神鍋山 〜2万年前の火口を一回り〜
- GPS
- 02:03
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 190m
- 下り
- 180m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。夏場でも稼働しているリフトがあり、グラススキーなどをおこなっているので、そのコースを横切ったりしないようにしましょう。 |
その他周辺情報 | 道の駅に「神鍋温泉ゆとろぎ」があります。JAF会員優待割引などもあるようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
サブザック(15L)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶500mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
携帯電話
腕時計
手拭い
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感想
車を買い替えて2カ月近くになるのだが、あまり遠出をする機会がなく、いつまでも慣らし運転が終わらない。少し遠くまでドライブしたい。けれども山歩きもしたい。そこで、少し遠くの山へドライブとハイキングを兼ねて行くことにした。選んだ山は兵庫県但馬の「神鍋山」、鳥取市から東へ2時間ぐらい車を走らせれば行ける所で、ドライブとしても手頃、また、ちゃんと地図にも「山」として記載されている。噴火口の跡だというのも興味深い。iPad miniのYahoo!カーナビに「道の駅神鍋高原」をセットして、国道9号線を東方向へ走り始めた。
到着した「神鍋高原」は、高原のリゾートっぽい、明るく開けた場所だった。高校や大学の運動部が夏の合宿に来ると似合いそうな場所だ。道の駅の隅っこに車を停めて歩き始めることにした。
ここから山頂までの標高差は100m余り、せっかく2時間余りもかけて来たのに山頂往復のとんぼ返りではあまりにも味気ないので、まずは山裾を周回してその後山頂火口へ向けて登ることにした。神鍋山は独立峰でそれを取り囲むほぼ円形の周遊コースがあり、そこはハイキング(トレッキング)コースになっている。「日高歩(ある)キングコース」と名付けられているようで、「約3km」と表記された看板も立っていた。そのコースを反時計回りに歩いてみた。途中にはいくつか山頂方向へ向かう道もあるが、まずは一周してからと、左手に神鍋山の姿を見ながら歩いた。
一周した後いよいよ山頂へ向けて歩き始めた。一周した地点(つまり歩き始めた地点)から上る道は「関係車両以外進入禁止」と書かれた車止めが置いてあるが、道自体は勾配のなだらかな舗装道路だ。ここには石の地蔵がほぼ一定間隔に置かれており、そこに番号と地蔵の名前の記された標柱が添えられている。地蔵を数えながら道を上りきると休憩所があり、その脇にこの神鍋山の説明板が立てられていた。この神鍋高原は山陰海岸ジオパークの一部らしい。「山陰海岸」というと海の近くをイメージしてしまうが、こんな内陸も含めての公園だと、認識を新たにした。
ここから火口の縁を周る道がついているのだが、草が生い茂った緑のすり鉢は底の方がどうなっているのかよくわからない。中に下りて行く道も無さそうでとりあえずぐるりと一周してみた。一番高い辺りには石積みのピラミッドのような「神鍋神社」があり、休憩所の反対側には中継所のアンテナがあった。
三角点はここから少し外れたスキー場リフトの近くにあるようなのでそちらへ行ってみた。「神鍋発祥之碑」と刻まれた大きな石碑、大きな松の木陰に置かれている千手観音地蔵、グラススキーを楽しむ人のために真夏にもかかわらず稼働しているリフトの山頂駅等のある、この辺りに三角点があるはずなのだが、それらしい石も標識も見当たらない。三角点の近くには大抵、その場所を示す黄色い三角の標識や、「大切にしましょう三角点」と書かれた白い柱が建てられているのだが、見当たらない。iPhoneのGPSで国土地理院地図の△マークを確認しながらリフト降り場のあたりをうろうろと行ったり来たりしているうちにスキー場に敷き詰められた四角いプラスチックのメッシュシートの隙間の下に見覚えのある四角い花崗岩を見つけた。どうもこれが三角点標石のようだ。こんなところに三角点が埋もれているとは。まあ、この三角点を目指してこの山に登る人なんてのは滅多にいないのだろうが、それでもこの扱いは、ああ何と不憫な三角点。まあ、それでも標石が確認できる形で残っているだけでも良いとしなければならないのかもしれない。
そこからは、スキー場のゲレンデを避けて草の刈られている作業道のような斜面を下りて道の駅の駐車場まで歩いて帰った。歩き始めたのと反対側から道の駅に入って、ここに温泉が併設されていることに気が付いた。気温も高い中歩いて汗もかいているので、温泉で汗を流そうかとも思ったが、これから家へ帰るまでまだまだ汗をかきそうなので、この日は温泉はやめておいた。どちらかというと、冬になってスキーの後に温泉で温まるといった利用の仕方が良さそうだ。
この辺り、この神鍋山だけでなく、山陰海岸ジオパークの神鍋ジオエリアとして、「神鍋溶岩流」とか「阿瀬渓谷」など、いろいろ見どころがあるようだ。また、近くには城崎温泉や玄武洞などもあり、季節を問わず自然や文化を楽しむことができるようだ。夏の神鍋山は今回で堪能することができたので、今度来るときにはドライブがてら、また別の楽しみを求めて来たいものだ。
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