中西山

2017年05月20日(土) [日帰り]

• GPS: 04:54
• 距離: 11.0km
• 登り: 673m
• 下り: 673m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:43
• 合計: 4:55

距離 11.0km 登り 673m 下り 673m

6:44 スタート地点
7:23 7:24 奥裾花自然園
9:08 9:50 中西山
11:07 奥裾花自然園
11:39 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

装備

個人装備

ヘッドランプ 予備電池 1/25000地形図 ガイド地図 コンパス 笛 筆記具 保険証 飲料 ティッシュ 三角巾 バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 ストック 水筒 時計 非常食 ファーストエイドキット 医薬品 カメラ

感想

まみち

先週に引き続き山に行きたい週末
週末の天気は快晴予報だが、気温が30度越え。
あまり低い山だと暑すぎるし、かといって北アルプスはまだ雪深い。
適当が山が無いかと探しだした山が中西山だった。
場所は長野市の秘境、奥裾花にある。
奥裾花は水芭蕉の群生地でゴールデンウィークに開園したばかりだ。
奥裾花自然園は入園が有料ですが、早い時間に行っても通行止めになっているわけでは無いので早朝に車で入ることは可能。
6:50　マイナーな山域ですが、既に数台の車が停まっている。
トイレの脇にはこんな残雪
06:54　しばらくは林道歩き
06:57　雪崩か土砂崩れで曲がっているガードレール、恐ろしい威力だ。
07:02　ミズバショウは見ごろを迎えていた。
07:22　林道歩きが終わりここから自然園ですが、中西山への登山道は、
この脇の残雪の先から始まる。
07:25　すぐに登山道には残雪が現れた。
しばらく歩くと、
ミズバショウの群落と、
ブナの林
ここまで来ると完全に雪上歩き。
登山靴で登るのは今のところ不安は無いが、この先の急登は登れるかな…
雪上にあるわずかな足跡をたどりながら前に進む。
07:32　標識があるのはここまで。後は完全に足跡とわずかに見えるピンクテープが頼り。
07:33　貫録のあるブナの木
頼りにしている雪上の足跡、アイゼンの爪痕だとは思うが、ずっとこの足跡を見ているとクマの足跡に見えてくる。完全にクマの生息地なのに、クマ鈴を忘れてしまったのでどうか出ませんようにと願いながら登る。
08:01　いつの間にか新緑の森を抜けて、真っ青な空が見えてきた。
傾斜はきついがこの時点ではアイゼン無しでも余裕で登れる。
08:23　ぽっかりと空いた木の根の周りに綺麗な花。
08:30　森に先には乙妻山、高妻山、戸隠山
さすがにここまで登ってくるとアイゼン無しではちょっと辛い。
持ってきた軽アイゼン装着しますが、つま先とかかとに爪が無いので、ちょっと不安ですが無いよりはずっとまし。
直登とトラバースを上手く組み合わせ、休みながら登り続けていると、
08:39　藪の先に稜線らしきもの発見。
でも、このやぶが曲者。
全て雪の重みに谷側に向けてしなっているので下から登るには完全に突き刺さる角度。何度もかき分け、もがきながら藪を抜けると。
雪庇に出た。
その雪庇に登山靴を付き刺し、
08:43　ようやく稜線へ
ここから北進すると奥西山、堂津岳へ続く長い道のり。
おいらはここから南へ
08:49　しばらく歩くと完全に雪の無くなった夏道
08:53　再び雪道を歩き、
09:10　ようやく頂上らしき場所にたどり着きました。
北アルプス北部と、新潟県境の山々と北信五岳の一部が良く見えます。
そしてこの雪上でいつもの
カップスター、すきっ腹には最高です。
食後には再び、
素晴らしい景色の360度パノラマ
このまま勢いに乗って東山まで行ってしまおうかと思いましたが、午後は予定があるので我慢我慢。
山頂での景色は十分堪能したので、さて下りましょう。
下り始めて最初に気が付いたのは山頂の標識。
完全に雪の下かと思ってましたが、ちゃっかり露出していました。
しかも三角点付きでした。
雪山でやはり怖いのは下り。
09:50　登るときは何とも思っていなかった斜面ですが、軽アイゼンではやはり滑りやすい。
特に稜線から下った藪の熊笹が雪が乗ってよく滑ること。
3回ほど滑って、1回は顔から雪面に突っ込んでしまい、サングラスが壊れてしまった。
滑落するわけでは無いのですがやはり注意が必要です。
10:18　さてブナ林の斜面に降りてくると困ったのが道がよくわからないこと。
GPSマップで行きと同じルートを下ってきたのですが、このマゼランのGPSで困ることはたまに行きの経路が表示されなくなること。
今回も自然園の手前で表示が無くなってしまったのでちょっと道迷い。
10:35　沢に迷い込んでしまったり、
自然園でブナ林を楽しんでしたら、帰り道が分からなくなってプチ迷い。
同じようにスマホ片手で散策していたおばさんもおいらの後をついてきていて、実は迷っていたみたい。
ブナの林は素晴らしいけど残雪期は気を付けないといけませんね。
11:05　おかげで思ったより下るのが遅くなってしまいました。
林道からの景色は朝にも増して緑鮮やか
この時間ならバスが走っていますが、こんな景色の中を歩かないのは損。
30分かけて堪能しながら歩きます。
11:34　この時間ならお店が開いているので、
コーラでのどを潤します。
そしてCX-5で、
新緑の奥裾花を走り、
いつもの、いろは堂でおやき
野沢菜と切り干し大根を頼んだら、かぼちゃがおまけでついてきました。
中西山、マイナーな山で3人しかすれ違いませんでしたが、残雪のブナ林と山頂の眺めの良さでいい山でした。