御岳山〜大岳山〜奥多摩


- GPS
- 07:18
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 659m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
JR:1147立川-1221青梅1225-1244御嶽
バス:1426御嶽駅前-
ケーブルカー:
■12月4日
0830宿泊先-0931芥場峠-0943鍋割山分岐-1017大岳山荘-1028大岳山頂(休憩)1103-1240鋸山(休憩)
1259鋸山-1351鎖場分岐1512-1430祠のあるピーク-1519愛宕山-1548奥多摩駅
【復路】1623奥多摩-1722立川→東京(ホリデー快速おくたま)
天候 | 快晴 (前日は冷雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ケーブルカー「御岳山駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所 ・特にありません。 ・降雨の翌日でしたが、コース上に泥濘はありませんでした。 |
写真
感想
当初は、初日に海沢園地から大岳山に登り、御嶽山の宿坊で1泊。翌日は日の出山から下り、つるつる温泉に浸かる計画でした。
大岳山からの富士山撮影を考えたのですが、初日は雨の予報。そこで、鳩ノ巣から御岳山に登り、大岳山は2日目に回すことに。
ところが、Rheingoldは風邪が治った後も声が出ません。某氏が「無理はするなよ」と、喜々として初日の山行を割愛しました。
某氏曰く、「相談ごともあるので……」。そして、「近くに蕎麦屋はないかな」。結局、御嶽の玉川屋さん経由になりました。
個人的に一度は訪ねたい店だったので、不本意度は稀釈された感がありますが、こんなに早く飲み始めたのは初めての経験。
鳩ノ巣から御嶽山へのルートを紹介してくださったヤマレコユーザーさんに前ぶれのコメントまで送ったのに、汗顔の極みです。
ともかくも閏初日。未明から晴れ上がり、御岳山の宿坊から眺める東京の夜景が美しく、日の出山の朝日も堪能できました。
武蔵御嶽神社の参道はひっそりとして、土産物屋さんにも人影はありません。安全を祈願して、清々しい朝の道を進みます。
ロックガーデンにも興味津々でしたが、先を急ぎます。私たちの前を歩く山ガールズ風の4人が賑やかに声を弾ませています。
大岳山荘の少し手前で、左前方に富士山が姿を現しました。「ぅわぁ〜」と歓声。「やっぱり、ここからの姿は違うよ」とも。
都心や神奈川の空中楼閣に住む2人は、自宅に電話をした際に、家族から「今日は富士山がきれい」と言われたばかりでした。
ここまでは緩やかなコースですが、大岳神社の横を抜けると急登に変わり、山頂の寸前では岩登りのような趣も味わえます。
心地よい汗が頰を伝うぐらいに体が暖まったところで山頂に到着。まず目に入るのが富士山。南東から西にかけての絶景です。
西には御前山が静かに聳えています。北側は木々に覆われていますが、その先に川苔山や本仁田山の姿を望むことができます。
好天に恵まれた山頂はゆったりとした時間が流れます。景色を眺める、記念撮影、おにぎりを食べる……。人さまざまです。
富士山の左側に目を転じると丹沢山塊が連なり、さらにその東側には相模湾が銀色に光って見えます。ああ、気持ちいいなあ。
慣れないツイッターですが、写真とコメントを発信しました。しかし、不通のようです。2時間余り後にアップされていました。
景色を楽しみ、十分に休憩したところで、出発です。鋸尾根の下りも随所に急坂が待ち構えています。安全第一を再確認します。
相当にペースダウンをした下りでは、道端の木々を興味深く観察する機会にもなりました。そして、聞き慣れない鳴き声の鳥も。
仲間の1人が高所恐怖症だったことも改めて認識しました。我慢強い彼が「いやぁ〜、参ったなあ」と話すのは相当のことです。
そんなこんなで奥多摩駅に着いたのは、予定に遅れること40分余り。少し休憩した後、温泉の予定を飛ばして帰途につきました。
16時5分、ホームに上がると23分発の「ホリデー快速おくたま」は入線していて、山帰りのみなさんが次々に乗り込んでいます。
あちこちで、プシュッという缶ビール開栓の音が響き、行程をメモに書き写す姿も見られます。車内は発車時刻までにほぼ満席。
気がつけば、日が短い冬の空は暗くなっていました。仲間の1人が「次は、なんちゃってアルプスと味覚にしよう」と提案しました。
■付言:前泊について
当初の予定を変更して、初日の山行がキャンセルになった結果、宿泊は前泊ということになりました。
「南山荘」にしたのは、料理がおいしいという話を聞いたためでしたが、噂に違わぬ味を満喫しました。
私もこのコースを歩いたことがあるので、とても懐かしく拝見させて頂きました
その時は曇りがちでしたので、お天気が良ければこんなに景色の良いところなのですね!
同行された方は、お蕎麦好きの方でしたか
思えば養老渓谷とお蕎麦の話から始まって、Rheingoldさんとやりとりをする様になって1年が過ぎたのですね
これからもRheingoldさんのレコを楽しみに、参考にさせて頂きます
pippiさん、こんにちは。温かいコメントをいただき、ありがとうございます!
雨天や曇天の山歩きにも趣があるのだ−−と、初心者なりに楽しみ始めました。
それはそれとして、晴天に恵まれると、お日さまのありがたさを実感しますね。
鋸尾根の下りの後半は少し疲れました。最近の運動不足と加齢が祟ったか、と。
ただし、富士山が御前山の陰に隠れた後も、味わい深い景色を堪能できました。
すてきな観察眼をお持ちのpippiさんは、さまざまな発見をされたことでしょう。
そうそう。蕎麦好きの同行者は泰然自若の大物で、何ものにも代え難い親友です。
安達太良山帰りの福島駅、尾瀬に向かう高崎駅、陣馬山から下りた甲州街道沿い。
寸暇を惜しんで、あるいはじっくり腰を落ち着けて、彼は好んで蕎麦を食します。
こう考えてみると、山歩きは天候も含めて、自然や社会との対話かもしれません。
実は今日は、残務を抱え宅調をしています。これが終わらないと明日の山はなし。
そういうときほどヤマレコを覗きたくなるのは、中学校の中間試験以来の癖です。
今年も残りわずかですが、安全で楽しい山行を重ねられますよう祈念しています。
【修正履歴】
「中学校の中間試験以来の壁です」は「中学校の中間試験以来の癖です」の誤りでした。
訂正しました。尤も、意味内容としては、これはこれで成立していたかもしれません。
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