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Yamareco

記録ID: 1635849
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

東海遠征(養老山地縦走,寺山観音ルート(バリエーション),一部通行不能)

2018年11月01日(木) [日帰り]
 - 拍手
ハッシー その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:15
距離
15.7km
登り
1,126m
下り
1,117m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:14
休憩
2:00
合計
10:14
6:16
33
6:49
7:04
7
7:11
7:14
8
7:22
7:23
80
8:43
8:52
8
9:00
9:06
14
9:20
9:36
24
10:00
10:05
43
10:48
11:02
17
11:19
11:45
135
14:00
14:15
0
14:15
14:25
0
国土地理院破線路
14:25
14:25
60
通行不能地点
15:25
15:25
65
寺山観音
 ※足にハンディのある同伴者フォロー,通行不能地点からの引き返しのため,ペースが上がらず,かなりコースタイムを要している。順調な通行であれば,このコースタイムの3割減で足りると思われる。 
 ※前々回の山行(2017年2月16日)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1066633.html 及び前回の山行(2018年4月17日)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1430437.htmlも併せて参照ください。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
 行き:
 (1) 登山前日
 自宅 → JR新宿駅 → 【中央線】 → JR東京駅 → 【東海道新幹線】 → JR名古屋駅 → 【関西線】 → JR桑名駅 → 【養老鉄道】 → 美濃高田駅 → 宿泊地(泊)
 (2) 登山当日
 宿泊地 → 美濃高田駅 →【養老鉄道】 → 養老駅 → 【徒歩約40分】 → 登山口

 帰り:
 美濃高田駅 → 【養老鉄道】 → JR大垣駅 → 【東海道線】 → JR醒ヶ井駅(観光) → JR米原駅 → 【東海道新幹線】 → JR小田原駅 → 【小田急ロマンスカー】 → 新宿駅 → 自宅

 ※補足
 ・行きは,JR桑名駅前の餃子屋に行くために,遠回りで宿泊地に向かった。通常であれば,名古屋から大垣経由で養老に入る。
コース状況/
危険箇所等
 1 養老の滝までは,緩やかな登り坂。養老の滝上駐車場から登山口に至り,登山口からは地味な登り坂。道幅が狭いので,笹原峠まで,あまり休憩する場所がない。
 2 小倉山から養老山までは,軽いアップダウン。養老山は,作業路が紛らわしく,山頂へのルートが若干見つけづらい。
 3 養老山から南への縦走路は,細かいアップダウンが続くが,歩きやすい舗装路である。トレラン向けであろう。ただ,倒木が目立ち,くぐりながらの歩行であった。
 4 川原越手前の寺山観音ルート(仮称)は,倒木だらけの歩き難い道。道型はしっかりしており,テープもあるので,道迷いの心配はあまりない。
 5 寺山観音手前からの国土地理院地図(地形図)破線路は,通行不能。自粛されたい。
 6 寺山観音正面から続く道は,明瞭。道なりに進み,下山できる。道標の養老駅方面に進まない方が良い。
東京駅。これから遠征の始まり。
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東京駅。これから遠征の始まり。
東京駅。これから遠征の始まり。
2
東京駅。これから遠征の始まり。
新幹線車内
西丹沢方面
富士山は雲に隠れている。
1
富士山は雲に隠れている。
名古屋駅着
桑名駅着
【桑名】地元で有名な餃子屋
4
【桑名】地元で有名な餃子屋
【桑名】大変美味しい。小ぶりで食べやすい。
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【桑名】大変美味しい。小ぶりで食べやすい。
【養老】山のふもとにある,養老サイダー。日本最初のサイダーとのこと。
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【養老】山のふもとにある,養老サイダー。日本最初のサイダーとのこと。
【養老】山行初日。朝焼け。
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【養老】山行初日。朝焼け。
起点の養老駅
これから登る養老山地。
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これから登る養老山地。
名瀑「養老の滝」
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名瀑「養老の滝」
名瀑「養老の滝」
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名瀑「養老の滝」
名瀑「養老の滝」の横にある小さな滝。
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名瀑「養老の滝」の横にある小さな滝。
滝の上駐車場。ここで登山届を提出できる。
2
滝の上駐車場。ここで登山届を提出できる。
うろこ雲が広がっていた。
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うろこ雲が広がっていた。
登山道分岐。右側が(前回,前々回歩いた)笙が岳方面。左側が今回歩く三方山,小倉山方面。
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登山道分岐。右側が(前回,前々回歩いた)笙が岳方面。左側が今回歩く三方山,小倉山方面。
登山道分岐の道標。
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登山道分岐の道標。
川を渡渉する。
地味な登りを続けて三方山山頂分岐。
1
地味な登りを続けて三方山山頂分岐。
小倉山全景
後方の高い山が笙が岳。
5
後方の高い山が笙が岳。
濃尾平野が広がる。
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濃尾平野が広がる。
冠雪した御嶽山が見える。
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冠雪した御嶽山が見える。
小倉山山頂。東屋がある。
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小倉山山頂。東屋がある。
西側(滋賀)の霊仙山
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西側(滋賀)の霊仙山
小倉山山名標識。目立たない。
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小倉山山名標識。目立たない。
養老山山頂
養老山山頂。一等三角点。
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養老山山頂。一等三角点。
緩やかな尾根歩き。
4
緩やかな尾根歩き。
まずは,津屋避難小屋を目指す。
2
まずは,津屋避難小屋を目指す。
多芸ノ台。ここで,老夫婦は左手の尾根に入っていた。その尾根は,私が前々回の養老山行でラッセルで臨んだ下山路である。
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多芸ノ台。ここで,老夫婦は左手の尾根に入っていた。その尾根は,私が前々回の養老山行でラッセルで臨んだ下山路である。
その左手の尾根。ぱっと見では分からない。地形図では明白。
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その左手の尾根。ぱっと見では分からない。地形図では明白。
道中,このような吸い殻入れが多く設置されている。最近の登山道ではあまり見かけなくなった昔の遺物である。
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道中,このような吸い殻入れが多く設置されている。最近の登山道ではあまり見かけなくなった昔の遺物である。
津屋避難小屋
避難小屋内部。整理されており,きれいである。
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避難小屋内部。整理されており,きれいである。
ノートがあったので,私も記載した。
4
ノートがあったので,私も記載した。
緩やかな尾根。植林帯であり,作業路がいくつか分かれていた。
2
緩やかな尾根。植林帯であり,作業路がいくつか分かれていた。
この辺は中々清々しい。
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この辺は中々清々しい。
予定していたコースとは異なる下山路を案内する看板。「安全」という文句。ここを選択したが,これが波乱を呼ぶ。
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予定していたコースとは異なる下山路を案内する看板。「安全」という文句。ここを選択したが,これが波乱を呼ぶ。
くぼんだ地形を歩く。倒木,枯れ枝により非常に歩き難い。
5
くぼんだ地形を歩く。倒木,枯れ枝により非常に歩き難い。
いったんきれいな尾根に出る。
1
いったんきれいな尾根に出る。
560.6m三角点
寺山観音手前の手製道標。これは,当てにしないように!
正規の登山道は,寺山観音正面からの道。
4
寺山観音手前の手製道標。これは,当てにしないように!
正規の登山道は,寺山観音正面からの道。
寺山観音
寺山観音からの景色1。ベンチがある。
5
寺山観音からの景色1。ベンチがある。
寺山観音からの景色2
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寺山観音からの景色2
名古屋のビル群が見える。
10
名古屋のビル群が見える。
国土地理院地図破線路に従い谷沿いを歩く。がれた不安定な道。
この後,道が消失。崖が生じ,通行不能を宣言。引き返す。
5
国土地理院地図破線路に従い谷沿いを歩く。がれた不安定な道。
この後,道が消失。崖が生じ,通行不能を宣言。引き返す。
寺山観音から正規の道を歩き,何とかふもとに近づく。
3
寺山観音から正規の道を歩き,何とかふもとに近づく。
間もなく車道。
やっとふもとに着いた。しかし,駅まで1.2km。
2
やっとふもとに着いた。しかし,駅まで1.2km。
クマ出没注意
山沿いに団地があるため,電気柵で動物除け。
2
山沿いに団地があるため,電気柵で動物除け。
柿が実っている。
5
柿が実っている。
登ってきた山を振り返る。
5
登ってきた山を振り返る。
美濃津屋駅
【山行翌日】伊吹山
12
【山行翌日】伊吹山
【山行翌日】醒ヶ井(滋賀)の地蔵川。
4
【山行翌日】醒ヶ井(滋賀)の地蔵川。
【山行翌日】天然記念物のイチョウの木。樹齢150年。
7
【山行翌日】天然記念物のイチョウの木。樹齢150年。
【山行翌日】美しい梅花藻(バイカモ)
9
【山行翌日】美しい梅花藻(バイカモ)
【山行翌日】湧き水
5
【山行翌日】湧き水
【山行翌日】絶滅危惧種であるハリヨ!
7
【山行翌日】絶滅危惧種であるハリヨ!
【山行翌日】絶滅危惧種であるハリヨ!
10
【山行翌日】絶滅危惧種であるハリヨ!
【山行翌日】名物のサバのソーメン
30
【山行翌日】名物のサバのソーメン
【山行翌日】びわ湖サイダー。味は普通。
15
【山行翌日】びわ湖サイダー。味は普通。

装備

MYアイテム
ハッシー
重量:-kg
個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 熊鈴

感想

 1 序
 今回は,岐阜県南部にある養老山地への遠征山行をした。特に,養老山から延びる縦走路及びその途中地点からの下山をメインとした。養老山地の遠征山行は,今回で3回目である。
 2017年2月16日(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1066633.html)及び
 2018年4月17日(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1430437.html)
 各記録を参照されたい。そして,今回は,前回に続き,大阪から来てくれた同伴者と山行を共にした。
 今回の山行では,登山道において,4組と出会った。行楽シーズンでもあり,養老山以降も割と人がいた。

 2 養老の滝から養老山まで
 さて,山行の感想であるが,最初の養老の滝から養老山までは,大変よく整備された登山道である。三方山までの登りは,地味でやや辛いものの,登ってしまえば,後は,細かいアップダウンがあるのみである。徐々に濃尾平野が見渡せる。小倉山付近は,感動的な展望に恵まれた。東に濃尾平野・名古屋のビル群と恵那山,御嶽山など。西に滋賀の霊仙山やわずかに琵琶湖も。この絶景は,遠方から来ても甲斐のある景色である。ここにある東屋で食事休憩とした。
 養老山は,一等三角点があるほか景色はなく,通り過ぎるのみである。
 ここでは,1組の登山者とすれ違い,会話をした。
 
 3 養老山からの縦走
 養老山からは,今回のメインとなる縦走路である。予定では,川原越まで行き,川原越から東海自然歩道で下山しようと考えていたが,後述するとおり,その手前の無名の尾根から寺山観音に向かって下山した。
 縦走路は,階段による細かいアップダウンがあるものの,よく整備されており歩き易い。広葉樹にも恵まれ,清々しい。ただ,前々回の縦走と異なり,倒木が多く,何度か倒木をくぐりながら歩いた。
 ここで数組のハイカーと出会った。そのうち1組の老夫婦は,多芸ノ台からの尾根で下山するとのこと。前々回,ラッセルした尾根である。中々渋いルート選択である。
 しばらく歩くと,その多芸ノ台に到着。標識はない。展望に恵まれた広場である。老夫婦は,休むことなくその尾根に消えて行った。我々は,小休止して次に進む。
 黙々と縦走路を進むと,正面に避難小屋が見てきた。津屋避難小屋である。小屋は,立派な造りであり,内部も整理されておりきれいである。日陰であるが,風がない分,暖かい。小屋に備え付けの来訪者用ノートがあったので,記載した。ヤマレコユーザーネーム「eclat」を書いておいた。今度は,この避難小屋に泊まってみたい。
 さらに先に進むと,地形図708m地点(ベンチがある。)付近に手製看板がある。「美濃津屋駅近道1時間30分 寺山観音から駅 安全」と書かれてる。やや古びているので半信半疑だったが,地形図を見ると,明瞭な尾根(途中,尾根の分岐がある。)であることから,予定していた川原越から東海自然歩道で下山することをやめて,このルートで下山することを決めた。

 4 下山路
 概ねくぼんだ地形の場所を歩いていく。テープは頻出しており,道迷いの心配はない。ただ,倒木や枯れ枝が落ちており,大変歩き難い。近道というには,スピードが上がらない。560.6m三角点は巻くように道が付いていたが,敢えて,三角点に立ち寄った。その後進路を北東に,その後南東に変える。等間隔にテープが付いているものの,このような進路変更があることから,地形図読みはしておいた方が良い。
 しばらく南東に下ると,立派な建物の寺山観音がある。寺山観音前は,ベンチがあり,濃尾平野をゆっくり見渡せる。近所の人の散策路なのだろうかと思った。
 さて,私は,寺山観音から地形図破線路をつたって下山する選択をした。寺山観音手前にもそのような進路を示す手製標識があったのである(後で検証すると奥の院を示す標識のよう)。この破線路は,谷沿いを下るものである。嫌な予感はしたが,テープが付いている。踏み跡がほぼ消えたがれ道を慎重に下っていく。すると,完全に踏み跡のない山腹(片側は谷底)を木につかまりながら進む。テープはあった。その後,シリセードで谷底の方に下りて,谷筋を歩く。ここまでテープがあり,その先は,7mくらいの崖となっており,テープは見つからない。困った。私は,ここで,通行不能を宣言し,引き返しの判断をした。引き返しは,難航し,シリセードで強引に下りた斜面を両手両足でよじ登り,その後,寺山観音の方まで直登した。
 寺山観音に戻ると,何と正面から整備された道が出ていた。破線路は,今や通行不能の道であり,地形図に載せるべきではないのである。
 その後,道なりに下山を続け,養老駅との道標も通過。なぜか,下山先に向かって「川原越」と行先を示す道標があるが,下っているので,これは気にしない。しばらくすると,車道に出て美濃津屋駅を示す道標がある。駅まで1.2kmである。
 一安心して駅まで歩みを進めた。
 
 5 余談
 山行翌日は,同伴者について,滋賀県の醒ヶ井というところにある中山道を観光した。絶滅天然危惧種のハリヨが生息する小川があるなど自然に恵まれていた。

 今回は,遭難の危険があったが,充実した山行であった。

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