なまはげの住む山へ・・・男鹿本山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 801m
- 下り
- 806m
コースタイム
天候 | 曇り後時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遊歩道ですので、危険個所はありません。 むしろ、海沿いを走る道路はカーブが連続して、凍結や強風などに要注意です。 |
写真
感想
男鹿半島では毎年大晦日の晩、重要無形文化財に指定されている「なまはげ」が各地域で行われる。この日に合わせた訳ではなく、クリスマス寒波がようやく収まったので、以前から考えていた男鹿本山に南の門前から向かった。
連日降り続く雪、29日は秋田市でも半日で23CMの降雪があって積雪は40cmを越え、30日は暴風雪警報が出て、大荒れの天気だった。ところが、今日はウソのような穏やかな天気に恵まれた。気温も零度を上回っているようで、歩き出してすぐに毛糸の帽子を脱いだ。
雪国秋田とはいえ、沿岸部と内陸部では積雪量がかなり違う。男鹿本山は冬でも登るチャンスの多い、秋田では貴重な山だと思う。それでも、本山付近では積雪は1mほどあり、ワカンでも膝ぐらいまで沈んだ。
コースは遊歩道として整備されており、初めて歩いたが迷う心配は無かった。ただ、毛無山の西面を辿るあたりでは、風の影響で雪面がルージュのコースのようにうねっていて、歩き辛かった。
昼食をとってこのまま引き返そうかとも考えたが、レーダーなどの人工物を見ただけで帰るのは少し悔しいなと思い、もう少し先へ進んでみた。車道に出て本山に向かうと、車道から10mほど右上に、朽ちかけた鳥居の柱のようなものが見える。道もあるようで、ここを登ることにした。標高差は100mもないだろう。だがなかなかの急斜面で登りごたえがあった。こんなところを自衛隊関係者に見つけられると、テロリストと間違えられそうだな(笑)・・などと思ったりしたが、ずっとダラダラとした遊歩道歩きだったので、膝を押し付けて足場を作る急斜面がうれしい。
本山山頂は自衛隊のレーダー基地だが、有刺鉄線のすぐ脇に古い神社が建っていた。赤神社奥宮だ。参拝して展望を楽しみ、下山を始めた。時間短縮のため、毛無山まで車道を歩き、そこから西側にある遊歩道に戻った。
各家々を回り、「泣ぐ子はいねが〜」「怠け者はいねが〜」と上がりこんで、山に連れ帰ると脅かすなまはげたち。だが、その山の上にはレーダーが林立し、彼らが住んでいる雰囲気は感じられない。sirotenguさんが先日歩かれた、北側の真山はなまはげが住んでいるような気配が残っているのだろうか。
家人には6時に戻ると約束していたので下山は急いだ。だが慣れないワカン歩行で足の付け根のあたりの筋肉が痛くなった。
夕日が海を照らす。今日は一日穏やかだった。新年はこんな穏やかな一年であってほしい・・そう願う。
コメント
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男鹿の方もお天気良かったんですね。
こんな穏やかな大晦日を迎えたのは久しぶりのような気がしますね。
僕は屋根の上の雪山で雪と格闘しておりましたよ
山から見る海は格別ですね〜
なまはげのトレースはなかったんでしょうか?
今年もどうぞよろしくお願いします。
屋根の上の雪山との格闘、お疲れ様〜
今シーズン、このペースで降られると昨年のような大雪になりそうですね・・
屋根の雪下ろしはある意味冬山以上の危険が伴います。屋根の上でアイゼンを付けるわけにはいきませんからネ
大晦日ですから、なまはげのトレース、期待していたんですが・・カモシカのトレースだけでした
こちらこそ、今年もよろしくお願いします
距離になりましたね。雪山だから時間も倍でしょうか。海抜ゼロから登るというのも潔くていいです。
ついでにバス利用か、車2台で男鹿半島縦断というのも面白そうですね。
いや〜、無雪期の倍どころか、一歩一歩なので3倍以上かかったのではないでしょうか。でも傾斜は緩やかです。先日のkiyoshiさんの泉ヶ岳のような「ラッセル」という感じはありません・・泉ヶ岳お疲れ様でした(コメントがドッと入っていたので 私は遠慮させてもらってましたよ)
本山の北側にある真山と、今回通った毛無山とを合わせて男鹿三山と言い、「お山かけ」と称して古くから修験者の道場として栄えたそうです。
でも男鹿半島縦断という発想は浮かびませんでしたよ
ところで、関東から戻られたのですか?
小さい人のご機嫌はいかがでしたか?
ミルクをいっぱい飲んで寝たり笑ったり泣いたり、それだけなんですが飽きませんね
先ほど戻りました。太平洋側は青空が見られそうなので、明日かあさって里山歩きをしようと思っています。秋田山形はずっと天気が悪そうですね。東北全部に青空が広がりますように!
私も穏やかな一年であることを望みます。
明日から秋田の両親が男鹿に宿泊するそうです。
仙台市内にもなまはげを拝める店がありますが、
いつか息子と一緒に男鹿の山に登ってなまはげを拝みたいと思います。
お正月はハタハタ寿司ですかあ。
ホントに、ちっちゃい人を見てると、何してても飽きないですよね。泣いても、こっちは笑顔になってしまいます。連れて外出すると、まったくの赤の他人からも笑顔で話しかけられたりして・・今は私もそんなオジサンですが 不思議な魅力を持った存在ですね。
日本海側の冬の天気はこんなものなので・・皆さん「いや〜降ったなヤ・・」とか言いながら、淡々と雪よせしています。でもたまに青空が見えると感激しますよ 3月頃に青空が広がって白い山々がずうっと見えたりすると、本当に感動します。必ずそういうご褒美がもらえる日が来るというのを、皆さんわかってますから
・・でも故郷に戻りたくても戻れない人たちのことを思うと、冬の日本海側も天国のようなものですよね。
kiyoshiさんの今年初登山はどこかな?楽しみです
yamaya7さんも、ハタハタ鮨好きなんですか? あれを軽く焼いてワサビ醤油を少しつけて食べるんですが、絶品ですよ 中学生の頃まで、冬の食事は毎日ハタハタでした。
本当はもう少し早い時期に男鹿に行って、獲れたてハタハタのしょっつるを食べたいなと思っていたのですが・・今シーズンの漁はほぼ終了したようです。
今回歩いたコースは、新緑の時期なんか子連れハイキングにいいと思いますよ。毛無山西側の海がよく見えるあたりまででも・・距離も適度にあるので、タフなyamaya7さんでも歩いた感は少しは味わえるのでは。
子供にとってなまはげ体験は相当怖いでしょうね。yamaya7さんも子供さんが親の言うことを聞かなくなったら、なまはげのところへ連れて行ったら・・
でも効き目は長くて1ヶ月ぐらいだそうです
kamadamさん、はじめまして。
大晦日に風情のある山。いいですね。なまはげはもちろんテレビでは見た事がありますが、男鹿本山という山の出身であることは初めて知りました。
訪れてみたい山がまた一つ増えました。
新しい記録を楽しみにしております。
pamir88さん、初めましてではないですよ〜
少なくても、私の方はpamir88さんのレコ、いつも拝見させていただいてます。kiyoshiさんからも、すごい人だよと伺っていました。
冬の岩手山や先日の岩木山、本格的な冬山ですね 拍手に「驚きの拍手」とか「大きな拍手」とかもあればなぁ・・などと 思ってました。
お嬢さんの合格祈願のために冬山へ登るなんて、誰でもできるものではありません。この親心は、いつまでもお嬢さんの中に大きな力となって生き続けるのではないでしょうか。
私の男鹿本山は・・写真のように山頂にレーダーがあって、風情は期待はずれでしたが・・北の真山の方が、深い杉林や神社など、なまはげの気配が感じられるようですよ 真山神社のそばには、なまはげ体験ができる観光客向けの資料館があって、結構楽しめます。
私にとっては、本山から見る寒風山の小ささが新鮮な発見でした。
男鹿半島は、海あり、温泉あり、水族館あり、火山地形あり、荒々しい海岸から見る夕日あり・・と色々楽しめます。ぜひ奥様とご一緒にお出かけください。
こちらこそ、pamir88さんのレコ、今後も楽しみにしております
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