東北から新潟へ(その2) 米山 越後の親しみ深い名山


- GPS
- 02:11
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 489m
- 下り
- 477m
コースタイム
天候 | 晴れ 気温低く涼しい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日に妙高山に登っている。本当ならば連続して火打山に登ろうとするのであるが、妙高山も累積標高差1250m近くあり、火打山も計画書を見ると同じくらいありそうだ。疲れている足で火打山に連続で向かうよりも、1日軽く登れる山に登っておき、温泉などでも調整し疲労を少なくしてから火打山に向かうのが良いと思ったのだ。
ということは、この日楽に登れる山ということで、米山か飯綱山かと思っていたが、次に来るときにどちらに来る可能性が高いかということを考えると。飯綱山は、近くに登っていない山として、黒姫山・高妻山・戸隠山・・・などが考えられるのだが米山は近くに考えられる山がない。高妻山などに遠征してきたとして米山まで来るのか?ということだと思う。
ということは、妙高・火打と組み合わせるのは米山が良いと判断した。
なお、米山は1000mに近い山だが、一番の特徴は日本海からいきなり聳え立っている所である。
佐渡からの金や銀が直江津港まで運ばれ、その後陸路で江戸まで運ばれるときには、最初長野を通り中仙道経由であった。その後、関西から直江津までの「北国街道」が開かれ、関西方面にも金や銀が流れるようになった。さらに北国街道は、新潟県から山形県まで伸びていったという。その際、米山と日本海の間は狭いということで関所が置かれたということだ。
ただ、この北国街道は、どちらかというと物資の輸送ではなく、出羽三山への関西からの参詣客などが主だったとされる。物資の輸送は主に北前船がその任を担っていたのだという。
その時に主に米にて通行料を支払ったこと、そして通行料を払わなかった船から米俵が勝手に米山のほうに飛んで行ったという伝説からいつしか、この山を「米山」と呼ぶようになったのだという。
この米山は、独立峰であるので四方八方から登山道が伸びている。私は、初めての山は一番楽に登ることができる方法で登るということを信条としているため、1時間半で山頂に出ることができる水野林道終点から登ることとした。この林道終点には一応20台ほど停められるようであるが私がついた時には先客は1台だけであった。
準備をして登り始めるが、基本的に急な登りである。成層火山などの登山は最初は緩いが徐々にきつくなってゆく。水野林道登山口は標高500mくらいであるため、もう急なのだ。それを着実に登ってゆくと、水野集落からの登山道と合流し、さらに標高を上げてゆく。
まるでタイマーのように8:00ごろからセミが鳴きだす。動物の体内時計なのだろうか、本当に1匹泣き出し、そのあとセミの大合唱だった。山頂近くではキアゲハが恋ダンス、それに取り残されたキアゲハが土の上に泊まっているが、恋ダンスしているキアゲハのペアに割って入って自分が自分が!!とやっている。
避難小屋を越え、いよいよ山頂である。7山連続の一等三角点、それで選んだわけではないけどもなあ。それでもうれしい。地元の男性に話しかけられ三座同定、登山道についてお話を聞く。やはり、地元の人にとっては気軽に登る山なのだそうだ。でも、結構県外のかたも来るのだそうだ。私のように車で移動しながら山に登っていく人たちは、新潟県を通過するときに、この山に登ってからさらに先を目指す人もいるみたいです。
その後避難小屋ではご婦人とお話しし、避難小屋の使われ方、今日も結構の人が避難小屋に泊まってご来光を見たとかいろいろ話を聞いた。
下ってゆくとこれから登ろうとする人たちたくさんの人とすれ違う、老若男女みんな仰ぎながら登る山なのだろう。昔から地元で愛される山なのだろうなあと思った。
この日は早めに下山したので、コインランドリーで一気に洗濯し、午後はネットカフェで写真整理とレコ書きに費やした。
次の日は、火打山に挑戦である。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
aiさん 米山さんは、新潟の人はみんな知ってる山ですよね@@
社会に出て、新入社員の時、新潟に4年勤務しましたので、何か懐かしい山です、。
住んだのは、新潟市米山です、、その頃は駅裏と呼ばれてましたが、今は新幹線口で、都会になってます@@
登って、少し登って、また登ってと、、いいリズムですね
火打たのしみ、、。
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、登っている人は地元の人が多く、下山時に私の車を見て「なに!!横浜!!」といった方もおりました。この山を登りに来る他県ナンバーはよほど物好きなのでしょう。
でも、この山は新潟県民に愛されている山なのだなあと思いました。そんな山、都市ごとにありますよね。私の故郷札幌であれば、藻岩山や手稲山でしょう・・・みたいな。
今在住している地域であればやはり富士山が見えたの見えないだのとワイワイやっています。
aideieiでした。
aiさん、こんばんは
夏の大遠征、凄いなぁ
いろいろいらしている中で、宿六地元の米山へ、ようこそお越しいただきまして。
ここと八国山、そして宿六実家の近くの(刈羽)黒姫山を刈羽三山と言うらしいです。帰省して、柏崎に買い物に行く時、R252からずーっと見えるのです
宿六の通っていた高校は、春、一年生全員の米山登山があります。もちろん、雪解けをまって、ですが。あの蓮池夫妻も登っていたはずです(学年わりと近いです)
もちろん、校歌にも歌われています
ちびはさんざん眺めてますが、まだ登ってなくて
日帰りで十分ですが、上で泊まって日本海に沈む絶品夕日を見てみたい、と思います。あと、柏崎はラーメン屋が多い
三条の背脂とは違って、長岡系生姜醤油かな
ご来柏誠に有難うございました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する