比叡山・千日回峰の道を辿る(下山ルート道迷い)



- GPS
- 06:53
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,062m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
つい先日買った岳人2018年9月号に、比叡山千日回峰の道が紹介されていたので
早速行ってみることにした。JR比叡山坂本駅で下車、登山開始。
登りは無動寺道で。ケーブル坂本駅への道中で観光案内所に立ち寄る。
この少し先を左折れして滋賀院門跡に立ち寄る。石畳の美しい道にびっくり。
右手に下山時登る予定の八王子山が見える。(実際は道を間違え通らなかった)
比叡山中学の横を通り抜け比叡山高校へ。ここから左手に進む。軽い下り。
最乗院を過ぎて少し行った所に無動寺道の取りつきがあった。ここからは琵琶湖が
眺めれれる。舗装された車道を登る。途中で「台風被害のため通行できません」
と表示されていてチェーンが張られていたが、これは車だけ。歩行は問題なし。
やがて地道になり登山道となる。やや急な登りの階段の道。整備状態良し。
やがて階段もなくなり登山道らしくなってくる。暑くなり私は半袖のTシャツで
登る。時折樹間から見える琵琶湖が美しい。出発して1時間ほどで、山腹道になる。
ここからは快適なハイキング道。無事、無動寺にたどり着いた。何かの催しか、
ものすごくたくさんの人がお経を唱えている。狭い登山道を通してもらう。
さらに先を進み無動寺参道の終点、坂本からのケーブル駅に出る。レトロな感じの
趣きのある駅舎。ここから車道をたどり比叡山延暦寺へ。東塔の根本中堂に出る。
ここから次の目標地点、釈迦堂に行くのに道がわからなくなり右往左往。
ここかなと行った道はまたもどに戻りもう堂々巡り。ようやく道を見つけて釈迦堂を
めざす。また問題発生。車道のある地点を通過しようとするとチケットの掲示を求め
られた。えっ、この先は有料!しかたなく手前を左に登ると駐車場。
その先は歩行禁止のドライブウェー。途方に暮れる。引き返してよく見ると
京都一周トレイルの抜け道がある!以前通ったはずだがすっかり忘れていた。
ともかく無事釈迦堂にたどりついた。ここからは京都一周トレイルを歩く。
途中の奥比叡ドライブウェーの紅葉が美しい。ミニピークの広場で昼食をとる。
ちょうど京都一周トレイル「北山11−2」の所。ここから横高山は近い。
玉体杉を過ぎて分岐点に出る。京都一周トレイルを離れ横川中堂をめざす。
ドライブウェーのトンネルをくぐり、登山道をたどる。やがて大きな駐車場に出た。
さらにその先は、また先ほどと同じ有料ゾーン。
でもすぐ左横に東海自然歩道の抜け道が。
やがて横川中堂にたどり着いた。比叡山の3大エリアの一角。
東塔、西塔からは遠く離れたこんな所にあるとは驚き。
朱色に彩られた立派なお堂。ここまでは予定どおりの登山道を
辿ってきた。ここから先が問題。先ほどの堂々巡りよろしくまたもや道を誤る。
本来登山目的で訪れない大きなお寺はとにかくルート探しが難しい。
「山と高原」の地図を見ながらたぶんこちらだろうと行った道が、
予定していた登山道ではなかった。でもこのルートも仰木道という登山道。
定光院に出ると自動車が停まっていた。あとはこのまま車道を歩けば
下山できると一安心していたのもつかの間。歩行禁止のドライブウェーに出る。
ものすごく長い急階段を降りてきたので引き返す気にもなれない。
しかたなくドライブウェーを少し歩くと(後でわかったことだがこの歩いた車道も「山と高原の地図」では登山道となっていた)
琵琶湖展望台に出た。琵琶湖の北部が良く見えるものすごく眺めのいい所。
さらにここから下る登山道があったので辿る。
ガレ場の歩きにくい道。通る人が少ないよう。
とにかく降りていくとまたドライブウェーに通じている。
その少し手前で林業用の大きな道がある。
本来こんな林道はたどるべきではないが町がすぐ向こうに見えたので
何とかなるかもと思いたどることに。
でも軽い登り、行き止まりになってしまわないかドキドキ。
尾根筋が見えたのでとりあえず行ってみるもそこには登山道はなかった。
金剛山なら尾根筋にはたいてい獣道くらいはあるのだが・・・
さらに尾根筋を2つ程越えたが下山道は発見できず。
さらに次の尾根で、尾根筋伝いに降りるキャタピラの跡が残る林道が。
不安を覚えつつも下りてみる。分かれ道があり左にとると予想どおり行き止まり。
さらにその先は通行困難な急峻な藪。引き返して右方向に進むも行き止まり。
でもこちらの方はその先に獣道があった。
たどると沢に出た。平坦な沢。この沢をたどると降りれるかも?
でもでもそれも不安。沢の行き着く先がダムや池になっていたら万事休す。
でもよく見ると沢に沿って獣道がある。
不安を覚えつつもたどるとやがて小屋が見えてきた。
さらにそこには車の轍が残る林道がある!!!助かった!
どうしよもなくなったら引き返してドライブウェーを下りるつもりだったが果たして引き返せたかどうか不安が残る。
この道をたどりようやく山域から脱出し、のどかな農村へ。
予定外の雄琴温泉駅に到着した。
帰路の電車の中で猛反省。降りてきた道は「山と高原の地図」ではドライブウエーも登山道の一部になっていた。
林業用の道に進まずドライブウェーを少し降りるとまた登山道があったよう。勘にたよらずとにかく琵琶湖展望台で一度
「山と高原の地図」を再度よく見直すべきだった。ここは登山道ではないと思いこんでしまったので確認しなかった。
持参した「岳人」を読み返すとさらにびっくり。よく読んでみると
「横川中堂の横を通り、恵心堂から南へ続く林道を通る」という記述がある。
行けばわかるだろうと特に記憶していなかった。京都一周トレイルの地図も含め必要な資料はすべて持参していたのに
活用できなかった(しなかった)。動揺すると判断を誤る。
危ないところだった。
ともかく登山道の途中に大きな寺社や施設のある所は要注意。
もう堂々めぐりはこりごり。
そういえば金剛山でも登り始めの頃は寺社に囲まれた山頂で、
まったく方向がわからない、そんな時期もあったなあと思い返す。
猛反省すべき登山だった。
コメント
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akipapaさん、こんにちは(*^▽^*)
道迷い、大変でしたね!
坂本は私の実家なので、比叡山は裏山みたいなものですが、
下山時に雄琴方面に下りたことはありません。
でも林道はいっぱいあるので、繋がってるとは思います。
有料ゾーンは、参拝ではなく登山のみですと言えばフリーパスです。
ちょっと嫌味を言われるかもしれませんが(^_^;)
またリベンジしてみてくださいね(*^^*)
mitti
コメントありがとうございました。
林道いっぱいあったのですね、それを聞いて安心しました。
おそらく行者さんが千日回峰でいろんなルートを通られているのでは
と推測しています。無数のルートがありそうな比叡山、また登ってみます。
それから、例の有料ゾーンですが、最初に呼び止められた関所?では、
「登山できているのやな?」と聞かれてはいと返事をするとすんなりと
通して下さいました。年配のおっちゃんでした。その時は有料とは
気付いていませんでしたが、次の関所はおばちゃん。
どんな理由があとうともチケットなしには通れません!の一点張り、
通用しませんでした。まあ、京都一周トレイルの抜け道があるとわかったので
いいですが。
登山ルートに関してはまたリベンジしてみます。
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