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記録ID: 152654
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ハイキング
道南

雨のそぼ降る貧乏山

2011年11月27日(日) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
GPS
01:41
距離
7.6km
登り
327m
下り
317m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1200 カリマ川林道ゲート
1230 刈分道
1235 山頂
1245 作業道
1310 カリマ川林道
1340 カリマ川林道ゲート
天候 雨ざーざー
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東大沼、道々43号線を大沼から鹿部方面に向かい、軍川を渡ってまもなく城岱牧場の標識を右折します。
その後城岱牧場方面に向かい(城岱スカイラインは冬季通行止め)まもなく道が直角に左に折れる手前に左に入る林道をたどります。
道なりに進むとカリマ川林道のゲートにいたります。
ゲート手前に2、3台の駐車スペースあり。
コース状況/
危険箇所等
カリマ川林道ゲートは閉じていました。
これから雪が積もるとさらに手前の林道入り口から歩くことになると思います。
林道は常時作業に使用されているらしく、よく整備された立派な道でした。
ゲート前に除雪車が置いてあったのでもしかして冬も除雪されてる?

山中は作業道が迷路のように交錯しているようです。

カリマ川林道ゲート
2011年11月19日 11:02撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/19 11:02
カリマ川林道ゲート
楢山上軍川林道分岐
2011年11月27日 12:12撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:12
楢山上軍川林道分岐
トドマツ(?)の植林地
2011年11月27日 12:21撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:21
トドマツ(?)の植林地
雨に煙る大沼方面
2011年11月27日 12:22撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:22
雨に煙る大沼方面
「貧乏山」のイメージとはずいぶん違う
2011年11月27日 12:23撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:23
「貧乏山」のイメージとはずいぶん違う
何があって荒れてしまったのかわからないが、精力的に植林が行われている
2011年11月27日 12:33撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:33
何があって荒れてしまったのかわからないが、精力的に植林が行われている
林道を離れて山頂に向かう 刈分道
2011年11月27日 12:33撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:33
林道を離れて山頂に向かう 刈分道
ここが山頂らしい。三角点は見つからなかった
2011年11月27日 12:38撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 12:38
ここが山頂らしい。三角点は見つからなかった
作業道入り口
2011年11月27日 13:21撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 13:21
作業道入り口
作業道をたとると、カリマ川林道にひょっこり出てくる
2011年11月27日 13:08撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 13:08
作業道をたとると、カリマ川林道にひょっこり出てくる
大沼、駒ケ岳がちらっと。。。
2011年11月27日 13:08撮影 by  Canon IXY 31S, Canon
11/27 13:08
大沼、駒ケ岳がちらっと。。。
撮影機器:

感想

国土地理院の1/25000地形図「大沼公園」に「貧乏山」という山名を見つけたのは3、4年前のことだったと思います。
貧乏山。びんぼうやま。
由来はわかりませんが、これほど特異な珍山名が他にあるでしょうか?

横津岳から大沼方向に北西に伸びた尾根の末端にある小さなボコで、標高501mの三等三角点の山です。
地図で見つけて以来ずっと気になってはいたのですが、山名が普通だったらきっとその存在にさえ気づいていないであろう、これといった特徴もなさそうな山で、「どうしても登らねば」というよりは「いつかそのうち」と思っていました。

今年初の本格的積雪の直後、久しぶりに休めた日曜は予報でも一日中雨、実際朝からばしゃばしゃの雨降りとなりました。
のんびり自宅でごろごろと思っていたのですが、ふと貧乏山のことを思い出し、ほとんどが林道歩きになるので雨の日にちょうどいいかもと思い、出かけてみました、


大沼から今はすでに冬季閉鎖となっている城岱牧場方面に向かい、道が軍川にぶつかって90度左に折れる少し手前から左の林道に入ります。
道なりに進むとカリマ川林道の案内標識があり、ゲートが閉じられています。
ゲート手前のスペースに車を置いて、長靴、傘のいでたちで歩き始めます。


雨で雪がぐちゃぐちゃになった林道を歩き始めて間もなく右に楢山上軍川林道を分け、沢を渡ると道は引き返すように大きく屈曲してゆるやかな尾根をへつるように斜上していきます。
途中、多くの作業道がありますが、ほとんどはゲートが閉じられているものの、どの道も手入れが行き届いているように見えました。

道は山頂北側を回り込むようにして通過していきますが、山頂の真北を少し過ぎたあたりで、おそらく山頂方面に向かうと思われる刈分けがあったのでここをたどってみます。
ほんの数メートル笹の刈分を進むと、すぐに開けてトドマツ(たぶん)の苗木の植林地となります。

あたりの地形はなだらかでメリハリがなく、どこが山頂なのかよくわかりません。
GPSの示す座標でここが山頂のはず、という位置が確かに付近の最高点のようだし、ちょうどその位置の立ち木にピンクテープが付けられていたので、ここが山頂ということにします。
三角点は見つけられませんでした。

山頂を後にし、もと来た道を引き返す途中、左手の斜面を登っていく作業道があったので、もしかしたらこの道が山頂付近に続いているかも?と思い、辿ってみることにしました。
しかし、道はどんどん山頂方向から離れて行き、これは望みがなさそうなので引き返そうとしたちょうどその時、道は切り返して真っすぐ山頂方向に向かっていきます。
いけるかも、と思ったのもつかの間、再び道は切り返して山頂から遠ざかります。

どうやらジグを切りながら、どんどん斜面を登っていくようです。
いつの間にか、標高も500mを超え、貧乏山より高い位置まで登ってきてしまったので、この道は山頂方向には向かっていないと判断しました。
引き返そうと思ったものの、なんとなく未練がましく、「もうちょっと先の様子を見てみよう」とそのまま進んで行ったら、なんと山頂を回り込んできたカリマ川林道にひょっこり出てしまいました。

図らずも、貧乏山周回ルートが完結してしまいました。
これで私は一生貧乏の周りを周回し続けることが約束された?


貧乏山、人為的ななにかか、もしくは自然災害で荒れてしまった山を現在植林で再生させようとしているような様子で、どこにも貧乏ぽいところは感じられませんでした。

ちなみに貧乏山にはUFOの秘密基地があるそうです。
「貧乏山、UFO」でググると1976年の少年漫画にヒットします。

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