霊仙山(今畑基点:西南尾根→汗フキ峠)


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 789m
- 下り
- 783m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
だが、道幅狭く、対向車が着たら大変だと思った。 ところどころ雪は残っているのでスタッドレスは必須。 登山口手前の少し幅広になったスペースに駐車した。 先行のパーティがスコップでとめるところの雪をかいて下さった。(感謝) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■笹峠まで 雪は硬く歩きやすいのでノーアイゼン+ダブルストックで十分。 途中笹峠の手前から新雪が目立ち始める、トレースは数本あり。 ■笹峠〜近江展望台(西南尾根) 笹峠でスノーシュー装着。 西南尾根は尾根という感じではなかった。むしろ急な傾斜の壁のような山腹という感じ。 スノーシュー以外にもアイゼン・ピッケルの方もおられた。ひざ下までは雪に埋もれていた。 ■近江展望台〜霊仙山最高点 稜線がはっきりしてから、危険なほどではないが雪屁が現れてきた。ただ踏み抜いてもまだ笑える程度かな。 近江展望台を過ぎた次の小ピークから尾根が2つに分かれる感じになり、ルートを右に探す。コンパスと合わせてほぼ間違いないことを確認。 ここからトレースは格段に弱くなった。ただ地形が明瞭なのでまだ問題ない。 次第にガスと風雪が強くなる。先行者のトレースも消えかかっている状態。 というか、メガネが全体的に白く曇ってしまってトレースが良く見えない!メガネを外したら見えるのか?いや見えない。 地形図+コンパスで方向を固定して、目印を見つけそこまで歩くことを繰り返して距離を稼ぐ。 自分のトレースもしばらくしたら消えていく感じ 風下側が切れ落ちているような箇所もあるので、雪庇に一応注意をしながら歩いた。夏道を歩いたことがないので何ともいえないが、落葉樹が所々あるので、その根元付近を歩いていたら先ず間違いはないのではないかと思われる。 ■霊仙山最高点1094近く ピーク1036を過ぎると、下は所々露出した岩とカチカチの氷という状態に変わり、トレースも不明となる。 進路を北西に移し、風下側が崖。樹林帯との境を歩く。 最高点に近づくにつれ風が強くホワイトアウト状態となる。 岩や樹木など黒い色があればまだ分かるのだが、そのような目印がない所になると、本当に目前が真っ白でその中で目印となる白い何かを探す作業を行う。正直、目を凝らしても地形が上り下り以外よく分からない状態だった。 ■霊仙山山頂から GPS持ちの2人組みパーティと同行。 まっすぐ磁北に進路を取り、谷沿いの夏道登山道を目指した。 樹林帯で風も少なく、見通しも聞いた。 谷についてからは、登山道から離れ、谷沿いに下った。 地形も分かるので、不安なく降りれた。 |
写真
感想
冬の霊仙山はなめてはいけないことをガイドブックでは書いてあった。
が、そんなことも忘れていて、精神的な準備不足だった。
樹木などの目標物のないピーク近くでは、2,3歩先も見えない!!
尾根がしっかりしていればいいが、地形がなだらかになって急に不安感が出てきた。
去年6月の白山・阿弥陀が原で ある程度の霧を経験し、コンパスの使い方とその精度の凄さには、ある程度自信はついていたつもりだが、ここまでのホワイトアウトは初めて。
だが、なんとか、最高点までは!との思いで、到達することができた。
が、そこまでで気持ちが萎えた。
後からこられたGPSもちのパーティが折られたので、同行させていただいて山頂・汗フキ峠まで行けたが、とても一人では勇気が出なかった。
実際には山頂から少し降りると樹林帯の中に入り、20m位は視界がきくようになったのだが、やはり高価なGPSを持っていることの精神的強さを正直実感した。
下山後、調査してみると10万円位はかかると思っていたGPSも、iphoneアプリで使えそうなのがある。専用機と比べいろいろ不安な点はあるが、試してみる価値はありそう。
また一つ、楽しみが増えそうだ。
あと、今回はスノーシューデビュー!
今まではワカンだったが、ずいぶん楽な印象。
去年年末の比良山で、威力を見せ付けられて、昨日購入。
取り扱いも難しくなく、なかなか良かった。
ただ、深い雪ではそこそこ沈んだ。(荷物が重かったせいもあると思う)
急なのぼりでは、ずるっと滑った。。
最初、スノーシューを履いたまま、キックステップ気味に足場を鳴らして歩いていたが、やがて、スノーシューのかかと側のエッジをきかせて上るほうが楽なことに気づいた。
値段がちょっと高かったが、MSRのいい方を選んでよかったなー。と思った。
でも急な下りで深雪はやはり、スノーシューは採り回しが不便だった。
ヘッドの部分から雪に沈んで、滑っていく感じ。
この辺の外すタイミングの加減が、これからも難しいだろうと思う。
これからは、ワカンよりスノーシューの時代かな。
地図やコンパス(GPS?)を駆使することで、ピークに立てて、無事に帰ってこられた時の気分、ちょっとわかるような気がします。
天候や展望がなくても、不思議な満足感があったりして・・・
(昨年、(偶然道づれた登山者と)吹雪の伊吹山に行った時のことを勝手に思い出してしまいました。)
霊仙山ですか・・
チェックさせていただきます。
beingさん、
いや〜、
頭で分かっているのと、感情をコントロールするのとはまた違いますよね。
いったん不安に駆られると、そこから抜け出すにはそれ以上の強い確信と冷静な判断力、それを導き出す精神力が必要だと実感させられました。
あとから考えると、まだまだ余裕だったのだと考えられますが、まだまだ未熟なのだなぁと感じます。
成長するには、致命的でない失敗を繰り返してそこから何かをつかみ続けることですね!
やはり、山はいろんなことを学べる自分にとってはいいフィールドです!
今畑から雪のある内に霊仙山へ行く予定をしていましたが、廃村なので除雪がどうかなぁ?と心配していました。
道路の除雪情報ありがとうございました。
GPSは英語版ですがガーミンの一番安いタイプで2万円弱の物もあります。
これに、ヤマレコのGPSデータや、自分のログを落としてやると強い味方になってくれますよ。(カシミール3Dとの連携もバッチリです!)
電池も単三で普通の使い方なら一日十分持ちます。
しかしコンパスと地図があってのGPSですので私は地図とGPS両方持って行っています。
私もMSRのスノーシューの良いヤツ
syoikさん
除雪情報、参考になっていただいてうれしいです。
GPS情報ありがとうございます。
2万円でそこそこ使えるのですか。
いーですね。。。
でもまずはアイフォンでどこまで使えるかを試してみて限界が分かったら、本格的GPS専用機を検討してみます。
私の場合、GPS多用派じゃなくて、基本今まで同様、地図・コンパス、あくまで安心のために「いざ」という時の出動系で考えています。
ちょびちょび山行で試しつつ、機能アップを検討してみます。
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