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Yamareco

記録ID: 1532271
全員に公開
ハイキング
近畿

神鍋山 〜2万年前の火口を一回り〜

2018年07月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:03
距離
6.1km
登り
190m
下り
180m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:57
休憩
0:06
合計
2:03
11:04
36
11:40
11:43
11
風穴
11:54
11:54
15
登り口
12:09
12:10
14
火口休憩所
12:24
12:24
9
12:33
12:35
32
リフト降り場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道9号線を、美方郡香美町村岡区村岡から折れて国道482号線に入り、蘇武トンネルを抜けると豊岡市になり、じきに道の駅「神鍋高原」に着きます。そこに車を置いて歩き始めました。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。夏場でも稼働しているリフトがあり、グラススキーなどをおこなっているので、そのコースを横切ったりしないようにしましょう。
その他周辺情報 道の駅に「神鍋温泉ゆとろぎ」があります。JAF会員優待割引などもあるようです。
道の駅神鍋高原に着きました。コウノトリの営巣地としても知られる豊岡市です。カバンの生産地としても有名ですね。冒険家植村直己の出身地でもあります。
2018年07月21日 10:59撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 10:59
道の駅神鍋高原に着きました。コウノトリの営巣地としても知られる豊岡市です。カバンの生産地としても有名ですね。冒険家植村直己の出身地でもあります。
神鍋山は1周3kmのトレッキングコースになっているようです。
2018年07月21日 10:59撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 10:59
神鍋山は1周3kmのトレッキングコースになっているようです。
道の駅には地物の物産品など置かれています。駐車場の隅に車を停めてここを起点として歩き始めることにしました。
2018年07月21日 11:00撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:00
道の駅には地物の物産品など置かれています。駐車場の隅に車を停めてここを起点として歩き始めることにしました。
先ずは外回り3kmのトレッキングコースを歩いてみることにしました。
2018年07月21日 11:05撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:05
先ずは外回り3kmのトレッキングコースを歩いてみることにしました。
ノイチゴ発見!ナワシロイチゴかな。
2018年07月21日 11:12撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:12
ノイチゴ発見!ナワシロイチゴかな。
ムラサキツメクサも花盛りですね。
2018年07月21日 11:13撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:13
ムラサキツメクサも花盛りですね。
神鍋山はスキー場になっており、夏でもグラススキーが行われています。この日もリフトは動いていました。
2018年07月21日 11:19撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:19
神鍋山はスキー場になっており、夏でもグラススキーが行われています。この日もリフトは動いていました。
道は歩きやすく整備されていて標識も随所に設置されています。
2018年07月21日 11:29撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:29
道は歩きやすく整備されていて標識も随所に設置されています。
木陰の風が心地よいです。
2018年07月21日 11:29撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:29
木陰の風が心地よいです。
ノアザミ
触るとチクチク痛いので眺めるだけです。
2018年07月21日 11:39撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:39
ノアザミ
触るとチクチク痛いので眺めるだけです。
ヘラオオバコ
ここのは穂が短いですね。
下から花が咲いて行きます。今ちょうど中間辺り。
2018年07月21日 11:39撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:39
ヘラオオバコ
ここのは穂が短いですね。
下から花が咲いて行きます。今ちょうど中間辺り。
すぐそこに風穴があるというので寄ってみることにしました。
2018年07月21日 11:42撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:42
すぐそこに風穴があるというので寄ってみることにしました。
中には入れませんでしたが、入り口付近にいるだけで涼しい風が吹いてきました。中は8℃だそうで、寒いぐらいです。
2018年07月21日 11:42撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:42
中には入れませんでしたが、入り口付近にいるだけで涼しい風が吹いてきました。中は8℃だそうで、寒いぐらいです。
地層の不整合面が見える場所らしいですが、イマイチよくわからんな。
2018年07月21日 11:52撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:52
地層の不整合面が見える場所らしいですが、イマイチよくわからんな。
ここから山頂への道に入ります。関係車両以外進入禁止となっていますが、歩いて行く分には問題ないでしょう。
2018年07月21日 11:55撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:55
ここから山頂への道に入ります。関係車両以外進入禁止となっていますが、歩いて行く分には問題ないでしょう。
石仏が一定間隔で置かれているようで、番号が付けられています。これは6番の観音様です。
2018年07月21日 11:57撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 11:57
石仏が一定間隔で置かれているようで、番号が付けられています。これは6番の観音様です。
日差しが暑いです。舗装された道より、途中にあった林間の遊歩道の方が良かったかな。
2018年07月21日 12:04撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:04
日差しが暑いです。舗装された道より、途中にあった林間の遊歩道の方が良かったかな。
火口辺縁部まで上ってきました。展望台があります。
2018年07月21日 12:09撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:09
火口辺縁部まで上ってきました。展望台があります。
この山のなりたちについての説明が記されています。約2万5千年前にできた火山で火口は周囲750m深さ40mのすり鉢状になっているとのこと。
2018年07月21日 12:09撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:09
この山のなりたちについての説明が記されています。約2万5千年前にできた火山で火口は周囲750m深さ40mのすり鉢状になっているとのこと。
火口を時計回りに回ります。一番高い辺りに東屋があります。
2018年07月21日 12:21撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:21
火口を時計回りに回ります。一番高い辺りに東屋があります。
東屋の隣にはピラミッド型の神鍋神社があります。すごいなこれ、ほんとに神社だろうか。
2018年07月21日 12:21撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:21
東屋の隣にはピラミッド型の神鍋神社があります。すごいなこれ、ほんとに神社だろうか。
標高の一番高い地点はアンテナが立っていて柵で囲われています。
2018年07月21日 12:23撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:23
標高の一番高い地点はアンテナが立っていて柵で囲われています。
ここまで入ってくる人はあまりいないのか、すり鉢へ戻る道は草で覆われていました。
2018年07月21日 12:26撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:26
ここまで入ってくる人はあまりいないのか、すり鉢へ戻る道は草で覆われていました。
火口の中は草で覆われていて大きな緑のすり鉢になっています。
2018年07月21日 12:30撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:30
火口の中は草で覆われていて大きな緑のすり鉢になっています。
空の青が綺麗だ。
2018年07月21日 12:31撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:31
空の青が綺麗だ。
アラゲハンゴウソウ
2018年07月21日 12:31撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:31
アラゲハンゴウソウ
火口を離れてリフトの上にやってきました。ここにも石の観音様が置かれています。
2018年07月21日 12:33撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:33
火口を離れてリフトの上にやってきました。ここにも石の観音様が置かれています。
スキー場のゲレンデです。
2018年07月21日 12:34撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:34
スキー場のゲレンデです。
地図によるとこの辺りに三角点があるはずだ、と探しました。なかなか見つかりません。
2018年07月21日 12:37撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:37
地図によるとこの辺りに三角点があるはずだ、と探しました。なかなか見つかりません。
見つけたー!こんな所にあるとは不憫な三角点です。
四等三角点「神鍋」
 緯度: 35:30:20.3106
 経度: 134:40:39.4155
 標高: 439.51
2018年07月21日 12:38撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:38
見つけたー!こんな所にあるとは不憫な三角点です。
四等三角点「神鍋」
 緯度: 35:30:20.3106
 経度: 134:40:39.4155
 標高: 439.51
ゲレンデの横の道を歩いて下ります。
2018年07月21日 12:55撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 12:55
ゲレンデの横の道を歩いて下ります。
道の駅に帰ってきました。
2018年07月21日 13:05撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 13:05
道の駅に帰ってきました。
この道の駅には温泉が併設しています。神鍋温泉ゆとろぎ、大人¥600、子ども¥400、水曜日が定休日です。
2018年07月21日 13:05撮影 by  iPhone SE, Apple
7/21 13:05
この道の駅には温泉が併設しています。神鍋温泉ゆとろぎ、大人¥600、子ども¥400、水曜日が定休日です。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 サブザック(15L) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(お茶500mL) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini 携帯電話 腕時計 手拭い

感想

 車を買い替えて2カ月近くになるのだが、あまり遠出をする機会がなく、いつまでも慣らし運転が終わらない。少し遠くまでドライブしたい。けれども山歩きもしたい。そこで、少し遠くの山へドライブとハイキングを兼ねて行くことにした。選んだ山は兵庫県但馬の「神鍋山」、鳥取市から東へ2時間ぐらい車を走らせれば行ける所で、ドライブとしても手頃、また、ちゃんと地図にも「山」として記載されている。噴火口の跡だというのも興味深い。iPad miniのYahoo!カーナビに「道の駅神鍋高原」をセットして、国道9号線を東方向へ走り始めた。
 到着した「神鍋高原」は、高原のリゾートっぽい、明るく開けた場所だった。高校や大学の運動部が夏の合宿に来ると似合いそうな場所だ。道の駅の隅っこに車を停めて歩き始めることにした。
 ここから山頂までの標高差は100m余り、せっかく2時間余りもかけて来たのに山頂往復のとんぼ返りではあまりにも味気ないので、まずは山裾を周回してその後山頂火口へ向けて登ることにした。神鍋山は独立峰でそれを取り囲むほぼ円形の周遊コースがあり、そこはハイキング(トレッキング)コースになっている。「日高歩(ある)キングコース」と名付けられているようで、「約3km」と表記された看板も立っていた。そのコースを反時計回りに歩いてみた。途中にはいくつか山頂方向へ向かう道もあるが、まずは一周してからと、左手に神鍋山の姿を見ながら歩いた。
 一周した後いよいよ山頂へ向けて歩き始めた。一周した地点(つまり歩き始めた地点)から上る道は「関係車両以外進入禁止」と書かれた車止めが置いてあるが、道自体は勾配のなだらかな舗装道路だ。ここには石の地蔵がほぼ一定間隔に置かれており、そこに番号と地蔵の名前の記された標柱が添えられている。地蔵を数えながら道を上りきると休憩所があり、その脇にこの神鍋山の説明板が立てられていた。この神鍋高原は山陰海岸ジオパークの一部らしい。「山陰海岸」というと海の近くをイメージしてしまうが、こんな内陸も含めての公園だと、認識を新たにした。
 ここから火口の縁を周る道がついているのだが、草が生い茂った緑のすり鉢は底の方がどうなっているのかよくわからない。中に下りて行く道も無さそうでとりあえずぐるりと一周してみた。一番高い辺りには石積みのピラミッドのような「神鍋神社」があり、休憩所の反対側には中継所のアンテナがあった。
 三角点はここから少し外れたスキー場リフトの近くにあるようなのでそちらへ行ってみた。「神鍋発祥之碑」と刻まれた大きな石碑、大きな松の木陰に置かれている千手観音地蔵、グラススキーを楽しむ人のために真夏にもかかわらず稼働しているリフトの山頂駅等のある、この辺りに三角点があるはずなのだが、それらしい石も標識も見当たらない。三角点の近くには大抵、その場所を示す黄色い三角の標識や、「大切にしましょう三角点」と書かれた白い柱が建てられているのだが、見当たらない。iPhoneのGPSで国土地理院地図の△マークを確認しながらリフト降り場のあたりをうろうろと行ったり来たりしているうちにスキー場に敷き詰められた四角いプラスチックのメッシュシートの隙間の下に見覚えのある四角い花崗岩を見つけた。どうもこれが三角点標石のようだ。こんなところに三角点が埋もれているとは。まあ、この三角点を目指してこの山に登る人なんてのは滅多にいないのだろうが、それでもこの扱いは、ああ何と不憫な三角点。まあ、それでも標石が確認できる形で残っているだけでも良いとしなければならないのかもしれない。
 そこからは、スキー場のゲレンデを避けて草の刈られている作業道のような斜面を下りて道の駅の駐車場まで歩いて帰った。歩き始めたのと反対側から道の駅に入って、ここに温泉が併設されていることに気が付いた。気温も高い中歩いて汗もかいているので、温泉で汗を流そうかとも思ったが、これから家へ帰るまでまだまだ汗をかきそうなので、この日は温泉はやめておいた。どちらかというと、冬になってスキーの後に温泉で温まるといった利用の仕方が良さそうだ。
 この辺り、この神鍋山だけでなく、山陰海岸ジオパークの神鍋ジオエリアとして、「神鍋溶岩流」とか「阿瀬渓谷」など、いろいろ見どころがあるようだ。また、近くには城崎温泉や玄武洞などもあり、季節を問わず自然や文化を楽しむことができるようだ。夏の神鍋山は今回で堪能することができたので、今度来るときにはドライブがてら、また別の楽しみを求めて来たいものだ。

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