安達太良山



- GPS
- 10:52
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 3:07
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 7:44
天候 | 1日目台風 2日目曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
1日目
台風の影響で暴風なのはわかっていた。しかしこれほどとは…晴れてるし、結構行けんじゃね?くらいのノリで行ったら、駐車場の地点で立っているのもままならない。車に小石がバチバチと。傷付くってば。どうやらロープウェイの上だか下だかの駅で瞬間風速50mを記録したと。
それでも結構な人がいて、みんな登山口に向かって歩きだしている。ここまで来ると、どこまで行けるかチャレンジせずには終われまい。
しかし、スキー場から樹林帯に入るまでがなかなか進まない。そんな暴風。樹林帯に入ると、木々は物凄いバサバサザワザワしているが、歩いている分にはなんてことはない。ここでまた、結構行けんじゃね?と。さらに高度を上げていくと、雲の中に入り、雨がパラパラ。さらに進むと木々が低くなり、開けてくる。木々のガードがなくなったところで暴風がモロに襲ってきた。これは無理かな、と思い始めた。下ってくる人達が結構いたが、途中で引き返して来たのだろうか。このまま進んでみるか、引き返すか。
本来は下山後一泊し、翌日8日の朝帰路に着く予定だったが、翌日はコンディションが良さそうなので急遽変更、翌日再アタックとして勢至平手前で本日は無念の撤退。
時間もあるし、せっかくなので遊歩道を歩いてみた。これが滝三昧で結構楽しかった。遊歩道にどんどん観光客が上がってくるな〜と思ったら、駐車場は凄い賑わい。ロープウェイが暴風で動いていないから、みんなこっちにきたのかな?早朝より大分マシだったが、それでもかなりの強風だった。奥岳の湯の露天風呂、かなり良かった!
2日目
早朝4:30頃。微風。ヘッドライトをつけて出発。あんなに進まなかった昨日が嘘のよう…。空がうっすら色づいてきた頃、昨日撤退した地点に到着。風はあるが、心地良い。道沿いの木々が良い具合に色づいているので、期待が高まる。分岐をくろがね小屋方面へ進むとくろがね小屋手前で鉄山の黄金色に染まった尾根が視界に広がる。丁度日が昇ってきて、尾根上部に掛かったガスをピンクに染め、黄金色の尾根がさらに濃く、オレンジに染まるのを暫く眺めていた。
くろがね小屋の軒先を借りて暫く休憩していると、風が強まってきて寒くなってきた。上部のガスは抜けそうにない…。くろがね小屋から少し登ると、篭山の赤く染まった尾根が見えてきた。鉄山は黄色、篭山は赤。大分植生が違うのかね?
登るにつれてどんどんガスが濃くなり、火口に出た途端、物凄い暴風!寒い!!ガスで火口が何も見えない!!!でも、今回紅葉以上に楽しみにしていたのが火口。是非とも見たい!火口の縁は暴風が吹き荒れていて、手が悴むほど寒かったが、2-3メートルも下がるとほぼ無風のところがあったので、行ったり来たりしながら30分以上は粘っただろうか。遂に晴れた!絶景!!いやー、粘って良かった。本当は鉄山まで行こうと思っていたが、ガスが晴れても相変わらずの強風で寒いし、何より急遽予定変更して登っているもんで、帰りの高速の渋滞が気になる。鉄山は断念して安達太良山へ。昨日暴風のなか強行してたら、火口の縁に立った途端、吹っ飛ばされて死んでたな、きっと。いや、そこまでたどり着かなかったか。
安達太良山山頂は既に結構な人で賑わっていた。乳首の上にもかなりの人…その後もロープウェイ組が続々到着。30分ほど休憩している間に、山頂標識の記念撮影待ちと乳首への登頂待ちの行列が…。凄いな安達太良山。
下山はロープウェイのある薬師岳方面へ降りたが、登ってくる人人人…スニーカーならまだよし、革靴でコンビニ袋を片手に登ってくる人など、通勤ラッシュの駅かよ。道が狭いので、普通ならすれ違いは登り優先だが、ここは道開けて待ってたらキリがない、というか、いつまでたっても下山できないので、もう無理矢理押し通った。とにかく行列で何百人も上がってくるので。ロープウェイの駅が近づくと木道になるので、杖をついたおばあちゃんなども現れるが、サンダルでポケットに手ぇ突っ込んで散歩してるおっさんには流石に驚いた。そういえば今年北岳の大樺沢左俣ルートを登っていたとき、ビシッとスーツに革靴、革の手提げ鞄というビジネススタイルで下山してくる人がいたな…。営業マンはたいへんだ。
そんなこんなでやっとこさ薬師岳展望台。ここもすんごい人人人…しかし、そこから安達太良山を見上げると見事な紅葉!真っ盛り!!いや〜ロープウェイでこの景色が見られるんなら、そりゃ〜こんだけの人も来るわ。でもロープウェイ組で登頂する人は、ロープウェイで並んで追い越しもできない行列でだらだら登って山頂標識で並んで乳首登頂で並んでまた登って来る行列を掻き分けながら行列で下ってロープウェイの行列に並んで…トイレに並んで時間帯によっては渋滞に巻き込まれて…最悪だな。
薬師岳展望台から下はさすがに静かな登山道だった。時折振り返って雄大な紅葉を眺めつつ、足早に下山。1日目の暴風、2日目火口でのガスなど、諦めれば何も見られなかったが、粘りに粘って最高の景色が見られた。まさに粘り勝ち。
帰りの高速から見えた安達太良山の先っちょはまさしく乳首だった(笑)
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