御池岳 【5合目にて撤退 帰宅後反省】
yucon
- GPS
- 08:01
- 距離
- 1.7km
- 登り
- 286m
- 下り
- 284m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
五合目 〜 16:30コグルミ谷登山口
| 天候 | 曇り時々雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・コグルミ谷登山口までのアクセスは今回は勘弁してください。 ・積雪量は多いところで80cm、平均でも50cm程。 ・踏み跡なし、登山道も積雪のため不明瞭です。 ・当日の「コグルミ谷」は無理な積雪量でした。 |
写真
拍手
感想
冬の「御池岳」に行こう!計画していたところ、前日の<hirasuzuka>さんのレコに「撤退」の文字が…。
経験豊富な方でも無理なんだとあきらめれば良かったのですが 何を勘違いしたのか三重県側からなら何とかなるかも?と何も考えず三重県いなべ市へ向かいました。
三重県側の国道306号は麓の藤原町山口のゲートが封鎖されていました。
国道306号から鞍掛トンネルの間には林道が取付いていた事を思い出し林道の入り口を探しますが その林道入口も封鎖されていました。
ようやくコグルミ谷に到着したのは10:00頃。踏み跡はなく以前登ったときの記憶を辿りながら雪深い谷へ入って行きます。
次に踏出す一歩の雪の下は何があるのかわからない状況で 慎重に一歩一歩を進めて行きます。
時折、谷の上のほうから爆音のような音が聞こえたかと思うと すさまじい強さの突風が雪を舞い上げて吹き降りてきます。
「タテ谷」との分岐までに約1時間、通常の倍の時間がかかっています。さらに奥へと進むと積雪量もどんどん多くなって来ました。
ルートに悩んで立止まり少し谷側に重心を懸けたとたん 宙に浮いたような感覚になり一気に3m程滑落しました。幸い雪のクッションのおかげで全くの無傷でしたが骨折や歩行不能の事態になっていたらと思うとぞっとします。この時点で正午になっており本来なら撤退すべき時間であったと思います。
滑落後 登山道に戻るのが面倒になりそのまま谷底を歩きます。凍てつくを遥かに上回る寒さ、周りは雪で真っ白な世界、周囲の環境に影響されてか頭脳の働きが麻痺して冷静な判断力や思考能力が落ちて来ていたような気がします。
ふと我に返って時刻を確認すると午後2時を過ぎており慌てて下山をする始末でした。
登山口に下りたのが午後4時30分、車にたどり着いたのは午後6時を過ぎて辺りは真っ暗闇でした。
帰りの高速道路では関ヶ原インターから間違って名古屋方面の路線に入り仕方なく大垣インターまで行き引き帰すトラブルも発生。帰宅が予定より大幅に遅れました。
[今回の反省]
・雪山の経験がないのに単独でしかも他の登山者もいない山に入っている。
・正午の時点でピークは無理とわかっているのになぜそれから2時間も進み続けたか
・前日から当日の早朝にかけてさらに大雪が降っており気象情報でも警戒が必要としつこくらいに情報を提供があったのになぜ無視したか。
・結局、単独で行けるほど甘い雪の量ではありませんでした。
今回は上記のとおり反省ばかりです。自分が楽しめてこそですがそのために周囲の大切な人に心配や迷惑を懸けていては充実した山行とは言えません。
この山行は公表するか否か悩みましたが自分への戒めのために これからの充実した山行のために敢えてレコをアップしました。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
滑落して、怪我がなくて何よりでした。
僕が3年前に雪山を始めたときは、まず
『雪山体験ツアー』に参加して、長野県の八ヶ岳で
インストラクターにいろいろ教えてもらいました。
旅行会社のツアーを利用してみるのも
『手』だと思いました。
でも大半は、自分の身体と経験で学んでいくことだと
思います。
御池岳はこのあたりの雪山では、色んな面から
みて難易度が高い山だと思います。
挑戦されたお気持ちは、すごく立派だと
思います。
ただ、御池岳登頂は今後の目標として、もう少し
里に近く標高が低く雪が少なく危険が少ない山
で自信をつけてみられては？
湖北の山とか、養老山の軽い雪山ﾊｲｸあたり
がオススメです☆
お互いに楽しく上りましょうね
komakiさんコメントありがとうございます！
全くお恥ずかしい限りで、過去無雪期に2回登頂していたもので甘く見ていました
雪が積もった「コグルミ谷」は豹変しており そう簡単には前進させてくれませんでした。
逆にコースを知っているだけに「もう少しあそこまで」と撤退が遅れたのではと考えています。
おっしゃるとおりもう少し危険度の低い山で練習を積んでから 「雪のテーブルランド」に挑戦してみたいと思います
はじめまして。
私もこの日、御池に行こうかなと考えていたのですが、ひと月ぶりの休みで寝過ごしてしまい、家でゴロゴロしていました。
yuconさんの写真の雪の量を見て、やはり行けば良かったなと悔やんでいます。
無雪期の御池は人も多く手軽に登れる山ですが、冬になりいったん雪が積もると難易度、危険度、体力度は格段に高くなります。鈴鹿の雪山に慣れている方達でもテーブルランドにたどり着けないことはよくあります。yuconさんも反省点で挙げられていますが、初めての雪山、単独、気象条件を考えると御池は少しハードルが高かったのかなと思います。（初めてのコメントで手厳しい言葉すみません）
積雪期のテーブルランド、とてもいい場所ですよ。純白の雪原と樹氷、青空がそろった時など何時までもここに留まっていたい気持ちになります。また白い闇に覆われた雪原を彷徨っている時など恐怖と表裏一体の快感に包まれることもあります。ぜひ、経験と知識と体力をレベルアップしてチャレンジして下さい。
三重県側ですが積雪期のルートとしてよく歩かれているのが、木和田尾尾根−白瀬峠−天ヶ平と、国道−コグルミ右岸尾根−天ヶ平などがあります。
yuconさんの歩かれたコグルミ谷は無雪期は花の多い良い谷ですが、この時期ひとたび雪に覆われると、岩の間を踏み抜いたり谷の方にずり落ちたりと難しく危険になります。雪が締まるまでは谷筋は避けて尾根を歩くことを勧めます。大雪になれば一晩に１メートル以上積もることもあり全く前に進めない時もあります。降雪直後のラッセルが大変そうな時は谷の左手コグルミ右岸尾根をおすすめします。登山口手前の鉄はしごを登って行くか、コグルミ谷を２〜３００ｍ進んだ辺りの植林帯から尾根に取り付けます。しかし谷沿いより少しはましと言うだけで結構な急登があり大変です。登りはいいのですが、この尾根を下る場合、滝の多い犬返し谷に迷い込まないように注意が必要です。
白瀬峠越えはトレースのない場合、峠直下でもがく場合がありますが、後は天ヶ平までたいした高低差もなく進めます。雪庇には注意が必要です。
白瀬峠から真の谷へ直接下ると雪質により左右されますが、一番簡単にあがれるか、それとも雪とガチンコ勝負でもがき苦しむことになります。
私も登り初めは御池に向かうつもりです。
yuconさんも安全に良き山旅を。
滑落した瞬間「遭難」という言葉が頭をよぎったと思います。
本当に無事でなによりです。
鈴鹿北部の積雪は半端じゃないし、さらにこの日は悪天候の予報でしたので難易度はかなり高かったんでは？
俺は雪山は苦手なので登りませんが、yuconさんはレベルアップをしていってほしいです。
では、またどこかの山で...。
yuconさん
レポ拝見しました。やっぱり雪多いですよね。パーティを組めば進める坂も単独では体力、気力で挫けてしまいます
今年は２回雪の御池岳を目指しましたが、いづれもギブアップしてしまいました
年内にもう１回比良か鈴鹿に出かけようと思います。お互い安全登山を心がけましょう
大変詳しく教えていただきましてありがとうございます。
やはり天ヶ平（カタクリ峠）にいかに体力と時間を使わずに到達するかがポイントのようですね 今回その手前で敗退しましたが 素人目にも６合目まで行けば何とかなりそうな気がしておりました。
�狡垢づ瓦里呂靴喚瓩楼柄阿�ら気になっていましたが それを登るルートがあるとは知りませんでした。
この2〜3日で雪の御池岳の情報をネットからかなり集めましたが やはり敗退する方も多くて でも山頂に到達するととんでもなく素晴らしいところのようです。
益々行きたくなりましたが 山は逃げて行きませんので焦らずに心と体と計画を一層練って成功率を高めてから再度挑戦してみたいと思います。
お恥ずかしい限りです
冬山のシーズンに入って�犖翆啌扠瓩離譽海�なぜ無いのか？と思っていましたが よくわかりました。
滑落は体操選手の着地のようでした。本当に幸運だったと思います。
比較的雪の多い地方で生まれ育っているので根拠の無い自信がありましたが山の雪は全く違いました。後半は1時間に10ｍも進んでいなかったように思います。本当に雪の中でもがき苦しんでおりました。
真っ暗な国道を懐中電灯片手にトボトボと歩いて帰りながら反省だらけの一日でした。
私も実は12/23に多賀から下見に行っていました。その時は雪も降り始めで大君ヶ畑から少し積もっている程度で御池谷への入口を確認して引返しました。
12/24のhirasuzukaさんのレコを拝見するとどうも難しそうで翌日余計に雪が降ったにもかかわらず「三重県側からなら何とか」と勘違いしてわざわざ関ヶ原から東側へ回り込みましたが 登山口に到着するのに1時間半の時間と体力を費やしてしまいました。 コグルミ谷の標識を見た時は妙な達成感がありました
でも行って見たいですよね 真白な�牘�の平�甅爛椒織鵐屮銑甅狷�本庭園�瓠�
今シーズン中に再チャレンジできるようにこれから訓練を積んで行きます。
では また お会いできたらいいですね！
このコグルミルートの冬は何度行っても難しいルートですね｡
このコースでたどり着くには国道ゲートには雪がないくらいじゃないと難しいと思っています｡国道で疲れてしまいます｡
わたしもコグルミ日帰りは先行者がいたりトレースがないときはまず撤退してます｡
木和田尾が一番可能性があると思いますが奥ノ平での時間がほとんど無くなるのが難点ですね｡
yuconさん、こんばんは！
「とある山」とは御池岳のことでしたか
私も同じですが、自分のレベルを測る指標がない以上、行ってみなきゃ仕方ないですよね
ただ命はひとつしかない
そこで「今日はここまで」
よく「敗退」という言葉が使われますが、私は好きではありません。
誰かが私に勝って喜んでいるわけでもないのに
「ここまで」来ることができた経験の大きさと楽しさを感じれば充分ですよ
だから次回再訪するのは「リベンジ」ではありません。
前回残してきた「いいもの」をたくさん見つけに来たのですから戦う必要は感じません。
初心者にできることが限られている以上、いろんなところで怖さを感じながら状況に対応できるのかの判断
「ここまで」とストップをかけることは自分の責任ですから悔やむことはないと思います。
撤退に至った原因を理解
体育会系の登山者からは叱られそうな軟弱さ
なんだか押し付けがましい話になってごめんなさい。
年明けには比良の山を歩いてきます。
yuconさんもよいお年
はじめまして コメントありがとうございます！
本当に登山口までが長かったです。途中何度も雪で登山口を見落したのかなと振り返りました
私の場合�爛灰哀襯瀉��瓩靴�知らなかったもので…。
それと尾根と谷での雪の違いも解かっていませんでした。（いかに体力と時間を消費せずに尾根に上がるかが重要のようです。）大変 勉強になりました。
やはり初心者が単独一発で成功できるような簡単なことではないですね。 でもそれだけに「新たな目標ができた！」という感じです。
ありがとうございました。 いつか
私も同感です！
「敗退」…私も個人的には好きではありませんね。頂上を極めるのは各個人の目標であって 登る＝山頂ではないと考えます。
山腹や稜線歩きを目的にした山行がもっと堂々としてもいと思います。
そう考える中で今回の私のような初心者マイナーユーザーの途中挫折のレコにたくさんの方から拍手や貴重なアドバイス、励ましのコメントをいただけたことで改めて「ヤマレコっていいよなぁ…」と素直に喜んでしまいました。
私も文科系アルピニスト（笑）です。
登頂での達成感はありますが それだけで山に勝利し制覇、征服したというのは少し違うかなと思います。人間が�犲�然�瓩望〕�し征服できることが絶対不可能なことは3月11日に思い知っているはずです。
今回は寒さと真白な環境のせいか冷静な判断ができなかった様な気がします。正午から14時ぐらいまでの２時間の記憶があまりなく距離も進んでおらず、ふと我に返ると14時を過ぎており慌てて帰ったという感じです。そういう面でも�猊櫃記瓩魎兇犬泙靴拭�
お互い 安全登山を心掛けたいものです。
雪の御池岳に挑戦されたのですね。
レポを読んで「やはり雪山は難しい」と改めて思った次第です。
私の方はしばらく行ってはいませんがそのせいか、体重が増え気味です。
雪も少ない京都あたりであればと思いトレイル第３弾を計画中！
いちおうハイク用アイゼンも購入しました。
（少しずつ装備を整えていくつもりです。）
でもやはり安全第一ですね。
私も雪山再開後、まだ１年しか経ってませんので、えらそうなことは言えませんが、まずは入山者の多い登山ルート、藤原岳、綿向山、武奈ヶ岳辺りから始められたらいかがでしょうか。
目標の御池岳はそれらを経験してから検討されればと思います。
トレースの有無は体力面、読図の点からも大きく異なります。
そして、おっしゃるとおり登山口出発は7-8時台がベストと思われます。
お互い安全な登山をしていきましょう
あけまして おめでとうございます。
ただただ 白い奥の平が見たい一心で何も考えず、恐れず行ってしまいました
失敗してから いかに無謀であったかが良くわかりました。
本日も訓練（我流ですけど）をしております。もっと経験と知識、体力、技術を磨いて「白いテーブルランド」に再挑戦してみたいと思います。（無理はしませんけどね
あけまして おめでとうございます。
コメントをいただいたとおり大変無謀な山行でした
アドバイスいただいたように基本からと考え 武奈、藤原どころか本日は「賤ヶ岳」で練習登山をしてまいりました
湖北の低山ですが積雪はそこそこありそれなりに練習になったかと思います。登りながら先日の「御池岳」がいかに厳しい環境であったかが良くわかりました。
練習する山のレベルを徐々に上げて行き 自身も再挑戦できるようなレベルに上げて行きたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する