記録ID: 158520
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ハイキング
塩見・赤石・聖
大谷嶺・八紘嶺
2010年05月01日(土) [日帰り]


- GPS
- 06:35
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,174m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
6:36駐車場-6:42大谷嶺登山口-7:54新窪乗越-8:34大谷嶺-9:16五色の頭-9:59八紘嶺10:09-11:38大谷嶺-12:14新窪乗越-13:11駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に無し。 |
写真
撮影機器:
感想
大谷崩は日本三大崩れの1つ。地元市内にそんな有名なところがと驚いたが、扇の要からの登山道ではそのダイナミックな崩れっぷりに圧倒された。
その様を幸田文は「崩れ」の中で次のように表現している。
「大谷嶺の山頂すぐ下のあたりから壊えて、崩れて、山腹から山麓にかけて、斜面いちめんの大面積に崩壊土砂がなだれている。崩壊は憚ることなく、その陽その風のもとに皮のむけ崩れた肌をさらして、凝然とこちら向きに静まっていた。無惨であり、畏怖があり、いうにいわれぬ悲愁感が沈殿していた」。
なんと表現豊かな・・・火星のようだとしか思わなかった自分が恥ずかしい。さらには、
「この崩れこの荒れは、いつかわが山河になっている。わが、というのは私のという心でもあり、いつのまにかわが棲む国土といった思いにもつながってきている。こんなことは今迄にないことだ。私は自分がどんなに小さく生き、狭く暮してきたか、そしてその小さく狭い故に、どうかこうか、いま老境にたどりつけたと、よくよく承知している。」
と自己分析までしている。やはり日本三大崩れともなると、ただ登るだけではいけないのだと反省してしまった。
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