井谷に行ってみたい。
…とのことやった。まだビレイの途中で、「杣道おりるけど待ってくれなくてもいいっすよー。匂いで分かりますわー」と返してしまう。
ようやくtatsuyayさんが登り終え、その後、杣道を切れるとこまで辿って、林業小屋跡の横の本流で、身体を清流にひたし、体温を下げて一息ついた。それにしても、ブヨやブトの少ない谷やな、と思った。そして予定変更で杣道下山。この時点では、「あとは楽勝」って気分やった。オッチャンは先に下山開始してたっぽい。
その後、杣道を辿るが、オッチャンのゆうたはった通り、崩落箇所続出で、テープなんぞは一つもなく、暫くは、辿れてたっぽいが、その内に道が分からなくなり、オッチャンの踏み跡も見失い、なるべく降りやすそうなとこを地形図と見た目から選び、またヤマレコマップで地形図上の現在位置把握に務めるが、衛星補足数が少ないせいか、どうも誤差が大きいっぽい。それでも、なんとかそれっぽい地形を辿るようにする。
途中から、かなり切り立ってきて、懸垂下降を繰り返す。30mロープ二本を連結して下ったのも何回か。空中懸垂になることはなかったが、ブヨやブトやメマトイに刺されながら、藪漕ぎも交えつつ振り子気味にトラバース懸垂していくのはかなり大変で、途中、何回か、ロープが絡まったりして、イ゛〜〜ってなった。この時、ヒグラシの鳴き声がよく聴こえてきてた。
大変な苦労の末、道に復帰し、そこからは苦もなく三滝谷出合に。三滝谷の滝も綺麗やった。あとは、暫く左岸側のあるきやすそうなとこを辿り、途中から右岸側の踏み跡っぽいところを辿って、うまい具合に林道終点と思われるところに出た。その後、凄い山抜けを、こえ、二回ほど林道ショートカットしたりもして、朝に入渓した地点にたどり着く。その後、車までジョギングして、おしまい。
tatsuyayさんは下山が遅過ぎると家族から怒られてしもたらしいが、全て私が悪いのです。大変申し訳ございません。
とはいえ、フォレストピアの温泉に寄り、同じ日に父ヶ谷に行くといってた知人と温泉で会うかもと思ったが居ないのにガックリして、ソフトクリームは五時で終わりやったことで、さらにガックリしたが、マンゴーアイスで やや復活。
その後、藪漕ぎ懸垂下降のせいか、視覚にトラブ龍が生じたが、水道水で目を洗ったらアッサリ治った。
桜井の彩華ラーメンは激ゴミやったんで、スグ近くの王将で餃子を喰ってから帰宅。
妻からは明朝6時発と宣告される。沢の洗い物おわったの夜中12時ですけど、あはっ。
さぁ3連休の残り二日間は子供らとプールやでぇ。
2018/7/17 9:20 tatsuyayさん撮影写真を11枚追加。
tatsuyayさんの記録↓
https://blog.goo.ne.jp/nekoyan_1967/e/d311227ed19cc5bf7ae1a8a229d3bd3b
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