杓子・鹿留・倉見の3つの峰を繋ぐ破線ルート それにしてもすごい道だったなあ。


- GPS
- 08:29
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,391m
- 下り
- 1,741m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:20
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
当日行き 河口湖駅有料駐車場(1日500円)に車を置く 河口湖→(富士急)→富士山→(バス)→忍野八海BS 帰り 東桂→(富士急)→河口湖 |
コース状況/ 危険箇所等 |
杓子山から倉見山て前までは破線ルート 途中途中ルートファインディングは必要、赤テープも最低限のみ 数回ルートを逃し右往左往した。 倉見山から厄神社を越えて三つ峠駅に抜ける下山道が台風で崩壊中で通れず、急遽東桂駅に下山した。こちらの最後もルーファイが必要で、きれいに赤線にはならなかった。 |
その他周辺情報 | 河口湖駅食堂にて「富士吉田うどん」 やっぱりこれを食わにゃあ。 |
写真
感想
かつてからこの道については懸案事項でした。山梨百名山の杓子山に行くこと、都留市二十一秀峰の倉見山や鹿留山に行くこと。今回行った3つの山はできれば1回の山行で行きたかった山だ。
しかしながら、課題は杓子山と倉見山の間の(山と高原地図の)破線区間である。実際歩くと、テープは少ないため迷いやすく、土がフカフカ&木が多く跳ね返った木が無情にも私の体を打ち付ける。杓子山から向原峠までで2時間12分、向原峠から相定ヶ峰まで58分という3時間を超えるコースタイム、ここにどれだけ早く取り付けるか、そしてこの区間+ここ以前の区間でどれだけ時間を縮められるかが本日の肝であると思っていた・・・。
金曜日の夜に急な飲み会の誘い、職場の若者たちが定期的に行っている飲み会に当日「aiさん、たまには出てってくださいよ。」の誘い。本来は金曜日の夜間から移動している予定だったが、たまには職場の若人との飲み会も良いだろうと飲酒。当然夜に車を出すことはできずに、朝から車を出す・・・。そして、鮎沢PAで・・・急な眠気・・・3時間ほど眠ってしまったのだ。本当、なぜか車で寝るのは気持ちよい・・・。
結局この土曜日は、足和田山に行こうと思っていたが行けなかった。土曜日の記録はないのである。しかし、富士山駅・河口湖駅の駐車場の下見をしてきた。そして、河口湖近くに1日500円、駅施設の買い物について縛りがない駐車場を確認、日曜日はここを使おうと思ったのである。
河口湖近くの道の駅「かつやま」にて車中泊。その前に食料などを買い込んだイオン駐車場からきれいに見えている富士山を激写した。前日は日本シリーズ鑑賞もそこそこに20時前に就寝したのである。
朝一で河口湖駅近くの駐車場に車を入れて電車で一駅、富士山駅に向かう、ここで始発のバスを待つのだ。バスは色々出ているが今回は7:08発忍野八海経由御殿場駅行きを選択、忍野八海BSにてGPSを入れた。
忍野八海は富士山の伏流水がこんこんと湧き出ている泉たちである。その清水が池を作り、まさに「八海」とした景観を作っている。もちろん名水として飲むこともできるが朝早いこともありその手の観光施設は軒並みやっていなかった。
その後、忍野小学校、剣道大会をやっている忍野中学校を経由して林道を登っていくとまずは第一目標である鳥居地峠に到着する。ここには駐車場があり7台ほど駐車できるスペースがあるがどうやら最後の1台で埋まってしまったようだ。
そして、ヤマレコマップを見てみるとさらに上にも駐車場があるようである。林道を登ってゆくとバイクが2台上から降りてきた、もう登山が終わったのだろうか?とも、思いながら挨拶をした。
駐車場からはいよいよトレイルとなる。しかも、最初の高座山に登る斜面は急でロープが張っているような道だ。地面は土だが若干湿っており滑りやすそうだった。その途中で小学校3年生を含む家族を追い越すが、高座山の休憩ではご家族のほうが先に出立する。その後は、再び抜くことになるのだが、私が鹿留山までのピストンを終えて杓子山に戻ってきたときにベンチでランチの準備をしていたようだ。
結構なアップダウンと岩の道、岩に枯葉が積もっているとなかなか厳しいが、前の人を抜きながら杓子山にたどり着いた。途中で見たパラグライダーの出発に偶然に立ち会うこともでき良かった。結構大きいなあと思ったがそれを以外にも軽く扱いながら風に乗っているんだなあと感じた。風があればずっと降りてこなくても飛び続けられるのだそうだ。
杓子山は山梨百名山、都留市二十一秀峰として知られており、360℃の眺望が得られることでも知られている。今回は、富士山の下の方が見られないのみであとは眺望があった。その後はどうやら眺望がなくなったようだが・・・。
杓子山ではサブザックを出し、水500ml、トレーナー、携帯の充電池などを入れてメインザックは端のほうにデポした。そうして、鹿留山ピストンを試みたのである。
基本なだらかな道をアップダウンしてゆくが、目の前には高い峰が見えている。そう、鹿留山が本日の最高峰なのである。途中で右側に抜ける道があるがそちらに行くと石割山まで縦走できる。石割山にはすでに行ったことがあるので、今回は杓子山から倉見山のほうに抜けようと思った次第でもある。
鹿留山は特に何もないピークであった。山頂名標と三角点、全体の雰囲気を撮影してまた来た道を戻る。そんなこんなで50分ほどで杓子山に戻ってきた。山頂は非常ににぎやかでたくさんの人が集って昼食タイムとなっていた。杓子山までの道でそんなに人を追い越したわけではないのにいったいどこからこんなに登っているのか?と疑問だった。
コッペパンを一つ頬張り、アクエリアスで喉の奥に流し込む。そして、その後私は倉見山に向かう山と高原地図の破線区間に跳び出したのである。
倉見山まではコースタイムは3時間半、向原峠までで2時間12分、それから相定ヶ峰まで58分、そこから倉見山まで16分である。それを1時間54分、20分、11分で歩いた。一番最初の区間が一番厳しくて、赤テープもちらほらしかないし、急な下りも多いし、支尾根に入る道も多く、数回戻ったりルーファイを繰り返した。
また、倒木も多く整備はあまりされていないようだ、そして木をかき分けて歩くようなところが結構ありその度にしなった木が腕や顔にぶつかる。両手は細かい傷だらけにもなってしまった。基本はストックを使うが、木や岩をつかむ場面も結構多い、頭をフル回転させながらなんとか道を探しながら下ってきたのだ。
向原峠まで下ればほぼ安全圏、あとは広尾根の登りだけである。広尾根を登りきったところが相定ヶ峰、ここでちょっと長めの休憩を取った、アクエリアスを結構飲み、残りは約1.2リットルとなった。そして、ここからは実線ルートである、倉見山にようやくたどり着いた。ここでもじっくりと息を取った。
実は本日、都留市二十一秀峰は3座登っている。杓子山、鹿留山、倉見山である。これで19峰となった。残りはあと2つ、鶴ヶ鳥屋山、文台山である。これらはいつ行こうかな・・・と・・・。
さあ、予定ではあとは三つ峠駅まで下るのみだ。しかしながら分岐に「三つ峠方面は道路崩壊で下れない・・・」と書いてあった。仕方がないのでさらに進むこととする、山と高原地図実線ルートを着実に標高を下げていくのだ。三つ峠駅ではなくて目標を東桂駅と変えた、そこに至ると道路には、かつて御正体山から三つ峠駅に下った赤線があるはずだ、その道にたどり着ければ赤線がドッキングする。そこに向かってゆくのだ・・・。
しかしそうは問屋が卸さない、最後の最後でバリ道のように縦横無尽と歩かれた後を見て愕然としたのだ。もう目の前が民家だ、でもどうやって私有地に侵入せずに公道にたどり着くか・・・。目で見たもの、GPSで見たものを合成しながら考えてゆくのだ。そして、何とか公道に下山した。山と高原地図通りのルートではなかったが下山できたのである。あとは、東桂駅まで歩くのみだ。
舗装道路を歩くと、川っぺりを歩く。ここを越えたら自宅からの赤線と繋がるのだ。そう、見覚えのある風景、かつてここに来たことがあるし地図上では自宅から赤線で繋がっているのだ。そういうことを感慨深く感じながら舗装道を東桂駅に向けて歩く。道路にたどり着いた赤線と自宅からの赤線が接合されたようだ。でも、これは実際に地図上に現れないと見られないものでもあるのですが・・・。
あとは東桂駅までである、これはすべて舗装道路ですので・・・。
しかし困ったのが河口湖行の列車である。1時間近く電車が来ない・・・自動販売機でココアを買い、食べられなかったコッペパンを頬張る。ハンガーノックが起きているのか体全体が寒くて仕方がない。コッペパンが中から体を温め、暖房は外から体を温める。
そうしてやってきた電車に揺られながら河口湖駅へ・・・ぜひ吉田うどんを食べようと思い、スタンドに向かった。結構本格的なうどんが食べられるんだなあと驚いた。その本格的なうどんで体を温めたあと、河口湖駅に駐車していたai車に乗り、21時ごろ帰宅した。高速道路はどこも渋滞・・・中央道は大月から30km渋滞、東名道は御殿場から45km渋滞だったそうだ。
道志道は使えないが、他にもショートカットできる道があるので、交通状況で選択できる道なのだ。
今回は、山梨百名山1座、都留市21秀峰3座となかなか稼ぐことができたと思う。大量の筋肉痛と疲労感、そして満足感に満たされた日曜日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
aiさん、こんばんは
この夏はおらおとさん(宿六)の地元山、米山によう来て下されました、だんだんど−も君
ちりめん隊の(ていうか、センブリ師匠niiniさんの)得意山、高座杓子に、その先の鹿留に、さらには倉見山から富士急の駅まで
忍野中〜鳥居地峠〜高座杓子の道は初めてだったのでしょうか?赤土つるつるの激坂を、たまに下っている方がいます。凄いですね〜 ちびなら絶対ごめんです
このつるつる地帯には、我々の愛するムラサキセンブリが生息しています
バリで冒険&赤線接続 お疲れさまでした。無事帰還で何より…筋肉痛はもう、大丈夫かしら
andy846さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
紫千振については全く気付かなかったですね。途中の破線が気になって「いかにそこにたどり着く時刻を早くするか」「いかに早く通過するか」ばっかり考えていたように思います。
他にも撮影していない花もあります。多くはボロボロになっている花、ナデシコのたぐい、マツムシソウなどもあまりにボロボロで撮影しませんでした。また、花の時期にここを訪れることがあるのかな?と思いますが、その機会があれば花を中心に見たいと思っています。
また、A作戦などでお会いしましょう。
aideieiでした。
aiさん
前日aiさんが河口湖周辺をウロウロいているころ、その辺りを歩いていました。
目立つai車は見かけていないので、すれ違ってはいないと思います。
杓子山から倉見山、よく歩かれましたね。この区間は歩いていないので、参考にさせてもらいます。
文台山、私も登っていないので、ぜひ一緒に行きましょう。
hamburg
HBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
金曜日に飲み会が急に入ったがために、土曜日は下見のみで終わりました。今となってはそれも良いかと思っています。
杓子山から、倉見山の破線ルート、本来ならば倉見山からの昇りで使った方が安全と思われます。赤テープがそれを前提につけられているような気がするのです。杓子山から下ってゆくと、支尾根や谷に誘導されていくような錯覚を受けます、、「おかしい!」と思いGPSを確かめると確かにみんなの赤線とずれている・・・どうやって復帰しようかまた考える・・・これを数回行いました。
krkdxさんの過去記録はここを登っています、subaru5272さんもここを登っています、登りで使うか下りで使うか、もう少し検討が必要な気がしました。
aideieiでした。
実は僕も狙ってたお山なんです
三つ峠に降りるつもりだったので、通行止め情報
やっぱり、登りがいいんですね、参考になりました
cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
三つ峠に下る道は本当に予定外でした。
破線区間は、広尾根、赤テープ少なく歩いた跡がそこら中についています。しかし、その中に道を外れてしまうふみ跡も多く、復帰しようと踏ん張ったんだろうなあという足跡も結構ありました。GPS必須と感じました。
ここを歩かれる快速記録を待っています。
aideieiでした。
aiさん 富士山見えて🗻良い道ですが、ルートファン難しいそうですね😵怖がりにはソロでは難しそうですね
忍野八海アド街で、この前やっていて、久し振りに行きたくなってます
でわ、、また、、
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
できれば、違うGPSソフトを持っている人2人以上で歩くのが良いと思います。もしくは、事前にートを登録しておいて底を外れるとアラームが鳴るようなソフトがあるとよいと思いました。
忍野八海、朝7時台でしたが結構混んでいましたよ。また、宿で食事中の人たちも多くてこれから混むのでしょうね。
aideieiでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する