雨飾山


- GPS
- 05:40
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
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感想
三連休でバイクで遠出か、北アルプスへでも行きたかったのですが、土曜日は脱穀、日曜日は息子が行きたがっていたきのこ展に駆り出されてしまったので、自由になる日は月曜日しか無くなってしまいました。
前日の天気予報は晴れだったので、一挙両得を狙って久々にバイクで登山で、紅葉が綺麗で有名な百名山雨飾山に行くことにした。
まだ星がきらめく時間に起き、空を眺めたのだが、空一面に雲が広がり晴れる気配は感じられない。こりゃダメだ…と思いふて寝するも寝付けず、どうしようかと迷っていると東の空から星の輝きが!!
いつの間にか晴れてんじゃん!
これなら何とか行けそうだと支度を整え、CBRに飛び乗った。
東と比べると西は晴れ間が少ないけど、この調子なら何とかなるでしょ。
走り出してコンビニに寄って軽く腹ごしらえと思ったところで財布を忘れたことに気付く。三連休の最終日とはいえかなりの入山者が見込まれる人気の山なので、戻ってしまうとタイムロスがかなりになものになってしまうことは間違いないので、昼食用にカップラーメンとサーモスに入れたお湯があるし、カロリーメイトとチョコを装備しているので朝ごはんにカップラーメンを食せばなんとかなるでしょう。
06:05 空が明るくなってきた。太陽は見えないが陽が昇ってきたようだ。
山々にはベールのような雲がかかっているが雨を降らすような雲ではないので天気も期待できるかも。
雨飾山の長野県側の登山口は雨飾高原キャンプ場からとなっている。
ここに至る道は格好のワインディング、アクセルで車体を左右に振りかえすにはちょうど良いRが続く。
路面状態は良いとは言えず、橋や継ぎ目が気になるのが、今日の登山装備は軽いのでそんなことは気にならない。
雨飾への最後のスノーシェード手前の橋で腰を浮かせながらギャップを通過した途端、「カコーン」と金属音が響き、背中が軽くなった。
慌ててバイクを路肩に止めて背中に目をやると、お湯を入れたサーモスの山専用ボトルの姿が無くなっていた…
金属音は1回だけ、道には無いも落ちていないので、どうやら川底に転落してしまったようだ。
しばらく探すも見える範囲には赤のボトルは影も形もない。
仕方なく探すのは諦めるが、戸隠登山で使っただけで今回が2回目の使用だったので、けっこう高かったので悔しくてしょうがない。
バイクで登山の時はパッキングには気を使っていたはずなのだが、調子に乗って飛ばし過ぎたのが原因だろう。
気を取り戻して先に進むが、標高を稼ぐにつれて晴れ間は全くなくなり、雨飾高原キャンプ場へ着いたころにはほぼ雲の中になってしまった。
既に車の駐車場は奥がいっぱいになっているのでかなり手前の駐車場に誘導されていましたが、バイクはそのまま進んでキャンプ場手前のスペースへ
06:42 パジェロが邪魔だが、本来なら5,6台くらい駐車できそう。
身支度は済んでいるし、食べものは食べなくても何とかなりそうだったので、家で作成してきた登山届を投函してそのまま登山口へ。
06:43 登山開始
車の数からいってかなりの人が入山している感じ
頂上までのコースタイムは4時間弱、さて頑張って歩きますか。
今日はここまで、続きは次回の「泥との戦い編」に
登山口からの眺望は全く無い状況での登山開始でしたが、山頂に立つ頃には晴れるだろうと言い聞かせて足を進めます。
06:47 登山口付近は低湿地、木道が整備されていて歩きやすくついスピードアップしてしまいますが、非常に滑りやすいので要注意(コケませんでしたがちょっと滑って焦りました)
06:48 山頂までの全行程は4,400m、400mごとに標識があるので非常に分かりやすいです。
06:49 足元は長雨でご覧通りドロドロ状態
初めは避けていましたが、端っこばかり歩いていると登山道が広がって環境破壊につながる恐れもあるので登山道のど真ん中の泥の中をバシャバシャ歩いています。
06:53 2/11の場所には携帯のトイレブースあり
07:02 平らな道を軽快に通り抜けてきましたが、ここに来てようやく登山道らしい坂道になる。
07:04 歩きやすいかと言えば泥と滑りやすい木の根が張り出していて、非常に歩きにくい登山道
07:18 さすがに紅葉シーズンの日曜日、登山道を進むにつれて人が多くなった。
07:21 歩き始めて30分強で4/11、傾斜が緩いので混んでいますが歩みは快調。
07:34 高度を稼ぐにつれて、木々の色は緑から黄色に。
07:42 足元の状況は相も変わらず泥だらけ、少しずつ体力を削られる。
07:44 ここからは少し下り、紅葉し始めた荒菅沢に向かう。
07:44 紅葉はまだ少し早く、陽の光も当たらないが、紅葉の素晴らしさを実感。
07:45 5/11の標識は見られませんでしたが、1時間で6/11まで登れれば上々です。
07:49 渋滞発生、初めは気が付かず、追い抜いて進んでしまったが、荒菅沢への下りで渋滞している。主な原因はバス等による団体客がまとまってゆっくりと下っているからのようだ。
07:53 荒菅沢には橋は無い。水場にもなっているので多くの人はここで休憩。おかげでこの先は人出がぐっと減って歩きやすくなった。
07:58 沢を過ぎると傾斜がぐっときつくなり、梯子が出現。
これがまた滑るのよ…
08:05 まばらだった人も進むにつれて多くなり、
08:07 7/11の看板
08:07 だんだんと険しくなるが、休憩することなく登り続ける。
08:17 稜線ぽいところに出ましたが眺望無しで、気分も下がり気味…
08:27 進んでも進んでも登山客は減らず、再び渋滞。
こんな天気でも紅葉シーズンは人気の山なんだなぁとつくづく実感する。
08:34 あと1,200mしかないのか、1,200mもあるのか…どっちだろう。
08:42 まだまだ先は長い。紅葉も見られず味気ない笹林を進み続ける。
紅葉も見られない味気ない笹林を進み続けると、
08:46 ようやく開けた登山道に出た。
08:47 ごつごつとした岩、いかにも登山してますっていう感覚にちょっとだけテンションアップ。
08:54 梯子、岩、梯子と登って行くと、
08:57 9/11に到達、あと800mじゃ!
09:01 稜線に出たら、また笹林。晴れていれば紅葉の山の眺めが楽しめるはずですが、
霧が晴れず足元の紅葉が精いっぱい。
09:02 笹平に到着。山頂までは40分か、まだ遠いな。
09:03 笹平の名のとおり、笹の中を行く。再び泥との格闘に難儀する。
09:06 あれが山頂かな?
09:07 雨飾温泉への分岐点
09:09 しばらく進むと、やった! 霧が晴れて青空が見える♪
泥との格闘で下がったテンションが再びアップ!
09:12 10/11、あと残り400m!
09:15 と思ったら、最後の最後で急登じゃないですか…
09:21 とにかく登ります。
09:30 とにかく登るとほどなく山頂へ
06:43から登り始めたので3時間かからず登れました。
コースタイムは4時間ジャストなので、いいペースで登れましたが、その分疲労度は多めでした。
天気が悪いにも関わらず山頂は大混雑、記念撮影の順番待ちしていたら、
この雨飾山で、百名山踏破した男性がみんなを集めて記念撮影。
写るつもりは無かったのだが、撮影待ちしていたので流れでそのまま一緒に撮影されてしまった。
09:36 その後、その男性に撮影してもらいました。
飲まず食わずで登ってきたので、とりあえず水とカロリーメイトで食事とします。
まあ、それだけでは当然足りないので、
チョコも投入して、何とか空腹を押さえることに成功。
09:54 このまま待って居ても、景色は楽しめそうにないので、双耳峰のもう一方の峰まで行って、下ることにします。
今10:05 頂上直下の急登は本来なら登り優先ですが、団体さんが押し寄せてきていたので、ガイドさんが融通を利かせてもらって一気に下らせてもらった。
10:08 10/11
10:22 9/11
10:32 下りは楽チン、斜めになった階段も平気平気。
10:40 8/11
10:56 一向に景色は晴れず
10:57 7/11
11:05 所々のある急登で行き違い待ちがたびたび発生、まだまだ午前中なので登ってくる人は多数あり。
11:08 荒菅沢、急な下りは無くなってきたので休みたいところだが、腹が減ってきたので休まず下る。
11:15 6/11
坂が緩くなったところで油断した。ぬかるみを避けるように岩の上をポンポンと下っていたのだが、滑って岩に尻を打ち付けた。
しかも1回では無く2回も…
いずれも角のある岩では無く丸い岩だったので、怪我をすることも無く厚い脂肪で割れる程度で済んだ
11:17 所々に紅葉している木々があるものの、いかんせんこの天気では映えはしない。
11:35 登り返すところも多少あるが、問題なし。
11:37 滑りやすい木道は素早く慎重に歩く。また尻を打つのは御免こうむる。
11:38 ブナ平
11:52 滑りやすい泥の道を下ります。
12:01 2/11
12:03 水に埋もれる木道を小走りで駆け抜け
12:06 1/11の脇も通り抜け、
12:09 登山口まで登り返し、
12:12 思ったよりずっと早く登山口に戻ってこれました。
登山口には水が豊富にあるので、泥だらけになった登山靴を洗い流し、お金がないので何も買えずに帰ります。
でもこの道沿いには、
寸志の温泉、雨飾高原露天風呂(小谷温泉)があるので、汗を洗い流す。
ここは撮影禁止なので写真は無し。
小谷村公式サイトから画像拝借
森の中の露天風呂は登山の汗と疲れを癒すにはもってこい。
雨飾山に登るのなら登山後には必ず立ち寄っていただきたい温泉です。
その後はコンビニに立ち寄り、お湯を分けてもらい、
謎肉をイヤッて言うくらい堪能。
ようやくすきっ腹が解消し、元気復活した。
わずか2回しか使っていないサーモス山専ボトルを無くしてしまったのは非常に悔やまれるし、紅葉も景色も楽しめず、尻だけ痛くなった登山は、足の裏の痛みと相まって何とも悔しいものになってしまった。
来シーズンにでも紅葉真っ盛りの絶景を見るために、リベンジするってもんかな。
終わり。
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