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Yamareco

記録ID: 1533654
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

最高難度の超鎖場山行 妙義山 金洞山 鷹戻し

2018年07月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
kantomtguide その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:47
距離
5.0km
登り
1,033m
下り
1,025m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:46
休憩
0:58
合計
4:44
距離 5.0km 登り 1,034m 下り 1,033m
5:04
5
5:09
5:11
10
5:21
5:22
8
5:30
33
6:03
6:12
6
6:18
6:19
12
6:31
6:33
42
7:15
7:42
31
8:13
8:15
31
8:46
17
9:03
9:04
4
9:08
9:12
8
9:20
9:24
3
9:27
9:29
5
9:34
9:35
4
9:39
9:41
0
9:41
7
9:48
ゴール地点
05:02 移動の開始
05:07 中之岳神社
06:06 金洞山 (中ノ岳)
06:31 東岳
07:11 鷹戻しの頭
08:12 ホッキリ
09:04 石門広場
09:39 石門入口
09:46 中の嶽神社入口
09:48 移動の終了
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
舗装路のみ
トイレ
大駐車場あり
売店あり
コース状況/
危険箇所等
最高難度レベルの鎖場多数
ザイルなどクライミング装備必須の注意喚起看板多数
登山道も細く、極端に細いトラバースや痩せ尾根あり。
傾いた岩のトラバースも多数
鎖場以外でも難易度は高い
現在、スズメバチが非常に多いので注意
※高難度の鎖場で何度もスズメバチに追われました
妙義山(金洞山)全貌です。
これから、この、荒々しい山に挑戦です!
妙義山(金洞山)全貌です。
これから、この、荒々しい山に挑戦です!
中ノ岳神社
日本一の大黒様
神社の中はいつもながらに
急な階段です><
鎖場以外で今回のもっとも急な所てすね。
神社の中はいつもながらに
急な階段です><
鎖場以外で今回のもっとも急な所てすね。
金洞山(西岳、中の岳、東岳)
金洞山(西岳、中の岳、東岳)
リョウブの花
注意喚起の看板
直ぐに岩場が始まります
直ぐに岩場が始まります
ヤマユリ
コゴメツツジ
ノコンギク
ほぼ垂直の二段続きの鎖場
ここが、今回もっとも難易度が高かった鎖場になります。
多少オーバーハングしてる所もあり、この日は岩に砂が浮いていて手が滑って大変でした。
ほぼ垂直の二段続きの鎖場
ここが、今回もっとも難易度が高かった鎖場になります。
多少オーバーハングしてる所もあり、この日は岩に砂が浮いていて手が滑って大変でした。
上段の方の鎖場
後ろに落ちないように注意です。
上段の方の鎖場
後ろに落ちないように注意です。
金洞山山頂の祠です。
こちらが、今回の山頂としての目的地となります。
金洞山山頂の祠です。
こちらが、今回の山頂としての目的地となります。
山頂からの裏妙義
山頂からの裏妙義
山頂からの登山禁止の西岳
綺麗な形です。
山頂からの登山禁止の西岳
綺麗な形です。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
1
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
東岳方面に痩せ尾根を進んでいきます。
大分細いところもあります。
東岳方面に痩せ尾根を進んでいきます。
大分細いところもあります。
こんな感じで痩せ岩稜帯を越えて行きます。
こんな感じで痩せ岩稜帯を越えて行きます。
岩稜鎖場を登ったり降りたり
岩稜鎖場を登ったり降りたり
楽しいですね
やっと、東岳山頂部です
やっと、東岳山頂部です
振り替えって中ノ岳山頂と西岳山頂
振り替えって中ノ岳山頂と西岳山頂
オミナエシ
岩稜帯の上に土の登山道ってのも
面白いですねw
岩稜帯の上に土の登山道ってのも
面白いですねw
崖のトラバースです。
中々の高度感ですね!
崖のトラバースです。
中々の高度感ですね!
分岐はまっすぐ鷹戻しに向かって行きます!
分岐はまっすぐ鷹戻しに向かって行きます!
ずっと、岩稜鎖場が続きます
ずっと、岩稜鎖場が続きます
こんな感じで上がって来ています
こんな感じで上がって来ています
クラックの鎖場
ルリボシカミキリ
ルリボシカミキリ
鷹戻しの頭付近
新しくペンキを塗ってある白い看板
鷹戻しの頭付近
新しくペンキを塗ってある白い看板
鷹戻し上部取付き部
ここから、今回のメインイベントの
全体を通し50mはあると言われる鷹戻しを
下って行きます。
最初は横トラバースからです。
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鷹戻し上部取付き部
ここから、今回のメインイベントの
全体を通し50mはあると言われる鷹戻しを
下って行きます。
最初は横トラバースからです。
トラバースし
下を見るとこんな感じです。
上部は垂直壁ではなく、ある程度斜度があり、ホールドも無数にあるので
鎖を掴んでいれば問題なく下れます。
ただ、クライミング経験がない方ですと、ホールドを見つけられなかったりと危険もあるかと思います。おちたらアウトです。
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トラバースし
下を見るとこんな感じです。
上部は垂直壁ではなく、ある程度斜度があり、ホールドも無数にあるので
鎖を掴んでいれば問題なく下れます。
ただ、クライミング経験がない方ですと、ホールドを見つけられなかったりと危険もあるかと思います。おちたらアウトです。
そこを下から撮るとこんな感じです。
鷹戻し上部
10×2m程で1回平な所にでます。
1
そこを下から撮るとこんな感じです。
鷹戻し上部
10×2m程で1回平な所にでます。
次はこんな感じです。
鷹戻し続き
ここを降りて行きます。
5m〜10m程
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次はこんな感じです。
鷹戻し続き
ここを降りて行きます。
5m〜10m程
その途中の感じ
更に次の鎖場
左手に1m程トラバースして
更に次の鎖場
左手に1m程トラバースして
3m〜5m程を降りて行きます。
ここが鷹戻しで最も斜度がある所で
ほぼ垂直壁となります。
樹林帯特有で岩が砂っぽいのでつかみ辛いです。
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3m〜5m程を降りて行きます。
ここが鷹戻しで最も斜度がある所で
ほぼ垂直壁となります。
樹林帯特有で岩が砂っぽいのでつかみ辛いです。
斜度はこんな感じです。
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斜度はこんな感じです。
また、一度平になり
去年補修した箇所でしょうか
新調されたアルミの梯子になります。
今は非常に確りと固定されていて安心感もあります。
10m少々程でしょうか
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また、一度平になり
去年補修した箇所でしょうか
新調されたアルミの梯子になります。
今は非常に確りと固定されていて安心感もあります。
10m少々程でしょうか
梯子を降りると、10m程右に歩いて
鷹戻し最後の5m程の鎖場となります。
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梯子を降りると、10m程右に歩いて
鷹戻し最後の5m程の鎖場となります。
その後、堀切まで行き折り返し中間道にでます。
中間道では50〜100m程もある
鉄階段があります。
中々に長いです。
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その後、堀切まで行き折り返し中間道にでます。
中間道では50〜100m程もある
鉄階段があります。
中々に長いです。
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
百軒長屋の用な石室です。
百軒長屋の用な石室です。
ヤマアジサイ
咲き始めですね^^
ヤマアジサイ
咲き始めですね^^
崖っぷちの下部を横切っているので
こんな景色が続きます。
崖っぷちの下部を横切っているので
こんな景色が続きます。
ヤマハハコ
落石した岩盤
こわっ!!
落石した岩盤
こわっ!!
コウシンヤマハッカ
コウシンヤマハッカ
ヒヨドリバナ
ヒメジョオン
カラマツソウ
第四石門と石門広場
東屋ベンチ、テーブルが沢山あって
休憩にもってこいです。
第四石門と石門広場
東屋ベンチ、テーブルが沢山あって
休憩にもってこいです。
第三石門分岐
第三石門への岩のトラバース
フットホールドが掘ってありますので
容易に行けます。
第三石門への岩のトラバース
フットホールドが掘ってありますので
容易に行けます。
第三石門
ここで行き止まりです。
第三石門
ここで行き止まりです。
第二石門に降りて行きます。
第二石門に降りて行きます。
登りとトラバースの鎖場の二本のどちらか選べますw
登りとトラバースの鎖場の二本のどちらか選べますw
斜度は緩いですが
20m程の長い鎖場に出ます。
斜度は緩いですが
20m程の長い鎖場に出ます。
途中にコオニユリが!
綺麗です。
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途中にコオニユリが!
綺麗です。
登りあげると
この鎖場が「つるべさがり」
である事が分かります。
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登りあげると
この鎖場が「つるべさがり」
である事が分かります。
同時に第二石門ともなります
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同時に第二石門ともなります
こんな感じの石門です。
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こんな感じの石門です。
上部はV字になっています。
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上部はV字になっています。
反対側の下りは「たてばり」
というらしいです。
下って来ます。
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反対側の下りは「たてばり」
というらしいです。
下って来ます。
そこから、右手に崖トラバースしていきます。
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そこから、右手に崖トラバースしていきます。
その鎖場トラバースは
「かにの横ばい」といいます。
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その鎖場トラバースは
「かにの横ばい」といいます。
そのまま下って行くと
最後の第一石門
となります。
でかいです。
そのまま下って行くと
最後の第一石門
となります。
でかいです。
石門群登山口付近近くまで戻ってくると
「かにのこてしらべ」
という簡単な鎖場があります。
石門群登山口付近近くまで戻ってくると
「かにのこてしらべ」
という簡単な鎖場があります。
石門群登山口まで戻って来ました。
おつかれさまです。
石門群登山口まで戻って来ました。
おつかれさまです。
駐車場から振り返って
登ってきた山々を見てみます。
大分荒々しいですね!
駐車場から振り返って
登ってきた山々を見てみます。
大分荒々しいですね!

感想

今回は表妙義山最難関と言われる金洞山に行って来ました。
妙義山と言えば、ザイルやクライミングの装備を持たないと行っては行けないといわれる程の難易度で、日本の登山道の中でも最も難しいのではと言う方も多い程の山ともなります。今回はその中でも表妙義の最難関と言われる金洞山に行って来ました。
金洞山と言えば言わずと知れた妙義山核心部としても有名な「鷹戻し」があります。
鷹戻しは梯子が崩壊してしまい通行止めになっていましたが、去年修復が終わり、待ちに待った開通となりましたので、今回は鷹戻しに行く事としました。
もちろん、破線路の鎖場難路となります。
今回は周回になる様に中の岳神社から入り中ノ岳、鷹戻し、堀切、石門群、中の岳神社の順番で行きます。鷹戻しは更に難しいと言われる下りで通る予定となります。
 中の岳神社から登山道に入るとうっそうとした苔むした登山道からとなります。
早朝という事もあり、この酷暑の中でも非常に涼しくて心地よいです。
色々な木々の雑木林となっており、ヒノキ、ミズナラ、ヤマグリやリョウブなど色々とあります。
特にリョウブは花の時期を迎えていて非常に綺麗です。この木々が多いのも標高が1000m程しかない妙義山の特徴でもある所です。妙義山の鎖場を更に難しくしている要因のひとつともなっていて、樹林帯の中で湿ったり苔むしたりしている鎖場も存在しています。降水後は更に難易度が上がるので要注意です。
 登り始めると、直ぐに岩場、鎖場がでてきます。
中の岳神社から中ノ岳は1〜2時間で到着します。
特に難しいのは中ノ岳山頂直下の鎖場になります。
下部はほぼ垂直で一部僅かにオーバーハングしてる様にも見えます。
この日は岩には少し砂が付着しているのか、手で掴んでも岩が良く滑ります。
鎖を使わずに登山靴でフリーソロで登るとなるとそこそこの難易度があります。
上部と下部で2段に別れているので高度感はそれなりと言った所です。
そこを登りあげると直ぐに
中ノ岳山頂に着き、小さな祠があります。そこで祈念撮影としました。
この日のルートでは目的地が直ぐに来て、その後核心部の鷹戻しとなります。
そこから、鷹戻しまでは痩せた岩稜帯が続きます。
こぶ岩、東岳と鎖場を幾つも登ったり降りたりしながら進んで行きます。
道幅も細く50cmで両側崖になっていたりします。それでも、木々もありますのでそのまま落下という感じでもなかったので、木々様様です。
この辺りでは丁度、綺麗な黄色の花であるニッコウキスゲが満開を迎えて居ました。
鷹戻しの頭を過ぎると、鷹戻しの上部取り付き部になります。
鷹戻しは良く50mとか60mある垂直の鎖場と紹介されている事もありますが
実際には10m前後の鎖場がいくつも断続的に繋がっている鎖場となり、一部を除き、殆どが多少の角度はありますので、そのまま、後方に落下という程ではなさそうです。
火山岩らしく多少ざらざらした面にぼつぼつと10cm程の凹凸が幾つもある岩場でホールドは幾つもありますので、足場には困る事はなさそうです。ですが、容易なガバという訳でもないので注意は必要です。l砂でざらついている所もありますので手や足が滑る可能性もあるかと思いますので、鎖場としてはやはり最高難度といえる程かと思います。
現在は鎖場も確りついていますし、梯子も修復して、非常に綺麗なアルミの梯子が設置されています。管理者のみなさま有難う御座います。
鷹戻しを降り、そこからも幾つも鎖場を越え、堀切に着き折り返します。
そこからは、中間道に一旦おり、石門群に向かいます。
中間道とはいえ、アップダウンは確りありますので体力も残しておかないと厳しいです。中間道には花もあり、ソバナに、カラマツソウに、ヤマアジサイ、オミナエシなども咲いています。
石門群に到着すると、下山で通過しますので、第四石門からとなります。
想像を越える巨大な石門が姿を現します。
石門の上を歩く事はできませんが、門の中をくぐる事が出来ます。
次の第三石門はそこに行くまでに岩をトラバースする鎖場があったりします。
アスレチック感覚な所ですね。
第二石門では軽い鎖場での峠越えの様な形で、登って下って、トラバースとなります。
名前もついている鎖場で、「つるべさがり」「たてばり」「かにの横ばい」と言い、少しだけ高度感があって楽しめます。
なぜかここだけに岩の途中にコオニユリがありました。
丁度見頃で非常に綺麗です。
最後にまた巨大な第一石門を通過し石門群登山口へと帰ってきます。
登山口前には「かにのこてしらべ」という簡単な鎖場もあります。
この石門群を目的に楽しむというのもまた良さそうです。

今回はこの記録的な酷暑の中、できるだけ涼しい時間になる様に
夜明けと共に登る計画をし、最難関の鎖場と言われる事もある妙義山の金洞山に行って来ました。実際に、天気も良く、早朝で25度程で日陰も多い非常に涼しい中、難しい鎖場群を思う存分楽しめました。特に鎖場を通過する時には殆ど汗をかく事もなく快適そのものでした。念願の鷹戻しにも行けましたし、また、違う時期に来るのも良いですし、道中、見えていた、裏妙義にも行ってみようかなと思いました。

今回も会山行にて行っています。
参加のみなさまお疲れ様でした。

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