剣岳(早月尾根)


- GPS
- 12:50
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,418m
- 下り
- 2,420m
コースタイム
天候 | ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャンプサイトに水場はあるが「飲用するには要煮沸」の掲示 キャンプサイトにトイレ |
コース状況/ 危険箇所等 |
ポストは馬場島荘入り口(用紙あり) 登山口~松尾平 急登、階段設置されており整備済み 松尾平 刈払い済み泥濘などもほぼなし 松尾平〜早月小屋 急登、刈払い済み。灌木の尾根道 早月小屋〜剣岳山頂 急登、岩場の通過に両手を使うところあり。山直下は岩稜帯。ペンキマークでのルートに従って進む。 |
その他周辺情報 | 馬場島荘の風呂は¥500シャンプーボディーソープあり 沸かし湯? |
写真
装備
個人装備 |
テント装備
水6.5L
|
---|
感想
新田次郎の点の記を初めて読んだのが中学か高校のあたりだったと思います。父親の蔵書の中にあったもので、冒険物を読むのが好きな私は一気に読み通しました。以来30年以上想像の山だった剣岳がようやく現実の山になりました。
妻にお盆休みの予定を聞かれて、思わず勢いで「剣岳」と答えてしまいました。それまでこんな遠くの山に登ろうとは全く考えていなかったので、気持ちも含め全く用意していません。ガイドブックで山を調べるところから始めますが、まったくなじみがないので何も想像できません。とりあえず車でアプローチ、周回コースはどうか調べてみましたがなんといってもお盆時期。かなりの混雑なのだろうと想像し、一番人気のなさそうな早月尾根ピストンを選択しました。ここなら自動車も停めるのに苦労はなさそうな雰囲気。
自宅を出たのは10日の夜。途中眠くなるたび仮眠をとりつつ運転を続け、馬場島に着いたのは午前9時半。駐車場は思ったよりも空いており日差しを避けられそうな場所を探して駐車。ここでもうひと眠りしたいところですが、あまり遅くならないうちにテント場に着きたいので我慢して登り始めます。
ところでこの駐車場はアブの養殖場が近いようで、何も対策しないとあっという間に刺されまくります。防虫グッズの用意は忘れずに。
登りだすとさすが早月。噂にたがわぬ急坂が延々と続きます。寝不足気味なうえに湿度100パーセントの高温のミストサウナ状態、背負った荷物の重さでバテバテです。早月小屋に着いた頃には倒れる寸前。雨も降っていないのに汗と湿気で幸いな着ているものはグチャグチャに。しかし幸いなことに小屋に着くころ太陽が顔を出してくれたので着干しを兼ねて夕方まで日向ぼっこしながら昼寝で過ごしました。
夕方、食事の用意をしながら聞いた天気予報で翌日は激しく雨が降ると告げており早めに下山することに。早めに寝ましたが疲れのため朝までグッスリでした。
翌朝は一瞬星が見えたような気がしましたがすぐにガスが立ち込めます。日の出時間に合わせて出発しましたがガスのせいでなかなか明るくなりません。あたりが白み始めてもガスが立ち込めてよく言えば幻想的、はっきり言えば何も見えません。そんな中 目の前の石が突然動き出してびっくりします。改めてみると親子連れの雷鳥がちょこちょこ動いています。初雷鳥は感動しました。人に慣れているせいか2〜3mくらいの近さでも警戒はしていますが積極的には逃げていきません。あまり脅かさないように道のヘリのほうを歩いて先に進みます。
鎖場 カニのハサミを通る頃もガスに包まれたままで全く高度感がないので特に問題なし。なんとなくクライマックス感がないまま山頂へ。
山頂近くになるとかなり人が多くなってきました。その時まで知らなかったのですがトランスジャパンアルプスレースが行われており丁度先頭選手が通過するタイミングだったようです。まぁそれにしてもこんな早朝に地元のほうでは見たこともないようなたくさんの人だかり。展望もなく晴れる気配も全くないので早々に山頂を後にします。
山頂の賑わいからすると早月尾根のほうは戻り路もそれほど混んでおらず すれ違いするときも長く足を止めることはありませんでした。
ガスも小屋まで戻るころにようやく晴れてきて青い空が見え始めましたが、後ろを振り向くと山頂付近はやはり雲の中。少し残念ですが次にもう一回来る理由ができたかなと自分を慰めながら小屋を後にします。
急ではありますが単調な坂を延々と降り切った時には、距離は短かったはずなのに足はクタクタに疲れて改めて早月尾根の威力を感じました。
翌日以降に連日悩まされている足の筋肉痛。アルプスを少し舐めていました。お風呂でもっとしっかりマッサージしておけばよかったと反省しています。
北アルプス遠征お疲れさまでした!
一般的な別山からではなく、まさかの早月尾根からの剱岳登頂とはさすがです。
天気は生憎とだったようですが…
自分も早月尾根挑戦してみたくなりました
寝不足もあって結構きつい登りでしたが、下りのない登り一本調子なので感覚的にはダイグラよりも楽かもしれません。ただ下りは普段使わない筋肉まで総動員するようで後々まで痛みが残ってます(笑
天候はいまいちでしたがそれでも雨につかまる前に下れたので良かったのかもしれません。
全体的に不完全燃焼なので今度はどこか違うところへ抜けていけるようにちゃんと計画してチャレンジします。
北アルプスへ♪
遠征してきたんだ〜〜〜〜
是非ゆっくり日程取って縦走しましょ(*^▽^*)
日程がキツキツでこんな感じになっちゃったので、今度ゆったりとした日程で行きたいと思ってます。その時は是非ともご一緒お願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する