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Yamareco

記録ID: 155860
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雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

夜叉神峠P起点で苺平(辻山)ピストン / 白銀の白根三山

2011年12月13日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:40
距離
12.7km
登り
1,251m
下り
1,251m

コースタイム

08:30 夜叉神峠駐車場発 (標高1380m)
09:15 夜叉神峠小屋前(15分休憩) −09:30発(標高1770m)
10:25 杖立峠(5分休憩) −10:30発
11:05 展望広場(火事場跡)着(10分休憩)  −11:15発(標高2180m)
11:50 苺平着(10分休憩) (標高2512m)    以上往路所要 3時間20分(標高差1132m)

12:00 苺平発
12:20 展望広場(5分休憩) −12:25発
12:50 杖立峠 
13:35 夜叉神峠小屋
14:10 夜叉神峠駐車場着         以上帰路所要 2時間10分
   合計所要時間5時間40分 (歩行距離約12.7km)
天候 天気/ 一日快晴
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線「竜王駅入口」のすぐ西「竜王立体」で側道に入り、県道20号線(甲府芦安線)へ左折。信玄橋を渡り直進。
「源交差点」で右折。約100m先の「芦安入口交差点」を左折。以後標識に従って「夜叉神方面」へ向かう。
国道20号線から約25km、一時間弱で夜叉神峠駐車場に到着。駐車場まではノーマルタイヤで十分と思われる。

長野方面からのアクセスなら中央道〜双葉JCT〜中部横断道白根ICが近い。
一般道なら国道20号線から韮崎市内「船山橋」を渡って国道52号線。南下して「六科(むじな)交差点」を右折。
コース状況/
危険箇所等
[登山道]
全経路で少々の積雪があるが、歩きにくいことはない程度。
日影の場所では若干の凍結箇所があるが、これもアイゼン必要なほどではない。
帰路、積雪がシャーベット状になり、かえって歩きにくく靴も汚れてしまった。また午後2時過ぎにはすでに寒くなり始め、一部シャーベットが再凍結して滑りやすくなってきた箇所あり。   

[最終コンビニ・トイレ]
「芦安入口交差点」角のローソン。「源交差点」の手前約1kmの「柳西交差点」角にはセブンイレブンあり。
夜叉神峠駐車場前にもトイレはあり。売店もありますがお土産物しかなく食べ物は調達できません。(当日売店は閉まっていたようです。冬期閉鎖かも知れません。)

[日帰り入浴]
南アルプス市営の「ゆうかりの里 樹園」の湯が最高。
露天はありませんが、高温、中温、低温の三種類の湯があり、低温(約36度の源泉掛け流し)に入れば、気持ちよすぎて出られなくなること請け合いです。 
http://www.jyuen.info/contents/okunai.html

[写真]
下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。写真番号と合わせてご覧下さい。
01)朝の夜叉神峠駐車場。
平日のため、先客は数台のみ。
01)朝の夜叉神峠駐車場。
平日のため、先客は数台のみ。
02)さっそく登山開始。
02)さっそく登山開始。
03)登り始めて20分ほどで道の上に積雪が見られるようになった。
03)登り始めて20分ほどで道の上に積雪が見られるようになった。
04)尾根道直前の登山道のようす。道はもう真っ白。
04)尾根道直前の登山道のようす。道はもう真っ白。
05)尾根道に出ると正面に白銀の白根三山が現れる。
標識があるので、右「夜叉神峠小屋」方面へ向かう。
05)尾根道に出ると正面に白銀の白根三山が現れる。
標識があるので、右「夜叉神峠小屋」方面へ向かう。
06)夜叉神峠小屋に到着。小屋は営業していない。
写真は定番の一枚。快晴の空に白い峰々がまぶしい。
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06)夜叉神峠小屋に到着。小屋は営業していない。
写真は定番の一枚。快晴の空に白い峰々がまぶしい。
07)白根三兄弟をアップで。
まず長男の北岳。日本二位の高峰の貫禄十分です。
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07)白根三兄弟をアップで。
まず長男の北岳。日本二位の高峰の貫禄十分です。
08)その左は次男の「間ノ岳」。高さは十分なのに名前が地味でちょっといじけている?。
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08)その左は次男の「間ノ岳」。高さは十分なのに名前が地味でちょっといじけている?。
09)一番左は末っ子の「農鳥岳」。
春になると山腹に農鳥を描くちゃめっけある山です。
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09)一番左は末っ子の「農鳥岳」。
春になると山腹に農鳥を描くちゃめっけある山です。
10)北を見れば、今から向かう「大崖頭山(おおがれあたまやま)」。
こちらは穏やかな表情で。
10)北を見れば、今から向かう「大崖頭山(おおがれあたまやま)」。
こちらは穏やかな表情で。
11)北に向かう登山道のようす。
雪がありますが、歩くのに支障はなし。
11)北に向かう登山道のようす。
雪がありますが、歩くのに支障はなし。
12)枯れて倒れたらしき巨木が登山道に。
この辺延々と急斜面が続き、ちょっと息切れぎみに。
12)枯れて倒れたらしき巨木が登山道に。
この辺延々と急斜面が続き、ちょっと息切れぎみに。
13)細い尾根を通過する。
右側に甲府盆地が見下ろせました。
13)細い尾根を通過する。
右側に甲府盆地が見下ろせました。
14)杖立峠に到着。
しかし樹林の中で展望もないので、小休憩してそのままパス。
14)杖立峠に到着。
しかし樹林の中で展望もないので、小休憩してそのままパス。
15)樹林が切れて前方が明るくなる。
この辺は再びやせ尾根となり東側も展望がある。
15)樹林が切れて前方が明るくなる。
この辺は再びやせ尾根となり東側も展望がある。
16)ついに展望広場に到着。左に圧倒的な白根三山を望む。
16)ついに展望広場に到着。左に圧倒的な白根三山を望む。
17)迫力のそろい踏みです。
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17)迫力のそろい踏みです。
18)いくら写真を撮ってもきりがありません。
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18)いくら写真を撮ってもきりがありません。
19)再び北岳のアップ。
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19)再び北岳のアップ。
20)ここを一応の目的地としていたのですが、「苺平まで40分」とあるのを見て先に進むことに。
20)ここを一応の目的地としていたのですが、「苺平まで40分」とあるのを見て先に進むことに。
21)先に進んでも絶景は続く。
21)先に進んでも絶景は続く。
22)ここから登山道の様相が一変。足元に大石がごろごろの状態。
22)ここから登山道の様相が一変。足元に大石がごろごろの状態。
23)展望広場から約10分ほど登ったところで後ろに展望が広がる。主役はやっぱり富士山です。
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23)展望広場から約10分ほど登ったところで後ろに展望が広がる。主役はやっぱり富士山です。
24)苺平直前で千頭星山方面との分岐標識が。
しかし、そちら方面の道は不明瞭。
よく見ると人の足跡が少しあるだけで深雪状態だった。
24)苺平直前で千頭星山方面との分岐標識が。
しかし、そちら方面の道は不明瞭。
よく見ると人の足跡が少しあるだけで深雪状態だった。
25)苺平に到着。
想像していたようなメルヘンチックな「一面苺畑」ではなく、樹間の展望のない峠に過ぎなかった。
当たり前か・・・。
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25)苺平に到着。
想像していたようなメルヘンチックな「一面苺畑」ではなく、樹間の展望のない峠に過ぎなかった。
当たり前か・・・。
26)帰路、展望広場でまた一枚。
すでに日が西に動いて山は逆光になりかけ。
やはり午前中に見なければいけないのだ。
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26)帰路、展望広場でまた一枚。
すでに日が西に動いて山は逆光になりかけ。
やはり午前中に見なければいけないのだ。

感想

冬が近づき雪の便りが聞こえてくる頃になり、装備も体力もない自分にはこの時期の山は無理、とあきらめていました。
しかし天気が良く風もなく絶好の日和という天気予報を聞くと、青空にくっきりと映える山に登りたいような気がするのでした。
そこでかねて気になっていた夜叉神峠から鳳凰三山へのルートを行けるところまで行って見ようと軽い気持ちで考えて出発。つまり「ピークハント」ではなく「白根三山を眺める」単なるハイキングです。

平日のため、夜叉神峠駐車場は案の定ガラガラ状態。車を停めてさっそく登山開始します。
心配だった積雪もさほどではなく。快調に標高をかせいで行きます。
あっという間に夜叉神峠小屋へ。ここまででも充分満足できる絶景を楽しめるのですが、時間があるのでさらに進みます。
目的地は杖立峠の先の展望広場(通称火事場跡)。目標時間は12時までと決めました。

夜叉神小屋を過ぎると登山道の積雪はちょっと増えますがさほどでもありません。ここから杖立峠まではかなりの急斜面の連続。息切れしながら進みます。
一時間ほどで杖立峠に到着。しかしここは展望もないただの峠なので、そのまま先を急ぐことにします。いったん下りになった道は大崖頭山の北斜面で日当たりが悪いせいで雪がたくさん積もっていました。
下り坂が終わると再び登りになり、やがて樹林が切れて先が明るくなります。さては展望広場か?と思いましたがさにあらず。目的地はさらにその先でした。

夜叉神峠小屋から約1時間半で展望広場に到着。うわさにたがわぬ絶景の場所ですが、そこにいるのは自分だけ。なんという贅沢でしょう。写真を撮ったりしますがきりがありません。

ここが当初の目的地でしたが、時刻はまだ11時。標識に「苺平まで40分」とあったので12時までは、という計画なのでさらに苺平を目指すことにします。
この先の道はたいしたアップダウンもない平坦な道。距離だけが長い単調な道になります。標識よりも短い約30分で苺平に到着。「平」という名ですが、そこはただの峠であり、どこにも広々とした平原などは見あたりません。
折しも到着が計画の12時ちょうどなのでここで小休憩して帰路に就きます。

帰り道はどこまでも下り坂を快調に降ります。ところどころ雪が溶けてきており、シャーベット状になって足が滑ったり、靴の中に水がしみこんだりしました。
それでもなんなく展望広場に帰り着き、白根の山を眺めれば、すでに西に傾いた日のせいで山肌は黒くなり、午前中のような輝きが失われていました。やはりこのルートから白根を見るには午前中に限るということでしょう。

下山は苺平から約1時間半で夜叉神峠小屋に戻り、そこからは急に冷えてきたせいか堅くなった雪に足を取られながら駐車場まで駆け下りてきました。

今回は私一人でかなりスピードを出して歩いたので所要時間が短くなりました。
普通に歩けば往路4時間、復路2時間半程度と考えられるコースです。

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コメント

美しい!!
pasocomさん、こんばんは。

今年中に行かれたのですね!
そうです。まさしくこういうのが見たかった・・・。
冠雪の白峰三山。神々しいです。

写真何枚でも撮りたくなるのがよくわかります!
見たかった眺望はpasocomさんのこのレコで満足できま
した。

それにしてもペース速いですね。うちが遅過ぎる(笑)。
2011/12/14 18:40
いっちゃいました(^^)
実は、mmg様のレコを見たからこその山行です。
今年はとても・・・、といっていながら行ってしまいました。
天気予報を見てから出かけられる地元の有利。予報通り天気が良く気温が高かったので汗ばむほどの陽気でした。
積雪が心配だったので連れははなからリタイア。自分の好きなペースで登ってみたら案外速く登れるものだと思った次第です。
杖立峠先の展望広場、ほんとうに絶好のVIP席でした。しかも独占で。
写真はカメラが安物のせいか、とてもmmg様のものにはかないません。でもまぶたに焼き付けたもので充分満足、という山行きでした。
mmg様もお時間許せばぜひ再訪下さい。雪はたいしたことありませんから。
2011/12/14 20:26
奇偶
pasocomさん、こんばんは。
何度も申し訳ありません。

三週間前の火曜日に偶然別の山から同じような富士山を
撮ってらっしゃったのでそのときに初めてお邪魔させて
いただいたわけですが、
実は。

13日は私も三週間ぶりに山行して同じく富士山と南ア
ルプスを撮っていたのです!すごい偶然!!
さきほどレコをアップしました。

pasocomさんの写真は撮られたときのお気持ちがすごく
よくわかってとてもすばらしいです。
2011/12/15 2:29
プロフィール画像
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