蝙蝠岳へ(野呂川出合から伝付峠越えにて)

2018年08月12日(日) 〜 2018年08月14日(火)

• GPS: 23:05
• 距離: 58.8km
• 登り: 4,003m
• 下り: 5,233m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:41

7:09 野呂川出合
8:56 9:15 両俣小屋
9:50 9:54 野呂川越
12:30 12:42 三峰岳
13:26 13:26 三国平
13:50 13:50 熊の平小屋
13:50 宿泊地

2日目

• 山行: 9:16
• 休憩: 0:31
• 合計: 9:47

4:51 宿泊地
5:12 5:14 安倍荒倉岳
5:43 5:43 竜尾見晴
5:58 6:02 新蛇抜山
6:48 6:49 北荒川岳
6:57 6:58 北荒川岳キャンプ場跡地
8:06 8:16 北俣岳分岐
8:30 8:32 北俣岳
9:53 10:02 蝙蝠岳
10:24 10:25 四郎作ノ頭
11:25 11:25 徳右衛門岳
13:37 13:37 中部電力施設
14:07 14:08 蝙蝠岳登山口
14:38 14:38 二軒小屋ロッジ
14:38 宿泊地

3日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:29
• 合計: 6:37

5:30 宿泊地
6:50 7:00 伝付峠
7:08 7:10 伝付峠水場
7:48 8:03 出合
8:40 8:40 東京電力管理小屋
10:43 10:44 新倉のヘリポート
11:05 11:05 田代入口
12:06 12:07 下湯島バス停
12:07 ゴール地点

天候

8/12曇り後小雨、雷雨あり
8/13晴れ後時々雨、雷雨あり
8/14晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田駐車場に朝4時到着、バス発車時間まで駐車場に空きあり。
帰りは、待ち時間が1時間半あったので、1時間ほど歩き、早川乗合バスにて奈良田に戻りました。乗客は1人だけでした。

コース状況／危険箇所等

野呂川出合〜両股小屋
ひたすら林道歩き、アップダウンあります。

両股小屋〜野呂川越
激登りです。滑ったら終了のところあります。

野呂川越〜三峰岳
天下の仙塩尾根ですが整備が行き届いていません。樹林帯は倒木が多く、ハイマツ帯に入るとかなり漕ぐ必要があります。最後は岩稜です。

三峰岳〜熊ノ平小屋
何と言っても最初の岩稜は大変危険です。滑ったら完全アウトです。三国平に降りると踏み跡不明瞭ですがケルンが頼りになります。

熊ノ平小屋〜北ノ俣岳分岐
前半は樹林帯ですが、倒木は綺麗に整理されていました。Tパルプ？に感謝！ その後、樹林帯を抜けると気持ち良い稜線が続きます。最後は激登りで結構滑ります。

北ノ俣岳分岐〜北ノ俣岳
岩稜の痩せ尾根、ストック不要、緊張が続きます。

北ノ俣岳〜蝙蝠岳
ケルンや赤ペンキの残滓が頼り、後半はハイマツ帯でかなり漕ぎます。

蝙蝠岳〜徳右衛門岳
岩礫及びハイマツ帯を下ると樹林帯に入ります。倒木が多く道は不明瞭、ルートを2回外して藪を横切り元に戻りました。徳右衛門岳のピークまで何度か小さなアップダウンがあり疲れます。

徳右衛門岳〜ニ軒小屋
長い下りですが時々登り返しがあり堪えます。最後は急な下りでロープが3箇所、1箇所ロープの登り返しがあります。

ニ軒小屋〜伝付峠
非常に整備された明瞭な道です。

伝付峠〜新倉
峠までと正反対に不明瞭、危険です。かつて林業者が歩荷していたとは到底信じられません。先ずは笹薮が続きます。その後、沢に降りると不明瞭な道、赤テープを見失うこと数回、何度も確認しました。基本的に赤テープなどの目印は登る方から見やすい位置に付けてあるように感じました。それと通行止め赤テープが切れていて紛らわしいところが少なくとも2箇所ありました。東電小屋のところで右岸から左岸に渡ります。最後はヤレヤレ峠並みの登り返しで急斜面を一気におります。ロープは設置してありますが、踏む度に崩れる斜面です。林道に出れば後は舗装路です。

写真

8/12 7:09

野呂川出合

8/12 8:46

両俣小屋に近付くと渓流釣りの方々が

8/12 9:06

両俣小屋は7割釣り客とのこと

8/12 9:54

8/12 10:41

三峰への登りは倒木多し

8/12 11:45

ハイマツもうるさいです。日高ほどではありませんが。

8/12 12:31

みつみねではなく、みぶと知りました。

8/12 12:36

3000mに1m足りず、百高山でもありません。でも標柱は立派です。

8/12 12:36

標高2999m、ケルンのてっぺんは3000m以上ということか。

8/12 13:04

三峰からの下り、鎖も無く雨の日は特に危険です。

8/12 13:28

8/12 13:28

8/13 5:00

2日目の朝、三峰が顔を出しました。

8/13 5:12

百高山の安倍荒倉岳、登山道から1分外れています。登り口の目印あります。標柱はありません。

8/13 5:31

三峰〜塩見間は、つい最近チェーンソーを入れたようです。

8/13 5:55

新蛇抜山の登り口目印、登山道から5分程度で頂上です。

8/13 5:58

百高山No.100、新蛇抜山

8/13 6:49

百高山、北荒川岳
この時間、中央アルプスが見えました。

8/13 6:50

間ノ岳と農鳥岳には雲が掛かっています。

8/13 6:54

白根南嶺笹山の向こうに富士山、この時間は雲が掛かっています。

8/13 6:57

塩見岳にも少し雲が、

8/13 7:01

8/13 7:22

雲が晴れました。

8/13 7:26

そろそろ激登りの始まりです。

8/13 7:30

振り返ると間ノ岳、農鳥岳の雲が晴れました。甲斐駒ヶ岳も見えています。

8/13 7:43

仙丈ケ岳のみ雲が掛かっています。

8/13 7:43

下って行く若者たち

8/13 7:55

最後の激登り

8/13 8:13

8/13 8:55

北俣岳からの下りにて
へき開した岩が地面に垂直に並んでいます。不思議な光景です。

8/13 9:02

蝙蝠岳の右は東岳

8/13 9:02

一度樹林帯に降ります。

8/13 9:11

富士山の雲が一瞬晴れました。

8/13 9:11

まだまだ

8/13 9:52

頂上が見えました。

8/13 9:53

念願の蝙蝠岳

8/13 10:03

ここから長い下りです。

8/13 10:15

振り返って

8/13 11:25

アップダウンを繰り返し徳右衛門まで来ました。

8/13 15:08

ニ軒小屋のベランダからテントサイト

8/13 15:08

食堂

8/14 5:22

1泊2食13000円と割高ですが、寝場所はドミトリーのようなベットで風呂にも入れます。

8/14 6:27

3日目、伝付への登り途中、赤石かな

8/14 6:27

東岳

8/14 6:48

稜線を少し歩きます。

8/14 6:51

下り口
にいくらと思っていたがあらくら

8/14 7:03

8/14 7:20

高価なカラマツの植林は昭和47年、ミュンヘンオリンピックの年だな。

8/14 8:13

ここで左岸に渡ります。

8/14 8:16

うっかりして右岸を進んでしまいました。

8/14 9:05

最後に右岸に戻ります。心許ない橋が架けてあります。

8/14 9:43

手ブレですみません。工事用のモノレールの脇を下ります。激下りです。

8/14 9:44

モノレールは人荷両用でした。残念ながら倒木と斜面崩壊で途中壊れていました。先月の台風のせいか？

8/14 9:56

わかりにくいですが崩壊した斜面の脇を下って来ます。

8/14 10:38

リニアの非常用トンネル施工が始まっています。大手のT建設JVです。

8/14 10:44

重量に耐えられないのか新しい橋が、

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

ひじり

3日間の山行は大変久しぶりでした。白根南嶺や塩見岳から眺めた仙塩尾根と蝙蝠岳を比較的恵まれた天気の中、何とか最後まで歩き切ることが出来ました。1日目の熊ノ平小屋は7割の入りで比較的ゆっくりできました。2日目の二軒小屋は一人分のベットがありお風呂もありで大変快適でした。歩程約60kmは自己記録かもしれません。充実感、満足感の高い山行となりました。