戸隠山&高妻山 ☆計画になかった高妻山がこの日のクライマックスだった!☆
- GPS
- 09:40
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,888m
- 下り
- 1,881m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:39
天候 | 晴れ 稜線では南側からガス 一時小雨も |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装、区画線あり、トイレあり 朝5時30分到着、10数台駐められていた。 鏡湖周辺は路駐多数でした。 10月21日までは混雑緩和でシャトルバス運行等交通規制があったようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースの中で危険個所を上げるとすれば、戸隠神社奥社から登り西窟から始まる鎖場、特に胸突岩の長い鎖場などは岩の出っ張りを落ち着いて手掛かり足掛かりにして鎖も利用して登ればそれほど困難なものではないが、これは登山者それぞれの技量にもよるところ。 その後通過する蟻の塔渡り、剣の刃渡りは転落すれば命はないが、無理せず四つん這いも想定して越える、蟻の塔渡りに関しては巻道を利用するのもあり、剣の刃渡の最も尖鋭な区間は短いうえに左下に足場があるのでそれを使うなどすれば通過は困難ではない。 これらの区間は過去に滑落事故が起きているようなので登る本人が登るか否かも含めて慎重に判断するしかない。 その他遊歩道は省略するが・・・ 戸隠神社随神門から奥社までは見事な杉並木 奥社から登山道がスタート、登山ポストもある、急登から始まり紅葉や百間長屋など見どころ有り。 蟻の塔渡りなど楽しんだ後は眺望の良い八方睨、戸隠山を過ぎると普通の登山道のアップダウンが続き一不動避難小屋に至る。 一不動避難小屋は戸隠牧場からのルートとの合流点でここから下山可能。 その後樹林帯の中標高を上げ、六弥勒で戸隠牧場へ続く弥勒尾根との分岐、五地蔵山を過ぎ九勢至のピークの先から高妻山に向けた長い急登区間が始まる。岩場とやや滑りそうな湿った地面の道、途中にロープ設置区間有り、下りでは特に足元注意。 急登を登り切ると高妻山山頂が奥に見える稜線、折り重なった岩場を足場に注意しながら進む。 今回下山に使った六弥勒からの弥勒尾根は急坂、湿った地面は滑りやすいので足元注意、ロープ、鎖設置区間もあり。後半は枯葉の下の木の根が気になる、 表示に従って戸隠牧場内を通り、ささやきの小径で戸隠神社随神門に向かう。 牧場に立派な案内図はあるが、小径への入口で少し迷った。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
携帯予備バッテリー
|
---|
感想
この日の計画に高妻山はなかった。
戸隠山の頂で高妻山の姿を見たことがきっかけだった。
出発時点で天気は晴れ、しかし戸隠神社奥社から登り始めるころにはガスが湧きたちはじめ、稜線に出るころにはその南側はすべて白でおおわれて眺望は不良。
戸隠神社奥社からの登山道は急登で始まり、やがて覆いかぶさってくるような巨岩沿いの道、さらに岩場、鎖場が登場する。
眺望はあるに越したことはないが、この道自体が実に魅力的だ。
後半登場の垂直に近い岩場(壁?)は緊張感、スリル満載。
登り終わるのが惜しいくらいだった。
有名な蟻の塔渡り、剣の刃渡り落ちれば間違いなく命はない。
緊張感と慎重さを抜きには通過できない。
立って歩ける部分もあるが、尖鋭なナイフリッジの区間はさすがに立ち上がれない。
その西側に沿ってやや低い箇所に足場が確保できたりするので、その個所の形状等をみて最適な方法を判断する。
ここの区間は、必要以上に恐怖感を煽りたくないので表現が難しいところ。
実際歩いてみると、このスリリングな区間は実に短い。
事前に情報を入れてイメージをしっかり膨らませて臨んだので、膨らませすぎた期待とのギャップだと思う。
眺望があまりない中では、これらの楽しかった区間を通過してしまうと後は消化試合的に感じられてしまう。
蟻の塔渡り等を過ぎて八方睨のピーク、そこは本来なら360度の眺望を楽しめる場所。
しかし実際には西側半分ガスに覆われた戸隠山西岳、東にはこれから歩く稜線、そして北側も遠望は効かず、比較的近めの大きな山一座のみ。
しかし、北にあるこの大きな山が実に端正で美しく一目惚れした。
蟻の塔渡りの後、道を譲ってくださったガイドツアーの一行が追い付いてきたので山岳ガイド氏にお尋ねしたところ”高妻山”とのこと。
「高妻山、カッコいいですね〜」というと、「実にいい山だよ!」と応えてくださった。
この時に高妻山にはいつか登ろうと強く思った。
その後稜線を進み、一不動(いちふどう)に向かうあたりでは正面に高妻山の姿を望める箇所がある。
霧が一瞬晴れて見えたその姿は実に美しかった。
心に妄想が芽生えた。
一不動には高妻山まで150分の標識。(※山と高原地図では180分)
自分の足ならコースタイム倍率#?%&で何分などと暗算しながら妄想が膨らんだ。
さらに五地蔵山手前で道を譲ってくださった方は、戸隠牧場から来てこの後高妻山登るという。
妄想が計画に昇格した。
消化試合が、今回のクライマックス目指す山歩きに変わった!
五地蔵山を過ぎ目指す高妻山は堂々とした姿で実に美しい。
長い急登区間が続くが、登れることが嬉しく楽しくてしょうがない気持ちで足どりは順調。
急登を登り切ると山頂は岩が折り重なる稜線の先に見えてくる。
残念ながら遠くの山々には雲や霞がかかり北アルプスや頚城山塊の山の姿が確認できなかった。
戸隠山以外では黒姫山の手前にある御巣鷹山が時折雲の中から頂をのぞかせている程度。
自分の中では戸隠山でその姿に魅了された高妻山の山頂にいること自体に大きな満足を感じていた。
正直、眺望は二の次でよかった。
いつか眺望も含めて楽しむためにまた来ればよいと思った。
山頂でお会いした素敵なご夫婦とは楽しくお話しさせていただき、山頂での時間を楽しく過ごさせていただいた。
とても楽しい充実した山登りでした。
今回もまた、まとまりのない長文、ご覧いただきありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する