鳳凰三山〜夏空のもと白砂の稜線を満喫する
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,038m
- 下り
- 2,036m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:甲府昭和IC〜大月IC(渋滞の為)〜国道20号線 青木鉱泉駐車場は、連休2日目でもあり、橋を渡って駐車場まで行く間の路肩にも びっしり駐車されていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路:青木鉱泉→ドンドコ沢コース→鳳凰小屋泊 : 特に危険個所なし 復路:薬師岳→中道コース→青木鉱泉 : 上部1/3くらいは木の根や石が多く滑りやすいところもあります。(転倒・負傷されている方の救助現場に遭遇しました) その後、笹原のだらだらした下りが続き暑さと相まって集中力が切れ気味でした。 *中道コースは途中に水場がなく、この日は上の薬師岳小屋でも連休で多客続きの 為にアルコール以外の水分補給が出来ませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後、青木鉱泉で入浴(¥1000) |
写真
感想
鳳凰三山には、いずれまた訪れたいと思っておりました。
6年ほど前に南アルプスの入門登山として広河原から白鳳峠を経由して登った際には、オベリスクに着くころには周囲は足元の白砂と同じガスに包まれ、ガイドブックに踊っていた「白峰三山を常に視界にとらえながらの天空散歩」を体感することはついに叶いませんでした。
その後、他にも色々行きたい山が出てきて中々再び訪れる機会がなかったのですが今回、会社のA先輩よりお誘いをいただき、ご家族とご一緒の山行に同行をさせて頂く運びとなりました。
当初、建て直しされて間もない薬師岳小屋に宿泊を計画しておりましたが、予約を入れようとしたところ、既に満室! 仕事柄、平日の休みに合わせて山に行くことが多いためあまり関係ありませんでしたが今回は夏場のハイシーズンの3連休の洗礼をいきなり受けます。結局、宿泊を鳳凰小屋に変更し、登りも中道からドンドコ沢となりましたが、結果としては宜しかったのではないかと思います。
韮崎ICを降りて小一時間ほど走ると、青木鉱泉に到着しましたが、既に手前から路駐がちらほらおり、嫌な予感がしていたのですが、まもなく本来の駐車スペースはもとより路肩にもびっしりと車が既に停められている様を見て絶望的な気分になります。人気の山の登山口で連休の中日では当然ではありますが。。。 独りであればそのまま帰っていたかもしれませんが、右往左往する男性陣を尻目に隊長と主任により奇跡的にスペースを発見、確保することができました。
さて木漏れ日の中を歩き出しますが、10分ほどで既に体が熱くなり汗が噴き出てきます。これはさすがに熱中症の危険があるなと心配になってきましたが、さすが人気のコースだけあって、沢沿いに樹林の中を高度を上げていくために、沢音を聴き、小さな流れを渡りながらの気分的にも涼しげなコースでした。南精進ヶ滝を過ぎると傾斜も増してきますが、立派な4つの滝がマイルストーンのように代わる代わる行く手に現れる様は、道中を飽きさせず、やがて現れる庭園の様な小川を進んだ先にある鳳凰小屋に到着しました。
初めて見る鳳凰小屋は想像よりこじんまりとしており、逆に既に到着している多くの人々を目の当たりにして今晩の寝床の混雑状況が心配でしたが、意外に当日枠の人は少なかったのか、割と余裕を持ったスペースで寝る事ができました。(テント場はさすがに満員だったようですが)
翌朝は4時ごろに起き出して、地蔵が岳を目指します。小屋の裏から始まる急登りと
噂の砂地獄道は寝起きの身体には厳しかったですが、やがてオベリスクを眼前にとらえ、砂礫の登りの途中で背中にふと光を感じ振り返ると、ようやく雲海から顔を出した朝日に映える観音岳でした。
お地蔵さんの横で朝食を頂いたのち、6年越しの悲願(私は)である観音岳、薬師岳への稜線歩きへと向かいます。右手に広がる白峰三山を初めとした南アルプスの山々、左手の八ヶ岳、奥秩父、そして正面のむこうに見える富士の頂き、そして白砂の稜線上の奇岩と所々に咲く花々(季節柄ですが)・・・。一度行った山にはあまり二度は来ない私ですが、今回は再び来て良かった、また歩いてみたいと思わせる稜線
だと思います。
その後、当初宿泊を考えていた薬師岳山荘へ立ち寄り、昼食ののち、当初登るつもりだった中道コースを下りましたが、やはり変化に富んだドンドコ沢コースに比べると
水場もなく、淡々と樹林の中を進むだけのため、精神的に辛そうなルートであり、また下るにつれ(当然ながら)気温も上がってくるので、歩行時間の割にはやはり疲れたなというのが正直な印象でありました。
次回は、夜叉神峠から鳳凰三山を経由して早川尾根を通り、甲斐駒までなどのコースでも歩いてみたいと思います。できれば平日で人が少なめな時に・・・
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