東海遠征(養老山地縦走,寺山観音ルート(バリエーション),一部通行不能)
- GPS
- 10:15
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:14
※前々回の山行(2017年2月16日)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1066633.html 及び前回の山行(2018年4月17日)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1430437.htmlも併せて参照ください。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(1) 登山前日 自宅 → JR新宿駅 → 【中央線】 → JR東京駅 → 【東海道新幹線】 → JR名古屋駅 → 【関西線】 → JR桑名駅 → 【養老鉄道】 → 美濃高田駅 → 宿泊地(泊) (2) 登山当日 宿泊地 → 美濃高田駅 →【養老鉄道】 → 養老駅 → 【徒歩約40分】 → 登山口 帰り: 美濃高田駅 → 【養老鉄道】 → JR大垣駅 → 【東海道線】 → JR醒ヶ井駅(観光) → JR米原駅 → 【東海道新幹線】 → JR小田原駅 → 【小田急ロマンスカー】 → 新宿駅 → 自宅 ※補足 ・行きは,JR桑名駅前の餃子屋に行くために,遠回りで宿泊地に向かった。通常であれば,名古屋から大垣経由で養老に入る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1 養老の滝までは,緩やかな登り坂。養老の滝上駐車場から登山口に至り,登山口からは地味な登り坂。道幅が狭いので,笹原峠まで,あまり休憩する場所がない。 2 小倉山から養老山までは,軽いアップダウン。養老山は,作業路が紛らわしく,山頂へのルートが若干見つけづらい。 3 養老山から南への縦走路は,細かいアップダウンが続くが,歩きやすい舗装路である。トレラン向けであろう。ただ,倒木が目立ち,くぐりながらの歩行であった。 4 川原越手前の寺山観音ルート(仮称)は,倒木だらけの歩き難い道。道型はしっかりしており,テープもあるので,道迷いの心配はあまりない。 5 寺山観音手前からの国土地理院地図(地形図)破線路は,通行不能。自粛されたい。 6 寺山観音正面から続く道は,明瞭。道なりに進み,下山できる。道標の養老駅方面に進まない方が良い。 |
写真
装備
MYアイテム |
ハッシー
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
|
感想
1 序
今回は,岐阜県南部にある養老山地への遠征山行をした。特に,養老山から延びる縦走路及びその途中地点からの下山をメインとした。養老山地の遠征山行は,今回で3回目である。
2017年2月16日(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1066633.html)及び
2018年4月17日(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1430437.html)
各記録を参照されたい。そして,今回は,前回に続き,大阪から来てくれた同伴者と山行を共にした。
今回の山行では,登山道において,4組と出会った。行楽シーズンでもあり,養老山以降も割と人がいた。
2 養老の滝から養老山まで
さて,山行の感想であるが,最初の養老の滝から養老山までは,大変よく整備された登山道である。三方山までの登りは,地味でやや辛いものの,登ってしまえば,後は,細かいアップダウンがあるのみである。徐々に濃尾平野が見渡せる。小倉山付近は,感動的な展望に恵まれた。東に濃尾平野・名古屋のビル群と恵那山,御嶽山など。西に滋賀の霊仙山やわずかに琵琶湖も。この絶景は,遠方から来ても甲斐のある景色である。ここにある東屋で食事休憩とした。
養老山は,一等三角点があるほか景色はなく,通り過ぎるのみである。
ここでは,1組の登山者とすれ違い,会話をした。
3 養老山からの縦走
養老山からは,今回のメインとなる縦走路である。予定では,川原越まで行き,川原越から東海自然歩道で下山しようと考えていたが,後述するとおり,その手前の無名の尾根から寺山観音に向かって下山した。
縦走路は,階段による細かいアップダウンがあるものの,よく整備されており歩き易い。広葉樹にも恵まれ,清々しい。ただ,前々回の縦走と異なり,倒木が多く,何度か倒木をくぐりながら歩いた。
ここで数組のハイカーと出会った。そのうち1組の老夫婦は,多芸ノ台からの尾根で下山するとのこと。前々回,ラッセルした尾根である。中々渋いルート選択である。
しばらく歩くと,その多芸ノ台に到着。標識はない。展望に恵まれた広場である。老夫婦は,休むことなくその尾根に消えて行った。我々は,小休止して次に進む。
黙々と縦走路を進むと,正面に避難小屋が見てきた。津屋避難小屋である。小屋は,立派な造りであり,内部も整理されておりきれいである。日陰であるが,風がない分,暖かい。小屋に備え付けの来訪者用ノートがあったので,記載した。ヤマレコユーザーネーム「eclat」を書いておいた。今度は,この避難小屋に泊まってみたい。
さらに先に進むと,地形図708m地点(ベンチがある。)付近に手製看板がある。「美濃津屋駅近道1時間30分 寺山観音から駅 安全」と書かれてる。やや古びているので半信半疑だったが,地形図を見ると,明瞭な尾根(途中,尾根の分岐がある。)であることから,予定していた川原越から東海自然歩道で下山することをやめて,このルートで下山することを決めた。
4 下山路
概ねくぼんだ地形の場所を歩いていく。テープは頻出しており,道迷いの心配はない。ただ,倒木や枯れ枝が落ちており,大変歩き難い。近道というには,スピードが上がらない。560.6m三角点は巻くように道が付いていたが,敢えて,三角点に立ち寄った。その後進路を北東に,その後南東に変える。等間隔にテープが付いているものの,このような進路変更があることから,地形図読みはしておいた方が良い。
しばらく南東に下ると,立派な建物の寺山観音がある。寺山観音前は,ベンチがあり,濃尾平野をゆっくり見渡せる。近所の人の散策路なのだろうかと思った。
さて,私は,寺山観音から地形図破線路をつたって下山する選択をした。寺山観音手前にもそのような進路を示す手製標識があったのである(後で検証すると奥の院を示す標識のよう)。この破線路は,谷沿いを下るものである。嫌な予感はしたが,テープが付いている。踏み跡がほぼ消えたがれ道を慎重に下っていく。すると,完全に踏み跡のない山腹(片側は谷底)を木につかまりながら進む。テープはあった。その後,シリセードで谷底の方に下りて,谷筋を歩く。ここまでテープがあり,その先は,7mくらいの崖となっており,テープは見つからない。困った。私は,ここで,通行不能を宣言し,引き返しの判断をした。引き返しは,難航し,シリセードで強引に下りた斜面を両手両足でよじ登り,その後,寺山観音の方まで直登した。
寺山観音に戻ると,何と正面から整備された道が出ていた。破線路は,今や通行不能の道であり,地形図に載せるべきではないのである。
その後,道なりに下山を続け,養老駅との道標も通過。なぜか,下山先に向かって「川原越」と行先を示す道標があるが,下っているので,これは気にしない。しばらくすると,車道に出て美濃津屋駅を示す道標がある。駅まで1.2kmである。
一安心して駅まで歩みを進めた。
5 余談
山行翌日は,同伴者について,滋賀県の醒ヶ井というところにある中山道を観光した。絶滅天然危惧種のハリヨが生息する小川があるなど自然に恵まれていた。
今回は,遭難の危険があったが,充実した山行であった。
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