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Yamareco

記録ID: 1584256
全員に公開
ハイキング
アジア

キナバル山(マレーシア)

2018年08月31日(金) 〜 2018年09月01日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
26:27
距離
15.1km
登り
2,070m
下り
2,199m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:34
休憩
0:05
合計
4:39
距離 4.5km 登り 1,297m 下り 0m
8:45
38
スタート地点
9:23
9:24
24
9:48
9:49
134
12:03
12:04
25
12:56
12:57
21
13:18
13:19
5
13:24
2日目
山行
7:25
休憩
2:14
合計
9:39
距離 10.5km 登り 749m 下り 2,199m
1:34
25
2:38
2:39
57
3:36
53
4:29
5:21
23
5:44
23
6:07
6:09
22
6:48
6:49
2
6:51
8:05
3
8:08
11
8:19
8:20
18
8:38
8:39
12
10:03
20
10:23
10:24
41
11:12
1
11:13
ゴール地点
最初(スタートから15分くらい)GPSを入れ忘れてデータなし
天候 第1日目:晴れ、第2日目:曇り
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
飛行機
山小屋の確保と入山手続きの煩雑さから、ツアーに参加するのが一般的。
もちろんすべて自力で行うこともできますが、かえって高くついてしまうことも。
ツアーであれば当日朝もホテルまで迎えに来てくれます。
コース状況/
危険箇所等
登山道は十分によく整備されていて、危険個所はありませんでした。
途中に休憩小屋(水洗トイレ付)、山小屋(水洗トイレ、水シャワー、二段ベッド)、チェックポイント(有人)などあり、安心。
その他周辺情報 コタ・キナバルで前泊、後泊することがおすすめ。翌日は観光なども。
キナバル公園本部。
ここで入山手続きをします。
キナバル公園本部。
ここで入山手続きをします。
公園本部から見るキナバル山
あそこまで登るんかい!
公園本部から見るキナバル山
あそこまで登るんかい!
登山口ゲート
IDカードを見せて出発
IDカードを見せて出発
最初は熱帯雨林の中を進みます
最初は熱帯雨林の中を進みます
早くもウツボカズラ出現。
小指ほどの大きさで小さかった。
早くもウツボカズラ出現。
小指ほどの大きさで小さかった。
キナバル・バルサム
入山直後(下の方)に多く咲いていました。
キナバル・バルサム
入山直後(下の方)に多く咲いていました。
こんな感じで分かりやすい。
こんな感じで分かりやすい。
今回見つけた唯一のキノコ
今回見つけた唯一のキノコ
野生のラン。
目立たずひっそりと咲いていました。
野生のラン。
目立たずひっそりと咲いていました。
要所々々に標識。
これまた分かりやすい
要所々々に標識。
これまた分かりやすい
チェックポイント兼休憩所
ここで昼食
チェックポイント兼休憩所
ここで昼食
ウツボカズラ
中にたまった水で昆虫を溶かし栄養源にするらしいのだが、雨水が溜まっているようにしか見えず。
ウツボカズラ
中にたまった水で昆虫を溶かし栄養源にするらしいのだが、雨水が溜まっているようにしか見えず。
リンゴが2つくらい入りそうな大きさ。こんなに大きい必要があるのだろうか。カブトムシでも溶かすつもりか?
リンゴが2つくらい入りそうな大きさ。こんなに大きい必要があるのだろうか。カブトムシでも溶かすつもりか?
シャクナゲの仲間
シャクナゲの仲間
タンポポに似た花
タンポポに似た花
見たことのない赤い花
見たことのない赤い花
これもシャクナゲの仲間とのこと
これもシャクナゲの仲間とのこと
野生のラン。
これが一番大きかった
野生のラン。
これが一番大きかった
名前を聞いたけど忘れてしまった。。。残念
名前を聞いたけど忘れてしまった。。。残念
熱帯雨林を抜け、森林限界に近付いた感じ
熱帯雨林を抜け、森林限界に近付いた感じ
宿泊の山小屋
(ラバンラタ)
宿泊の山小屋
(ラバンラタ)
山小屋入口
二段ベッドの相部屋。
清潔なシーツの上に寝られることが嬉しい
二段ベッドの相部屋。
清潔なシーツの上に寝られることが嬉しい
2日目。未明に出発
2日目。未明に出発
最終チェックポイント。
もちろんここでもIDカード提示
最終チェックポイント。
もちろんここでもIDカード提示
3,800m。富士山を超えた。
3,800m。富士山を超えた。
登山道を示すロープに沿って進みます
登山道を示すロープに沿って進みます
山頂到着
日の出を待ちます
日の出を待ちます
雲が多い。出るか?
2
雲が多い。出るか?
これが精一杯。
明るくなって次第に景色が明らかに
1
明るくなって次第に景色が明らかに
一枚岩の荒涼とした世界
1
一枚岩の荒涼とした世界
人間が小さく見えます
1
人間が小さく見えます
雄大と言えば雄大
1
雄大と言えば雄大
岩以外に何もない。でも
2
岩以外に何もない。でも
田部井淳子氏が「まるで滑走路を盛り上げたよう」と表現したという風景
1
田部井淳子氏が「まるで滑走路を盛り上げたよう」と表現したという風景
ふもとまで見え始めました。
1
ふもとまで見え始めました。
ようやく草木の生えている場所へ戻ってきました
ようやく草木の生えている場所へ戻ってきました
雑巾を絞ったような木
雑巾を絞ったような木

感想

マレーシアの最高峰は標高なんと4,095m。東マレーシア・ボルネオ島の北端部に位置するキナバル山です。
キナバル登山は、コタ・キナバルが玄関口。キナバル山は世界自然遺産に登録されていることから入山者数を厳しく制限していて、登山は事前予約制。しかもガイド(お目付け役)を付けないと登らせてくれません。
登山当日朝、キナバル公園本部で入山手続きを済ませ、標高約1,800mの登山口から登り始めます。登山道の周りはうっそうと茂る熱帯雨林。眺望がない代わりに、小さく目立たない花をつけている野生のランやウツボカズラなどの食虫植物を探しながら高度を上げて行くのですが、どれもひっそりと生えているのでガイドに教えてもらわなければほとんど気付くことができませんでした。
やがて森林限界を超え、ハイマツに似た灌木帯になったあたりで山小屋に宿泊。翌朝の登頂に備え、初日は早めに休みます。
2日目は山頂でご来光を拝もうと未明(2:30)に山小屋を出発。登山道を示す白いロープとヘッドライトの明かりを頼りにゆっくり、ゆっくり登ります。逆に、次第に空気が薄くなってくるので、あまりガツガツとは登れません。(早く登れないのは空気が薄いせいではなく、年齢のせいかも。)
登山道自体はよく整備されており、4,000m超の高山にもかかわらず危険と感じられる箇所はありませんでした。ほぼ予定通り5時半ごろ(夜明け前)山頂に到着。周りの登山者たちと写真を撮りあい、登頂を喜びあいながら日の出を待ちます。あいにく当日は曇天だったものの、雲の切れ間から一瞬だけ太陽が顔を出してくれました。
登っていた時は暗くて分かりませんでしたが、山頂付近は一枚岩の特異な風景が広がっており、通常とは違う自然環境の中にいることを実感することができました。
熱帯雨林に始まり、花あり、食虫植物あり、荒涼とした岩の世界まで、変化に富んだ自然を堪能した2日間の山行でした。

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訪問者数:307人

コメント

貴重な情報
詳細でわかりやすく、そのままツアー情報になりそうなレポート。さすがです!
2018/9/17 20:34
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