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Yamareco

記録ID: 1614541
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アルパインクライミング
六甲・摩耶・有馬

リベンジ成らず、返り討ち(/ω\) ガチの須磨アルプス

2018年10月13日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
2.9km
登り
180m
下り
220m

コースタイム

日帰り
山行
5:23
休憩
0:25
合計
5:48
12:47
28
スタート地点
13:15
13:25
52
崩壊岩取り付き地点
14:17
12:47
143
限界地点
15:10
15:20
24
馬ノ背
15:44
15:46
24
8m涸れ滝
16:10
16:13
52
もう一度涸れ滝💦
17:05
0
17:05
ゴール地点
天候 晴れ&曇り
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
神戸市営地下鉄 妙法寺駅
コース状況/
危険箇所等
〇2年前の須磨アルプスの崩壊ボロボロ支尾根のリベンジに向かいました。
●崩壊は更に酷くなっていて、返り討ちに遭いましたっ💦
〇谷を挟んでの縦走路には、なんとか飛び出ることができました。
〇このいで立ちで、縦走路を歩くのもなんですから(不審者?)
〇馬ノ背から転落したとの想定で、縦走路から崖へと懸垂下降しました。
●コレが地獄の始まりでした・・・( ゜Д゜)
その他周辺情報 妙法寺駅周辺のお店。
神戸市営地下鉄「妙法寺駅」上まで送ってもらい、この公園までリベンジに燃えてやってきましたっ。
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神戸市営地下鉄「妙法寺駅」上まで送ってもらい、この公園までリベンジに燃えてやってきましたっ。
このちょいと先は六甲山縦走路ですが、少し外れたココは、誰も居ません。
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このちょいと先は六甲山縦走路ですが、少し外れたココは、誰も居ません。
誰も来ないであろう、小さな谷へ降り立ちました。
誰も来ないであろう、小さな谷へ降り立ちました。
シダの藪が続きます。
シダの藪が続きます。
じゃーん! リベンジの崩壊岩壁です。もう、ぼろぼろです。ちょっと触れただけでも岩は脆くて、直に剥がれてしまいます。( ゜Д゜)
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じゃーん! リベンジの崩壊岩壁です。もう、ぼろぼろです。ちょっと触れただけでも岩は脆くて、直に剥がれてしまいます。( ゜Д゜)
なので、こいつ(出刃アイゼン)をぶち込みながら登る手以外はないですねぇ…。
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なので、こいつ(出刃アイゼン)をぶち込みながら登る手以外はないですねぇ…。
それと、ゴルジュハンマーを叩きつけますっ。でも、岩は、ほとんど砕け散ってしまいますが・・・
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それと、ゴルジュハンマーを叩きつけますっ。でも、岩は、ほとんど砕け散ってしまいますが・・・
ルート取り。しかし、2年前よりもボロボロな気がします。登れるのかなぁ?
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ルート取り。しかし、2年前よりもボロボロな気がします。登れるのかなぁ?
うーん。脆すぎますっ。おまけに逆層のココは、完全に堕ちますねー(/ω\)
しかたがありません、一旦退却します。降りるのも支点が取れないので、懸垂下降はできませんから、クライムダウンですっ💦💦💦
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うーん。脆すぎますっ。おまけに逆層のココは、完全に堕ちますねー(/ω\)
しかたがありません、一旦退却します。降りるのも支点が取れないので、懸垂下降はできませんから、クライムダウンですっ💦💦💦
こいつ(ブッシュ)を超えて、右の方に移動します。
こいつ(ブッシュ)を超えて、右の方に移動します。
うむむ。ココも結構岩が立っていて、ヤバイかっ・・・
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うむむ。ココも結構岩が立っていて、ヤバイかっ・・・
正面は無理そうなので、やや凹んでいる左を狙います。ホールドは、直に剥がれ、スタンスは足の力を入れると、一気に崩れ落ちて行きますっ。
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正面は無理そうなので、やや凹んでいる左を狙います。ホールドは、直に剥がれ、スタンスは足の力を入れると、一気に崩れ落ちて行きますっ。
須磨アルプスの一般道を歩くハイカーさんを望遠でゲット。ふぅ。道があるのと無いのでは、雲泥の差ですねっ。
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須磨アルプスの一般道を歩くハイカーさんを望遠でゲット。ふぅ。道があるのと無いのでは、雲泥の差ですねっ。
あのピークに、たくさんのハイカーさんたちが休んでいるのが見えました。かなり登って来ましたので、もう降りて引き返せない所? まで 来ちゃいましたっ💦
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あのピークに、たくさんのハイカーさんたちが休んでいるのが見えました。かなり登って来ましたので、もう降りて引き返せない所? まで 来ちゃいましたっ💦
このように、かなりの高さがある上に、ボロボロな岩場です。クライムダウンは絶対に不可能ですよ(/ω\)
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このように、かなりの高さがある上に、ボロボロな岩場です。クライムダウンは絶対に不可能ですよ(/ω\)
ハイカーさんがずっと 私の方を見ています。ちょいと動けない状態になっていますので、心配されているようです・・・。やはり詰りましたっ💦
はい、本人も心配ですっ。
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ハイカーさんがずっと 私の方を見ています。ちょいと動けない状態になっていますので、心配されているようです・・・。やはり詰りましたっ💦
はい、本人も心配ですっ。
支点の木もカムやナッツもぶっ飛んでしまう脆い岩。どうしても2mの岩を乗り越えることができません。左に堕ちても右に堕ちても・・・地獄行。

うん? よく見ると 小さな松に長いロープスリングが巻き付けられていますっ。
「えっ、私以外にも誰かが登ったのかっ????」
いいえ。2年前に私が残置していたモノでした…。
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支点の木もカムやナッツもぶっ飛んでしまう脆い岩。どうしても2mの岩を乗り越えることができません。左に堕ちても右に堕ちても・・・地獄行。

うん? よく見ると 小さな松に長いロープスリングが巻き付けられていますっ。
「えっ、私以外にも誰かが登ったのかっ????」
いいえ。2年前に私が残置していたモノでした…。
コレですよ。この青いスリングですっ。しかし、こんな小さな松しかアンカーにしかならないのですよー。「コレ」以上の懸垂下降の支点を得るのは、不可能な岩場です。仕方が無いので、また ココを懸垂下降することにしました。
「リベンジ」成らず! 結局、これ以上は無理ですぅ。
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コレですよ。この青いスリングですっ。しかし、こんな小さな松しかアンカーにしかならないのですよー。「コレ」以上の懸垂下降の支点を得るのは、不可能な岩場です。仕方が無いので、また ココを懸垂下降することにしました。
「リベンジ」成らず! 結局、これ以上は無理ですぅ。
支点(アンカー)の松を刺激しないように、そろりそろりの懸垂下降。
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支点(アンカー)の松を刺激しないように、そろりそろりの懸垂下降。
よしっ、安全地帯?まで、降りてきました。ここから、縦走路に這い上がるルート取りをしておきます。谷に降りてしまってからでは全体像が見えませんから。
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よしっ、安全地帯?まで、降りてきました。ここから、縦走路に這い上がるルート取りをしておきます。谷に降りてしまってからでは全体像が見えませんから。
ゴルジュハンマーは、打ち込んでも岩を砕くだけ。アイゼンの出刃は、何とか蹴り込むと刺さってくれますが・・・厳しいですっ。
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ゴルジュハンマーは、打ち込んでも岩を砕くだけ。アイゼンの出刃は、何とか蹴り込むと刺さってくれますが・・・厳しいですっ。
どうりゃぁああ! おっ、引っかかりました(^^)/ 縦走路に飛び出せそうですっ!
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どうりゃぁああ! おっ、引っかかりました(^^)/ 縦走路に飛び出せそうですっ!
ひぇー。やっと六甲縦走路に這い上がれました。そして、対岸のチャレンジしていた支尾根を見ます。赤の→は、登攀です。 黄色の↓は、クライムダウンです。
茶色の直線は、懸垂下降をした所です。
やっぱり、赤○の所が限界ですね。
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ひぇー。やっと六甲縦走路に這い上がれました。そして、対岸のチャレンジしていた支尾根を見ます。赤の→は、登攀です。 黄色の↓は、クライムダウンです。
茶色の直線は、懸垂下降をした所です。
やっぱり、赤○の所が限界ですね。
時間ばかり食って、やっとこそ 馬ノ背に到着。
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時間ばかり食って、やっとこそ 馬ノ背に到着。
海が見えています。このまま谷を南下しても 静かで良いコースなのですが、ロープが張られ「立ち入り禁止」になっていました。多分台風で崩壊があったのでしょうね。
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海が見えています。このまま谷を南下しても 静かで良いコースなのですが、ロープが張られ「立ち入り禁止」になっていました。多分台風で崩壊があったのでしょうね。
この、境界線ブロックをアンカーとして、この縦走路から足を滑らせたらどうなるのか? 懸垂下降をしながら検証してみることに・・・・
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この、境界線ブロックをアンカーとして、この縦走路から足を滑らせたらどうなるのか? 懸垂下降をしながら検証してみることに・・・・
ええっ!!💦💦💦💦
ロープが回収できません。右も左も引っ張ってみましたが、テンションがかかって、びくともしません・・・
縦走路を歩く方に大声で叫んで、ロープを下ろしてもらうようにお願いしましたっ💦。ありがとうございましたっ!と もう一度叫びました。
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ええっ!!💦💦💦💦
ロープが回収できません。右も左も引っ張ってみましたが、テンションがかかって、びくともしません・・・
縦走路を歩く方に大声で叫んで、ロープを下ろしてもらうようにお願いしましたっ💦。ありがとうございましたっ!と もう一度叫びました。
しかし、谷を降りていくと 乗り越えられなさそうなブッシュに阻まれてしまいました。
もし、須磨アルプスの縦走路から転落すると 命があるかないかは分かりませんが、とにかく、ココで絶対に止まると思います。
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しかし、谷を降りていくと 乗り越えられなさそうなブッシュに阻まれてしまいました。
もし、須磨アルプスの縦走路から転落すると 命があるかないかは分かりませんが、とにかく、ココで絶対に止まると思います。
何やらブッシュの先が切れているみたいです。
「これは・・・壁か、滝がある・・・しかも垂直なモノであろう・・・」
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何やらブッシュの先が切れているみたいです。
「これは・・・壁か、滝がある・・・しかも垂直なモノであろう・・・」
8m位の枯滝でしたっ。 ロープは余裕がありました。ほっ。
・・・
しかし・・・アレなのですよ・・・
この滝の上に、ゴルジュハンマーを 置き忘れているのに気づいたのです。
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8m位の枯滝でしたっ。 ロープは余裕がありました。ほっ。
・・・
しかし・・・アレなのですよ・・・
この滝の上に、ゴルジュハンマーを 置き忘れているのに気づいたのです。
左岸は崩壊大壁。右岸を大きく巻きながら、滝の上部へと舞い戻りますっ。
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左岸は崩壊大壁。右岸を大きく巻きながら、滝の上部へと舞い戻りますっ。
ほいっ、発見しましたっ(^^)/ でも、また懸垂するのは、ロープを出したりまとめたりするのが面倒なので、登って来た高巻を今度は、クライムダウンしますっ。
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ほいっ、発見しましたっ(^^)/ でも、また懸垂するのは、ロープを出したりまとめたりするのが面倒なので、登って来た高巻を今度は、クライムダウンしますっ。
それに、コレがあれば、ちょっとだけ安心してクライムダウンができます。
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それに、コレがあれば、ちょっとだけ安心してクライムダウンができます。
ふぅ・・・なんとか 諭吉さん(ゴルジュハンマーを)救助し、元の枯滝下まで降りて来ることができました。
めっちゃ、しんどかったです(/ω\)
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ふぅ・・・なんとか 諭吉さん(ゴルジュハンマーを)救助し、元の枯滝下まで降りて来ることができました。
めっちゃ、しんどかったです(/ω\)
ぎょえぇええー! このブッシュはとても抜けられません。跳ね返されました。
一難去ってまた一難・・・どうする?右も左も崩壊壁ですし・・・
身をかがめて頭から「ほふく前進」してみると、なんとか進めました。
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ぎょえぇええー! このブッシュはとても抜けられません。跳ね返されました。
一難去ってまた一難・・・どうする?右も左も崩壊壁ですし・・・
身をかがめて頭から「ほふく前進」してみると、なんとか進めました。
今度は、足先を突っ込んで あおむけで 抜け切りますっ💦 💦 💦
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今度は、足先を突っ込んで あおむけで 抜け切りますっ💦 💦 💦
次は、トンネル? もう、かんべんしてっ。
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次は、トンネル? もう、かんべんしてっ。
藪を抜け出して・・・広場にでました・・・セルフを撮ろうとしたら、コケマシタ。
ちょいと 限界ですっ。 ここで ちと 休みますっ。
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藪を抜け出して・・・広場にでました・・・セルフを撮ろうとしたら、コケマシタ。
ちょいと 限界ですっ。 ここで ちと 休みますっ。
マジの「道との遭遇」
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マジの「道との遭遇」
小滝を上から見て。。。
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小滝を上から見て。。。
やったぁ。公園に到着ですっ。
安堵感としんどさが入り混じった変な感覚で妙法寺駅まで、だらだらと 向かいました。

リベンジどころか 返り討ちに遭った心境ですっ(涙)💦
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やったぁ。公園に到着ですっ。
安堵感としんどさが入り混じった変な感覚で妙法寺駅まで、だらだらと 向かいました。

リベンジどころか 返り討ちに遭った心境ですっ(涙)💦

装備

個人装備
グローブ ゲイター ヘッドランプ 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング カム ナッツキー アッセンダー ハンマーバイル ハーネス ヘルメット ピトン

感想

この支尾根に這い上がるのは、どうしても上部2mの岩場が問題です。リベンジ成らず返り討ちっ💦

馬ノ背からの崖っぷち墜落コースは、藪が酷いです。藪の先はスパッと切れています(落差8m程の垂直涸れ滝)なので、気を付けてください。

このコースは、もう少し手前から樹林帯を抜けて、尾根越通しで行かないとムリですね・・・。(/ω\)
岩が固かったらこんなにも苦労しないのですが、本当に直に剥がれ堕ちる風化した花崗岩地帯です。

距離は短いですが、お腹いっぱいになっちゃった?コースでしたっ。

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